禁スロマラソン41km

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298( ´∀`)ノ7777さん
がきデカ

『がきデカ』は、主人公である日本初の少年警察官(と自称する)こまわり君と、彼が通う
「逆向(さかむけ)小学校」の同級生やその周辺のキャラクターたちで展開する、山上たつひこのギャグ漫画。
1974年から1981年まで「週刊少年チャンピオン」に連載され、単行本の発行部数は3000万部を超える。
1989年にアニメ化された。
ほぼ同時にビデオ版も作られているが、こちらは制作会社が全く異なり、声の出演も違う。
違う体制による再アニメ化は珍しくないが、同時に異なる会社でアニメ化されたケースは、
近年ではいくつかあるが当時としては非常に珍しいと言える。
一度完結したが、2004年より続編の『中春(ちゅうしゅん)こまわり君』が「ビッグコミック」でほぼ2年に1度のペースで
シリーズ連載中である。

いわゆる「ドタバタもの」作品で、本格的ギャグ漫画の草分け的存在である。
ギャグ漫画自体は『天才バカボン』や『おそ松くん』など、『がきデカ』が登場する以前から数多く存在していたが、
「ボケとツッコミ」の役割分担を明確にさせ、ボケ役(ここでは主にこまわり君)がボケて、ツッコミ役(ここでは西城君など)
がそれにツッコむ、という形式を漫画に取り入れたのは本作が最初である。
このスタイルは後に、『うる星やつら』など他のギャグ漫画作品に大きく影響を与えた。
また「クレヨンしんちゃん」などにも、本作品の影響が強くみられる。
また、『がきデカ』の面白さは、当時のギャグマンガとしては例のなかった「劇画調の絵」によるところが大きい。
「死刑」などのこまわり君の下品なポーズや、女性キャラたちのHなポーズのエロティシズム、
頻繁に登場する動物たちの間抜けさ、などなど。
それまでのギャグ漫画が「意味」で笑いを作っていたのに対し、劇画調のリアルなポーズそのものにより、
面白さを伝えるのは画期的であった。