【有意義な日を】禁スロマラソン40km【過ごそうよ】

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436( ´∀`)ノ7777さん
失意の中でグアムへと旅立ってしまうのだった。
高度経済成長の翳りが作品に反映したのか空元気の明るさで、最後のどんでん返しの復権も
痛快さが感じられなかった。
そして次作の『俺の空だぜ!若大将』では青大将が専務を務める東海建設の平社員で
命令を受ける立場という不自由さが若大将を覆っていた。
東宝サイドも加山若大将に見切りをつけヒットシリーズを続けるために次世代へバトンタッチさせようと
大矢茂を二代目に指名した。
そして1971年の『若大将対青大将』で田沼雄一の実家である田能久の人々は登場せず、
大矢若大将へとバトンタッチするのだったが、興行的には『ブラボー!』の半分にも満たない成績では
打ち止めするしかなかったのである。
その後、1975年頃に突如としてオールナイト興業で若大将はブームになり、
草刈正雄主演による新作も作られたが、シリーズ化までには至らなかった。
そんな折の1981年に加山雄三芸能生活20周年記念作品として『帰ってきた若大将』が制作された。
おばあちゃん役の飯田蝶子はすでに亡くなっていたが、賀原夏子が絶妙な役柄で加わり、
草刈若大将でのマドンナ役だった坂口良子が今度は加山若大将のマドンナとなった。
全篇が若大将シリーズのオマージュに溢れたこの作品は、配収10億円の大ヒットとなって
未消化なまま加山若大将シリーズの終焉を捉えていたファンを満足させ、有終の美を飾ったのだった。
シリーズ共通の設定
各作品の主要登場人物などの基本的な設定は共通しているがシリーズとしては
「男はつらいよ」シリーズとは異なり、ストーリーのつながりはない。
このため、このシリーズは一種のパラレルワールドを描いているともいえる。