( ^ω^)ブーンがパチスロで生活を始めました6
2 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/19(火) 02:07:41 ID:XSHsn5Bq
うぜえ
__ __ ___ _____ _____ ___ ___ ___
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| |. / / / / / / ̄ ̄|. l / / | _ | |_ レ'~ ̄|
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 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄.  ̄ ̄
4 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/21(木) 20:43:05 ID:4uUUAgCQ
( ・∀・)ノ ほっしゅ〜
5 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/22(金) 06:35:52 ID:LRdpdoXB
( ;ω;)作者タン達お願いだお
帰ってきてお
6 :
元作者:2007/06/22(金) 15:46:45 ID:Oo5Yz+qC
もうネタ切れですお
( ^ω^)
元作者ですけど女子高生なんたらが出てきてからごっちゃになって書いた作品消してしまった
新たに構想が浮かんだらヨロ( ^Ω^)
9 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/22(金) 17:25:58 ID:abTEt6V+
期待age
( ^ω^)スロプの息抜きといえば漫喫だお!ハンタ読みに行くお!
(・∀・)いらっしゃいませ。
( ^ω^)ハンタ読みに来たお。三時間パックで個室がいいお!
(・∀・)前金で700円になります。A‐3のお部屋へどうぞ。
( ^ω^)ありがとうだお。ハンタの24巻楽しみだお・・・えーとA‐3A‐3・・・あっ、この部屋だお。
「ガチャッ」
( ^ω^)ふーぅ、相変わらずここの個室は広くて良いお。さっ、ハンタとオレンジジュース持ってくるお。
( ^ω^)まずはオレンジジュースだお。
「シュコシュコジャーーツ・・・ガコン」
( ^ω^)さっ、次はお待ちかねのハンタだお。どれどれ・・・・・・
( ^ω^)な、ないお。もう23巻読んでから一年経ってるのに、まだ24巻でてないのかお!・・・冨樫バロス
( ^ω^)まぁいいお、でもお金払っちゃったしとりあえずこの四丁目の夕日ってやつ読んでみるお
( ^ω^)なんだおこの漫画は!こんなの読んでたら鬱になるお、そして吐きそうだお!、
「ゲロゲロゲロゲロおえーっお、っうぇ、っうえ、」
「ガチャッ」
(´・ω・`)おい!ゲロゲロうるせーぞ!漫喫で吐いてんじゃねぇ!
( ^ω^)わぁっ!ビックリしたお。あなたこそ人の部屋に入ってきて何ですかお?
(´・ω・`)テメーが隣でゲロゲロうるせーから眠れねぇんだよ。
( ^ω^)ご、ごめんなさいだお。で、でもこの漫画があまりにも酷いからだお。
(´・ω・`)ごちゃごちゃうるせー!!!いいからもう俺の安眠を妨害すんなよ!わかったな?
( ^ω^)わ、わかりましたお。もう帰りますし許してほしいお。
(´・ω・`)じゃあさっさと帰れや!俺は明日大事な用があって朝早いんだ!!
( ^ω^)今日は散々だお。
次の日朝9時パチ屋前
( ^ω^)さっ今日も頑張るお
('A`)よお、ブーン!
( ^ω^)あっ毒男くん、今日は早いお。
('A`)あたり前だろ。今日は月一の激熱イベント、寝坊なんか出来るかよ!ところでブーン、狙い台教えろよ
( ^ω^)今日はリンカケの100番台とスバイダーの88番台が狙い目だお。
('A`)しょうがねぇなスパイダーはお前にやるよ!リンカケは俺が打つ。
( ^ω^)わ、わかったお(しょうがないって僕が昨日下見したんだお)
('A`)でもよぉ、いくらイベントでも今さら4号機打つ奴はアホだぜ、養分乙ってな!やっぱ今は5号機だなガハハハ!!
( ゚∀゚)まもなく開店です
('A`)おっ、開店だぜ。間違ってもお前が前だからってリンカケはとるなよ!
( ^ω^)わ、わかってるお
( ゚∀゚)では順番に走らずにご入場下さい
「ワイワイガヤガヤ」
( ^ω^)よし、スパイダーの狙いだいとれたお。毒男君もたぶん大丈夫だお
('A`)へへっ!リンカケ100番台ゲーーット!!!やっぱこの店甘いな。他の客ほとんど番長とSEに行きやがった。
で、お昼過ぎ
( ^ω^)昼過ぎでドル2箱・・・このスパイダー間違いなく6だお、毒男君も狙い台とれたみたいだし様子見に行くお。
( ^ω^)毒男君調子はどうだお。
('A`)おい調子もなにも見ろよこの出玉。
( ^ω^)わぁ、僕のスパイダーより出てるお。
僕の読みに従って正解だったお、毒男君。
('A`)おいッ!ブーン!お前の読み?自惚れんなよ!俺様だって昨日からこの台狙ってたんだぜ。まぁ、たまたまお前の狙い台と被ったけどな、そこんとこ忘れんなよ。
( ^ω^)そ、そうだったのかおごめんお。
('A`)わかりゃいいんだ。そんなことより今日は終日ブン回すぜ!
閉店1時間前
ちょっと休憩
17 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/22(金) 19:37:41 ID:6FS9Rdvu
( ^ω^)投下、ありがたきこと乙が如く
hsmr( ^Ω^)
('A`)はぁ〜さすがにこうも安定してると暇だな。ちょうど万枚越えたくらいだし、万枚流すためにもそろそろ切り上げるか・・・
('A`)おいブーン流して飲みにいくぞ!
( ^ω^)ちょ・・・毒男君まだ一時間あるお、閉店まで回して期待値稼ぐお。
('A`)なんの雑誌の受け売りだか知らねぇけど、止めたくなったときが止めどきなんだよ!それにお前も8000枚近く出てんじゃねぇか。これ以上だそうなんてこの強欲狸が!!!
( ^ω^)わかったお、流すお。
「ジャラララ」
( ゚∀゚)8888枚になります。さすがですねブーンさん。
( ^ω^)照れるお。それにたまたまヒキがよかっただけだお。
('A`)おいブーンながしたか?俺は10144枚だったぜさすが俺様だな!それより面白いもんみつけだぜ、こっち来いよ!
( ^ω^)わっ、ちょっと待ってお。じゃあ店員さんまただお!
( ゚∀゚)ありがとうございました。
( ^ω^)毒男君なんだお?面白いものって?
('A`)m9いいからあの番長打ってるヤツ見てみろよ!ククク・・・
( ^ω^)あ、あれは・・・
('A`)m9プギャーーーーーー!!!あいつ閉店一時間前になっても128抜けたばっかの番長に現金投資してるぜ!!!それに他の常連の話だとあいつ朝からあの調子らしいぜ。なんだよあの泣きそうなツラ。プププ
( ^ω^)あの人知ってるお・・・毒男君ちょっと待っててほしいお。
('A`)おい、何しようってんだブーン!?
( ^ω^)そ、そのあなたもうやめといた方がいいと思うお。
(´・ω・`)き、君は昨日の?何で君にそんなことがわかるんだ。まだ時間はある!やってみないとわかんないじゃないか・・・
新しい展開だな( ^Ω^)
( ^ω^)そうだお。昨日会ったブーンだお!今から128抜けた番長打つのはリスク高すぎるお、それに今いくら使ってるのかお?
(´・ω・`)今15万使ってる。だからこそあと一時間で逆転しないとだめなんだ。それに君、ブーンだっけ?128抜けとか言ってるけど何のことだい?
( ^ω^)も、もしかして何もしらないで打ってたのかお?
('A`)おいブーン何やってんだよ!コイツお前の知り合いか?
( ^ω^)毒男君からも言ってほしいお。この人なんの知識もなしにST機打ってるお!
('A`)はぁ?別にいいだろ。こういう養分のおかげで俺らが稼げるんだぜ。まぁこのあとの飲み代お前の奢りなら説得に協力してやるけど。
( ^ω^)わかったお!今すぐこの人を止めさせるお!
('A`)つーことで・・・恨むなよ兄ちゃん!
(´・ω・`)わっ何をするんだ!!!
「ドカッ!」
23 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/22(金) 20:53:01 ID:6FS9Rdvu
( ^ω^)なかなか斬新なストーリーだ
( ^ω^)今後期待できる作者タン乙
(´・ω・`)こ、ここは・・・
( ^ω^)気が付いたかお?ここは僕らのよく来る居酒屋だお。
('A`)グガーーー・・・(酔って寝てる)
(´・ω・`)なぜ僕をこんな所に?
( ^ω^)説得するためだお。知識なしでパチスロを打つなんてやめた方がいいお。
(´・ω・`)なんで昨日会ったばかりの君にそんなこと言われなくちゃいけないんだ。
( ^ω^)心配になったからだお!それに悪いけど毒男君が君の財布の中身面白半分で見て・・・あっ、お金は盗ってないお。
(´・ω・`)そうじゃあ見てしまったんだね?あの沢山の借金明細を・・・
( ^ω^)ご、ごめんお。
(´・ω・`)いいよ別に・・・もうどうでもいいし。
( ^ω^)何があったのか聞かせてほしいお。
(´・ω・`)まぁいいよ。その前に僕も生中ほしいなブーン君の奢りで。
( ^ω^)(ちゃっかりしてるお)
(´・ω・`)じゃあなにから話そうか・・・
( ^ω^)まず名前を教えてほしいお。
(´・ω・`)名前はしょぼん。
( ^ω^)しょぼん君は何で借金してるお?それに借金があるのになんでパチスロなんか・・・
(´・ω・`)僕は高校時代に事故で両親を失ってね、身寄りもなかった僕はそれからは高校を中退し製鉄工場で働きだしたんだ。両親を失ったのは悲しかったけど、これからは一人でしっかり生きていこうって思った
( ^ω^)フムフム・・・
(´・ω・`)でもそこからが地獄の日々だった・・・毎日工場の先輩に年下ってだけでイジメられ、さらには毎日ボロボロになるまで働いても貰える給料は十万ちょっと。それで僕は工場を辞めて都会に来ればなんとかなると思いこの街に来た・・・
26 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/22(金) 21:27:13 ID:LRdpdoXB
(*゚∀゚)ノ hsmr!!
(´・ω・`)でもこの街に来ても中卒の僕にまともな就職先なんかなかった、日雇いの派遣で日銭を稼せいで食べるのがやっとで、アパートの家賃を払うために借金をして・・・せれで借金が限度額に達してからは昨日ブーン君に会った漫画喫茶やマックで寝てる。
( ^ω^)く、苦労してるお。それでパチスロどうしてお?
(´・ω・`)それはたまたま暇潰しに漫喫のバソコンでいろいろ見てたらさ、名波さんというパチスロで借金を返しながら日本中を旅してる人のページを見つけてね。
(´・ω・`)で、今日のイベント?っていうのに臨んだんだけど。どうやらパチスロってのもいろいろ知識がいるらしいね。まぁほとんど無一文になった僕にはかんけいないか・・・
( ^ω^)で・・・これからどうするお?
(´・ω・`)どうって・・・もう死ぬよ。借金があるのに身寄りがいなくてまともな働き口もないじゃ死ぬしかないでしょ。
( ^ω^)し、死ぬなんてダメだお。
(´・ω・`)ハハハ、嘘でもそう言ってくれて嬉しいよ。最後にブーン君こうしてビールを飲みながら話してると・・・なんだか父さんや母さんが生きてたときを思い出すよ。
( ^ω^)最後じゃないお・・・これからも友達だお。だから死ぬなんて言わないでほしいお。
(´・ω・`)でも、どうしようもないよ。全部僕が悪いんだし
( ^ω^)(う〜んどうすればいいお)
(´・ω・`)それと昨日はあんなこと言ってごめん。初めてのパチスロを前に神経質になってたんだ
( ^ω^)(はっ、そうだお・・・)
(´・ω・`)こんな僕にも親身になってくれるブーン君は優しいね。
( ^ω^)しょぼん君ちょっと待っててお、もしかしたら就職先がありかもしれないお。
(´・ω・`)えっ?
( ^ω^)ちょっと電話してみるお。
「プルルルルル」
「ガチャッ」
( ゚∀゚)はい、もしもしパーラー〇〇〇です。
( ^ω^)もしもし!?店員さんかお?ブーンだお!
( ゚∀゚)あっ、ブーンさんどうしました!?明日の設定配分はいくらブーンさんでも教えられませんよ。
( ^ω^)ちょっとそっちで正社員として働かせてほしい人がいるお。
( ゚∀゚)えっ!それは一体どなたですか?まさかブーンさん?
( ^ω^)ちがうお!今日番長で大負けしてたしょぼん君だお。
( ゚∀゚)ああ、あの人ですか・・・どうしましょうね〜
( ^ω^)たのむお
( ゚∀゚)そうですね、ウチもこれから厳しいですがブーンさんには一度命を救われてますし・・・わかりました、お受けしましょう
( ^ω^)本当にありがとうだお。
hsmr( ^Ω^)
( ^ω^)しょぼん君、今日行ったパチンコ屋さんで働けることになったお。
(´・ω・`)ありがとう!本当にありがとうブーン君。
( ^ω^)僕よりも店員さんに感謝すべきだお。それにこれから頑張るお。
(´・ω・`)うんうん!今までのマイナスをとりもどせるようにがんばるよ!
('A`)ふぁ〜〜よく寝た。ん?お前らなに喜んでんだ?
( ^ω^)毒男君、しょぼん君の就職が決まったお。
('A`)フーン、まぁ俺はどうでもいいけど。
2ヶ月後〇×霊園
(´・ω・`)父さん、母さん、僕は今ブーン君という人の紹介でパーラー〇〇〇で働いています。仕事はキツイですが借金も少しずつ減っていき毎日がとても充実しています。今度こそ一人前になるぼくを天国で見ていてください。
同じ頃コンビニ△△△四丁目店
('A`)おいブーン見ろよ、またハンターハンター載ってねぇぜ。全く冨樫はなにやってんだか・・・ところであのしょぼんだっけ?さすがに就職の世話まではやりすぎじゃね?お前なんのつもりだよ?
( ^ω^)冨樫のお陰だお。
('A`)はぁ?なに言ってんだ?にしても夏は夕方になってもクソ暑いなイラつく夕日だぜ。
( ^ω^)でも綺麗だお。
('A`)???今日のお前なんか変だぞ?気持わりぃ!さっさとアイス買って帰ろうぜ!お前の奢りでな。( ^ω^)・・・
【完】
読みにくい頭悪そうな文ですみません
乙華麗( ^Ω^) 読みやすかった
36 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/22(金) 22:57:36 ID:6FS9Rdvu
( ^ω^)乙加齢
( ^ω^)とてもいい作品だお
37 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/23(土) 05:27:32 ID:+r3WYZjL
(′・ω・')乙
楽しかったよ…
( ^ω^)投下します
( ^ω^)僕の名前は内藤ホライゾン、みんなにはブーンて呼ばれてるお
ブーンは今就職活動中で失業保険をもらってるお
('A`)
彼はドクオ、小さい頃からの幼なじみでスロプロだお
(´・ω・`)
彼はショボン、パチ屋で知り合って名前を知っている程度の付き合いだお
( ^ω^)しかしヒマだお、こんな日はドクオ君でも誘ってパチスロでもいくお
プルルルループルルルルー
('A`)】こちらドクオ
( ^ω^)】パチスロいかないか?
('A`)】だが断る
ガチャッ
(;^ω^)……しょうがない、ピンで行くとするお
パーラーダイナモ
( ^ω^)今日はイベントもなくすいてるお 私これくらいの稼働率くらいが好きなんですよね〜
( ^ω^)今日はおとなしく五号機でも打つお
(´・ω・`)やぁ、ブーンじゃないか 一人でパチ屋にくるなんて珍しいね
( ^ω^)ドクオ君に断られたんだお 最近の台の知識がないからショボン君がいてくれてよかったお
(´・ω・`)狙い台とかあるのかい?こんな時間にきて狙いも糞もないだろうけどね
( ^ω^)青ドンちゃんが打ってみたかったんだお
(´・ω・`)ちょうど青ドンを打っていたところなんだ 付いてくるといい
hdmr( ^Ω^)
(´・ω・`)ちょうど僕の隣があいているね 設定が推測できるほど回ってないけど
( ^ω^)低設定でも辛いスペックではないとなにかで読んだお
(´・ω・`)君がそう言うならかまわない
( ^ω^)リール小さいお でもこれはおもしろそうだおwktk
( ^ω^)……なかなかコインもちがいいお
( ^ω^)……1K平均40くらいかお
( ^ω^)……なにが熱いかよくわからないお
(´・ω・`)なんだかすまないね 連チャンしてしまって
テローン
(´・ω・`)予告音でチェリー表示ないときは獲得枚数アップの手順があるんだ
( ^ω^)ビタ押しかお?
(´・ω・`)
V
V氷鈴
V 氷
鈴 バシッ
氷氷鈴
再 氷
( ^ω^)。oO(カッコヨス)
(´・ω・`)一コマ遅いと損するから気をつけたほうがいい
(;^ω^)そのまえにBBはいつになったら引けるんだお?
(´・ω・`)そのアクションは氷だよ
( ^ω^)斜めに揃ったお!田吾作に勝利したお!ビッグボヌスだお!
( ^ω^)フヒヒ(ここはカッコよくビタで周囲の注目を集めるお)
テローン
■ バシッ
鈴氷鈴
氷 氷
(;^ω^)……
(´・ω・`)自信たっぷりと挑んでおいて……これはひどい
(´・ω・`)へたなことをせずに順押しにてっしたほうがいいみたいだ
(;^ω^)……把握した
三時間後
hsmr( ^Ω^)
( ^ω^)】もしもし こちらブーンだお
('A`)】なんだパチ屋にいたのか ダイナモ?把握した ガチャッ
数分後
('A`)いよう ショボンもいたのか 景気よく出してるじゃないか
(´・ω・`)やぁドクオ 僕の台はH ブーンの台も6はありそうだよ
( ^ω^)意外おもしろいお
('A`)おまえは出てればなんでもおもしろいんだろ この台天井まで後15Kほどかとりあえず打ってみるか
そして閉店
( ^ω^)ヒマ潰しできたのに30K儲けたお なにより三人してプラス収支だったことがすばらしいお
(´・ω・`)たしかに期待していた以上だったよ
('A`)ヒキが弱いのもある意味いいのかもな でも少しずつメダルが増えても四時間ボヌスなしは辛いな
( ^ω^)天井入ったらドクオ君が代打ちすればいいんだお
(#'A`)ビキビキ
( ^ω^)作者が方向性を見失ったようです
( ^ω^)書いてみたはいいものの、これからどうすればいいのか分からなくなってしまいました
( ^ω^)というわけで少しパチ屋行ってきます
乙鰈w
書き切ってからの投下でもいいので気長にお待ちしてます
( ^ω^)投下
hsmr( ^Ω^)
ブーンは決意してしまったようです
その夜、ブーンは床について少し考えていました
( ^ω^)今更高学歴じゃないブーンが就職したところで割にあわない給料しかもらえないんだお
ブーンは搾取されるよりも搾取する側になるんだお
五号機といえどパチスロのほうが割にあった日当が稼げるお
ドクオ君やショボン君のように……
ブーンはスロプロになるんだお!
そしてブーンのスロプロとしての日々が始まりました
翌朝パーラーダイナモ
( ^ω^)今日からは毎日データをとりにいくお
とりあえず今日は期待値の高いハイエナでもするお
( ^ω^)データがないとき朝一リセモ狙いお
( ^ω^)……麻雀物語はどうやらライバルが多いみたいだお 番長でも打つお
(;^ω^)……五台もカニ歩いているのにフェイクしかこないお ー19Kお
(;^ω^)ひとまず休憩
( ^ω^)お?番長900やめだお これはお得だお
(;^ω^)1260バケ単発wwwこれはひどい
閉店
(;^ω^)今日一日ハイエナしかしてないのにー70Kだお
( ^ω^)でも期待値の高い立ち回りをしてんだからしかたないお
( ^ω^)なにかの雑誌でこんなことを言ってたプロがいたお
明日こそは勝てるお!
翌日
( ^ω^)今日は麻雀の上げリセ狙いだお
昨日と同じ調子で負けが増えていくブーン
(;^ω^)このままじゃやばいお
5000枚くらい出さないと納得いかないお
パーラーダイナモは五号機入れ替え等の為、既存四号機の設定がほとんど1で回収営業であることにブーンは気付けないようでした
一ヶ月後
( ^ω^)とうとう貯金が尽きたお もう五万しかないお もう負けられないお!
ダイナモ開店前
('A`)ようブーン なんか最近毎日ダイナモに行ってるらしいな スロプロになったのか?
( ^ω^)ドクオ君、久しぶり そうだお
('A`)収支はどうなんだ?
