【もうすぐ】禁スロマラソン38km【春ですね】

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507( ´∀`)ノ7777さん
第二部『広島死闘篇』で千葉真一が演じた大友勝利役は、
シリーズ中1、2を争う名キャラクターとして人気が高い。
近年も若い俳優がヤクザを演じる時、「仁義なき戦いの千葉真一さんがやった大友勝利のような」で
あるとか役作りの参考にもされる。千葉自身も忘れられない役柄として挙げている。
この役は当初北大路欣也がやって、北大路のやった山中正治役を、千葉が演じることになっていた
事でも有名だが、実際山中のセリフは全て覚えていたにも関わらず、
北大路が山中役を切望したこともあって、深作から急に「大友やれ」と言われ
役を交換したそうである。
しかし当時の千葉はブロマイドの売上げが4年連続No.1であり、
台本に「オメコの汁でメシ食うとるんで」のセリフもあり非常に悩んだ。
撮影時の金玉を掻くシーンでは、深作から「やれ!」と強制されたが、
調子に乗ってその後アドリブで、臭いを嗅いだら「やりすぎだ!」と言われた。
映画の後半、山中に銃口を向けられるシーンでは、慌てふためきダンボールで自分の顔を
隠すように掲げる、という台本にないアドリブをやった。
「相手に自分の顔が見えると撃たれてしまう」と人間のとった、とっさのバカげた行動が、
よりリアリティを生んだ瞬間だった。こういうのは役者冥利に尽きる、と話している。
北大路も第一作を仕事先で観て共鳴し、シリーズ化の決定を知り、自ら出演を直訴した。
この『広島死闘篇』のラストで北大路演じる山中正治が銃口を口にくわえて自殺するが、
笠原の脚本ではこのシーンはこめかみに銃口に当てて自殺することになっていた。
深作は「ガン宣言」をしていた2001年11月3日に行われた母校・日本大学芸術学部学園祭の
トークショーで、このラストが変更された理由は、との質問を受け
「僕は戦争に行った世代ではないが、学校では毎日軍事教練だった。
戦地に行ったら、捕虜になるぐらいなら自決しろ、と言われ、戦場での兵隊さんの死に方を
いつも教えられていた」