【もうすぐ】禁スロマラソン38km【春ですね】

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156( ´∀`)ノ7777さん
紆余曲折を経て開始された「仮面ライダー」であったが、当初は順風満帆とは行かなかった。
前例のない形式の番組の制作は試行錯誤の連続であったが、第9,10話の撮影中、
本郷猛役の藤岡弘がバイクで転倒し、全治3-6ヶ月の重傷で撮影に参加できなくなった。
番組開始早々の危機的状況で、更に第1話の視聴率は、
キー局のある関西地区では20.8%とまずまずであったが、
関東地区では8.1%にとどまるという厳しいものであった。
ここで番組は、本郷の登場シーンを既存の映像から流用した藤岡の姿と
声優の納谷六朗による吹き替えで制作し、変身後のライダーのシーンを増やし、
さらに新キャラクター・滝和也の活躍をつなぎ合わせるなどの措置で急場をしのぐことになる。
その間に、方向性の再検討と新たな主役について討議された。
現存する会議録によれば、原作漫画同様に本郷が戦死する案をはじめとして
様々な展開が検討されている。
その結果、「本郷猛は外国のショッカー支部との戦いに赴き、
その後を継ぐ新しい仮面ライダーが登場する」という形の新展開が決定し、
新主役・一文字隼人には佐々木剛が選ばれた。
佐々木はオファーを受けた当初、劇団NLTで同期であった藤岡の役を奪うことになると
難色を示していたが、「藤岡が復帰するまでの代役」という条件で引き受けたという。
また、主役交代を機にそれまでの反省点が一気に修正されることになる。
舞台をスナックからレーシングクラブに移し、レギュラーヒロインを増やすなど
ドラマの雰囲気を明るくした。
一文字隼人を、本郷猛よりもユーモラスで都会的なキャラクターに設定し、
ヒーロー性を強化した。
仮面ライダーのデザインをやや派手なものにして、キャラクター性を強化すると共に、
夜間撮影時の困難を避けるため暗闇にとけ込みにくい配色にした。