(;^ω^)……まぁまぁだお
('A`)まぁまぁか ブーンは勝ち額を自慢したい性格じゃないもんな
(;^ω^)……そういうことだお
('A`)ところで今日はなに狙いなんだ?俺は今日イベントだしリンかけでも打つつもりなんだが
( ^ω^)ブーンは番長だお 一撃狙いだお
('A`)リセモ狙いか?まぁお互いがんばろうぜ
( ^ω^)……
ダイナモ開店
('A`)朝一1Kで一枚役から女ビッグ2か なかなか幸先いいな
(;^ω^)今日も回りばっかりリセモだお しかもイベントで空き台が無くなっていくお……こうなったら突っ張るしかないお!
('A`)ようブーン、コーヒー持ってきたぜ……朝一から天井一直線乙www
(;^ω^)笑いごとじゃないお ドクオ君はどうなんだお?
('A`)まるでST機のような連チャンですでに2000枚はあるぜ
(;^ω^)交替しないか?
('A`)だが断る!
('A`)番長なんだしヒキ次第でこれから波がくるかもしれないだろ?がんばれや
(;^ω^)そうだおね コーヒーどうもだお
(;^ω^)投資40Kで今2000枚くらいかお……ゾーン抜けたしヤメたほうがいいかもしれないお
そのとき
『本日は押忍番長がなんと設定5・6で大判振舞です!ご来店のお客さまは押忍番長にてジャンジャンバリバリ出していってくださいませー!』
(;^ω^)。oO(これはまいった しかし今やめても±0 突っ張るしかないお!)
そして天井バケを引き128を抜け持ちメダルが無くなってしまったブーンでした
( ^ω^)後一万しかないお 北斗でもやってみるかお
( ^ω^)ついにスッカラカンだお
( ^ω^)ドクオ君、今日はだめみたいだから帰るお
('A`)お疲れ!閉店してからでもよかったら飲みにいくか?今日はおごりでもいいぜ!
( ^ω^)ありがたいけどまたにするお
( ^ω^)。oO(家賃、携帯料金、生活費、これから僕はどうすればいいんだお?)
そんなときブーンの目に止まったのが消費者金融の無人契約機でした
( ^ω^)もうこれしかないお!
こうしてブーンは破滅への扉を開いてしまいました
これは・・・( ^Ω^)
63 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/24(日) 02:04:01 ID:7WLh+4lu
wktk
西暦2007年10月XX日
(ヽ^ω^)。oO(今日で四号機最後の機種、俺の空が撤去だお この台で出さなきゃもう終わりだお)
('A`)四号機をホールで打てるのがこれで最後か
(´・ω・`)そう思うと少し感慨深いね ところでブーンはスロプロになってからやつれたようだね
('A`)スロに夢中になって晩メシしか食ってないみたいだからな
(ヽ^ω^)楽しくてメシも忘れちゃうんだお(本当は食費がもったいなくてカップヌードルを一日一食という生活なんだお)
(ヽ^ω^)さぁ打つお
(´・ω・`)お?ブーン通常時なのにいきなりリプ四連かい?
('A`)今日はやけに引きが強いじゃないか お、おい!もうちょっと溜めてレバーオンしれwww
ウオオオオオオオ
(ヽ^ω^)……
('A`)やりおった
(´・ω・`)朝一SOMとはなかなかやるね
10時間後
(ヽ^ω^)連チャンがとまらないお
(´・ω・`)3万枚くらいはあるね
('A`)朝から閉店近くまで継続するとは……
(ヽ^ω^)。oO(これで消費者金融の借金もかなり返済できるお 今日を最後にスロは卒業だお パートでも派遣でもいいから地道に稼いでいくんだお)
(ヽ ̄ω ̄)zzz……
煤iヽ^ω^)んぉ?
(ヽ^ω^)夢かお……
(ヽ^ω^)家賃滞納三ヶ月、消費者金融400マソ、手持ちの金もとうとう底を尽きたお
(ヽ^ω^)僕の人生はいったいどこからおかしくなったんだお?
(ヽ^ω^)もう…楽になりたいお
|
|
|
. ( / ⌒ヽ
. || |
. ∪ ノ |
. ||||
∪∪
(´・ω・`)結末がいつもハッピーエンドとは限らない
('A`)ご利用は計画的に
なんだか暗いお話ですいませんでしたm(__)m
乙鰈( ^Ω^)
ある意味現実的な話だね
>>69 ( ^ω^)君はいつもhsmrるね 今日のIDかっこいいお
( ^ω^)次回はもっと試行錯誤した作品を作るお
友情ストーリーを希望( ^Ω^)
72 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/24(日) 08:42:44 ID:bD5jTwL/
(′;ω;`)ブワ
お疲れだお
このお話のブーンみたいなのが、世の中にたくさんいるんだおね…
確かに自己責任なのかもだけど、鬱な話だお…
73 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/25(月) 17:14:14 ID:bVlwxaAM
(′・ω・')保守だよ
74 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/25(月) 17:45:57 ID:N+1YoNIw
作者ターン
75 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/28(木) 10:26:58 ID:wPHNrH01
あげるよ〜
76 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/06/29(金) 20:06:49 ID:RvPmMsZp
オメガがいた頃は週末にwktkしてたものだが…
保守
77 :
MAKERUKA剣豪 ◆KENGOU7FMM :2007/06/29(金) 20:09:52 ID:yM0t1Y8l
ブーンって、いろいろコミュ作ってるブーン?
78 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/01(日) 06:58:11 ID:C+uzy7Xs
(;゚∀゚)つ 【保守】
そろそろ頼むぜ…
79 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/02(月) 09:52:33 ID:Yq560xJY
( ^ω
( ^ω^)しばし待たれよ
( ^Ω^)投下かね?
( ^ω^)富樫よりは待たせないので少し待ってください
( ^Ω^)そろそろ来るかね
84 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/04(水) 10:12:33 ID:q4PXcZ8E
(´;ω;`)富樫・・・
( ゚∀゚)1063枚になります。
( ^ω^)ありがとうだお。
( 'A`)おいブーン流したんなら帰ろうぜ。飲みに行くぞ。
( ^ω^)オッケーだお。じゃあ店員さんまた明日だお!
( ゚∀゚)あっ待ってください、常連のブーンさんにだけ教えるんですが・・・
実は来月ウチのイベントに必勝マガジンのNIYAぴょんが来るんですよ。
( ^ω^)えっあの美人スロドルNIYAぴょんが?
それは楽しみだお。
( ゚∀゚)まだ一般のお客さんには内緒ですよ。
( ^ω^)OKだお!
( 'A`)おい、何話してんだ?!行くぞ。
( ^Ω^)hsmr
( 'A`)<店員さ〜ん生中おかわり!!
( 'A`)おいブーンそういやさっき店員と何話してたんだよ?
( ^ω^)毒男くん・・・誰にも言わないかお?
( 'A`)何だよ?言わねぇよ!それとも俺を信用しねぇのか?
( ^ω^)実は来月NIYAぴょんがイベントで来るらしいお!
( 'A`)NIYAぴょんって必勝マガジンのか?
( ^ω^)そうだお、でもまだ内緒だから誰にも言っちゃダメだお。
( 'A`)別に誰にも言わねぇけど別にそんなの秘密にする必要なくねぇか?
つうか逆に噂でも宣伝は早い方がいいだろ?
( ^ω^)でも店員さんが秘密だって言ってたお。
( 'A`)ふーん、そんなもんかねぇ、まあどっちにしろ俺は興味ねぇな。
逆にNIYAぴょんってオタ共に人気らしいからそいつらが来てウザそうだな。
翌日
(´・ω・`)2500枚になります。
( 'A`)へへっ・・・しょぼんお前もパチ屋の店員が板についてきたな。
(´・ω・`)あ、ありがとうございます。
毒男さんにそんなこと言われるなんてなんか嬉しいです。
( 'A`)ハハッそうか!ところでよ、来月NIYAぴょんが来るんだって?
(´・ω・`)な、なんで知ってるんですか?
( 'A`)ブーンがお前の上司から聞いたんだよ。で、そのブーンがな・・・・・・・ヒソヒソ
(´・ω・`)えっブーンさんがそんなことを僕に?
( 'A`)ブーンから「自分で言うのは恥ずかしいから代わりに頼んでお。」って言われてよ。
(´・ω・`)わ、わかりました。ブーンさんには恩がありますしやってみます!
( 'A`)へへっ頑張れよ!ところでなんでNIYAぴょんのこと秘密にしてんだ?
(´・ω・`)NIYAぴょんは忙しいくてギリギリまで来れるか分からないから正式に決まるまでは秘密
って聞かされてますけど・・・
( 'A`)ふーん・・・ま、いいや。とりあえず今言ったこと頼んだぜ。
(´・ω・`)はいっ!
89 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/04(水) 17:59:53 ID:N0Z32Bw4
二週間後
( ^ω^)毒男くん見てお!NIYAぴょんのポスター貼ってあるお
( 'A`)再来週か・・・ま、俺には関係ねぇけど。
( ^ω^)僕はすごく楽しみだお!
( 'A`)お前NIYAぴょんのファンなのかよ?
( ^ω^)そうだお。NIYAびょんカワイイお!
( 'A`)お前もオタどもと一緒だな。
(´・ω・`)ブーンさーん!!!
( ^ω^)あっ、しょぼんくん。
(´・ω・`)あの、例の件なんですけど。
( 'A`)セイセイセーーーイ!!!待てしょぼん!
(´・ω・`)何ですか?
( 'A`)バカ野郎。ブーンは恥ずかしいがってるって言ったろ?
だからあの件についてはブーンに直接じゃなく俺を通せ。(小さな声で)
(´・ω・`)そ、そうでしたね、例の件ですが順調です。(小さな声で)
( 'A`)そうかわかった。これからも報告は俺にな。(小さな声で)
(´・ω・`)はい(小さな声で)
( ^ω^)何を話してるんだお?
( 'A`)いや、なんでもねぇぜ、ただブーンは照れ屋だって話をしてたんだ。
(´・ω・`)そうですよ。ブーンさんは本当に照れ屋ですね。
( ^ω^)???
hsmr( ^Ω^)
その二週間後
( ゚∀゚)<本日も多数のお並びありがとうございます。なお本日はNIYAぴょんデーと致しまして
なんと必勝マガジンで活躍中の美人スロドルNIYAぴょんさんが来店致しますのでそちらも御期待下さい
( ^ω^)もうすぐ開店だお!
( 'A`)ったく、並んでるのほとんどNIYAぴょんオタじゃねぇか!
( ^ω^)みんなNIYAぴょんが好きなんだお!興味無いのは毒男くんぐらいだお!
( 'A`)ケッ、あんな女どうせスロドルとかいってもパチ屋の店長の肉便器だろ?
( ^ω^)NIYAぴょんの悪口は毒男くんでも許さないお!
( 'A`)はいはいNIYAぴょんカワイイね。
( ゚∀゚)<開店致します!尚NIYAぴょんさんの来店は12時頃を予定しております。
ちょっと休憩します。
次回予告
NIYAぴょん死亡!?
( 'A`)ところでブーンお前今日何打つんだ?
( ^ω^)NIYAぴょんお気に入りのスパイダーだお。毒男くんは?
( 'A`)俺は適当にな・・・まっ頑張れや!
( ^ω^)毒男くんも頑張るお。
( 'A`)ウルセーよ!
( 'A`)さぁて何打つかな?とりあえず適当に店内見渡すか。
( 'A`)って!何だよこのNIYAぴょん専用台って・・・
どうせアレだろ?6確定台なんだろ?それでサクラの役割するんだろ?
でも何でカンフーレディーなんだよ!?普段稼働まったくゼロのカンフーを今日だけは稼働させたいってか?
しかもご丁寧に角台かよ・・・サクラ一確だな。
(ひとり言)
( 'A`)まっ俺は軽くアイジャグだな!
( ^Ω^)hsmr
12時00分パチ屋の事務所
( ゚∀゚)じゃあNIYAぴょんさんそろそろお願いします。
(ξ・o・)はぁ〜い!で、今日は何打てばいいの?もちろん私のお気に入りのスパイダーの6でしょ?
( ゚∀゚)いえ、カンフーレディーをお願いします。あ、もちろん設定は6ですよ。
(ξ・o・)エーー!?カンフーレディー?この私にカンフーレディーを打てって言ってんの?
( ゚∀゚)すいません。これを機にウチもカンフーの稼働上げたいんですよ。
(ξ・o・)チッ、しょうがねーな!わかったよ!打てばいいんだろ?
( ゚∀゚)ありがとうございます!
(ξ・o・)その代わりギャラ二割増しな!それとお前ムカつくから店長に言って給料下げてもらうわ!
( ゚∀゚)・・・・・
( ^ω^)このスパイダー確率からいって多分6だお!
今日はNIYAぴょんにも会えるしスパイダーマンの6取れるし最高な一日だお。
( ゚∀゚)<みなさんお待たせ致しましたNIYAぴょんさんのご到着です。
(ξ・o・)<みなさ〜んこんにちはですぅ〜〜〜
( ^ω^)ああっ、NIYAぴょんが来たお!!
(オタ1)NIYAぴょん!NIYAぴょん!
(オタ2)NIYAぴょんカワイイよNIYAぴょん
(オタ3)NIYAぴょんハァハァ
( ゚∀゚)え〜今回はNIYAぴょんさんが遊戯に集中するため
NIYAぴょんさんが遊戯中ときはNIYAぴょんさんには話しかけたりしないで下さい。
差し入れ、握手等はNIYAぴょんさんの遊戯終了後
サイン会を予定しておりますのでそちらでお願いします。
( ^ω^)そうなのかお。じゃあサイン会の時間までこのクモ男ブン回しだお。
( 'A`)(よし、スロ打った後サイン会やるってことは
結構長い時間この店に居るってことだ。それならチャンスはあるぜ)
一時間後
(オタ1)NIYAぴょんが目の前にいるのに話しかけられずにただ見てるだけとは・・・
(オタ2)いや、僕はこうしてスロを打ってるNIYAぴょんを見てるだけで幸せだね。
(オタ3)そうそう、それにこの後のサイン会でNIYAぴょんに・・・・ハァハァ
(ξ・o・)・・・・・・・・・
( 'A`)くそ!NIYAぴょんの奴一心不乱に打ってやがる
やっぱりトイレや飲み物を我慢してブン回すプロってのは本当だったのか?
いや、だが今日はイベントにチャンスはあるぜ!
( ^ω^)うぉぉおおお!サイン会の時間まで出しまくるお!
(ξ・o・)・・・・・・・・
(オタ1)それにしてもNIYAぴょんさっきから微動だにしないな
(オタ2)いや、あれこそ真のプロの姿だよ
(オタ3)ひたすらスロに集中するNIYAぴょんハァハァ
(オタ1)あっNIYAぴょんが席を立ったぞ!トイレの方に行く。
(オタ2)まぁ今日はガチじゃないし当然かな!?
(オタ3)おトイレ行くNIYAぴょんハァハァ
(´・ω・`)毒男さん
( 'A`)ん?どうしたしょぼん?まさか・・・
(´・ω・`)はい、NIYAぴょんさんがトイレに行ったようです
( 'A`)わかった。
( 'A`)くそ!NIYAぴょんの奴一心不乱に打ってやがる
やっぱりトイレや飲み物を我慢してブン回すプロってのは本当だったのか?
いや、だが今日はイベントにチャンスはあるぜ!
( ^ω^)うぉぉおおお!サイン会の時間まで出しまくるお!
(ξ・o・)・・・・・・・・
(オタ1)それにしてもNIYAぴょんさっきから微動だにしないな
(オタ2)いや、あれこそ真のプロの姿だよ
(オタ3)ひたすらスロに集中するNIYAぴょんハァハァ
(オタ1)あっNIYAぴょんが席を立ったぞ!トイレの方に行く。
(オタ2)まぁ今日はガチじゃないし当然かな!?
(オタ3)おトイレ行くNIYAぴょんハァハァ
(´・ω・`)毒男さん
( 'A`)ん?どうしたしょぼん?まさか・・・
(´・ω・`)はい、NIYAぴょんさんがトイレに行ったようです
( 'A`)わかった。
ミスったーorz
次回予告とか俺キメェ
hsmr( ^Ω^)
10分後
( ゚∀゚)あれっNIYAぴょんさんがいませんね。そろそろサイン会を始めようと思ったのに
(オタ1)NIYAぴょんさんならトイレに行ったみたいですよ。
(オタ2)まぁ多分時間的に大きい方だな・・・
(オタ3)便秘のNIYAぴょんハァハァ
(女性客)きゃぁぁぁぁぁぁああああああ!
( ゚∀゚)どうしました?
こ、これは・・・・
誰か救急車を〜〜〜〜!
(オタ1)ぎゃぁぁあああNIYAぴょんがぁぁあああ!
(オタ2)今救急車を呼びます!
(オタ3)NIYAぴょんハアハアハハアハアハアハァハァハァハァハァハァ
(´・ω・`)あの・・・毒男さん
( 'A`)どうしたしょぼん?
(´・ω・`)実はNIYAぴょんが・・・
( 'A`)なにぃっ!!トイレで便器に頭打ち付けて血だらけで倒れてたぁ!?
( 'A`)おいブーン
( ^ω^)なんだお?
ええぇぇぇっNIYAぴょんがぁぁぁぁ?
その後病院に搬送されたNIYAぴょんの死亡が確認された・・・
NIYAぴょんがトイレに入ってから目撃者の女性がトイレに入るまでは
トイレにはNIYAぴょん以外誰も居なかったことが監視カメラにより確認された。
真相は連日の過労が祟ったNIYAぴょんがトイレで足を滑らせ運悪く便器に頭をぶつけた事故として処理された・・・・
( ^ω^)NIYAぴょんカワイソス
おかしな日本語があったらすいません。
ちょっとで休憩します。
翌日、いつもの居酒屋
( ^ω^)NIYAぴょんが死んじゃったお。悲しいお
( 'A`)別に死んだもんはしようがねぇだろ。
それよりネットじゃ自殺説まで出てるぜ!
( ^ω^)NIYAぴょんは自殺なんかしないお。
( 'A`)どうだかな、俺らの知らないとこでいろいろあんじゃねぇの?
(´・ω・`)ブーンさん、毒男さん
( ^ω^)しょぼんくん!どうしたんだお?こんな所に。
( 'A`)へへっ俺が呼んだんだよ!
しょぼん例のモノは回収出来たか?
(´・ω・`)はい、これです!
( ^ω^)このビデオテープはなんだお?
(´・ω・`)あれ、ブーンさんからの頼みって毒男さんが・・・
( ^ω^)毒男くん何のことだお?
( 'A`)ブーン今だから言うが実は俺あの日
しょぼんに頼んでトイレに隠しカメラ設置してもらってたんだよ。
それでNIYAぴょんトイレシーンをオタどもに売ろうと思ってな・・・
(´・ω・`)酷いですよ毒男さん僕はブーンさんからの頼みだと聞いてこんなことしたのに
( ^ω^)これはマジで引くお
( 'A`)ウルセー!しょぼん、テメーは俺からの頼みじゃ受けれねぇのか?
それにブーン!テメーだってなんだかんだ言ってあったら買うに決まってる!!
107 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/04(水) 21:20:28 ID:pZvBzRVq
wktk
( 'A`)それに俺だって設備投資が全部パーになって苦しいんだぜ。
( ^ω^)だいたいよくあのとき警察に見つからなかったお。
( 'A`)あの店トイレの個室にイベントの日程なんかのポスターが張ってあるだろ?
で、そのポスターを張ってる銀色の額縁をマジックミラーにしてそこに仕込んだんだよ。
事故だし警察もそんなとこまで調べんだろ。
まぁ設置と回収はしょぼんんやってもらったんだけど。
(´・ω・`)大変でしたよ!特に設置する日は翌日イベントだからか
主任が遅くまで設定をいじってましたから。
主任に見つからないようにするのは骨が折れました。
( ゚∀゚)←主任
( 'A`)つまりこのビデオにNIYAぴょんの死ぬ瞬間が映ってるってことだ!
( ^ω^)なんか怖いお。
( 'A`)へへっこれで実は難解なトリックを使った他殺だったら面白いのにな
だとしても警察に提出なんてできねぇけど。
てことで早速今からブーン家で再生するぜ。
( ^ω^)い、いやだお。
(´・ω・`)ブーンさんお願いします。僕らでNIYAぴょんの死の謎を探りましょう
( ^ω^)しょぼんくんまで・・・わ、わかったお。
でも僕は見ないし耳を塞いでるお。
( 'A`)よっしゃ決まりだな。
110 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/04(水) 21:46:41 ID:/xcXFxiA
7月以降のパチスロ台は、全て5号機に変わります。
5号機の情報は題名が『完全無料パチスロ攻略』とのブログを
見てみてください。
とても参考になります。Google等で検索できます。
ここで一旦CMですか
空気の読めるコピペだな
ブーン宅
( 'A`)くそっ、あわよくばと思ったけどババァばっかだな。
(´・ω・`)そりゃパチ屋に来る若い女性なんて僅かですもん。
( 'A`)NIYAぴょんが出るまで早送りだな!
