モーターで回る風車の羽に発火石が埋め込まれており、
これが内蔵のヤスリと接触する事で火花が散り“光る”構造、
これは先行してタカトクトイスから発売されたギミック無しの
500円の変身ベルトとの差別化のためである。
元々ポピー(現バンダイ)では、タカトクトイスが先行して発売していたため、
製造・販売する計画はなかった。
しかし、当時のポピーの常務である杉浦幸昌が自分の3歳の長男のために、
風車が光って回転するようにタカトクのライダーベルトを改造したところ、近所の評判になった。
ここに商機があるとみて、社内の反対を押し切り販売された経緯がある。
この際、1000円で十分な利益が出るベルトを、版権元がタカトクの
500円ベルトとあまり差がないという理由で1000円では許諾せず、1500円で許諾した。
このため本来1000円の物に1500円の付加価値をつけるため、
ポピーは水野プロダクションにデザインを頼み、蛍光色を多用した派手なデザインしてもらった。
このようにポピーの変身ベルトは版権元が要求したからタカトクのと差別化されたという一面がある。
本放送開始の年から35年目の2006年3月には、成人向けサイズで撮影用実物を意識した造形の
「仮面ライダー新1号変身ベルト」がバンダイから発売され、
仮面ライダーファンの話題を呼んだ。同年5月末までに8000個以上を販売した。
ポピニカ
「変身ベルト」とならんで、ポピーが発売した商品でシリーズ長期に渡って制作された。
「サイクロン」のミニカーで仮面ライダーの容姿が変わると塗装変更される配慮がされたが
基本的には同型の商品である。「新サイクロン」は未発売である。
続くシリーズも制作され最後はバンダイから発売された仮面ライダークウガの
「トライチェイサー」までが確認されている。