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203( ´∀`)ノ7777さん
テレビでも中西太ヘッドコーチが涙をこらえるシーンが映し出された。
朝日放送の安部憲幸は「泣いてますね、三浦トレーナーが」と実況した。
吹石も梨田同様、この試合が現役最後の試合となった。
第2試合の10回表が終了した時点での試合経過時間は3時間57分だった。
規定時間にあと3分残っていたが、3分では10回裏を終わらせることはほぼ不可能だった。
しかし、近鉄の選手は「それでも3分で終わらせれば新しいイニングに入れる」と声を掛け合い
急いで守備に就いた。
マウンドの加藤哲郎は投球練習を返上、一塁ベンチ(ロッテ)に向かって「早く出て来い。
3分でシメる」と言ったという。
近鉄の選手の話によれば、時間が4時間を経過して優勝の可能性が消滅した際、
試合の勝敗などどうでもいいと思ったらしいが、守りにつくと勝つことは出来なかったが
負ける訳にもいかない、負けたくないと必死に守ったそうである。
試合終了後、選手は皆涙を流し、メジャーの元本塁打王オグリビーですら人目をはばからずに泣き
「何で引き分けなんて制度があるんだ」と嘆いた(メジャーリーグには引き分け制度はなく、
決着がつくまで無制限で延長戦が行われる)。オグリビーはこの試合をもって現役を引退している。
選手・コーチは失意のままバスに乗り込んだが、近鉄ファンはそのバスを取り囲み、
最後の最後まで仰木監督や選手達を激励した。
選手達が戻った東京都港区内のホテルの宴会場では従業員らによって
祝勝会の準備が行われていたが、優勝を逃したため撤去作業を行うことになった。
しかし、仰木らは「せっかく用意してくれたんだから」と従業員を気遣い、
選手・コーチを集めて「残念会」を行う事を決めた。
選手は敗戦の悔しさをしばし忘れ、喜怒哀楽が入り混じったテンションで酒を酌み交わした。
金村は「みんな、すみませんでした」と、ぐしゃぐしゃの表情で土下座を繰り返していた。
またオグリビーは会を中座し、トイレの個室にこもって涙にくれていた。