(( ^ω^)))ガクブル
( 'A`)おっNIYAぴょんだ!
(´・ω・`)ドキドキしますね。
((( ^ω^))ガクガクブルブル
( 'A`)こ、これは・・・
(´・ω・`)こういうことだったのか・・・
( 'A`)おいっブーン終ったぜ。
( ^ω^)どうだったんだお?
( 'A`)ヘタレには教えてやんね
(´・ω・`)ブーンさんNIYAぴょんはおそらく自殺です
( ^ω^)ええぇっNIYAぴょんは自殺なんてしないお。
そんな人じゃないお。
( 'A`)だけどなブーンありゃどう見たって足を滑らせたってより
自分から便器に突っ込んでった感じだぜ!
(´・ω・`)はい、ただ気掛かりなのはなんであんな死に方したんですかね?
( 'A`)あん?どういうことだよ?
(´・ω・`)いや、自殺って普通首つりとか手首切ったりとかじゃないですか
それにひっそりと一人になったときにやりやすいらしいんですよ。
でもNIYAぴょんはトイレに鍵を掛けることもなく猛ダッシュでトイレに入ってきた直後
いきなり便器にダイブですよ!
さらに本当に自殺したかったんなら便器に頭をぶつけるなんていう痛いだけで死ねるかどうかわからない死に方は僕ならしません。
鍵を掛けないと誰かに見付かる可能性も高いですし。
( 'A`)じゃあアレだろ?そんなことに気付かないくらい直前にスゲー嫌なことがあったんだよ!
(´・ω・`)いや、僕が仕事中見ていた限りではそんなことはありませんでした!
それどころかみなさんも知ってる通り
あのときNIYAぴょんにはお客さんは誰も話かけたりしてません。
( 'A`)それじゃあ突如スロ打ってる自分に嫌気がさしたんだよ。空虚な感じっうか。
私なにしてんだろ?みたいな!スロプなんかはそうなり易いと思うぜ。
(´・ω・`)でも、事務所で主任と話してるのを聞いたんですが
なんか凄くスロドルとしての自分にプライドを持ってそうでしたよ。
( 'A`)じゃあ何で便器にダイブしたんだよ?
(´・ω・`)だからそれがわかんないんですよ。
( ^ω^)・・・
久々に覗いたら意外な展開
作者さん乙です
( ^ω^)二人とも、だからNIYAぴょんは事故だお。自殺なんかしないお。
( 'A`)テメーまだそんなこと言ってんのかよ?
手をついたりもしてなかったしありゃモロ便器に身投げって感じだぜ。
何ならビデオ見るか?
( ^ω^)嫌だお、怖いお・・・それにNIYAぴょんの死ぬトコなんて見たくないお。
( 'A`)いるよなこんなヤツ。アイドルとかが死ぬとその死を受け入れられないようなヤツ!?
ま、何にせよ俺はビデオで儲けられなかった分を明日からまた稼がなきゃいけねぇし
帰るぜ・・・そのビデオはやるからあとはお前らの好きにしろよ。
( ^ω^)・・・・・・
(´・ω・`)さて、どうします?ブーンさん?
僕は自分の店で起こったことですしこの件もっと色々探ろうと思うんですがね
( ^ω^)僕もやるお!NIYAぴょんが死んじゃったのは残念だけど
自殺ではないってこと証明したいお。
(´・ω・`)僕は明日から店が営業を再開するんで昼の聞きこみはブーンさんにお願いします
一緒に頑張りましょう!
( ^ω^)頑張るお!ところで聞きこみってなんだお?
(´・ω・`)多分明日になればわかりますよ。
僕もあの日NIYAぴょんの台に張り付いてた訳じゃないんで。
翌日、パチ屋
( ^ω^)しょぼんくんは聞きこみって言ってたケド・・・
(´・ω・`)おはようございます。ブーンさん。
( ^ω^)しょぼんくん、おはようだお。
(´・ω・`)ブーンさんその花は?
( ^ω^)あっ、これはNIYAぴょんに供えるお。
お店の迷惑なら持って帰るお。
(´・ω・`)大丈夫ですよ。NIYAぴょんはスロッターの間では知名度高いですし。
表向きは不運な事故ってことになってますから店の方も許可をしています。
まぁ、負けすぎて自殺したとかならアレですけど
( ^ω^)ありがとうだお。ところで聞き込みって誰にすればいいお?
(´・ω・`)あの三人ですよ。女子トイレの前で泣いてる三人組・・・
(オタ1)NIYAぴょおおん何で死んでしまったんだ。
あのとき僕がトイレに行くのを引き止めてればあぁ・・・
(オタ2)NIYAぴょん、あなたは僕の心に永遠に行き続けます。
今までありがとうNIYAぴょん
(オタ3)NIYAぴょん死んじゃったNIYA死んじゃった
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
(´・ω・`)あの三人が当日NIYAぴょんに張り付いてましたから何か知ってるかもしれません。
同じNIYAぴょんファン、ブーンさんと話が合うかもしれませんね。
( ^ω^)わ、わかったおじゃあ行ってくるお。
(´・ω・`)頑張って下さい。コールランプがついたので私はこれで・・・
日付がかわるくらいまで休憩します
つうかまた重複orz
( ^Ω^)乙鰈
(´・ω・`)お待たせ致しましたぁ〜。
( 'A`)おぅ、しょぼんしゃねぇか。
サンドのコインなくなったから補給しろよ!
(´・ω・`)毒男さん来てたんですか!?ていうかこの台NIYAぴょんが打ってた台じゃないですか。
やっぱり毒男さんもNIYAぴょんのこと気になってたんですね。
( 'A`)あん?そんなんじゃねぇよ!
NIYAぴょんはどうせ用意してもらった6打ってたんだろ?
だからその据え置き狙ってんだよ。いいからさっさと補給しろ。
( ^ω^)あ、あのう。
(オタ1)何だ君?今NIYAぴょんと最後のお別れをしてるんだ邪魔しないでくれ。
( ^ω^)僕もNIYAぴょんに花を供えに来たお。
(オタ2)おおっ!君もかい?今回のことは残念だったけど。
彼女との思いでは一生僕たちの胸に行き続けるよね!
( ^ω^)そ、そうだお。ところで当日のNIYAぴょんの様子はどんな感じだったお?
当日参加出来なかったから最期のNIYAぴょんの様子を教えて欲しいお。
(これが今思いつく一番自然な聞かただお)
(オタ1)んんっ?まさか君この辺に住んでるのに当日参加しなかったのかね?
そんな奴に教えられると思うかいッ!!?
答えはNOダネッ!!
( ^ω^)(どうすればいいお・・・)
122 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/05(木) 00:30:14 ID:MpED3MRe
(ξ・∀・)ノhsmr!!
( ^ω^)じ、実は・・・
(オタ1)何だよ?言ってみなスカタン野郎。
( ^ω^)実はわいNIYAぴょんさんが亡くなった聞いて
今日朝一番の新幹線乗って大阪から来たんですわ
いや、最初から大阪弁やとみなさんに仲良うしてもらわれへんと思て。
あ、名前は射駒タカシいいます。
(オタ1)なっ、そうだったとは気付かず失礼を・・・
あなた僕たち並に気合いが入ってますよ!あなたとは気が合いそうだ!
(オタ2)まぁ、そこまで気合いが入った人だとNIYAぴょんの最期の様子は知りたいよね。
( ^ω^)はい、よろしゅう頼んます。
(オタ1)うーん、でもいたって取り上げることもないというか。
(オタ3)NIYAぴょん黙ってリールと液晶凝視してたハァハァ
(オタ2)そうだね、まさにプロって感じで微動だにせず黙々と打ってたよ。
( ^ω^)あの、じゃあ出玉の方は?
(オタ2)いや、それがサッパリで
(オタ3)NIYAぴょん一回も当ててなかった
(オタ1)アレはしょうがない!いくらNIYAぴょんでも燃えカンじゃあダメだよ。
むしろ店側がNIYAぴょんに恥をかかせる為に仕組んだ罠ダネッ!!
( ^ω^)そやったんですか。じゃあわいはこの辺りで失礼しますわ。
(オタ1)おいおい帰っちゃうのかい?これから場所変えてNIYAぴょんの思い出話でもしようよ。
( ^ω^)いや、わいまた新幹線乗って大阪帰らんとあかんのですわ。
夜勤の警備員の仕事なんですけど。
(オタ1)そうなんですか?寝るまを惜しんでくるとはやはりあなたは本物ですねッ!
( ^ω^)おおきに、じゃあ失礼します。
(オタ1)良い同志だったな
(オタ2)ああ・・・
(オタ3)ハァハァ
(オタ1)さぁ、我々も場所を変えて今日は夜中までNIYAぴょんの思い出話に花を咲かそう!!
そのころ
(´・ω・`)お待たせ致しました〜
( 'A`)お待たせ致しましたじゃねぇ!!オーバーフローじゃねぇか!
くそっ、もう少しで宵越し天井だぜ。おらっ!さっさとしろ!
(´・ω・`)怒らないで下さいよ!今コイン出しますから。
それより宵越し越えたらどうするんですか?
( 'A`)いや、これは100パー据え置きだな。まぁ百歩譲って宵越し対策の6の打ち直しだな!
つまりどっちにしろゼンッツパ!!CCD台と特注の額縁だい稼がないとな!
(´・ω・`)まぁ頑張って下さい。
( ^ω^)しょぼんくん聞いて来たよ!
(´・ω・`)ブーンさんどうでしたか?
( ^ω^)それが・・・しょぼんくんの言った通り特に変わった様子はなく。
(´・ω・`)そうでしたか・・・
( ^ω^)でもなんで一昨日NIYAぴょんはスパイダーマンじゃなくて燃えカンを打ったお?
ちんのすけやオイチといえば番長みたいにNIYAぴょんといえばスパイダーマンだお。
(´・ω・`)それが、僕にもわからないんです!なんでも店長と主任が決めたらしくて。
( 'A`)おうブーン来てたのかよ!丁度いいや金貸してくれ!
(´・ω・`)あれっ、毒男さん宵越しは?
( 'A`)んなもん抜けたよ!ありゃ打ち直しだな!ブーンとりあえず十万な!
( ^ω^)そ、そんなにかお・・・無理だお!
( 'A`)ウルセーーツ!!お前は困ってる友達を見捨てるのか?
( ^ω^)わ、わかったお。ハイ十万円。
( 'A`)サンキュー!夜には色つけて返すぜ!
(´・ω・`)僕が言えたことじゃないですけどブーンさんは優しすぎますよ。
( ^ω^)毒男くんはああ見えても頼りになるお。
約一時間後
( ^ω^)じゃあしょぼんくん見れるところは見たし僕はもう帰るお。
(´・ω・`)おつれさまです。結局なんの収穫もなかったですね・・・
あっコールランプが!じゃあブーンさんお気を付けて!
(´・ω・`)お待たせ致しましたぁ〜
( 'A`)おいぃぃぃぃっつ!!しょぼんどういうことだ?
天井越えたぞぉぉぉおお!
(´・ω・`)そんな馬鹿な・・・1935Gたしかに天井だ!
でも毒男さんこれは何かの間違いです。ウチの店はそんなことしません!
( 'A`)ウルセーー現に越えてんだろうが!!
テメェとあの主任とかいうの連れて今日居酒屋来いや!
根性叩き直してやる!あの主任が来るの渋ったらブーンが読んでるとでも言え!
いいか?絶対連れて来いよ?
(´・ω・`)は、はいっ!!
その夜、いつもの居酒屋。
( ^ω^)毒男くん一体何が始まるんだお?
( 'A`)いいかブーン!これから起こることには何も口出しするなよ!オメーは嘘下手だからな
( ^ω^)わ、わかったお。
( 'A`)<店員さ〜ん生中四つ!
(´・ω・`)こ、こんばんは。
( ゚∀゚)こんばんはブーンさん毒男さん。
( 'A`)どおらぁあ!何がこんばんはじゃあ!!
ストック消しといてよくもそんなフレンドリーな挨拶できんな?
俺もブーンも今後一切あの店には行かないしお前らとも縁を切る!!
そして街中にストック消したこと言いふらすぜ!
ケケケ、NIYAピョンのこともあったしこれでさらに印象悪くなんなぁ!?
( ゚∀゚)そんな、こちらもそれなりの誠意を見せるつもりです。これをどうぞ!
( 'A`)金か?どれどれ?ひぃふぅみぃ・・・・・二十万か・・・・・
( ゚∀゚)・・・
( 'A`)よし、俺も男だ!これで今回のことはキッパリ水に流すぜ!!
( ゚∀゚)ありがとうございます。
( 'A`)まぁまぁ、かしこまるなって!色々あったけど俺らみんな友達だろ?
お前えらがちゃんと誠意見せてくれると信じて四人分のビール頼んどいたから飲もうぜ・・・・
( ゚∀゚)毒男さん、あなたって人は・・・
(´・ω・`)僕感動しました。
一同「カンパーイ」
三十分後
( ゚∀゚)グガー(寝てる)
( 'A`)ニヤニヤ
(´・ω・`)ニヤニヤ
( ^ω^)な、何が起ってるんだお?
さっき毒男くんが店員さんのビールに入れたものは?
( 'A`)あれは睡眠薬だ!まぁコイツが「ビールは嫌いです」なんて言ってたら終りだったけどな。
でもあの空気じゃ飲まざるんえだろ!さっ、コイツのズボンから鍵を頂いて!
(´・ω・`)はいっ、行きましょうか!
( ^ω^)しょ、しょぼんくんまで何を言ってんだお?
( 'A`)俺としょぼんはメールで連絡済みよ・・・
まぁ、お前には後で説明する。今はとりあえずコイツ見張ってろ!
(´・ω・`)毒男さん行きましょうか!ブーンさん主任をお願いします。
( ^ω^)ちょ、行くってドコへ?
( 'A`)いいからお前はここにいろ!
パチ屋裏口
( 'A`)さっ、着いたぜ!この鍵で入れるはずだ!
もう一度聞くけどお前はいいのか?
(´・ω・`)はい、やっと就職出来た職場がなくなるかもしれませんが
殺人に関わるような職場で働くよりはずっとマシです。
( 'A`)よし、行くぞ!
wktk
( ^Ω^)長時間乙だお
事務所内部
( 'A`)へぇーパチ屋の事務所ってのはこんななのか?
(´・ω・`)見学してる場合じゃありませんよ毒男さん。早くしないと主任が起きてしまいます。
( 'A`)で、どこにあるんだ例のものは?
(´・ω・`)わかりません取り敢えず片っ端から探しましょう。
( 'A`)はいよ。
ガサゴソガサゴソガサゴソ
( 'A`)ってねぇじゃねぇかよ。家に持って帰ったんじゃねぇか?
(´・ω・`)いえ、ここに無いとしたらおそらく・・・
( 'A`)あん?他にどっかあんのか?
(´・ω・`)店長室にあるかと・・・
( 'A`)店長室?んなもんあるなんて随分立派パチンコ屋だな。
(´・ω・`)最近できたんですよ。でも鍵は店長しかもってないらしいですし。
営業中も主任以外は入ることを禁止されています。
( 'A`)お前それほとんど黒じゃねぇか。よしそこだ!
(´・ω・`)でも鍵が・・・
( 'A`)ドア蹴破ってでも入ればいいだろ?外のドアと違って人に見られることないしよ!
(´・ω・`)相変わらず滅茶苦茶ですね!!
( 'A`)『勇敢』と言ってもらおうか!Mrしょぼん!
(´・ω・`)ここです!
( 'A`)でけぇドアだな・・・よしいくぞ!1・2・3
('A`)(´・ω・`)ダァアア!
ドンガラガッシャーーーンwww
( 'A`)案外軽いもんだな!よし探すぞ!
(´・ω・`)あの机が怪しいですね。
ガサガサ
(´・ω・`)あぁぁっ、ありましたよ毒男さん!!
( 'A`)よっしゃぁああ!!もうここには用はねぇ主任が起きない内に帰るぞ!
謎の声「おかしいなぁ?ちゃんと持ったハズなのに・・・」
( 'A`)だ、誰だ?
(´・ω・`)あ、あなたは・・・
(´・ω・`)て、店長!!!
( 'A`)こ、こいつが・・・
(∬ΘΘ)おや・・しょぼんくん一体なぜここに・・・?
(´・ω・`)いや、忘れ物をして・・・
(∬ΘΘ)それは奇遇ですね。私も家に着いたはいいが家の鍵を忘れてしまってましてね。
ところでなぜドアが壊れているんです?
(´・ω・`)そ、それは僕にもわかりません。僕が来たときには既にこうでした。
(∬ΘΘ)空き巣ですかね!?そういえば鍵が開いてました、しょぼんくんは鍵を持ってないし主任が掛け忘れたんでしょう。
(´・ω・`)そうでしょうねだから僕も入れたんですよ。
じゃあ店長僕らはこれで・・・お疲れ様です。
(∬ΘΘ)はい、お疲れ様・・・・・って
(∬゚∀゜)帰すわけねぇだろぉおおお!!!!!!!
今日最後に出て裏口の鍵を掛けたのはオレだぜぇッ!三回も確認したッ!三回もだッ!!
それで掛け忘れなんてねぇだろうが!!!
そもそもオメー今日主任と帰ったじゃねぇか!!おっかな過ぎてこんなブラフにかかっちゃうとはよぉッ!
ビビリ過ぎだぜしょぼォォォんッ!!(店長確変ver)
(∬゚∀゚)どうせアレを盗みに来たんだろ!?ドブネズミどもがッ!!
返さないと・・・・死ぬぜぇぇえーーーーー!!
(´・ω・`)毒男さん早くそれを持って逃げるんだ!!
( 'A`)逃げろって・・・しょぼんお前はどうするんだ?
(´・ω・`)僕が店長を食い止めます!!
( 'A`)しょぼんお前にゃ無理だ。ああいう奴はヤバィ!!
(´・ω・`)ブーンさんは・・・ブーンさんは今日あなたに十万円貸したあと
あなたのことが頼りになると言っていました。ブーンさんにはまだあなたが必要です!
( 'A`)で、でもよ
(´・ω・`)そして僕も今日一緒にいてあなたへの考えが変わりました!
Mr毒男ッ!あなたは『勇敢』だッ!!だから後ろを振り向いてはいけないッ!!常に進むことを考えがなくてはッ!
( 'A`)しょぼん・・・
(∬゚∀゚)どうするか決まったのかぁぁあ?蝿ドモーーッ!
(´・ω・`)あぁ、決まったさ!毒男くんがこれを持ち帰り!僕がお前を倒す!
(∬゚∀゚)じゃあ死ねゃ!!
(´・ω・`)毒男くん早く行くんだッ!
( 'A`)クッ、約束だぞ後でまた会うってな!
(´・ω・`)わかってます。天国の父さん、母さん、一人前になった僕を見ててくれ!!
(∬゚∀゚)残念だがテメーは地獄行きだぜぇぇーーぇえ!!
(´・ω・`)うぉぉおお!!
( 'A`)死ぬなよ・・・しょぼん。そしてブーンに連絡しねぇと。
( 'A`)もしもしブーンか?非常事態だ!お前は今すぐ家に帰れ。あとから俺も行く。店員はそのままでいい!!
( 'A`)よしブーンはOKだ!後はこれをあそこに持って行くだけだッ!
十分程歩いて
( 'A`)おいっ!俺だ!
( ◎◎)誰ですか?こんな時間に・・・
( 'A`)俺だ毒男だ!
( ◎◎)何のようですか?
( 'A`)このROMを解析してくれ。
( ◎◎)んーじゃあ、さっきの睡眠薬の値段と合わせて二十万で。
( 'A`)わかった、ここに二十万ある。これで頼むわ!
( ◎◎)やけに羽振りがいいですね。まぁもらえればいいんですけど。
( 'A`)頼んだぜ結果が解ったら俺の携帯に連絡してくれ。
( ◎◎)はーい
( 'A`)あとはブーンか・・・
ブーン宅
( ^ω^)毒男くん遅いお・・・一体何が起ってるんだお。
( 'A`)おうブーン遅くなったな・・・
( ^ω^)とりあえず今何が起ってるか教えてほしいお
( 'A`)まぁ説明するとだな。
毒男としょぼんはカンフーレディのストック消しが確定した際
今までストック消しなんてしたことのない店が突如ストックを消し
さらにその台が一昨日NIYAぴょんが打っていた台ということに何か関係あるのでは?と思った。
(このことはブーンは居酒屋で初めて知った)
そこで毒男としょぼんは主任に一芝居打つ、
毒男がストック消しに対し毒付き、主任の反応を伺うという方法で
もともと知り合い同士、主任が普通に謝れば全てバラすつもりだった
(毒男がキレていたのは事実だけど)
しかし、たかがストック消しで主任がいきなり二十万という大金を出してきたので
毒男としょぼんはますます怪しみ、ストック消し=ROM交換に何かあると思い
睡眠薬ビールを結構したのです。
(ただここまで探れた根本はビデオに記録されたNIYAぴょんの変死であり。
NIYAぴょんがただの事故死なら毒男たちもここまで疑わなかった)
('A`)台詞にするのマンドクセ
※ストック消しの方法みたいのは詳しく知らないので間違ってると思いますww
( 'A`)という訳よ
( ^ω^)なるほど・・・で、しょぼんくんはどうしたのかお?
