【有意義な日を】禁スロマラソン40km【過ごそうよ】

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435( ´∀`)ノ7777さん
この際に成熟した大人の女性としての色気がどうしても出てしまうようになった星由里子から
若手成長株だった酒井和歌子をマドンナ役に抜擢し、澄子とは違った、からりとした性格の節子がヒロインとなった。
この抜擢に当初、酒井和歌子は、加山雄三との年齢差や星由里子とのあまりの違いもあり躊躇したようであるが、
ういういしく清新なマドンナ像となった。
1969年の正月映画となった『フレシュマン若大将』は、高度経済成長期の60年代の花形産業であった
自動車メーカー日東自動車のサラリーマンとなった若大将・加山と大学を中退して縁故で副社長になった
田中邦衛の青大将の絶妙なコンビぶりもあって前作『リオの若大将』を上回る観客動員、
興行収入となるヒット作になった。
続けて同年7月に公開した『フレシュマン若大将』の続篇的な『ニュージーランドの若大将』は、
同じく日東自動車のサラリーマンで、半年後の公開作であったが加山の実年齢に近づけるために
2年間の海外赴任をしていたという設定であった。
両作ともアクション映画を得意とした福田純のテンポある演出の軽快な作品となり、
若大将シリーズ社会人編は無難な船出をすることができた。
ちなみに『リオの若大将』から『ニュージーランドの若大将』まで藤本を補佐する形で
プロデューサーとなった大森幹彦によれば、企画としては『ニュージーランドの若大将』が先にあったが、
急遽、北海道ロケ篇を作ることになったため2作が繋がった形になったという。
プロデューサー対談 大森幹彦×安武龍(『若大将グラフィティ』角川書店、1995年12月)

シリーズの終焉と復活
1970年代に入って最初の『ブラボー!若大将』はこれまでとは趣きが違った作品となっていた。
それは社会人篇で消えていたスポーツ競技が復活することになるが、大学篇時代とは違って
スポーツ万能の若大将ではなくなっていたのである。
実業団テニスの決勝では辛勝する上、恋人にふられたあげく会社の上司と衝突して会社を辞めてしまう。