禁スロマラソン41km

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189( ´∀`)ノ7777さん
オスティナートの重視
師匠のチェレプニンからは、「現代音楽のアキレス・ポイント」であるから避けるように、と指示されたが、
伊福部はオスティナートこそアジアの音楽で重要な書法だ、と位置づけて創作に取り入れた。
伊福部は、アイヌ音楽について解説した文の中で、『反復すること其れ自体に重要な意味がある』と述べている
(「音楽芸術」1959年12月号『アイヌ族の音楽』より)。
ソナタ形式の否定
これは、日本的美意識に照らし、機械的な主題再現を嫌ったためで、実際に伊福部の曲には主題提示→展開→
発展的終結、という構成のものがほとんどである。
充実したオーケストレーション
『日本狂詩曲』以降晩年まで変わることのなかった充実したオーケストレーション技法は名著『管絃楽法』に凝縮されている。
作品一覧
管弦楽曲
日本狂詩曲 (1935年、ピアノ独奏版あり)
土俗的三連画 (1937年、14人の独奏者からなる室内オーケストラのための曲)
交響舞曲「越天楽」 (1940年)
ピアノと管絃楽のための協奏風交響曲 (1941年、1997年にNHKの資料庫で発見され蘇演)
交響譚詩 (1943年)
フィリピンに贈る祝典序曲 (1944年、2台のピアノとオーケストラのための曲。
初演時のタイトルは『フィリッピン國民に贈る管絃樂序曲』。2005年に卆寿演奏会で蘇演)
兵士の序楽 (1944年、1997年に蘇演)
管絃楽のための音詩「寒帯林」 (1944年。楽譜は中国で発見されているが、日本との政治的問題により中国側が難色を示し、
現在のところ蘇演されていない)
ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲(ヴァイオリン協奏曲第1番) (1948年 / 1951年 / 1971年、ヴァイオリン+ピアノ版あり)