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269( ´∀`)ノ7777さん
ここでは様々な「精神病」や「色情狂」の症状とオナニーの関係が検討される。
オナニーは様々な「病」(精神病・神経衰弱・同性愛や露出狂を含む各種色情狂)の「原因」なのか
「誘引」なのかが検討され、「誘引」であると結論される。
クラフト=エビングは明治期にオナニーを論じた医学者たち(山本宗一、森鴎外、富士川游)などに
多大な影響を及ぼした。
巣鴨病院に勤務していた山本宗一は、そこで出会った三人の「手淫偏執狂」の症例報告を行っている。
このような例外はあるものの、明治後期の日本の医学者たちによる検討は、
全般的に統計的・実証的な調査を行った上でなされたわけではなく、単に西洋の書物の
受け売りでしかなく、オナニーは様々な「病」の「原因」か「誘引」かについては、
医学者たちの見解は分かれていた。
同書によると、このような背景のもとに、専門家集団は徐々に性的な事柄に関する知識を蓄え、
学術書を刊行するようになっていく。
明治初期のセクシュアリティに関するテクストは、市井の人々かジャーナリストによって書かれていたが、
明治30年代以降、その主な担い手は「医学士」「○○病院院長」などの肩書きを持つ人びと
(専門家集団)へと移行する。ただし、医学界といっても、その専門分化によって論理の内実は変わる。
医学専門家内部では、オナニーの有害性に相当の疑問がもたれていたにも関わらず、
衛生学のテクストではオナニー有害を前提として、学校や家庭における青年の監視の必要性が
主張されている。

貞操帯
1903年にAlbert V. Toddが出願した米国特許の貞操帯西洋における反オナニー思想は
さまざまな器具の考案を生み出した。
一例として、右図はオナニーの誘惑から青少年を守るために考案された貞操帯の特許である。