禁スロマラソン41km

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299( ´∀`)ノ7777さん
作者が大阪府育ちだったということもあり、ストーリー展開は正に吉本新喜劇そのものである。
コケる、平気で人の頭を殴る、暴言を吐く(「ずるむけあかちんこ」、「人間のクズ」、
「社会のゴミ」など)などは当たり前で、時に西城までも「なんでやねん! 」とツッコむなど
大阪弁が随所に現われており、吉本新喜劇の影響を色濃く受けている。
また、「直接的な肉体性から発する、下品さ」も吉本新喜劇と共通している。
流行語となった「死刑!」「八丈島のきょん!」「あふりか象が好き!」などの意味不明な
ギャグでも有名である(ギャグ一覧はこまわり君の項目を参照)。
また、少年誌での掲載ながら、過激な下ネタや描写、単語が頻発しており(こまわり君が
自慰をしている所、尿をジュンにぶっかける所、ソープランド、お座敷ストリップなど)、連載当時は
全国のPTAから槍玉にあがった。
特にそれまでなかった、男性器をかぼちゃ、茄子、大根、バット、ヘチマ、ごぼう、きゅうりなどに
具象化したことは特筆できる。
また、こまわり君が他の動物などに変身(メタモルフォーゼ)したのち、従来のギャグ漫画なら
すぐ元の姿に戻っていたのだが、『がきデカ』では変身した姿のまま物語が暴走することが多い。
この点は、従来のギャグ漫画にない画期的な点であり、文芸評論家の渡部直己が、
そのデビュー時の論文でテキスト論的な指摘をした。
ブームが落ち着いた頃に鴨川つばめの『マカロニほうれん荘』が連載を開始し、作者はライバル視していた
(登場人物が変身したまま物語が暴走する特徴も、『がきデカ』と共通していた)。
そのせいか絵のタッチが鴨川つばめに酷似し始め、作中でも西城君やモモちゃん、ジュンちゃんまでもが目玉が大きく
3頭身のいびつなキャラになってしまった。
大人気作ゆえ、作者は連載中にかなり精神的に追い詰められていたらしく、編集長を呼びつけて嫌味を言ったり、
また仕事場へ訪ねてきた小学生を怒鳴り、追い返したらしい(後に、そのことに関して「大人気なかった」
「申し訳ないことをした」と反省している)。