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196( ´∀`)ノ7777さん
近鉄は小川の前に4回までパーフェクトに抑えられるが、5回表に鈴木貴久のチーム初安打となる
ソロ本塁打で1点を返す。7回裏・ロッテ、四球2つなどで2死一・三塁のチャンス。
佐藤健一がセンター前に放った打球はダイビングキャッチを試みる鈴木の前に弾みタイムリー二塁打、
1点を追加、再び2点リードとなる。
8回表・近鉄、鈴木のヒットと代打・加藤正樹の四球で1死一・二塁。
この場面、近鉄ベンチは一発長打を期待して代打・村上隆行を送る。
村上は期待に応え、外角カーブに完全に泳ぎながらも打球はレフトフェンスを直撃。
執念の2点タイムリー二塁打で3-3の同点。同点のまま9回表を迎える。
当時のパ・リーグは「ダブルヘッダー第1試合は延長戦なし。
9回で試合打ち切り」という規定があったため、近鉄はこの9回表に勝ち越さなければならなかった。
その9回表1死、淡口憲治がライトフェンス直撃の二塁打で出塁。代走に佐藤純一が送られた。
ここでロッテは同点ながら守護神の牛島和彦を投入した。
続くこの日2安打の好調鈴木が牛島からライト前に安打を放つ。
三塁コーチ・滝内弥瑞生は本塁突入を指示したが、ライトからの好返球のため佐藤は三本間に挟まれ、
捕手小山昭晴にタッチされ、アウトに。
佐藤はショックのあまりその場に崩れ落ち、立ち上がることができない。
球場全体が重苦しいムードに包まれた。
ここで近鉄・仰木彬監督は梨田昌孝を代打に送る。
梨田は1979年、翌1980年のリーグ連覇の立役者だったが、体力の衰えから
この年限りでの現役引退を決意していた。
2死ながら一塁が空いており、敬遠もありえる状況だったが、
牛島は「今日の近鉄は執念で攻めてくるので、誰と勝負しても同じ」と敬遠せずに勝負することを選んだ。