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197( ´∀`)ノ7777さん
梨田の野球人生の全てをかけた一打は、牛島の内角高め直球にどん詰まりながらも
センター前に落ちるヒット。二塁走者の鈴木は三塁も回り、一挙に本塁へ。
センターから矢のような返球がダイレクトに届き、クロスプレーとなるも、
鈴木は捕手袴田英利のタッチをかいくぐりながら横っ飛びでホームに滑り込む。
判定はセーフで4-3、勝ち越しに成功した。
近鉄の選手達は歓喜のあまりグラウンドに飛び出した。
ついに勝ち越しの本塁を踏んだ鈴木は両手を広げて飛び出した中西太ヘッドコーチの胸に飛び込み、
抱き合ったまま倒れ込み喜びを爆発させた。ベンチの誰もが落涙したという。
(この9回表1死から近鉄勝ち越しまでの模様は、日本プロ野球史上屈指の名場面として
今も語り継がれ、テレビでも頻繁に再放映されている)。
残る9回裏は、当時の守護神・吉井理人が8回裏から続投。
しかし先頭打者・丸山一仁への、ストライクゾーンギリギリの投球がボールと判定され、激昂
(丸山は四球)。冷静さを失った吉井は制球が定まらず、続く代打・山本功児に2球連続ボール。
ここで仰木監督はリリーフに阿波野秀幸を登板させる。
しかし2日前の試合で128球を投げ9回を完投していた阿波野は本調子には程遠い。
一塁走者丸山の守備妨害などもあり2死一塁までこぎつけるが、
佐藤にはこの試合4安打となる二塁打を許し2死二・三塁。
次打者愛甲も簡単に2ストライクと追い込みながらもデッドボールを与え2死満塁としてしまう。
迎えた打者は森田芳彦。
ヒット、四死球、エラー、暴投、ボーク、すべてが許されない絶体絶命の状況に球場内の緊張は
極限に達する。
しかしここは阿波野が踏ん張り、森田を三球三振にしとめ、試合終了 。どうにか勝利をものにする。
終了時刻午後6時21分で、試合時間は3時間21分。
優勝の行方はついに130試合目である第2試合に持ち越されることとなった。