( 'A`)あ、あいつは・・・
( ^ω^)えーっ、店長を止めるために一人で残った!?なんで置いてきたお?今すぐ助けに行お。
( 'A`)まぁ、ちょっと待て。
プルルルルル
( 'A`)あっ、電話・・・もしかして、ブーンちょっと待ってろよ。
( 'A`)毒男だ。
( ◎◎)あっメガネです。解析の結果出ました
( 'A`)どうだった?
( ◎◎)液晶演出からサブリミナルが確認できます
( 'A`)具体的には?
( ◎◎)0.05秒に一枚ずつ頭を便器に打ち付ける写真がパラパラ漫画のように連続して写され。
通常画面の道場の陰も「便器に頭を打ち付けろ」と読めます。
( 'A`)わかった、ありがとう。
( 'A`)ブーンしょぼんを助けに行くぞ!NIYAぴょんを殺した犯人が解った。
( ^ω^)オッケーだお。
( ^Ω^)
パチ屋裏口
( 'A`)鍵が開いてる。ってことはヤツはまだ中にいる!!行くぞブーン!
( ^ω^)早くしょぼんくんを助けるお
( 'A`)しょぼん大丈夫か?
( ^ω^)しょぼんくん!
(∬゚∀゚)ケケケケーーーー!!戻ってきたぜェドブ臭いゴギブリどもがよぉッ!!
だがコイツはこの通りだ・・・三十分遅かったな!?
(´・ω・`)・・・・・・
( 'A`)しょぼーーん!!
( ^ω^)な、なんでこんなことするお?許せないお。
( 'A`)そうだぜしかもあのサブリミナルROMは俺らが持ってる。
あれを警察に出せばどうなるか見物だぜ。
(∬゚∀゚)ギャハハハハハそんなもの警察に持って行っても意味ないよ。
( 'A`)何だと?
(∬゚∀゚)ケケケ警察なんか適当にパチ業界の甘い汁吸わせときゃこっちのもんよ!
それどころかお前らホール来る度サブリミナルを体験してるんだゼェエ!!
( 'A`)どういうことだ。
(∬゚∀゚)パチンコ屋に来るとなぜ金後先考えずを大量に使うか?
パチンコやパチスロを打つとなぜ急かされた様な気分になって適当に座ってしまうのか?
答えは全て同じ!
( 'A`)まさか・・・
(∬゚∀゚)そのまさかだよ蛆虫くんッ!!!
君らは常にパチンコ屋の外灯、ポスター、そして一台一台の液晶リールによって
「パチスロを打て!!!」
「金を使え!!!」
「今度は勝てる!!!」
などと脳に刷り込まれてたんだよぉッ・・・しかもこれが何も考えてない年寄りに効ぃいくぅぅうう!
( 'A`)さ、最低だコイツら。
( ^ω^)酷すぎるお・・・しかもそれじゃNIYAぴょんは関係ないお。
(∬゚∀゚)NIYAぴょん?あぁ、あの女か・・・クク、あの女は馬鹿だよネーッ、だって
今のパチ業界の現状をマスコミに発表するって言ってさァ、それで今回のイベントで消した訳さッ。
当店オリジナルの「サブリミナル・便所・アタック」通称SBAでネッ!!!
まぁやっぱり女性に直接手を上げるのは人間として恥ずべき行為だしねッ!
( 'A`)テメェ今すぐブチのめしてやるぜ!!
( ^ω^)毒男くん僕もやるお!
( 'A`)待てブーン。コイツは、
タイマン張らなきゃ男じゃねぇという意味でもッ!
しょぼんへの借りを返すという意味でもッ!!
そして『勇敢な男』Mr毒男であるためにもッ!!!
コイツは俺が殺るッ!!!
(∬゚∀゚)あっついねぇぇーーーーーー!!
まぁ結局死ぬのは同じことだがねッ!
( 'A`)地獄を見せてやるぜッ!
(∬゚∀゚)いいや、ドブネズミ君ッ!お前はすでに地獄を見てるゼェエーーェエッ!!
この俺と対峙してる時点でなぁぁーーつっ!!
( 'A`)喰らえ必殺
『地合い瓶タ!』
(∬゚∀゚)きかねぇぜぇえ!!喰らえ必殺
『号演斡ぱー!!』
( 'A`)ぐはぁっ!
( ^ω^)毒男くーん!
(∬゚∀゚)ゲーロゲロゲロ!流石前スレで主任に負けた程度ありますッ!
( ^ω^)毒男くん!しっかりするお!毒男くーん!
( 'A`)ブーン・・・俺は大丈夫だ・・・お前は・・・に・・・逃げろ・・・!!
( ^ω^)そんなこと出来る訳ないお!アイツは僕が倒すお!!
(∬゚∀゚)次は君カネッ?
( ^ω^)絶対に許さないお。
(∬゚∀゚)許そうが許しまいがどっちにしても君は・・・死ぬーーーーーーっつ!!!
Y・O・U・A・R・E・D・E・A・D!!!
( ^ω^)喰らえお!必殺
『頼人半間ー』
(∬゚∀゚)ホホホホホホ・・・くたばりなさい!猿めッ
『出州微意舞』
( ^ω^)ぐはっ!!
(∬゚∀゚)WRYYYYYYYYYYYY!!!
まったく清々しい気分だネッ!ひとつここで小踊りでもしたい気分だよ!!
クク・・・何がNIYAぴょんだ!あんな勘違いしちゃっスロッカスババァ。まさに
NIYA!ババァ!NIYA!ババァ!
NIYA!ババァ!NIYA!ババァ!
NIYA!ババァ!NIYA!ババァ!
NIYA!ウホウホ!NIYA!ウホウホ!NIYA!ウホホホホーーーーッツ!!(小踊りしながら)
最高にハイってヤツだぁあーーーーっつ!!!
(∬゚∀゚)さてとぉお!邪魔な汚物二体をを片付けておくぁぁああ!
( ^ω^)グッ・・・クッ(∬゚∀゚)おや、君の方からトドメを指してほしいのかいっ!!!
じゃあ死ねぇぇええぃぃつ!
( 'A`)ブーーーーーン!!!
( ^ω^)ハァァァアアアアッツ!!
(∬゚∀゚)何ッ!?あの状態から復活しただと?
しかもまるで北斗の拳の復活演出のように体の周りが青く光っているッ!!
ならば我も受けて立とう!!
( ^ω^)次の一撃が、我等の最後の別れとなるだろう。
(∬゚∀゚)ならば受けてみよ我が全霊の拳を!!
( ^ω^)アタッ!!
(∬゚∀゚)ば、ばかな・・・!?
(∬゚∀゚)グハァァァアアアアア!!!
( ^ω^)店長・・・テメェの敗因はたったひとつ、単純でシンプルなことだぜ・・・それは。
貧弱ゥ!貧弱ゥ!
( 'A`)やったぜブーン!お前の勝ちだ!
( ^ω^)フゥ・・・でも失ったものが多すぎるお。
( 'A`)まぁな・・・。あっ、そうだ。
おいメガネ聞こえるか?ちゃんと録音してたか?
( ◎◎)はいはい。でもさっき僕がかけたときから繋ぎっぱなしだから電話代かなりかかってるよ。
( 'A`)さっきの二十万で払えよ。じゃあ切るぞ!
( ^ω^)どういうことだお?
( 'A`)へへさっきお前の家でかけてたときからずっと通話中だったんだよ。
それでメガネに録音して貰ってたんだよ。
まぁ一番の理由は俺らが殺されたときの証拠ためにだったんだけどな。
( ^ω^)すごいネガティブだお。
( 'A`)まぁ、結果的にいいじゃねぇかこれを証拠にNIYAぴょんの無念を晴らせるぜ!!
150 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/05(木) 10:30:09 ID:sT6XKrew
ブーンたちがパチンコ業界の現状をマスコミに告発してから一ヶ月後
◎◎◎◎墓地
( ^ω^)しょぼんくん、安らかにお眠り下さい。
( 'A`)お前に借りた借りは返せず仕舞いだった。
それにお前を死なせたのは俺だ一生それを背負ってくぜ!
お前は立派だったそしてなにより『勇敢』だった!Mrしょぼん!
帰り道
( 'A`)おい、ブーン駅前のパチ屋がまた二件閉店してたぞ!!
それとあの逃亡中だった主任も捕まったらしいぜ!
こりゃ完璧にパチンコもスロットも終わったな!
( ^ω^)たしかにそうだお。それより何で毒男くんは
NIYAぴょんのことどうでもいいって言ったのに。色々やってたんだお。
( 'A`)別に、十万以上負けていらついてたから、気が狂ってたのかもな。
何であんな面倒臭ぇことやってたんだろ・・・。
本当に、気が狂ってたのかもな。
( ^ω^)あっ、毒男くんもうすぐバイトの時間だお。
( 'A`)よし行くぞ!
【完】
途中矛盾したとこ投げっぱなしのトコあるかもしれませんが。スルーして下さい。
ていうか俺なにやってんだorz
乙鰈( ^Ω^)
トリつけっぱだった(;^Ω^)
( ^Ω^)乙鰈
しょぼんの復活を望む
155 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/05(木) 19:30:08 ID:WsEdTDuR
最高の一言だな…
156 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/05(木) 20:12:42 ID:NWESkBZQ
乙
新パターン面白かったよ〜
157 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/06(金) 06:46:16 ID:Q18hVYGk
( ゚∀゚)ノ 乙ww
ジョルジュカワイソスww
158 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/07(土) 23:40:53 ID:YGCOndbS
( ^ω^)おっ
159 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/08(日) 04:29:40 ID:bm9n/q8s
ワンタッチャボー>(゜Д゜)
160 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/08(日) 04:37:17 ID:pLNIUG+U
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
川川川川 どんどん投下おっお
●●
●
●
161 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/08(日) 23:03:35 ID:kCcNA3ay
作者サン迷子かお! アゲとくお
162 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/09(月) 18:00:53 ID:evE+mJGG
163 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/10(火) 09:30:02 ID:RkSqMW+M
( ^ω^)ブーンの大阪弁ワロス
165 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/10(火) 14:15:09 ID:Plpq9C4x
166 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/10(火) 16:38:34 ID:2k+VaZ5e
( ^ω^)アフィリ乞食は死んでいいぉ
( ^ω^)今すぐ吊っていいぉ
168 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/13(金) 08:26:39 ID:fLTHPvMK
ξ゚听)ξ保守ね
最近出番がないわ…
( ^ω^) 台風アゲお ( ´ω`)みんな気を付けるお!
借金……スロを打つものには日常茶飯事なこと。
しかしそれの性で命を絶つ者も少なくはない
彼もまた…そんな借金を抱えている一人だった。
( ^ω^)
つ○「ぉーん魚群こいぉ〜」
ブーン 20歳 大学の時友達に誘われて打ったパチンコにハマり一度海で10万発を叩き出してから海ジャンキーと化していた。大学も2年で中退、自称パチプロだが彼の場合パチンコプータローである。
コンビニバイトで稼いだ金をパチンコにつぎ込み最近では借金も出来た若さ故にという所だろうか
月−20万 主に海
コンビニバイト月12万
借金月10万 ライフルから
リボ払い
( ^ω^)「しかし最近閉めすぎだぉ!てんちょさんに文句言いに行くぉ!」
(〆▼ー▼)「はいいらっしゃいませ〜いらっしゃいませ〜パーラーボッタへのご来店誠にありがとうございます」
( ^ω^)「店長さんかぉ!ちょっと最近閉めすぎだぉ!」
(〆▼ー▼)「いえいえ!このお盆シーズンにここまで開けてるのはこのパーラーボッタだけですよ!」
( ^ω^)「そうなのかぉ?う〜ん…そう言えば確かに出てるぉ!」
(〆▼ー▼)「でしょ?お客様もジャンジャンバリバリ出しちゃってください」
( ^ω^)「ぉ!マリンちゃん待っててぉ〜」
3時間後…
( ´ω`)「ぉ…6マソも負けちゃったぉ…とりあえずバイト行くぉ」
コンビニコーソン
( ^ω^)「いらっしゃいませだぉ〜」
('A`)「いらっしゃいませ〜」
ドクオ
バイトの先輩でスロ好きの二十歳
('A`)「ふぅたりぃな〜こんなことやっても時給800円かそこらだもんな。今日勝った額考えるとやる気でねぇよったく」
( ^ω^)「ぉ?またスロットかぉ?いくら勝ったのかぉ?」
('A`)「ん?まあ吉宗で10万ってとこだ。鷹狩からビッグ10連よ!」
( ^ω^)「凄いぉ!最近のパチスロはそんなに出るもんなのかぉ…」
このときブーンは考えた。パチスロなら…
バイトも終わり家で寝ているとメールがキタ
『よぉブーン。バイトお疲れ。明日スロのイベントあんだけどさ。お前もこねぇ?行くんなら連絡くれよ』
( ^ω^)「ぉ?ドクオ君からだぉ。……スロかぉ、10万…吉宗…行くぉー!」
ドクオに行くぉ!と返信した後爆睡したのであった。
翌朝、
( ^ω^)「眠いぉ……ドラキュラ生活な僕には朝8時ってのはきつすぎだぉ」
('A`)「まあまあ今日はお互いバイトも休みだしよ!出しまくろうぜ!まあブーンはスロット初心者みてーだから俺と一緒に北斗打とうぜ」
( ^ω^)「!吉宗さんは打たないのかぉ?」
('A`)「吉宗?あ〜まあブーンには説明してもわかんないだろうが昨日吉宗が456だったからよ。多分今日はねぇわ。北斗が最近456してねぇから熱いとみたわけよ」
( ^ω^)「わかんないけど頑張るぉ!」
そうして二人は見事北斗をゲットした
( ^ω^)「やったぉ!取れたぉ」
('A`)「やっぱり吉宗に結構流れたおかげだな。しかも両方しばらく凹んでるし今日6の可能性大だぜ!」
( ^ω^)「ぉ!」
ドクオはブーンに簡単に説明した後回し始めた。
( ^ω^)「なんか熱げな演出いっぱい出てるぉ」
('A`)「ちょwww2チェ取りこぼしてんぞwwwあっスイカがwww」
( ^ω^)「?」
バトルボーナスゲェェット
北斗 北斗 北斗
( ^ω^)「?黒いからバケかぉ…」
('A`)「ちょwwwレインボーwww」
そんな感じで打ち進めていく二人だった。
hsmr( ^Ω^)
「ア〜イを取り戻せ〜」
っつつ
( ^ω^)っつつ
つ っつつ
ユアッショック!
('A`)「……」
( ^ω^)「お前求めさ迷う心今!熱く燃えてる!」
(#'A`)「……」
( ^ω^)「全て溶かし無惨にトビチィルゥゥはずさ!お〜れとの(ry」
(#'A`)「黙れ。嬉しいのはわかるがもうちょっと静かに打て」
(#)^ω^)「ごめんだぉ…しかし面白いぉ!大爆発38連だぉ!止まらないぉ!」
('A`)「俺も6っぽいんだが継続がわりぃわ。ブーンは典型的なビギナーズラックだな」
( ^ω^)「ぉーんこのまま万枚だぉ!」
昼になり休憩を取る二人
ブーン 朝から当たりっぱなしで6000枚弱
ドクオ さっきの赤7赤オーラが繋がり2000枚
( ^ω^)「なんか今日は飯が美味いぉ!ドクオ君ありがとうだぉ!」
('A`)「まだ例を言うにははぇ〜よブーン。二人で万枚出そうぜ!」
とりあえず続く
wktk( ^Ω^)
178 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/16(月) 05:02:56 ID:TO6jY1hc
乙だお
(*'A`)「あし〜たを〜見失ったぁ〜!」
( ^ω^)「微笑み忘れた顔など〜見たくはないさ〜愛を取り戻せ〜」
両方共6でブーンが16000枚、ドクオが12000枚を叩き出し気分良く居酒屋で飲み明かしていた。
( ^ω^)「北斗最高だぉ!たまらんぉ!」
(*'A`)「ぉぉ!まさかこんなに上手く行くとはな!俺のおかげだな!」
( ^ω^)「全くもってその通りだぉ!今日はブーンの奢りだぉ!飲み明かすぉ!」
(*'A`)「おぉよ!」
それからブーン達はバイトの時に作戦会議をし、朝からイベントと言う作戦を展開して連戦連勝を飾っていった
ブーンの借金も残りわずかと言う所に…ある機種が入った。
最悪最凶のスロット、ミリオンゴッドである。
( ^ω^)「ドクオ君おはようだぉ」
('A`)「おぅブーン早いな!今日はやっぱり新台ねらいか?」
( ^ω^)「ぉ。ミリオンゴッドだぉ!PGGは一撃5000枚、凄いぉ!」
('A`)「まあな!でも吸い込みも激しいらしいし、覚悟して打とうぜ!」
(〆▼ー▼)「先着順にお並びください」
( ^ω^)「いよいよだぉ!ブーンの必殺技クラウチングスタートだぉ!」
('A`)「ちょwww邪魔スwww」
二人は猛ダッシュで新台のミリオンゴッドをゲット
ブーンは角、ドクオは角2
( ^ω^)「モーニングあるらしいぉ」
('A`)「ぉ〜らしいな。あるといいんだが」
本日もパーラーぼったくりスタートです!
( ^ω^)「いくぉ!激打ちー」
('A`)「ちょwww」
( ^ω^)「小役カットかぉ、まさにゴッドver」
('A`)「つかゴッドだよwwwうぉっいきなりゴッドゲーム来やがった!モーニングゲットだぜ」
( ^ω^)「ブーンは来ないぉ〜しかし1K16はちょっとまわらなすぎだぉ」
('A`)「まあ一撃があっからな」
一時間後…
('A`)「またSGGだぜwwwwwwウホッ」
( ^ω^)つ夏目
二時間後
('A`)「ちょwwwぶっ壊れたんじゃねぇのかwww」
(#^ω^)つ夏目
三時間後…
(*'A`)つGOD GOD GOD
(#^ω^)つ夏目 稲造 諭吉
(*'A`)「ゴッドやべぇ〜PGG中また上乗せきちまったよ」
( ^ω^)「ブーンはストレートだぉ。天井は1000ぐらいかぉ?」
('A`)「まだ解析でてねぇからな。多分そんなもんだろ。天井からだとGG10連以上とかざららしいから頑張れ!」
( ^ω^)「ぉ!ちょっと銀行行ってくるぉ」
( ^ω^)「せっかくほとんど返済したのにまた借りることになるとは…しかし天井はもうすぐだぉ!気合いの10万だぉ!」
ブーンはまだ知らなかった。ミリオンゴッドの天井があまりにも深いことを……
数時間後……
( ´ω`)「一日に二回もくるとは思わなかったぉ……新装だからストッコないのかぉ?でもストッコは飛ばしてないって店長さん言ってたし…しかし10万も飲まれたて単発だぉ…」
( ^ω^)「もうちょっとだけ頑張るぉ…後3万しか借りれないから3万で特攻だぉ!」
(*'A`)「もう2万枚はあるかな。ゴッドウマー」
( ^ω^)「(シカトだぉ…)」
( ´ω`)「今日1日で20マソ負けたぉ……ミリゴ恐ろしいぉ……ぉ…」
('A`)「あまりにも気の毒過ぎて話しかけれん……」
ちなみにドクオは20000枚を叩き出した。
('A`)「まあこんな日もあるって!気を病むなよブーン!またな」
そういってドクオは去っていった。
( ^ω^)「これからどうしようぉ…借金50マソになっちゃったぉ…ぉ」
(〆▼ー▼)「ん?あれは……なるほどな。こいつは上手く使えるかもしれん」
ここからがブーンの地獄の始まりだった
185 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/16(月) 16:23:00 ID:c91z1dRK
hsmr
捕手
187 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/18(水) 19:08:53 ID:q/tWpfwh
ξ ゚听)ξ保守……
ホントに出番がないわ…
188 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/20(金) 16:29:39 ID:8CpXJU5d
( ・∀・)ノ保守
続きマダー?
