【有意義な日を】禁スロマラソン40km【過ごそうよ】

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30( ´∀`)ノ7777さん
かつては子供の本などで、「大便は食べ物が消化しきれなかったかすである」という記述が多かったが、
便を構成する成分のうち、食べ物の残滓はおよそ5%に過ぎない。
大半は水分(60%)が占め、次に多いのが代謝された腸壁細胞の死骸(15%?20%)である。
また、細菌類の死骸(10%?15%)も食べ物の残滓より多く含まれる。
人間が男女に関わらず排泄する便の色は、通常時の場合は黄土色 - 茶色で、これは胆汁によるものである。
摂取した食物の種類、体調の違いにより色調の濃淡には変化もある。
一般に肉食など動物性タンパク質のものを多く食すると褐色がかり、反対に穀物、豆類、
野菜類を多く食するとpHの関係で黄色がかる。
また、食物繊維、炭水化物を多く摂取すると便は太く大きくなり、
栄養価の低いジャンクフードを食べていると、便は細くなる傾向がある。
便の性状は健康状態を反映している場合があり、日頃の観察が勧められる。色調は特に重要である。
黒色の便(特にタール状のもの)は上部消化管(胃 - 十二指腸)での出血を示唆し、
出血性潰瘍もしくは癌を疑うべき所見である。
肉眼的に赤い血液が確認できる便(血便)は下部消化管(大腸以下)での出血
によるものであることが多い。
胆道閉塞の結果として胆汁の分泌量が少ないと、白っぽい便が出ることもある
(その前に黄疸等の症状が出ることも多いが)。
この場合は胆汁の脂肪親和作用が得られないため脂肪便となることが多い。
また、ロタウィルスなどの感染症では白色の下痢が特徴である。
また便から放出される臭いも健康を知るバロメーターとなる。
一般に大便の臭いは食物の残滓が腐敗して発すると思われがちだが、
一緒になって放出される細菌類の排泄物によって臭いが放たれるのである。
健康な便とされるものからは露骨な悪臭は発しなく、発酵臭に似た臭いが放出される。