アニメ第1作(オリジナル版)
オモチャ屋の息子・ガンちゃんは、ガールフレンドのアイちゃんと一緒に
父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを密かに完成させる。
父親がロボット犬を金儲けの道具にしか使わないことを危惧したガンちゃんは
このロボット犬を正義のために役立てることを考え、
自らも正義を守るヒーロー『ヤッターマン』となることを決意した。
一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・ドロンボー一味のもとに
泥棒の神様を自称するドクロベエと名乗る謎の人物から
「大金塊のありかを記したドクロストーンが4つに割れて地球の方々に散らばっていて、
1つは自分が持っている。もし残り3つのドクロストーンを見付けることができたら、
金塊は折半しよう」という申し出を受け、ドクロベエに従う。
ドロンボーの計画を知ったガンちゃんたちは、ロボット犬=ヤッターワンを駆って
一味に立ち向かう。
企画段階ではタイムボカンとは無関係の作品とされており、
シリーズの多くの作品とは違いタイムトラベルをしない。
(第36話はストーリーとしてはタイムトラベルではあるが実はボヤッキーの夢だった)
題材は初期には世界七不思議(雪男・モアイ・ネッシーなど)や世界各地の風物
(カーニバルなど)、世界的に有名な俳優・歌手などを扱っていた。
放映4か月目以降より、タイムボカンのように名作児童文学や昔話、
伝記などのパロディーが激増する。
舞台も明らかに現代とは思えない話が多い。
サブタイトルの大半や登場人物・舞台は、これらの物語の元になっている話が分かるような
ギャグパロディーとなっていた。