(〆▼ー▼)「やぁ、確かブーン君だったね?」
( ^ω^)「ぉ?パーラーぼったくりの店長さんだぉ。どうかしましたぉ?」
(〆▼ー▼)「いや、ちょっと君にイイ(・∀・)話を持って来たんだ」
(;^ω^)「テラあやしスwwwwww」
パーラーぼったくりの店長のイイ話とは事前にブーンに設定を教えておきそれに座ってもらって出してもらう。その出した3割はブーンの取り、残りは店の取り
簡単に言えばサクラの誘いだった
( ^ω^)「サクラ…かぉ?」
(〆▼ー▼)「いやいや違う違う。俺はブーン君を救う為に言ってるんだ」
( ^ω^)「ぉ?」
(〆▼ー▼)「今日君はミリオンゴッドでえらくやられてたろ?それを見てな」
( ^ω^)「そうだったのかぉ……」
(〆▼ー▼)「私は感じ取った!君はまだこんな所で終わる器じゃないと!やってくれるね?!」
( ^ω^)「……!店長さんがそこまで言うなら!」
(〆▼ー▼)「さすがブーン君!じゃ、これにアドレス書いて。毎日メールで送るから。見たら消すんだよ!」
( ^ω^)「わかりましたぉ」
バカ正直に受けてしまったブーン。これからが彼の本当の賭事の始まりだった
オープニングテーマ
( ^ω^)「かかってこいや!朝に並ぶこの気合い!勝利を掴むため〜回し続けろ!
怪しささえ感じる〜制限はきっと120〜負けが込む〜現実に〜立ちくらみ〜己に嫌気〜今、当たりが来ても!
バケ単飲まれる〜午後かえ〜る〜飯も食べられない!明日から日雇い〜働け〜無理ッス!増える借金〜」
朝、パーラーぼったくり
( ^ω^)「あっおはようだぉドクオ君」
('A`)「おぉブーン、今日は早いな。またミリオンゴッドか?」
( ^ω^)「そうだぉ!リベンジだぉ!(まあ店が仕込んで更に6だから勝ち確定なんだけどぉ〜。確か96番台だぉ)」
(〆▼ー▼)「走らないでくださ〜いゆっくりでお願いします。(ブーンの奴来てるな。クックック…)」
( ^ω^)「狙い通りゲトだぉ」
('A`)「モーニングあるといいな」
( ^ω^)「(さて、ドクオ君には悪いけどバシュンさせちゃうぉ!)」
と、意気揚々にレバーを叩いたブーンだったが…
( ^ω^)「……おかしいぉ。32回しても来ないぉ…」
ドゴーン
('A`)「っし炎アッチーSGGktkr」
ブーンは怪しさを抱えながらも打っていくのだった
つまらなくてすいません
乙鰈( ^Ω^)十分面白い
( ^Ω^)hsmr
〜今回はドクオが主役のようです〜
おれの名はドクオ 一応スロプロだ 今はピンで打っているが昔はノリ打ちをしていた仲間もいた…
('A`)おれ、これからスロ打っていく自信がねーよ おまえがいたらなんて言ってくれたんだろうな…なぁ、ブーン…
〜時は逆上り七年前〜
( ^ω^)HANABIおもしろいおーwww3連ktkr!
('A`)ちょwww子役こぼし過ぎwww
( ^ω^)そんなもんはビッグ連打でカバーだお
あの時は純粋にスロットを楽しんで打っていたよな…そういえばスロプロになる決意したのもあのときだったっけな…
('A`)なぁブーン おれスロプロになろうと思ってんだけどさ
( ^ω^)ギャンブルは趣味くらいにしておいたほうがいいと思うお
('A`)でもよ、おれ達中卒は今のまま働いても一生安い給料でこき使われるだけだぜ?
スロットなら楽しいし設定判別方なんかもあって毎日勝てる訳じゃないが今の給料の3倍は稼げると思うんだ
( ^ω^)3倍かお!?うーん・・・まだ若いし一度きりの人生だしドクオに付き合ってみるお!
('A`)mjd?じゃあまずはDDTきっちりからだな!
( ^ω^)把握したお!
そしておれ達は毎日のようにスロットに明け暮れた…
〜数ヶ月後〜
( ^ω^)あの時は実は半信半疑で迷ってたけどドクオの言うとおりスロプロになって正解だったお
('A`)月平均で40万は稼げてるからな それに今度は獣王とかいう機械割が破格の台が出るらしいぜ
( ^ω^)解析は任せた!
('A`)ちょwそのパターン毎回www
そして獣王が導入され、おれ達はあいつに出会ったんだ
('A`)一撃は魅力があるが波が激しすぎるな
( ^ω^)サバにはいらないと糞だお
('A`)あっ、またあいつ出してんな ハイエナうまいし獣王しか打ってんのみたことないがなんか秘訣があるのかな?
(´・ω・`)フフフ・・・
('A`)おれ達は純Aのほうがいいな 今月まだ十万も浮いてないぜ?しばらくは獣王は様子見にしようぜ
( ^ω^)把握したお
( ^ω^)ドクオー!限り無く六に近い大花火なんだお!sjyしぇyふじこ!
('A`)ちょwもちつけ!ビタできないから俺のキンパルと交代ってことでおk?
( ^ω^)ドンちゃんは託したお!ちょっとトイレ行ってくるお
( ^ω^)。oO(獣王の人だお)
(´・ω・`)〜♪
( ^ω^)君はどうしていつも獣王で勝てるんだお?
(´・ω・`)い、いつもってわけじゃない(いきなり話し掛けてくるなんビックリしたじゃないか。馴々しいやつだ)
( ^ω^)よかったらプロ同士友達にならないか?
(´・ω・`)だが断る!
(;^ω^)アウアウ…(こんなに直球で否定されたのは初だお)
(´・ω・`)。oO(でもこのピザ君の連れの幸薄顔は冷静な立ち回りといい技術力といい、なかなかやるようだし知り合いになって損はないか)
(´・ω・`)君たちもよさげな台打ってるようだし閉店してからご飯でもどうだい?
( ^ω^)おっ?把握しましたお
〜閉店後〜
(´・ω・`)僕の名はショボンだ えっと…ピザ君
( ^ω^)ピザじゃないお!ブーンだお
('A`)俺はドクオ、よろしくな いきなりだがどうしてショボンは獣王の朝一に強いんだ?
(´・ω・`)それはね、まだ解析には載ってないけどカクカクシコシコ・・・
君たちこそ高設定を積もる率が高いようだが?
('A`)まさか獣王にそんな攻略があったとは…
あの店にはクセがあるんだ。カクカクシコシコ・・・
(´・ω・`)なるほど、どうやら僕の目に狂いはないようだ どうだい?よかったら僕と
(#'A`)だが断る!
少し危ないやつだとは思いながらもおれ達は三人でつるむようになったんだ
ショボンも加わり、スロットは順調だった。順調過ぎるくらいすべてうまくいっていたと思ってたが俺にとって忘れられない事の一つが起きたんだ
J('∀`)し ドクちゃん、去年くらいから家に入れるお金額すごいけど大丈夫なの?
('A`)歩合制の仕事だし俺もそれなりの貯えがあるから大丈夫だよ!だから母ちゃんは無理して残業とかしなくていいんだからな!
母子家庭で女手一つで俺を育ててくれた母ちゃん。そんな母ちゃんに心配をかけないようにスロプロということは伏せていた…
J('∀`)し ドクちゃん、母ちゃんね、再婚しようと思ってんだけどさいいかな?
('A`)母ちゃんが選んだ人なら大丈夫だな!俺は賛成だよ!
母ちゃんは再婚した
ところが再婚したやつが実はとんでもない男だった。酒浸りの毎日、ギャンブル狂、どうしようもないやつだ
(#゚Д゚)ゴルァー!酒ねーぞ!競馬行ってくっから買っておけゴルァー!
J(;'Α`)し あなた、もう生活費しかないんです お願いだから働いてください
(#゚Д゚)うるせーゴルァー!おまえが深夜も働けゴルァー!
母ちゃんは昼はパート、夜は清掃会社のバイトをするようになり過労で倒れた。
命はとりとめたが植物人間というやつになってしまった。
俺は再婚相手にびびってしまい何も言えなく母ちゃんを助けられなかった自分が許せなかった…自分に苛立っていた
母ちゃんを助ける為にも俺は今まで以上に稼がなければならないとピリピリしていたんだ
('A`)おいブーン!お前7000回転しか回せてないじゃないか!全然期待値追えてないぜ!!
(´・ω・`)どうしたんだドクオ?最近イライラしすぎじゃないか?
( ^ω^)ショボン、いいんだお ドクオごめんお 明日からはがんばるお
('A`)お、おう
ブーンが偶然病院に通う俺を見つけたからブーンだけにはすべて話していた
hsmr( ^Ω^)
バーボンくらったorz
〜2006年〜
母ちゃんはまだ目を覚まさないが普通に寝ているだけのような感じだ
スロットは変化があり5号機時代の前兆へと突入していた
(´・ω・`)吉宗を打てるのもこれが最後か
( ^ω^)ブーンのヒキを最大限に活かせた名器なだけに名残惜しいお
('A`)おれ吉宗にいくら貢いだことか…最終日だろうが打たねー
(´・ω・`)最終日に6がある可能性は少ないしね。どうだい?今日は久々にノリじゃなく各々がスロットを楽しむってことにしないか?
('A`)^ω^)賛成!
四円( ^Ω^)
この日のことはよく覚えている。ないと思っていた吉宗6にブーンとショボンがピンポイントで座ったんだ
( ^ω^)ウヒョー!天国ループビッグ連打!コイン出すぎだお!!
(´・ω・`)設定発表あったのに君のは5のような出方だ それに加え初当たりが早い 僕の台はバケが多くて君のヒキが羨ましいよ
ジャキーーン
( ^ω^)ダブルラインktkr!
(´・ω・`)ドクオ、打つ台なさそうだし僕は急用が入ったから吉宗打ってくれないか?
('A`)いいの?
(´・ω・`)グリーンだよ
('A`)そういうことならありがたく頂きます
(´・ω・`)じゃあがんばってくれ
( ^ω^)ウヒョー!
支援dクス
またしばらく(一、二週間)したら投下します
待ち遠しい( ^Ω^)
( ^Ω^)乙鰈
215 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/21(土) 16:20:54 ID:wI5+A/0r
ξ゚ー゚)ξお疲れ様
相変わらず出番はないけど……
でも、続きは楽しみにしてるわよ☆
216 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/22(日) 00:36:49 ID:A8VLDwjr
続きマダー
( ^ω^)っ/凵⌒☆チンチン
捕手
218 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/24(火) 00:58:13 ID:DDB4FsUV
age
219 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/25(水) 08:30:42 ID:FUWEbGmP
sage
220 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/26(木) 01:59:36 ID:IoVtbuv5
hsy
hage
222 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/27(金) 04:35:59 ID:vQ1ndLJd
猫を飼っているお兄ちゃんがいました
彼は一人暮らしで愛猫のむん太とは仲良しでずっと一緒でした
彼は特に仕事もしてませんでしたがスロットで生計をたてていました
毎日帰りには猫の餌を買いそれを美味しそうに食べるのを見て彼は満足する…そんな生活が続いていました。しかし長くは続きませんでした…
5号機時代が来てスロットに氷河期が来ると彼は勝てなくなりました。猫の餌も毎日買う余裕がなくなり次第に餌をやらない日も出てきました。それでもむん太は彼にすりよりました
大好きなご主人様に
223 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/27(金) 04:43:18 ID:vQ1ndLJd
ある朝むん太が弱い息をしていることに気づいた彼でしたが朝一イベントがあるためにほって行きました
1日ぐらいなら大丈夫だろうと…
彼はその日久しぶりの大勝ちをしました。8000枚、16万もの大金
猫の餌、しかも今日はちょっと高い奴を買い家に帰った彼は驚きました…
猫はピクリとも動かず横たわっていました…
手に持った猫缶が地面に転がり…急いで抱きかかえてもニャアと鳴いてはくれませんでした…
彼は気づきました。スロットは大切なものを奪って行くんだなと…
彼はむん太の亡骸を抱えながら泣きました……そして一言言ったのです
「ごめんな…俺も一緒に行くから…お前が寂しくないように」
End
224 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/27(金) 21:05:40 ID:Qv45FY/X
(;^ω^)乙ですお
しかし、4→5号機の絡みになると、ホントに鬱な話ばっかりですお…
どなたか明るい5号機時代をテーマに書いてくれないですかお?
225 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/28(土) 13:11:14 ID:47yPtzZP
age
226 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/30(月) 03:00:54 ID:u4E+vQLT
捕手
227 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/30(月) 08:24:31 ID:9bDo5S0T
時 はどうなった?
228 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/30(月) 14:27:29 ID:QI+umQdz
永遠の風よ 戻ってこい
230 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/30(月) 22:24:36 ID:QI+umQdz
風EEEEEEEE!!!
231 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/07/31(火) 14:33:23 ID:Ypk7iY8H
風のヒューイ
232 :
チャメ ◆yVKZRAFFZk :2007/08/01(水) 08:15:14 ID:snhJQ1r1
ちょっとした出来心で書いてしまった物語ですが投下します
一応、トリうまく出来たか確認のカキコ
四円( ^Ω^)
第1話 〜ブーンがパチスロで生活を始めました〜
( ^ω^)番長もSEも撤去されたお。打つ台ないし、シェイク2を打ってみるお。
ワン、ツー!
ワン、ツー!
ワン!
ワン、ツー!
ワン、ツー!
(;^ω^)…今まで見たこと無いレベルで糞台だお。
ボンッ!!!!!
((;^ω^))ビクッ!!
('A`)。oO(お、ライブから青7きたな)
( ^ω^)。oO(隣かお。それにしても爆発音うるさいお)
('A`)。oO(サボハニの重複率も良い値だし、高設定だな)
( ^ω^)。oO(おっお!シェイクは常に400枚も出るのかお!番長より多いお!これは粘れるお)
…1時間後
( TωT)うぉうぉうぇうぇえげぇええいふぃえーん
('A`)。oO(隣キメェwww)
( TωT)じぇんじぇん当たらないお…もう1250Gだお…コイン、あと9枚だお
('A`)。oO(まあBIG確率低いし、1000ハマリは余裕でありえるよな。泣くとこじゃねーし。)
( TωT)おおーん。涙のカーテンでスイカ取りこぼしたおおーん。
('A`)。oO(マジでキメェwww)
( TωT)連続演出行ったけど、スイカ後だしどうせガセ演出だお…。…あれ!?なんか演出が激しいお
('A`)。oO(お、隣リーチ目出てるな。キメェやつ、ギリギリでスイカ重複だ)
( TωT)うぅぅぅえーんバケだおー。。!?ボーナス揃えたのに払い出しないお!?もう40円しか持ってないお
('A`)お前さっきからキメェんだよ!5号機はボーナス入賞での払い出しは無いんだよ。ホラ、2枚やるから
( TωT)…じゃあ、はい。40円
('A`)ちょwwおまwwいらねーよww
ボーナス消化後クレオフするブーン
( ^ω^)コインありがとうだお。返すお。ブーンは生活費なくなったからバケの1000円だけでも確保して帰るお
('A`)ちょっと待て
( ^ω^)なんだお?
('A`)この台の挙動、朝から見てるんだが多分6だぞ
( ^ω^)ほ、本当かお?
('A`)ああ、サボハニ重複率のほかに、スイカ、チェリー重複も確認してる。それに今のスイカ重複もあるしな
( ^ω^)でもブーンはあと50枚くらいしかないから無理だお
('A`)これも何かの縁だしな。俺の金で回してくれよ。勝ったらバイト代出すからよ
( ^ω^)でも、キミがこれ打てばいいお
('A`)残念ながら俺が打ってる台も6なんだよ。今日はシェイクに1/2で6投入って書いてあったしな
( TωT)やさしすgうぇうぇううううえーーーーぉぉーん
('A`)。oO(やっぱキメェwww)
こうしてブーンはドクオと出会うのであった
この日はドクオ+3500枚、ブーン+3000枚の勝利に終わり2人は居酒屋へと向かった
〜居酒屋〜
('A`)予想通り6札が刺さったな。じゃあバイト代の2万だ
( ^ω^)本当にいいのかお?
('A`)ああ、どうせニートのくせして有り金全部使っちまったんだろ?
( ^ω^)一応バイトしてるお!給料日に全部使っちゃっただけだお
('A`)ちょww養分乙
( ^ω^)今月は4万しか稼げなかったからしょうがないお
('A`)少ねぇwwwほぼニートじゃねぇかよ!バイト先ピザーラだっけ?
( ^ω^)ヒドスww外見で決めるなお!ロッテリアだお!
('A`)変わんねぇwwww
( ^ω^)ところでドクオは何やってるんだお?
('A`)一応スロットで食ってるよ。まあ社会の底辺だけどな
( ^ω^)すごいお!!ブーンもやってみたいお!!
('A`)無理
( ^ω^)ちょww即答かお
('A`)今の時代、技術介入、知識介入はもちろん、行動力がかなり必要なんだ。ピザには無理
( ^ω^)なんとか頑張るお!お願いだお!!
('A`)本当に言ってるのか?
( ^ω^)本気だお!
('A`)…。わかった。しばらくの間は朝の抽選を引いてもらうだけの日とかあるかも知れないけど、それでもいいか?
( ^ω^)それでいいお!ドクオに言われた通りに打つお
('A`)じゃあ、ブーンが金の無い間はいいように使うけど文句言うなよ
( ^ω^)把握
こうして5号機時代に新たなスロットコンビが生まれたのであった
第2話 〜コンビ結成後初の実践のようです(前編)〜
居酒屋でコンビ結成をしてから2週間、ドクオから様々なアドバイスを受けたようです
さらには朝の抽選要因として起用され、好評価を受けたようです
('A`)まさかブーンが200人並んでる抽選で6番を引くとはなw
( ^ω^)昔からヒキだけは強いんだお
('A`)おかげでリンかけの6を打てたよ。ブーンが引いたのに俺だけ打って悪かったな
( ^ω^)全然だお。収支の半分もくれるなんて思ってなかったお!感謝してるお
('A`)まあ7000枚でたしなwなかなか打てない設定6を打てたお礼だよ
('A`)さて、明日はブーンの初実践行くぞ。明日はパーラーセブンの青ドン全台1無しイベだ
( ^ω^)頑張るお!設定1の次の設定4から100%越えるからかお?
('A`)ああ、もともと甘い機種だからな!大負けはしにくいし、初実践には向いてるよ
( ^ω^)おおーん楽しみだお!
次の日
('A`)さて着いたな
( ^ω^)並びは20人くらいだお
('A`)まあ、昨日が北斗2の導入日だから、後ろの番号引いても青ドンには座れるだろ
( ^ω^)北斗2に行くやつは養分だお
('A`)導入日に打ちたい打ちたいって半ベソかいてたお前も(ry
( ^ω^)アレは演出だお!俳優志望のブーンには朝飯前だお
( ゚∀゚)嘘をつくなボケナスがっ!!!
(;^ω^)…
('A`)テンション高けーよ
(;^ω^)この人ドクオの知り合いかお?
('A`)ああ、変態のジョルジュってやつだ
( ゚∀゚)俺は変態だっ!!
('A`(^ω^;)。oO(ヤベェwww)
( ゚∀゚)まあそう引くなって!今日は麻雀物語がアツいんだよ!
('A`)言い忘れてた。ジョルジュは寿命があと3ヶ月なんだ。4号機しか打たないから
( ゚∀゚)いやいや、10月になったらまたアツい機種探して打つよ
(;^ω^)そ、それで生活は大丈夫なのかお?
( ゚∀゚)今は麻雀のリセ→鬼浜のエナって立ち回りで現状維持だぜっ!
('A`)カイジも大半の店で撤去されて、いよいよリセットが強力な機種は麻雀だけになったな
( ゚∀゚)ああ、夢夢も俺空もリセットの旨みないからな。低設定は超吸い込むし
( ^ω^)あ、そろそろ抽選だお!
3人とも抽選を引きデニーズへと移動した
開店まで1時間あるため、配られた前日の情報を見つつ作戦を立てるのである
( ^ω^)ブーンは8番だったお!
('A`)相変わらず引きがいいな。俺は23番だ
( ゚∀゚)俺は16番だったぜ!
('A`)ブーンは青ドンの165番台を狙ってくれ。前日REG後660ヤメの台だから、天井を保険にしつつ設定看破できる
( ^ω^)把握
('A`)俺は隣の164番台を打つ。前日、前々日とも爆死してる台の上げ狙いだ
( ゚∀゚)俺は麻雀の空き台いくぜぇぇ!!
('A`)麻雀は今も競争率高いからな…前に並んでる奴らが新台の北斗2に流れるといいな
( ゚∀゚)ああ!朝から連荘してやるぜ!
('A`)。oO(人の話聞いてねぇww)
( ^ω^)青ドンは暖簾狙いでおk?
('A`)ああ、できれば上段にビタで頼む!上段ビタなら全てのチェリーを角で取れるからな
( ^ω^)頑張るお
('A`)ちなみにレバオンで白ナビや猫通過はピンクチェリーのほうを狙え。結構取れるから
( ^ω^)把握
( ゚∀゚)よっしゃー!そろそろ出陣だぜぇ!
(´_ゝ`)それでは開店となります!番号順に入場後、抽選券は見える位置に置いてください!
hsmr( ^Ω^)
( ^Ω^)支援
入場後、3人は狙い台に無事座れたようです
( ^ω^)よーし、今日もいっぱい出すお!
