このことからもわかるように、遊技者は大量のコインを短時間で獲得できるような仕様の
パチスロ機を求め、設置するホールも客の求める機種を多く設置するため、
メーカーもそのような機種を発売する。
そのために常にギャンブル性(射幸性)の高さが問題となり、
そのたびに当局より規制を受けることになる(パチスロの進化と変遷の項を参照)。
ちなみに全国的にパチスロが普及した後も、三重県では公安委員会が
パチスロの導入を認めないという理由でパチスロ台が1台も稼動していない状況が続いていたが、
2000年にはパチスロの導入を認める方針に転換し、
同年7月より三重県内でもパチスロが一斉に導入された。
2005年、これまでのメダルではなく、パチンコ玉にて遊技するパチスロ機(通称「パロット」)が
SANKYOから登場。
メダル3枚に相当するパチンコ玉15発が一回の遊技代となるが、
上記のようにスロットとパチンコで換金格差がある関係で
どうしてもスロットと同じように遊技できるという状況ではなく、
メダルでの遊技ができるスロット機が主流となっている
(現在ホールがパチスロのシマをもてあましており、
わざわざパチンコのシマに設置する必然性が無いという理由もある)。
また、筐体の変化も様々で、床置きタイプの筐体なども少ないながら存在した
(箱型以外のパチスロ機はホールには現存しない)。
ストックによる大当たりの連荘が人気だった後期4号機を含むすべての4号機以前の
パチスロが2007年9月末までに全て撤去されたことにより客離れが見込まれたため、
金融機関もパチンコ業界へのファイナンスに対し非常に慎重になった。