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199( ´∀`)ノ7777さん
その裏からは第1試合に続いて阿波野が登板。近鉄優勝の予感が漂う。
しかし、首位打者を争うロッテ高沢秀昭が阿波野の決め球スクリューボールを捉えて本塁打。
4-4と三たび同点になってしまう。
9回表、二死後大石大二郎がツーベースヒットで出塁するも、新井宏昌の三塁線を襲った強烈な打球を
三塁手水上善雄が横っ飛び、一塁へダイレクトに送球という、超ファインプレーを見せて
新井をアウトにし切り抜け、結局この回無得点に。
そして9回裏、この試合を象徴する事件が起きる。
この回、先頭打者古川慎一がヒットで出塁。
続く袴田英利の送りバントを阿波野、梨田が一瞬譲り合ったため慌てて交錯、内野安打となり
無死一・二塁。ここで阿波野は二塁へ牽制球を投じる。
この球が高めに浮き、それを大石がジャンプして捕球。
その体勢のまま、二塁走者の古川と交錯しながらもタッチしにいく。
その際、古川の足が僅かに二塁ベースから離れたとして、新屋晃二塁塁審はアウトを宣告したが、
古川が審判に抗議。
ロッテ・有藤道世監督もベンチを飛び出し、「大石が古川を故意に押し出した」と走塁妨害を主張し、
抗議を始めた。時間の制約を負っている近鉄ナインは気が気ではない。
近鉄ベンチから仰木が飛び出し有藤に迫り、客席からも「有藤ひっこめ!」の罵声や怒号が飛び交う等、
球場全体が騒然となる中、9分間の抗議を行った。
結局、判定は覆らなかったが、残り30分を切った段階でのこの9分間は、近鉄にとって
重い時間となってしまった。
後日、この試合が語られる際には、壮絶な試合展開よりもこの抗議が無ければと
注目されてしまうのはこのためである。
その後ロッテは2死満塁、打者の愛甲猛はレフト前へ詰まり気味の打球を放った。