('A`)よっしゃ!今日も勝つぜ!
( ゚∀゚)麻雀ゲットォ!やっぱりいいねぇ!
打ち始めること数分、最初に契機役を引いたのはブーンであった
( ^ω^)ナナメ氷が揃ったお!
('A`)あちぃな!ナメコの時は重複ならドンちゃん揃い確定だからドン狙え
( ^ω^)いくお!ドーンだお!!!!!
…
('A`)スルー乙www
(#^ω^)親方にサボるなって言われてるのに射的なんかしてるからだお!!
('A`)演出がおかしいのは仕様だから仕方ねーよ
( ^ω^)でも楽しいお!左上段暖簾からの右リールノリオ揃いはアツさも最高潮だお!
('A`)ああ、5号機の中ではよくできてるよな
( ^ω^)おお!そんなこと言ってる間にドクオもノリオきてるお!
('A`)ああ
(※さっきのカキコミで契機役と書きましたが、
5号機で契機役って違和感ありますね…すいませんが読み流してください)
(´・ω・`)支援
暖川暖
鈴川再
氷川俺
('A`)こいっ!
暖鈴暖
鈴チ再
氷氷俺 Σズルッ!
( ^ω^)おお!初代花火を思い出させる最強に美しいリーチ目だお!
('A`)知ったかぶりすんなボケッ!おととい俺が教えるまで毎ゲーム3連ドンちゃん狙ってたじゃねーか!!
(;^ω^)バレたかwwでもその目が美しいってことは分かるお!
('A`)ああ、いきなりゲチェナも捨てがたいけど、最高にアツい瞬間だよ!…あ、バケか
ドクオはスタートから120ゲームでREGを引いたようです
一方ジョルジュは…
( ゚∀゚)へへ!リセット成功したうえに3Gで連荘だぜ!
その後128Gを抜けるジョルジュであったが
BIG中の竹とハズレの出現率から6はないと冷静に判断し出玉を流したようです
(´_ゝ`)ありがとうございました。会員カードをお返しします
( ゚∀゚)680枚か。まあ悪くない結果だな。さて、昼までの1時間半をドトールで潰すかな
('A`)お、ジョルジュからメールがきたぞ。リセット成功して今からエナタイムまで時間潰すだとさ
( ^ω^)おっお!リセット成功したなら良かったお!
('A`)よし、俺達も午前中にある程度設定判別できるようにぶん回そうぜ!今日は設定1無しのイベだしな
( ^ω^)おおーん!
( ゚∀゚)ミラノセットAで
第3話 〜コンビ結成後初の実践のようです(後編)〜
そろそろ正午をすぎたようです
( ゚∀゚)さーて、午後は鬼浜のエナといきますか〜。その前に2人の様子でも見ていくかな
( ^ω^)お!ジョルジュが帰ってきたお!
( ゚∀゚)おお!2人とも出してるなー!設定良さそうか?
('A`)俺のは良さそうだな。BIG確率もそうだけど、平行氷から当たってる。
( ゚∀゚)設定差の大きい単独はどうなんだ?
('A`)ああ、ピンクチェリーの可能性もあるから見抜くの難しいんだが、朝イチは単独REGだな
( ^ω^)ブーンは今のところ全てナメコ重複で打つ手なしだお!
( ゚∀゚)お、BIG中じゃねーかよ!
('A`)ブーンのやつ、朝イチナメコスルーしてから6連続ナメコ重複ww期待度50%とかまるで無視ww
( ゚∀゚)BIG確率が結構いいからあとはヒラコの重複率とBIG中の演出だな
( ^ω^)おっお!BIG中の演出と言えば、今まさに葉月BIGの花火が上がる瞬間だお!
日本一の花火職人になることでぃ!
ドン
ドン ドン
('A(゚∀゚)ktkrwwwwww
( ^ω^)珍しいお!3連ドンちゃんの花火があがったお!
('A`)ブーンその台、ほぼ設定H確定だぞ
( ゚∀゚)おいおい、ブーンはメチャクチャな引きを持ってるな
( ^ω^)これはそんなに凄いのかお!!やったおーーー!!
('A`)始めてみたよ。3連ドンちゃんって本当に上がるんだな
( ゚∀゚)俺は狙いの鬼浜空いたみたいなんでちょっと見てくるよ
('A`)ああ
( ^ω^)ジョルジュは本当に4号機が好きだお!もちろんブーンも鬼浜は大好きだお!
('A`)俺もよく打ったよ。ちなみに設定5が1番好きだわ
( ゚∀゚)うひょー!前日250ヤメの鬼浜がノーボーナス260で落ちてたぜ!合わせて510G!
('A(^ω^)ハマリモード→バケ単乙ww
( ゚∀゚)ハッハッハ!それでもベットでカッ飛んじゃうのがジョルジュ様よ!ハッハッハ!
('A(^ω^)。oO(単って言っただろ単ってwww)
254 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/01(水) 09:30:20 ID:x3wGRXhv
チャメ氏 お疲れさん
その後も時間が経過し、日は傾き19時を迎えた様子です
('A`)ブーン、俺はあの後ほとんどナメコ重複で、設定Hの確信を持てないからプラスの状態でヤメるわ
( ^ω^)把握!ブーンはあと1000枚くらい上乗せするお!
('A`)ああ、頼む。9時20分過ぎにBIG引いたら0Gヤメで流しておk
( ^ω^)把握
ドクオは1200枚を流し休憩フロアへと向かっていった
( ゚∀゚)お!ドクオ待ってたぜ!
('A`)ジョルジュおつかれ!鬼浜はどうだったんだ?
( ゚∀゚)それがよ、天井バケだったんだけど、そこからBIG8連!!
('A`)すげーな
( ゚∀゚)しかも8G以内が4回あったから1撃3000枚オーバーよ
('A`)4号機は連荘があるから楽しいよな
( ゚∀゚)ああ、10月まではこのスタイルでいくよ
そのあとも雑談を続け、2人はカレーを食べつつブーンの帰還を待った
'A`)お、帰ってきたようだな
⊂( ^ω^)⊃ブーン!
('A(゚∀゚)。oO(キメェwww)
( ^ω^)おおおん!ブーンを出し抜いてカレーとは!!!
('A`)設定H打ったんだから許せ!
( ゚∀゚)結局何枚出たんだい?
( ^ω^)3400枚だお!投資200枚だから62K勝ちだお
('A(゚∀゚)64Kな。ゆとり乙ww
( ^ω^)ジュース代とパン代で2K使ったから62Kだお
('A(゚∀゚)…
こうしてブーンのパチスロ生活初日は最高の形で終わったようです
今回の投下はこれで終了です
まだ構成段階ですが続きを作成しています
おそらく早くて今日の夜中
遅いと2〜3日かかるかもしれないです
こんな話ですがもし良かったら読んでください
支援やhamrしてくれた方、ありがとうございました
乙鰈( ^Ω^)
261 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/01(水) 13:56:47 ID:TFzBKE2G
楽しかったよ
続きたのしみにしてる
263 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/01(水) 16:05:36 ID:xpe2Lk71
乙
今のスロ屋が舞台なのがイイ!
264 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/01(水) 21:35:06 ID:HD0SZhmo
( ^ω^)乙ですおww
続き待ってますお!
265 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/04(土) 00:57:22 ID:zUro0/YJ
支援 あげ
266 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/04(土) 02:15:32 ID:xwLVzJyL
23時頃
>>1から見始めたらこんな時間にw
面白かったっす。
特にNIYAぴょんと射駒タカシとちんのすけとオイチには笑ったw
続き期待してます。
あ、しのけんの登場も期待してますw
( ´ω`)「おかしいぉ……5万入れても来ないなんて…」
('A`)「うひょ〜今日も万枚だなこりゃ」
( ´ω`)「(台番間違えたかぉ…でもあってるぉ…何でだぉ…)」
ブーンは気づいてなかった。勝ち方を知ってるが故に突っ込む…そう、騙されていたのだ。桜詐欺である
ブーンはその日全財産を吐き出した…
( ^ω^)「ブーンはバカ野郎だぉ…」
パチスロがにくい…こんな目にあわせた店長が憎い…
ブーンはこの日から闇に生き、パチ屋に復讐することを誓った…
三ヶ月後…
(〆▼ー▼)今日も良い天気だな。さて、ぼったくるか
開店〜
(〆▼ー▼)皆さん走らずにお願いします。ん…?
(×^ω^)
(´・ω・`)
(〆▼ー▼)ありゃブーンじゃねぇか。懐かしいな。またかもられにわざわざ来てくれたと言うわけか
ククク…出やしないんだよ。全部1なんだからな
(×^ω^)……
(´・ω・`)本当にやるんだね?ブーン。
(×^ω^)ぉぉ。この恨みを晴らさねば全国の養分の恨みも晴れぬ
(´・ω・`)なら遠慮なくやろうか
二人はゴッドに座る。
(×^ω^)まだあるとはな…これも定めか
(´・ω・`)行くよ、ブーン
(×^ω^)つGODGODGOD
(´・ω・`)つGODGODGOD
(〆■∀■)店長!大変です!
(〆▼ー▼)なんだ騒がしい。キンパルのストック切れの文句なら良くあることだと説明しろといつも…
(〆■∀■)いえ!ゴッドが…ミリオンゴッドがおかしいんですよ!さっきからずっとGGで二人とも軽く二万枚を…
(〆▼ー▼)な、なんだってーΩΩΩ
(〆▼ー▼)(そんなはずはない…ゴッドは全台1の筈…)
(×^ω^)
(´・ω・`)
(〆▼ー▼)な、なんだこのドル箱の山は!それに…ブーン、なんであの糞養分が…
(〆▼ー▼)おい!おまえら!何やってる?!
(´・ω・`)ほら来た
(×^ω^)クックック。何ってパチスロ打ってんだぉ。見てわかんないのかぉ?
(〆▼ー▼)そうじゃなくてこの出玉は変っ…異端っ!あるはずがない!
(×^ω^)どうせ全台1だろ?わかってるぉ。しかしな…甘いよあんた。中身はあるんだからさ…たんまり溜まってんだろストック
(´・ω・`)後は出せば良いだけさ
(〆▼ー▼)き、貴様等!ゴト氏だな!事務所に来い!
(×^ω^)ないない、そんな証拠。この通り俺たちは半袖出し背中に機械などもつけてない。無駄だよ
(´・ω・`)あんたが今までぼったくってきたこの一枚一枚のコイン…それを俺達が出してやる。
(×^ω^)つGODGODGOD
(〆▼ー▼)やめろー!!!中止!台が壊れたから中止だ!打ち止め!
(´・ω・`)ちょwww
(×^ω^)許されない、それじゃ周りの人にここは出たら辞めさせられる、そんな店だと思われるぉ?
(〆▼ー▼)う、うるさいっ!1でそんなに出るわけがない!おまえ等もただで済むと思うなよ!
(×^ω^)無駄なことを
(´・ω・`)全くだ
そうしてブーン達は奥へと連れて行かれた
('A`)さっきのブーンじゃねぇか…あいつ…
続く
遅くなりました
最近忙しいので…
ちょっとやっぱり昔のだとネタに乏しく展開も薄い為現時点での物語を構想中ですのでしばしお待ちを
274 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/04(土) 07:13:01 ID:tI6rySBG
( ^ω^)時さん
乙ですお
お疲れ様( ^Ω^)斬新な展開wktk
乙華麗( ^Ω^)どれも名作揃いだ
乙鰈(`・ω・´)
ξ ゚ー゚)ξ 保守☆
続きに期待ww
279 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/07(火) 09:59:59 ID:yZzOjgLk
マジカル あげ
280 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/08(水) 00:08:06 ID:sPs1oljq
( ^ω^)ブーンがこの夏トランスフォームするようです
( ^ω^)…
└(^ω^)─
| 〉 ジャキン!
m9(^ω^)─
| 〉 さぁショータイムってヤツだ
281 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/09(木) 16:50:18 ID:uVd1YAwh
アゲ
282 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/11(土) 04:19:17 ID:3Ia4IgY/
ほしゅ
283 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/12(日) 10:05:12 ID:GL+IjUYz
ほしゅ×2
284 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/12(日) 10:45:53 ID:jvjCpeYB
ブーン応援しとるで
オレを養ってくれ
285 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/13(月) 21:48:05 ID:3Ilol3Bi
286 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/16(木) 21:58:44 ID:e+ydJLeJ
(×^ω^)ヤサグレブン
川*゚ -゚)保守だぞ
288 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/17(金) 06:37:05 ID:KzICm/JJ
アイフルはボッタクリ営業!!!!
アイフルはボッタクリ詐欺
年率グレーゾーンの
28.835%を、訂正もせず市民からふんだくり
騙し続け、のうのうと違法営業をし続けてる!!
アイフルはボッタクリ!!アイフルはボッタクリ!!違法営業!!
規定の範囲の年率に直せ!!!
ボッタクってんじゃねーよ!違法営業し続けてんじゃねーよ!!
警察の人アイフルを捕まえて!!
警察の人アイフルは違法営業してるぞ!!!
アイフルは規定の範囲内の年率に早く直せ!!!! 違法行為続けてんじゃねー!!!
289 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/18(土) 15:01:10 ID:6btYomZt
(´・ω・`)まだかい?
290 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/18(土) 17:10:39 ID:KS156gSz
最高です(^о^)♪
291 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/19(日) 11:06:31 ID:OKmraoE0
保守
292 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/19(日) 20:51:15 ID:AEdrKmnA
ブーン がんばれ(^-^)/
293 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/20(月) 13:18:38 ID:A+3/lx7D
294 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/20(月) 21:01:38 ID:wpem2sVn
とても面白かったです。(^-^)♪
295 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/21(火) 19:58:57 ID:orSlteuN
ブーン 強く生きろ、俺も1回死んだけど、もう1回生きてみる(^-^)/
296 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/23(木) 05:28:10 ID:CTtGIViZ
( ゚∀゚)保守!
いつまでも待ってるぜ!
297 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/24(金) 05:27:02 ID:AO4i9k5b
( ^ω^)保守だお
3作進行中じゃなかったかな・・・( ^Ω^)
299 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/24(金) 20:16:29 ID:TEYPSbqQ
保守(^ω^ )
300 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/24(金) 22:52:46 ID:HVfWx0OV
( ⌒ω⌒)時サンのもチャメサンのも好きです
301 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/25(土) 14:30:42 ID:l2lZ6x9E
保守
302 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/27(月) 08:56:11 ID:JEq3g9pb
保守
303 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/28(火) 18:08:12 ID:YmS7/iTe
保守(^ω^ )
304 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/29(水) 13:32:34 ID:mTthI/Mw
捕手
どまんなかにバシっとこいやー
305 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/08/31(金) 05:30:21 ID:1R5s7itq
ξ;;)ξ保守…
もう終わりなの…?
306 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/01(土) 19:23:43 ID:keCXFAT4
( ;ω;)まだ諦めないお!
作者タン達早く帰ってくるお!
307 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/02(日) 21:58:11 ID:bDWdIR4B
保守だっちゃ
308 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/03(月) 21:24:09 ID:r0qtN232
んぢゃ、俺も保守♪♪
309 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/05(水) 20:48:06 ID:4fs1zlu1
(^ω^)おっおっおっおっ!(保守だお)
310 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/06(木) 22:28:24 ID:0eQZL0VN
イグ
311 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/08(土) 07:18:30 ID:hjmr3ePO
保守
( ^ω^)「今日は仕事が休みだお!気合い入れて朝一から並ぶお!」
⊂( ^ω^)⊃「ブーンだお!ブーンだお!」
いつものようにブーンはブーンしながら、MHのパーラーORZへ向かったのでした
( ^ω^)「この時間ならまだ誰もいない筈だお!やっぱり、並びは一番に限るお!」
しかし、パーラーORZの前にはすでに一人の男が立っていた
('A`)「よう、待ってたぜ、相棒」
( ^ω^)「誰だテメエwww」
全く知らない男に相棒とか言われても困る。しかし男は続ける
313 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/08(土) 10:15:19 ID:hjmr3ePO
('A`)「俺か?俺はドクオ。世界を救う為に旅をしているスロッターだ」
( ^ω^)「大丈夫ですかー?」
('A`)「そしてブーン、お前は選ばれた。伝説の勇者にな」
( ^ω^)「もしもーし?」
('A`)「さあ!俺と一緒に行こう!ボッタ店に苦しめられている人達を救うんだ!」
( ^ω^)「一人でいけお。病院にな」
('A`)「お前の会社には退職願いを出しておいた」
(;^ω^)「ちょwww
何しやがんだテメェwww」
('A`)「これでお前を縛るものは何もなくなった……
さあ、飛び立つんだ!勇者ブーン!」
(;^ω^)「ちょwwなにするおwwヤメテwwヤメロwwアッーーー!」
( ^ω^)ブーン達はボッタ店と戦うようです
かくして旅立ったブーンとドクオ。すっかり日は暮れ、人気のない山道を車で飛ばしていた
('A`)「どうした?ブーン、元気がないな。オロCでも飲むか?」
(;´ω`)о0(コレはいわゆる誘拐ってやつなのかお?もうダメかもわからんね)
('A`)「実はあと二人仲間がいるんだ。すでに先に行ってる筈なんだが……
お、着いたぞ。あそこだ」
ドクオの視線の先には、どこか見覚えのある光が見えた
( ^ω^)「……パチ屋のネオンかお??」
なぜこんな山奥に?当然の疑問だが
( ^ω^)「綺麗だお…」
それをしばらく忘れるほどに、闇に浮かぶそれは幻想的で、美しかった
('A`)「……あれが害悪だ」
( ^Ω^)hsmr
316 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/08(土) 10:20:39 ID:hjmr3ePO
(;^ω^)「害悪!?あの伝説の!?」
('A`)「ああそうだ。住人全員を多重債務者にして、街を一つ滅ぼしたといわれる、あの害悪だ」
(;^ω^)「よくある都市伝説の一つだと思っていたお……まさか、実在したなんて……」
('A`)「…さあ、到着だ」
パーキングに車を入れるドクオ。エンジンを止め、車を降りる二人。暗闇の中、ネオンの光を頼りに歩き出した。
綺麗に点滅するネオンの光、遠くに聞こえる喧騒。なにかほっとするこの感じ。やっと仕事を終え、期待に胸を膨らませながら、ホールへ急ぐ日常という砂漠のオアシス。
そうだ…今日は勝てるかもしれない。そして勝ったら、行きつけのバーに行こう。きっとマスターはいつものテキーラを出してくれる、名前も知らないけれど、いつもの仲間達と楽しいひとときを過ごすんだ。
そうそう、いつも指名してる、あの娘に何かプレゼントしよう。やっぱりアクセサリーかな?服や靴は好みがわからないしな、それとも……
(;'A`)「……ン、おい、ブーン!!」
317 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/08(土) 10:22:23 ID:hjmr3ePO
(;^ω^)「……は!?な、なんだお?」
('A`)「気を張ってないと、持っていかれちまうぞ」
いつの間にか、店のすぐ近くまで来ていた。紫を基調とした、その外観は何か禍々しい、負のオーラ、魔力のようなものをまとっているように見えた。
そして、それを飾り立てる色とりどりのネオンは、妖艶に煌めく夜空の星を思わせる。
美しかった。心奪われるほどに
(;'A`)「……!?あれは!?」
店の前に誰か倒れている。急ぎ駆け寄る二人
(;'A`)「ショボン!!どうした!?大丈夫か?」
ショボンと呼ばれたその男は、ゆっくりと目を開けた。全身血にまみれ、右の腕は変な方向に曲がっている。その虚ろな目は焦点が定まっていないようだった。
(メメ´・ω・`)「その声は、ドクオかい?……フフ、しくじっちゃってこのザマだよ、さすが伝説のボッタ店だよね。ゴト対策のセキュリティは完璧だったよ…」
(;^ω^)「と、とりあえずすぐ病院へ!」
(メメ´・ω・`)「おや…その声は…?ああ、勇者様か、見つかったんだね…よかった…くッ」
ショボンの顔が苦痛に歪む
318 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/08(土) 10:24:25 ID:hjmr3ePO
(;'A`)「もういい、喋るな!」
(メメ´・ω・`)「ぼ、僕はもうダメだ。それより、クーがまだ店内にいるんだ、はやく…!」
(;'A`)「わかった!必ず助けるから、頼む、もう喋るな!」
(メメ´・ω・`)「ドクオ、これを…」
ショボンはそう言ってドクオに何かを手渡した
(;'A`)「こ、これは…」
(メメ´・ω・`)「ゆ、勇者様、ドクオとクーを、よろしくお願い…しま…」
(メメ´ ω `)……ガク
(;A;)「ショボンッーーー!!」
ドクオの叫びは、あたり一面に響いた。それは、怒りに満ちた、しかし、胸が締め付けられるような悲しい、悲しい叫びだった
319 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/08(土) 10:29:07 ID:hjmr3ePO
(;^ω^)「ドクオ、この人は…?」
( A )「ショボン…さっき言ってた、仲間の一人だ。一流の…ゴト師だった」
(;^ω^)「……そう、なのかお…」
ブーンにはそれ以上掛ける言葉が見つからなかった。しばらく二人の間に沈黙が流れる。それを、先に破ったのはドクオだった
('A`)「行こう、まだ仲間が一人店内にいるんだ」
( ^ω^)……コクリ
無言で頷くブーン。そうだ、今は悲しむ時じゃない。ひたすら前に突き進み、打ち破る時なのだ…!
