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202( ´∀`)ノ7777さん
また仰木は、第1試合の9回表1アウト、鈴木のヒットの際に二塁ランナー佐藤が挟殺された
プレイに関して「正直勝つのは無理だと思った」と語っている。
仰木の語る通り、球場を埋め尽くしたファンの応援も一気に静まりかえった。
第1試合9回表、現役最後の打席で執念の勝ち越し打を放った梨田昌孝は、
二塁ベース上でガッツポーズをした。冷静沈着な梨田の選手生活最初で最後のガッツポーズだった。
球団は長年正捕手を務めた功績により、翌年のオープン戦での引退試合を提案したが、
梨田は「あの打席を最後にしたい」とそれを辞退した。
梨田のタイムリーヒット後のラジオアナウンサーの台詞は「梨田、君は男だ!」。
捕手の山下やベンチの梨田はタイミングの合っていない高沢に対して
ストレートで抑えられると判断していたが、阿波野自身はストレートの調子が良くないとこれを拒否し、
スクリューボールを投じて本塁打にされてしまった。
阿波野は「なぜ自分のストレートを信じた山下さんを信じられなかったのか」と後悔したと言う。
それもあって翌年の優勝の掛かった試合では後悔したくないと全てストレートを投じた。
チームの主砲ラルフ・ブライアントは父親が危篤状態だったが、チームのために日本に残って
試合に出場した。そして第2試合で見事に34本目の本塁打を打つ。
日本と外国の習慣の違いもあり、実業よりも家族を最優先にする外国人は、
家族の事情(特に危篤といった場合)があれば、何はともあれ日本を離れるのが普通である。
また、優勝争いに加わっていなければ確実に帰国していただろう。
第2試合9回表に渾身の当たりを内野ゴロにされた新井は「自分にはヒーローになるツキがないのか」
と思ったと述懐している。
吹石徳一は骨折で登録を抹消されていた金村義明の代役出場だった。
第2試合7回表に本塁打を打った吹石に「カネ、やったぞ」と声をかけられた金村は号泣したという。
この本塁打では、吹石は派手なガッツポーズでダイヤモンドを駆け回った。
普段地味な働きをしていただけに、ベンチの誰しもがこの姿に感動したという。