【給付金は】禁スロマラソン39km【貯金します。】

このエントリーをはてなブックマークに追加
115( ´∀`)ノ7777さん
第一部で梅宮辰夫扮する若杉寛の恋人役、第三部『代理戦争』で室田日出男扮する早川英男の
妻を演じた中村英子は、色白で上品な美人女優で「第二の藤純子」と期待されたが、
映画の公開まもない1974年、山口組三代目田岡一雄の息子で、プロデューサーの田岡満と結婚して
芸能界を引退した。しかし1年後、子供を残し24歳の若さで自宅でガス自殺した。
本人の気の弱さとしか考えられないが、ヤクザ映画の会社に入ったばかりに、という声もあって、
中村の亡霊が撮影所に現われると一時噂が立った。
「幽霊でもいいからカムバックしてもらいたいよ」と中村を育てたプロデューサーは嘆いていたという。
五部作を通して金子信雄を扮する山守義雄親分の妻・利香を演じた木村俊恵は、
俳優座の女優だが映画界では地味な存在であった。
この作品で時に夫・山守との絶妙のコンビプレーで子分を翻弄、時に山守の尻を引っぱたく
モーレツなおかみさんを怪演、映画ファンの間に広く知られるようになったが、
やはり五部作の撮影終了間もない1974年5月、俳優座の公演中に過敏性腸カタルで倒れ、
一旦回復したが同年7月26日、急性心臓死で39歳の若さで亡くなった。
奇しくもこの日は、一年前から生活を共にしていた中谷一郎と晴れて結婚式を挙げる予定の日だったという。
前述のようにシリーズの大半の撮影は京都市内で行われたが、深作が「広島死闘篇」のロケを
どうしても広島で撮りたいと希望。
しかし「まだ抗争が燻っているので広島には来てくれるな」と断られた。
これを聞いた広島出身の岡田茂が公安に掛け合い、県警に警備をしっかりやってくれと頼んで
やっと撮影許可が降りた。
ロケの時には私服警官が現場に来てくれたが、暴担当の二課の刑事はごっつい体格に角刈りで
ヤクザとの見分けはつかず、ヤクザに囲まれて撮影しているみたいだったという。