( A )「…ショボン…!必ずクーを救って、かたきを討ってやるからな…!」
320 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/08(土) 10:30:11 ID:hjmr3ePO
いまやショボンの形見となった、クレマン君を握りしめ、夜空を見上げてドクオは誓った。そして、勢いよく害悪の扉を蹴り開けようと……
ウィーン…
('A`)「……自動ドアか、さすが害悪。いきなりやってくれるぜ!」
(; ^ω^)оO(思わずノリで、ついて来たけど俺全然関係なくね?ww)
二人の戦いは、いま始まろうとしていた
第一話 完
321 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/08(土) 10:35:46 ID:hjmr3ePO
誰も投下しないから、書いちゃいました。
なんとも厨くさい設定ですが、おてやわらかに…
一応自分の中で話は完結しているので、逃亡はしないつもりです。
文才なくてすんません><
322 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/08(土) 10:53:27 ID:vo+dN93r
乙華麗( ^Ω^)
>>321 久々の投稿だからwktkしながら
待ってるよ
324 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/08(土) 23:24:03 ID:9e7s3MEH
おっ、とうとう連載再開か。
パーラーORZと退職願が面白かったw
つーかこれ電車男みたいに書籍化してほしいなw
325 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/09(日) 00:31:48 ID:i5uBNVED
作者サン乙! つづき楽しみにしてるぜぇ 個人的には害亜じゃあ無理!!
乙華麗(´・ω・`)
327 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 07:52:52 ID:/e+nLQRr
思った以上の反響ありがとうございます!(;∀;)
第ニ話投下させて頂きます!
伝説のボッタ店害悪の店中は、以外と普通だった。明るい照明に、派手なポップ、遊戯台にささった店長オススメのプレート。
それは、どこの店にもありそうな、ごくありふれた光景だった
なんていうか……
('A`)「……拍子抜けしたか?」
ブーンの考えを見透かすようにドクオは言った
( ^ω^)「……もっとこう…魔王の城みたいなのをイメージしていたお」
('A`)「そんなパチ屋はねえだろww
でも、裏側はまさにドス黒い陰謀が渦巻く大魔王の居城、て感じだけどな」
( ^ω^)「で、どうするんだお?」
('A`)「まずは、クーを捜し出して、それから…」
ドクオはぐっと声のトーンを落として言った
('A`)「事務所のホルコンに細工するんだ、遠隔を逆手に取って全台大開放さ」
329 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 07:56:21 ID:/e+nLQRr
(;^ω^)「そんなことしたら、ただじゃすまないお」
ショボンの惨状が脳裏をかすめた
('A`)「大丈夫だ。伝説ではこの店は、一瞬でも割数が10割を越えると次元の狭間に消滅するらしい」
(;^ω^)「厨設定乙」
('A`)「だから、クーを救出して、ホルコンをいじったら、すかさずトンズラしちまえば、俺たちの勝ちって事だ」
( ^ω^)「そのクーって人はどこにいるんだお?」
('A`)「……捕まったんだとしたら、事務所か、……!」
ドクオはそこで言葉を切った。店員らしき男が近付いてきたからだ
( ∀ )「イラッシャイマセー…」
頭を下げて、通りすぎたものの、ちらちらとこちらの様子を窺っている。
330 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 07:57:35 ID:/e+nLQRr
('A`)「…こんなところで話してたら、怪しまれちまうな……何か打つか」
ドクオはシマを見渡した。
('A`)「と言っても設定はオールベタピン、ストックは完全消去だろうからな…どうしたものか…」
( ^ω^)「それを逆手に取って、コイツはどうだお?」
ブーンが指差したのは……
('A`)「青ドンか……天井RT狙いだな」
二人はそれぞれ、R後500、B後800ハマりの台に並んで座る
打ちながらブーンはドクオに話しかけた
( ^ω^)「ドクオはどうして、害悪と戦うんだお?スロプならスロプらしく、優良店にだけ通っていればいいお」
('A`)「俺たち……俺とショボンの親は、害悪に滅ぼされた街の住人だったんだ」
331 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 07:58:48 ID:/e+nLQRr
( ^ω^)「……多重債務者になったのかお?」
('A`)「ああ、そうだ。両親は離婚して、一家離散さ。高校にもろくに行けなかったから、キツい底辺職にしか就けなくてな……」
ドクオは淡々と打ちながら続ける
('A`)「で、害悪に復讐するために、俺はスロプにショボンはゴト師になって、それぞれ修行していたのさ」
('A`)「世間からは冷たい目でみられ、多くの店から出禁をくらい、5号機時代の氷河期が来ても、俺たちは励まし合って生きてきたんだ…!」
ストップボタンを押す指に自然と力がこもる
('A`)「そんな俺たちを支えてくれたのが、スロ屋で知り合ったクーだった。ぶ愛想だが、優しい奴でよ…イイ女なんだ」
ドクオは少し嬉しそうに語った。
332 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 08:00:11 ID:/e+nLQRr
( ^ω^)「おっおっお
ドクオの彼女なのかお?」
('A`)「…いや、俺とショボンは抜け駆けしない約束をしていたし、何よりも3人の関係を壊したくなかったからな……
あくまで友達以上恋人未満の仲間だ」
( ^ω^)「そうかお……ん、そろそろ天井RTだお!」
ブーンの台は回転数800を迎え、天井RTに突入した。
('A`)「こっちも1200で突入だ。しかし当たる気がしねえなww」
結局それから2000Gオーバーのハマりのあと、二人ともビッグを引いて終了した。
333 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 08:03:13 ID:/e+nLQRr
(*^ω^)「おっおっおっ
やっぱり青ドンはいいお!」
('A`)「5号機にしては、いい出来だよな。よし、即ヤメだ……ってなに回してんすかww」
( ^ω^)「初代ハナビから打込んでいるブーンからしたら、アルゼの機械を即ヤメするなんてありえないお!100G以内に連チャンするお!」
('A`)「養分スロッター乙www」
( ^ω^)「……ふ、コイツを見てもまだ、そんなこと言えるのかお?」
ブーンの台のリールには、斜めに氷が揃っていた。
('A`)「次ゲームはッ!即ちッ!激アツゥゥぅぅ!!」
( ^ω^)「うおおおぉッ!震えるぞッ!ハートッ!燃え尽きるほどヒートぉぉぉ!!」
渾身のレバーオンッッッ!!
334 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 08:04:55 ID:/e+nLQRr
('A`)「……ま、妥当な結果だよな」
( ´ω`)「おっお〜ん、この店じゃなかったら、絶対ヒットしてた場面だったお…」
ブーンはスルーしたようです
('A`)「まあまあww
とりあえず流そうぜww」
コインを箱に移し、席を立ったそのとき、二人は異変に気付いた
ひそひそ… ヒソヒソ…
('A`)「…ん?なんか言ったか?ブーン」
( ^ω^)「何も言ってないおー……」
(ヒソヒソ…あいつら箱にコイン入れてるぜー…)
(ヒソヒソ…勝ったのか?)
(ヒソヒソ…まさか!サクラだろ?どうせ)
(ヒソヒソ…ああ、いいなぁ。俺なんかもう80K突っ込んでるのに…)
周りの客たちや、店員が二人をチラチラ見ていた
335 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 08:06:07 ID:/e+nLQRr
(;^ω^)「物凄い負のエネルギー……つーか、もう怨念とか、呪いのレベルだお」
(;'A`)「かえって目立っちまったな」
痛い視線の中なんとかコインを流し、カウンターへと向かう二人
ξ )ξ「……イラッシャイマセー…」
まるで生気を感じないカウンター嬢にレシートを渡した。青白くて細いその腕は、生きているもののそれとは思えなかった
ξ )ξ「……余りコインは、どうなさいますか…?……テ」
(;^ω^)「オ、オロCでいいお……?ん?なんか言ったかお?」
ブーンは顔を近付けてみた。長い前髪のせいで、嬢の表情はわからない
ξ )ξ「……こちらになりますー……ケテ」
(;'A`)「え?なに?」
ξ;;)ξ「タスケテ……マタテンジョウダヨウ…」
やっと絞りだされたその声は、胸が苦しくなるほどに、悲壮感に満ちていた
336 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 08:07:42 ID:/e+nLQRr
(;^ω^)「ド、ドクオ…?」
(;'A`)「…ああ、おそらくこの娘はもう…」
ξ;;)ξ「キット…コンドコソ……レンチャン…スルカラ…ダカラ…ダカラオカネヲ……」
(;'A`)「やめろ!どうせバケ単発で終わりだ!もう、やめるんだ!」
(;^ω^)「ドクオ!?」
ξ;;)ξ「テンジョウ……バケタン…?……ヤメルノ?」
(;'A`)「そうだ!気持ちはわかるが、時には引く勇気も必要なんだ!」
ξ )ξ「ナラ………マレ」
(;'A`)「ん?」
耳を手に当てて、嬢に顔を寄せるドクオ
ξ´゚Д;)ξ「ならオマエラも 天井までハマれ!!」
337 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 08:08:56 ID:/e+nLQRr
(;^ω^);'A`)「う、うわあぁぁぁ!!」
崩れたその顔はもはや、人間ではなかった。二人はそこから逃げ出そうと、駆け出す。が、しかし
(;'A`)「ーッ!なんだ、コイツらッ!」
(;^ω^)「店員さん達に囲まれたお!!」
( Д )「ハマレ…ハマレ…」
( )「…ハマレ…ハマッチマエ…」
( ∀ )「テンジョウマデ…ハマレ…」
ξ´゚Д;)ξ「……そう、あなた達はもう逃げられない…」
(;^ω^);'A`)「……!!」
ξ´゚Д;)ξ「ここは…天井ループの永遠の地獄だもの…」
第ニ話 完
338 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 08:15:53 ID:/e+nLQRr
今回はここまでです
続きは、今日中に書けたら書きたいと思ってますが、書けなかったら一週間後ぐらいになります…
今回は、少し中だるみ気味で、退屈だったかもしれませんね><
乙ノシ
続きを楽しみにしてるよ(・∀・)
イミフ展開すぐるwww
だがそれがいい
乙鰈( ^Ω^)
342 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 12:15:08 ID:/e+nLQRr
ちょっと短めだけど、書き上がったので投下しますよッ(・∀・)ノ
343 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 12:18:07 ID:/e+nLQRr
ξ´゚Д;)ξ「そう……あなた達はハマり続けるの……天井までね」
どこを見ているのか、わからない虚ろな目。その瞳に光はなく、どこまでも続いてそうな、絶望的な闇しかなかった
ξ´゚Д;)ξ「そしてバケ単の後、また天井を目指すの……この繰り返し……永遠に、ね」
(;^ω^)「そんな、夢も希望もないお!」
ξ´゚Д;)ξ「夢…?希望…?そんな言葉は、すぐに忘れてしまうわ。だって、ここは…」
ξ´゚Д;)ξ「絶望しかない、賽の河原だもの」
暗い闇のオーラのようなものをが、嬢から発した。あたりを闇に染めながら、霧のようなそれはゆっくりと、しかし確実に二人に襲いかかってくる
344 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/09(日) 12:19:54 ID:6owQKY5a
hsmr( ^Ω^)
345 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 12:20:22 ID:/e+nLQRr
(;'A`)「あ、あれはヤベェ!ブーン逃げるぞ!」
(;^ω^)「と言っても囲まれてるお!」
( Д )「ハマレ…ハマレ…」
( )「エイキュウニ…ハマレ…」
不気味な店員たちも、じりじりと間を詰めて来る。このままでは、はさみ打ちだ。まさに絶対絶命だった
(…光を、もっと光をっ…!!)
(;^ω^)「…!?ひ、光…?」
そのとき声が響いた
(黄金の光をっ…!
!歓喜の光をっ…!!)
(;^ω^)「黄金?歓喜の光?」
(;'A`)「おい!どうしたんだブーン!イカれちまったのか!?」
(;^ω^)「ドクオには聞こえないのかお?黄金と歓喜の光が…」
そのときブーンの脳天に稲妻が走ったかの如く、ある考えがひらめいた。
(;^ω^)「そ、そうかお!もしかしたら…!!」
346 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 12:21:55 ID:/e+nLQRr
ブーンはすばやくシマをみわたした。そして、あるシマに目をつけると
( ^ω^)「ドクオ!ここをちょっと頼むお!コイツらを足止めしておいてくれお!」
(;'A`)「え?なに?そんなの無理だっt」
⊂( `ω´)⊃「うおおおぉッッ!」
ブーンは渾身の体当たりで、店員たちの包囲網をぶち破った。そして、「ある台」めがけて一直線に駆けた
(;゚∀゚)「え?なにお前?これは俺が朝から80Kも突っ込んd」
(#^ω^)「どけお!」
強引に台を奪ったブーンは、物凄い勢いで回し始めた
(;'A`)「ちょwwいまそんなことしてる場合じゃねえwwて、なにビジ揃えてんのww」
( ^ω^)「…チェリー解除だお」
それは神の気まぐれなのか、それともブーンの絶対的な天運なのかはわからない。しかし、いまブーンはこの土壇場で奇跡的なチャンスを掴んだのだ
347 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 12:23:04 ID:/e+nLQRr
(;'A`)「いや、だからそうじゃねぇww状況なんも変わらんでしょーが!!」
( ^ω^)「…いま助けるお」
そしてブーンはビッグの消化に取り掛かった
(;'A`)「言ってることとやってること違いますからww
あーもうダメww飲み込まれる〜wwどっくん死んじゃうwwオワタww」
( ^ω^)「…!!きたお…!!」
キーーーーーン!!!
一瞬時が止まった
フロア中に響きわたる幸運の鐘の音色、そして眩いばかりに光り輝く黄金の光、それはまさに歓喜の象徴
(;'A`)「八代将軍キターーー(゚∀゚)ーーー!!」
吉宗。黄金に輝く八代将軍ランプは、全ての絶望を乗り越え、希望と笑顔をもたらしてくれる。それは絶望に塗り潰された地獄の亡者たちでさえも例外ではなかった
348 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 12:24:40 ID:/e+nLQRr
(;Д;);)∀;)「あ、あああぁぁぁあ」
黄金の光は店員たちを包み込んだ。涙を流し、歓喜に打ち震えながら、静かに消えていった
ξ;´゚Д;)ξ「ぐ、ま、眩しい!私には眩しすぎるぅぅ!」
( ^ω^)「…いま、楽にしてやるお」
そしてブーンはゆっくりとストップボタンを押した
(;'A`)「ダ、ダブ7かよ……」
ξ;´゚Д;)ξ「ああ、希望が、歓喜が2倍だなんて!!脳汁と共に溢れてくるぅぅ!」
ξ´;Д;)ξ「あ、ああ……!!」
ξ ;;)ξ「………!!」
ξ ;ー;)ξ「……アリガトウ……」
最期に希望に満ちた美しい笑顔を残して、彼女もまた光の中に消えていった
(;'A`)「…やった、んだよな?」
349 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 12:25:38 ID:/e+nLQRr
( ^ω^)「……希望を抱いたまま逝けてよかったお」
(;'A`)「……!!これはヒドい」
ビッグ終了後、八代将軍のまばゆい輝きは、もうすでに失われていた
( ^ω^)「すまんかったお、台は返すお」
ブーンはコインを箱に移し、その場を足早に立ち去った
(; ゚∀゚)「え?いいの?連チャンしちゃうかも〜wktk」
('A`)「……スマン」
( ゚∀゚)「???」
とても見ていられない。ドクオもその場を逃げるように去ったのだった
第三話 完
350 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/09(日) 12:26:48 ID:/e+nLQRr
以上です
短くてすいません><
351 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/09(日) 12:35:39 ID:F80T20PF
352 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/09(日) 12:36:55 ID:6owQKY5a
353 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/09(日) 13:30:31 ID:CzkIN+61
ひそひそ・・のとこリアルでいいねぇ
次回作 待ってるお( ^ω^)(ё)
なんか…読み手を選ぶような厨ストーリーで申し訳ありません…
なんか「VIPでやれ」とか言われそうですけど、あそこのリア厨どもにスロ屋の話してもわからないと思うんで、こっちに書かせて頂いたんですが…
しかも今回は吉宗を知らない人には完全にイミフですね…
反省致しますorz
乙
面白かったよ
356 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 22:48:46 ID:gx3sLdjh
需要があるのかどうかはわかりませんが、第四話投下致しますorz
357 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/10(月) 22:50:56 ID:dJsx80qp
hsmr
二人は吉宗のシマを後にし、バラエティコーナーに移動してきた
(;^ω^)「な、なんなんだお…?この機種構成は…」
(;'A`)「香ばしいな…これはスロッターなら心が揺さぶられるぜ……」
ニューパルサー
クランキーコンドル
大花火
獣王
ミリオンゴッドetc
どれも一世を風靡した機種ばかりである。あの大○音響の台まで設置されていた。
コアなスロッターにとっては、まさにパラダイスと言って良かっただろう。ただ……
('A`)「ここが害悪じゃなかったらな…」
359 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 22:52:46 ID:gx3sLdjh
( ^ω^)「あ、あれは……!!」
そんな中ブーンが注目したのは
( ;ω;)「旧北斗(ユリアパネル)だお……」
(;'A`)「泣くなよ、キメェなww
しかも、これだけのラインナップで旧北斗かよw
ゲーセンとかにあるだろうがw」
(#^ω^)「そういう問題じゃないお!ブーンにとっては一番の思い出の機種なんだお!」
('A`)「モチツケピザwwまあ、人それぞれかもしれんが…」
( ^ω^)「旧北斗では初めて万枚出したし、大好きだった彼女と一緒によく打ったんだお!」
('A`)「ヘー……ソウ」
( ^ω^)「最高記録は92連荘もして、マイホに写真が飾られてるんだお!
撤去されるまで誰にも破られない記録を打ち立てたんだお!」
('A`)「………ア ソウ」
360 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 22:56:38 ID:gx3sLdjh
( ;ω;)「でも、彼女は旧北斗撤去後まもなく僕の元を去って行ったんだお……
僕は一度に大切なモノを二つも失ったんだお……」
('A`)「……フーン」
(#^ω^)「…って聞いてるのかお!ひとが青春赤裸々体験談をアツく語っているのに!」
('A`)「ダッテ ボク カノジョナンカ イタコトナイモンネー」
(;^ω^)「……」
('A`)「ホクトダッテ ラオウタオシタコトスラ ナイモンネー」
(;^ω^)「……正直スマンかった」
('A`)「イインダヨー……」
すっかり鬱になったドクオには悪いと思いつつも
(;^ω^)「さっきの吉宗のコインで、ちょっとだけ打つお」
思い出の旧北斗を前にしては、wktkせざるをえなかった
361 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/10(月) 22:59:42 ID:oyvHwGwH
hsmr( ^Ω^)
362 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 23:03:11 ID:gx3sLdjh
(*^ω^)「〜♪やっぱり旧北斗はサイコーだお」
『ヒャッハァ!ここはt ブシュー!!』
(*^ω^)「お!いきなり2チェだお!
これはさっそく頂いたかもわからんね」
('A`)「低確2チェの信頼度って、実は15%って知ってた?
2年もデータ取ってた俺が言うんだから、間違いないよ」
ドゴーン『待っていたぞ、ケンシロウ!』
(*^ω^)「フ……計算通りっ…!!」
そして、当然のように黒バーから狙うブーン
『ズゴシャーン!ブシュー!!』
( ^ω^)「フ……黒確定SPテンパイ音ッ…!
もう聞き飽きたがなッ…!」
『バトルボーナス、グェーーッット!!』
('A`)「ねえねえ、黒の継続率って実は50%ぐらいって知ってる?
俺黒でクリキン聴いたことないんだよねー」
363 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 23:09:55 ID:gx3sLdjh
〜十数分後〜
(*^ω^)「ユワッシャー 愛で空が〜落ちて来る〜」
('A`)「………15連、ね」
(*^ω^)「ん?ドクオどうしたお?」
('A`)「何でもない。いつものように、ちょっと死にたくなっただけだ」
(*^ω^)「ふ〜ん?
