【有意義な日を】禁スロマラソン40km【過ごそうよ】

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199( ´∀`)ノ7777さん
現行の皮下接種ワクチンは感染予防より重症化の防止に重点が置かれた予防法であり、
健康な成人でも感染防御レベルの免疫を獲得できる割合は70%弱(同時期に2度接種した場合は
90%程度まで上昇)である。
なお、感染防御レベルの免疫を得られなかった者の中で発症しても重症化しないレベルの免疫を
獲得している割合は80%程度とされる。
100万接種あたり1件程度は重篤な副作用の危険性があることなども認識しなければならない。
なお、免疫が未発達な乳幼児では発症を予防できる程度の免疫を獲得できる割合は20-30%とされ、
接種にかかる費用対効果の問題や数百万接種に1回程度は重篤な後遺症を残す場合があることを認識した上で
接種をうける必要がある。
米家族医学会では「2歳以上で健康な小児」への接種を推奨している。
乳幼児の予防のためには、本人がワクチンの接種を受けるよりも、家族がまず接種を受け、
家族内でうつさない、流行させない体制を作る方が有効であろう。
インフルエンザワクチンの接種不適当者(添付文書には「予防接種を受けることが適当でないもの」とされるが、
通常の薬剤における「禁忌」に相当する)は1.明らかな発熱を呈する者、2.重篤な急性疾患にかかっている者、
3.本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあるのが明らかな者、4.上記に掲げる者のほか、
予防接種を行うことが不適当な状態にある者である(以上、インフルエンザHAワクチン「生研」の添付文書より引用)。
循環器、肝臓、腎疾患などの基礎疾患を有するものや痙攣を起こしたことのある者、気管支喘息患者、免疫不全患者などは
接種に注意が必要な「要注意者」とされる。
かつてはこれらのような患者には予防接種を「してはならない」という考え方が多かったが、
現在ではこれらの患者こそインフルエンザ罹患時に重症化するリスクの大きい患者であり、
予防接種のメリットがリスクよりも大きいと考える医師が多くなっている。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであるため、免疫不全患者に接種してもワクチンに対して
感染を起こす心配はない。しかし、効果が落ちる可能性はある。