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( ´∀`)ノ7777さん:
これは浣腸は上記の通り肛門近くの腸の洗浄には優れるがどうしても腸の深部に便が残ってしまうためであり、
下剤を用いれば深部からの完全な洗浄が可能なためである。
下剤を用いた後にさらに便が残留している場合の洗浄に高圧浣腸が用いられる。
同じ手段を用いるよりも局所的に適用できる浣腸の方が適していることと、
何より下剤の多重の投与は身体に対する負担が非常に大きいためである。
腸洗浄
美容と健康によいとして腸内を洗浄することも行われるが、現在のところ医学的な裏付けはない。
エステなどの延長として行われているが、場合によっては医師免許を持たないものが施術するところもあり注意が必要である。
使用される薬剤
便秘治療をはじめとして排便を促す目的の浣腸では、
腸内の便を軟らかくし便の滑りをよくする
大腸を刺激し大腸の蠕動運動を促進する
という2つの効果のうち少なくとも一方を満たす薬剤が浣腸液として用いられる。
排泄を促すために使われる薬剤としてもっともポピュラーなのがグリセリンである。
グリセリンは油脂を構成する成分の一つであり、人体に対して毒性が低いことも浣腸液として適している。
水とよく混ざる特性を持ち、グリセリンを腸内へ注入すると、浸透圧によって大腸を刺激し蠕動運動
(便を肛門方向へ押し出そうとする腸の運動)を促進させるとともに、便を溶かし軟らかくする。
また、潤滑油の役割を果たし便の滑りをよくし排出しやすくする、といった2つの薬効を持つ。
浸透圧による腸への刺激、また、蠕動運動によって直腸へ押し出された便が直腸に圧力をかけることで
便意中枢が刺激され、注入後3分〜5分程度で強い便意が起こる。
グリセリン原液を使用すると刺激が強すぎ腸壁を損傷するおそれがあるため、
水で薄めた50%〜30%の薬剤が使用される。
また、催下効果が高く他の薬剤に比べて少量の注入で十分な効果があるため、10ml〜200mlが処方される。