【もうすぐ】禁スロマラソン38km【春ですね】

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54( ´∀`)ノ7777さん
どの程度までIgEが蓄積されると発症するかなどは個人差が大きいと考えられている。
また、IgEのレベル以外に発症を誘引する因子があるのかないのかなどについても
詳しいことは分かっていない。
いずれにしろ、ある年に突然に花粉症が発症したように思えても、
それまで体内では発症のための準備が着々と進んでいたということである。
このことを理解しやすくするため、一般にアレルギーコップという例えがよく用いられる。
すなわち、体内のコップに長期間かけて一定レベルの発症原因がたまり、
それがあふれると突然に発症するというものである。
感作が一旦、成立すると、原則的に花粉症の自然治癒は困難である。
病原菌などに対する免疫と同様、「花粉は異物である」との情報が記憶されるためである。
遊離したケミカルメデイエーターのうちもっとも重要なのは、ヒスタミンとロイコトリエンである。
ヒスタミン:知覚神経(三叉神経)を刺激してかゆみを感じさせたりくしゃみ反射を起こす。
また、分泌中枢を刺激することで腺からの鼻汁の分泌も増える。
ロイコトリエン:血管を広げ、水分などが染み出ることにより粘膜が腫れ上がる。
すなわち鼻詰まりがおこる。
目(眼瞼および眼球結膜)などにおける反応も同様である。
その他、PAF(血小板活性化因子)、トロンボキサンA2、プロスタグランジンD2などの
ケミカルメディエーター、各種のインターロイキンなどのサイトカインも
症状に少なからず関係するといわれるが、花粉症(鼻アレルギー)の実際の症状においては、どれほどの影響があるのかなどくわしいことは明らかになっていない。
こうした症状そのものは、体内に入ってきた異物を体外に出すための反応であり、
また引き続いて体内に入ってこないようにする正常な防衛反応であると解釈できる。
しかし、害のない異物と考えられる花粉アレルゲンに対して過剰に反応し、
それによって患者が苦痛を感じる点が問題となる。