お〜まえもと〜めさ〜まよう心いま〜♪」
ブーンはハイになっているようです
( ・∀・)「アツくも〜えて〜る♪」
(*^ω^)「全てとか〜し♪」
(,,゚Д゚)「無惨にと び ち るぅ〜♪」
(*^ω^)・∀・)゚Д゚)「はずさ〜♪」
(;'A`)「…って、誰だよwwアンタらww」
364 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 23:10:57 ID:gx3sLdjh
いつの間にかブーン達の後ろに、二人の男が立っていた。
一人は細身で、薄ら笑いを浮かべている小男。もう一人はがっちりした仏頂面の大男。
見事なまでに対照的な組み合わせだった。小男のほうが先に、薄ら笑いを浮かべたまま口を開いた
( ・∀・)「ああ、驚かせてしまったようで申し訳ない。私、ホールの店長をさせて頂いております、モララーと申します。以後お見知りおきを。で、こっちは…」
(,,゚Д゚)「……主任のギコでございますだゴルァ」
(;^ω^);'A`)(店長と主任……!?)
ドキリとする二人。これから潰そうとしている店の幹部なのだから、当然敵に違いなかった。自ずと緊張感が走る
('A`)「…で、店長サン達が何の用だよ?」
思わず警戒心丸出しで睨んでしまうドクオ。しかし、モララーは構う様子もなく、薄ら笑いを浮かべたまま言った
365 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 23:13:25 ID:gx3sLdjh
( ・∀・)「いやいやいや、当店の北斗で10連以上された方は、もう一年も前を最後にいらっしゃらなかったもので。その…珍しくてですね……」
( ^ω^)「別にブーンにとっては、普通だお。北斗揃いの時は、二回に一回は歌聴いてたお」
('A`)(……鬱だ、死のう)
( ・∀・)「いえいえいえ。まあもちろん、お客様のゴッドハンドと神懸かったヒキの賜物だとは思うのですが、一応といいますか…」
(#'A`)「くどい奴だな!何が言いたいんだよ!」
スロプのドクオにとっては、この手の揉め事は割と日常茶飯事だった為、モララーの言いたいことはすぐにわかった。が、あえてキレて見せ、強気な姿勢を崩さない事は、スロプとしての意地だった
実際、やましいことはしていないのだから、強気に出て当然なのだが
366 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 23:16:03 ID:gx3sLdjh
ドクオのポケットからでてきたモノ……
(,,゚Д゚)「店長、これは……」
( ・∀・)「ふむ、遊戯機のコイン識別機を不正に感知させ、クレジットを上げるゴト道具…通称クレマン君ですねぇ」
(;^ω^)「それは、ショボンの…」
(,,゚Д゚)「二人とも事務所まで来いだゴルァ!」
(;'A`)「ま、まて!それは確かに俺のだが、一切使ってないんだ!」
( ・∀・)「……厨房でももっとマシな言い訳しますよ?」
確かにそうだ。この状況では、あまりにマヌケな言い分だ。刃物を持って銀行に行って、『強盗するつもりはない』と言っているようなものだ
367 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 23:20:18 ID:gx3sLdjh
(,,゚Д゚)「しかし店長、今日はこれでゴト師二人目ですね」
('A`)「……!!」
( ・∀・)「ん?ああ、そうですねぇ。ギコ主任がボコボコにしてましたよねぇ」
( A )「………」
(,,゚Д゚)「やだなぁ、店長だって腕折ったり、目潰したり、かなり鬼畜だったじゃないですか〜」
( ・∀・)「ん〜、さすがにアレはやり過ぎだったかな〜と反省してますよ〜?」
(,,゚Д゚)「いやぁwwあれ絶対死にましたってwwまあ、どっちでもいいっすけどww」
( ・∀・)「いやいや、ゴト師なんぞ、むしろ死んだ方がいいでしょうww」
( ・∀・)゚Д゚)「ぎゃっはっはっはwww」
( A )「……ショボンノ コトカ……」
( ・∀・)゚Д゚)「ん?」
(#゚A゚)「ショ ボ ン の こ と かーーーー!!!」
第四話 完
368 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/10(月) 23:28:54 ID:gx3sLdjh
今回はここまでです…
なんとも変なアトヒキになってしまいましたが、長くなりそうなので……><
続きですが、構想はもうでき上がっているので、早ければ明日の夜には書いて、即投下できそうです。
ハサマってくれた方、ありがとうございます(;∀;)
感想 意見 質問聞かせて頂ければ幸いです
369 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/10(月) 23:33:51 ID:oyvHwGwH
乙華麗( ^Ω^)ショボンの復活を希望
( ・∀・)「まあまあまあ、その……『珍しい』と『おかしい』は、わりと同義語でして、ハイ」
(,,゚Д゚)「よろしければ、ボディチェックさせろだゴルァ」
やっぱりな、とドクオは思った。正直、かつて喰えなくて、体感機を使って稼いでいた時期もあった。そのときは、常にビクビクしながら打っていたものだが、今は違う。
完全にヒラ打ちで凌いでいけている。自分の『腕』に誇りも持っている。
('A`)「ふん、だと思ったぜ。好きにし…」
ここでドクオはあることを思い出した。と、同時に変な汗が全身から吹き出す
(,,゚Д゚)「じゃあ、失礼しますだゴルァ」
(;'A`;)「え?ちょっと待って、心の準備がまだ、その、らめえぇぇ!!」
(,,゚Д゚)「……これはなんだゴルァ?」
らめえ!!
372 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/11(火) 17:21:29 ID:qYcTSMvM
面白いよ。
なんか勢いがあって一気に読めるし。
ラストに期待。
373 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 17:58:17 ID:tbaufx4Z
レス頂き、ありがとうございます!(*゚ー゚)
第5話投下させて頂きます!
(;,゚Д゚)「な、なんだ…?コイツの気は?」
(;・∀・)「どんどん戦闘力が上がっていきますよ!ス○ウターが限界ですッ!」
(;^ω^)「もうスロプってレベルじゃねーぞ!」
ドクオの髪の毛は金色に輝き、そして天を突くように逆立っていた。、近くにいるだけで、鳥肌が立つような気を放つ、その姿はまるで……
(;^ω^)「…伝説のスーパー(ピー)人みたいだお…」
(#゚A゚)「…テメェらに、明日はない…神に祈る時間すら与えねぇ!」
(;・∀・)(コ、コイツはヤバそうですよ…!ギコ主任、後ろに回って不意打ちして下さいッ…!)
(;,゚Д゚)(……ラジャ)
そろそろとドクオの背後に回りこむギコ。近くにあった大きな千両箱を掴み、ふりかぶると、ドクオの後頭部めがけて勢いよく振り下ろした
375 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:01:55 ID:tbaufx4Z
(;^ω^)「ーーーッ!!!」
ドクオは気付いていないようだ。ブーンは必死に叫ぼうとするが、間に合わない。思わず目を背けてしまっていた
が、次の瞬間
(,,;Д;)「ぎやあああぁぁぁああん!?」
鼻から勢いよく血を吹き出し、床を転げ回って悶絶していたのは、ギコの方だった
(;・∀・)「う、裏拳だと!?そんな、死角だった筈じゃないか!?」
(#゚A゚)「……ハイエナ」
(;・∀・)「??」
(#゚A゚)「俺たちスロプは…常にデータ機器のチェックを怠らない。…ゾーンのハイエナの為にな。」
(;・∀・)「そ、それがどうした!?」
376 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:03:09 ID:tbaufx4Z
(#゚A゚)「シマ中のデータを常に把握する。その能力を限界まで研ぎ澄ませた結果…
今じゃ真後ろの台の回転数までハッキリとわかるようになったぜ…」
(;・∀・)「バ、バカなッ…!」
(#゚A゚)9m「そんな俺にッ!死角など存在しねえッ!」
ババーーン!!
(;^ω^)「ドクオSUGEEEEEEEEEEE!!!」
(;・∀・)「ふん、スロプ風情がッ!いきなり最強最悪のこの技で、ケリをつけてやるッ!」
モララーは足を開き、腕を前に突き出す、いわゆる「ジョジョ立ち」の構えを取った
( ・∀・)「スロッター全ての抵抗を無に帰す、禁忌の呪法ッ!」
( ・∀・)「当店ではァッ!プロもしくはプロと見なされるお客様のォッ!
ご遊戯を一切お断り致しますッ!」
377 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:04:43 ID:tbaufx4Z
( ・∀・)9m「出 入 禁 止ッ!!」
(#゚A゚)「………ッッ!」
モララーの指先から、稲妻のように襲いかかる凍て付いた波動。それはドクオの身体を無情にも貫いた
(;^ω^)「ドクオーー!!」
ドクオは跡形もなく消えていた
(;・∀・)「フ、フハハハハッ!!
やったぞ!強制退店ってヤツさッ!」
( ;ω;)「あぁ……ドクオが出禁になるなんて〜……おっお〜ん」
『…誰が出禁だって?』
( ^ω; )「……おん?」
(;・∀・)「ま、まさかッ!ありえんッ!ありえるはずがないんだッ!」
(#゚A゚)「…この俺に打たせたくないんだったら、店をたたむしかないぞ…?」
(*^ω^)「ドクオ〜〜〜!!」
378 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:07:41 ID:tbaufx4Z
(;・∀・)9m「き、貴様どうして、そこにいる!?確かに出禁をくらった筈だッ!どうして……ん?」
モララーは異変に気付いた
(#゚A゚)「どうした?俺はここだぜ?」
(;・∀・)「な、二人?どうゆあ#m$;ふじこ」
(;^ω^)「ドクオが、二人いるおッ!?」
そう、目の前にドクオは確かに二人いた。もう理解の限界を超えている。モララーはただ狼狽するだけだった
(#゚A゚)「…俺たちスロプにとって、朝一は戦争だ…」
(;・∀・)「ま、まさか…」
(#゚A゚)「リセモ奪取や、宵越し天井、変更判別……
これらを一台でも多くこなす為に極めた技術がある…」
(;・∀・)「やはりそうか…!」
(;^ω^)「『カニ歩き』かお!?」
379 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:09:34 ID:tbaufx4Z
(#゚A゚)「カニ歩きは極めるとやがて、残像を操れるようになる…即ち分身の術…」
(#゚A゚)9m「オマエが出禁にしたと思っていたのは、俺ではなく、分身の方だったのさッ!」
ババーーン!!!
(*^ω^)「どっくんKAKKEEEEEEEEEEE!!」
後ろに飛びずさり、距離をとるモララー
(;・∀・)「ち、ちぃッ!ならば今度こそッ!
…なッッ!?」
まさに目と鼻の先にドクオがいた
まさか!物理的にありえない!10mはあったであろう距離を一瞬で縮めたと言うのか…!?
(#゚A゚)「……遅ぇ、遅えよ。スロプの『開店ダッシュ』なめんな」
(;・∀・)「ーーッッッッ!!!?」
次の瞬間、モララーの身体はくの字に折れ曲がっていた。何が起こったのか一瞬わからなかったが、腹部の激しい痛みと共に状況を理解した
380 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:10:51 ID:tbaufx4Z
(#゚A゚)「…下皿にタバコを投げ込む要領で鍛えたボディブロウだ…
コイツはレバーに効くぜぇ…!?」
(;・∀・)「ッか…ひぃッ!!」
もはや声にならない声を上げることしかできない、無力な男にドクオは冷酷に告げた
(#゚A゚)「…次の一撃が、我らの最後の離別となろう……」
そう言って、腰を落とし、重心を後ろに掛けて『タメ』を作る
ダメだ!逃げなくては!一秒でも早く!一歩でも遠くへ!
でも、どうやって?この身体はもはや動かないのに!ならば考えろ!助かる方法を!生き延びる術を!
……そうだ、これしか…ない!!
(;・∀・)「た、助けてくれ!俺が悪かった!!」
381 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:12:12 ID:tbaufx4Z
もはやなんでもいい、命さえ助かれば。モララーの最期の策は、無様な命乞いしかなかったのだ
(#゚A゚)「……俺じゃなくて、ショボンに謝ってくれや…、あの世でな」
(;・∀・)「う、うわあぁぁぁ!!!」
(#゚A゚)「F・P・M・D!!!」
――F・P・M・D(フラッシュピストンマッハダイパン)――
誰もが経験してるであろう、大ハマリ。同時にやってくる激しい怒りと悲しみ。
そんな時思わず取ってしまう、本能とも言うべき暴力行為、それが台パンである。
しかし、周知の通り、この行為はほぼ全ての店で、禁止事項となっており、実行は難しい。が、台パンせずにはいられない、そんなジレンマの中から生まれたのが、この技である。
音速をも超えるスピードで繰り出されるこのパンチは、人間の動態視力で捉えることは不可能である為、たとえ店員の目の前であっても、堂々と台パンすることを可能にしたのだ。
382 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:13:37 ID:tbaufx4Z
ある男が大ハマりの末に、席を立ち、シマから去った後に、全てのパネルが一瞬にして割れたという伝説はあまりにも有名である。
当時は、ポルターガイストの仕業だ!などと言われていたが、現在では、この男はF・P・M・Dの使い手であった、という見方が定説となっている。
――民明書房館『筐体はなぜ丈夫なのか?』より抜粋――
(メメ ∀ )「ーーーッッ!」
何が起こった…?あの光は…ああ、天井の照明か……では、なぜ俺は倒れているんだ?なぜ身体が動かない?なぜ…声がでない?
そして、なぜ、世界が暗くなって―――
(メメ ∀ )………ガク
383 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 18:15:02 ID:tbaufx4Z
(;,゚Д゚)「て、店長〜〜!!」
(#゚A゚)「…待たせたな、次はテメェだ」
(;,゚Д゚)「ヒ、ヒィ〜〜!!」
腰を抜かしているギコは、手足をばたつかせて、少しでもそこから逃げようともがいた。
が、ゆっくりと確実に迫るドクオ。
もう後一歩で、手が届くぐらいの位置まで迫った時、その人物は現れた
川 ゚ -゚)「………」
(;゚A゚)「……クー?」
(;^ω^)「クー?この娘が……」
(;,;Д;)「オ、オーナー!!」
(;^ω^);゚A゚)「……は??」
第5話 完
乙華麗(´・ω・`)<マッテルヨ
385 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/11(火) 19:30:34 ID:tbaufx4Z
今回はここまでです…(*゚ー゚)
物語もクライマックスに突入し、予定では、あと3話ぐらいで完結する筈です。
皆さんのあたたかいレスに支えられて、ここまで書き続けられました……
今一度、御礼申し上げますm(_ _)m
次回ですが、今度こそ2〜3日空いてしまうかもしれません(;´ω`)
なるべく早く書き上げるよう、努力致しますので、どうかご容赦を……
386 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/11(火) 21:05:39 ID:Lg3SDELR
乙佳麗( ^Ω^)
カオスすぎてクソワロタwwwww
F・P・M・Dワロタwww
続きマダー?ww
389 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:02:51 ID:17qJplCJ
書き上がったので、投下致しますよッ!( ・∀・)ノ
ストレートロングの黒髪に、薄めの化粧がバッチリ決まった端整な顔立ち
少し気の強そうな、キレ長の目に、ビシっと着こなした高そうなスーツが『デキル女』を演出している。
クーは倒れているモララーを一瞥し、静かに言った
川 ゚ -゚)「君達にはがっかりだよ。ギコ主任」
(;,゚Д゚)「も、申し訳ありません、オーナー」
(;'A`)「な、なあ、クー…だよな?オーナーって…」
川 ゚ -゚)「すまないな、ドクオ」
クーは、言いたい事はわかっている、という感じでドクオの言葉を遮った
川 ゚ -゚)「私はこの店…害悪のオーナーなんだ。ずっと前からな」
(;'A`)「な、なんだって…?」
川 ゚ -゚)「だから、スロプは私達の敵だ。ドクオ…ここで死んでくれ」
全く感情がこもっていない抑揚のない声。その冷たい言葉は、容赦なくドクオの心に刺さる
391 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:05:08 ID:17qJplCJ
(;'A`)「冗談だろ?なあ、クー…?だってさ、俺たち…」
川 ゚ -゚)「仲間、とでも言いたいのか?スロプやゴト師風情と、この私が?」
(;'A`)「……なッ!?」
無表情のままクーはフン、と鼻を鳴らし、絶句するドクオをよそに、ギコへと視線を向けた
川 ゚ -゚)「それよりまずギコ主任」
(;,゚Д゚)「は、はいぃぃぃい!」
裏返った情けない声で返事するギコ
川 ゚ -゚)「割数が9割を超えた。すぐにホルコンで制限をかけて来てくれ」
(;,゚Д゚)「…なッ?9割!?なぜ…?」
川 ゚ -゚)「…あまり私を失望させないでくれ。君は言われた通りにすぐ動けばいいんだ」
(;,゚Д゚)「は、はいぃぃぃい!!」
またも裏返った耳障りな声で返事をして、ギコは逃げるようにして去って行った
392 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:06:28 ID:17qJplCJ
川 ゚ -゚)「さて、そこのキモピザ」
(;^ω^)「初対面でテラヒドスwww」
川 ゚ -゚)「君の北斗のせいで、ウチの割数が10割を超えるかもしれないんだ」
(;^ω^)「お?」
(;'A`)「30連中ってww俺が戦ってた間も、ずっと打ってたのかよww」
(*^ω^)「フヒヒヒwwサーセンww」
川 ゚ -゚)「わかっているとは思うが、こっちにも事情があるんでな、ここでヤメてくれないか?」
しかしブーンはきっぱりと言い放った
( ^ω^)「だが断るッ!ショボンの命とドクオの人生を奪ったこの店には閉店してもらうお!」
( ;A;)「……ブーン」
393 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:07:50 ID:17qJplCJ
川 ゚ -゚)「そうか、ならばドクオと共にここで果ててもらおうか」
クーが指をパチンと鳴らすと、ホール中の店員たちが集まってきた
(;^ω^)「20人はいるお!人件費のムダ乙ww」
(;'A`)「な、なあ、クー。俺たちの関係ってホントにそんなもんだったのか?ずっと…騙してたのか…?」
川 ゚ -゚)「くどいな、ドクオ。私はホール側の人間だ。スロプやゴト師どもは、滅ぼすべき害虫でしかない。お前らに近付いたのも、利用する為にすぎなかった」
(;'A`)「クー……」
嘘だったのか?3人で過ごしたあの日々は、全て嘘だったと言うのか?
ドクオの脳裏に思い出が甦る―――
394 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:08:57 ID:17qJplCJ
――3年前――
('A`)「なあ、ショボン。調子はどうだ?ほれ、オロC」
(´・ω・`)「ありがとう、順調だよ。たまにはヒラで打つのもいいよね」
この日二人は、イベントでノリ打ちに来ていた。ショボンもこの日は、運良く6確定台をゲット出来た為、ゴトはせずに、ヒラで打っていたのだ
('A`)「まあ、カイジの6は安定性抜群だからな、ガンガレよwwんじゃ俺はジャグに戻るわ」
ドクオはジャグラーで地道に稼いでいた。手堅い勝負で手堅く勝つことをモットーとしていた、この頃のドクオのメイン機種だった
('A`)(今日はプラス30Kってとこかな…少し気合い入れて回すか…)
と、シマに戻るとドクオの席の隣に女が座っていた
('A`)(あちゃー、せっかく両隣り空き台で快適だったのになぁ……)
そう思ったぐらいで、この時は特に気にすることもなかったのだが……
395 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:10:29 ID:17qJplCJ
川 ゚ -゚)「…………」
(;'A`)(なんなんだ?この女は……チラ見ってレベルじゃねーぞww)
その女は、自分は打つ訳でもなく、ドクオが打つ様子を腕組みをしながら観察していた。時々首を傾げたり、頷いたりしている
川 ゚ -゚)「…なあ、君」
(;'A`)「ひゃ、ひゃい?」
突然話かけられて、不意を突かれたドクオは、変な返事になってしまった
川 ゚ -゚)「そのコインは、どこで手に入れるんだ?教えてくれないか」
(;'A`)「は?…あの、もしかして初めてっすか?」
川 ゚ -゚)「うむ。パチスロというものに興味があって来てみたんだ。初心者はこの台をやれと言われたんだが、イマイチわからなくてな…」
(;'A`)「あー、じゃ、じゃあ、まず千円札をですね…」
異性と会話することなど、めったになかったドクオは、かなりキョドりながらも、親切にスロットの打ち方を教えたのだった
396 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:13:44 ID:17qJplCJ
('A`)「…てなわけで、ここのGOGOってやつが光ればおKっす」
川 ゚ -゚)「…把握した」
彼女は、ぎこちない手つきで打ち始めた
(*'A`)(…結構かわいいよなぁ〜)
川 ゚ -゚)「…む?」
まもなくリールにリプレイが揃う
('A`)「あー、それはですね…」
ドクオが説明しようとしたのだが、それよりも先に彼女は、投入口にコインを入れてしまう。
当然、入れたコインは下皿に戻ってきた
川;゚ -゚)「????」
(*'A`)(萌え〜〜〜〜)
ドクオはすっかり彼女に惚れてしまったようです
(*'A`)「…てなワケっす!」
川 ゚ -゚)「ふむ…なかなか難しいものだな…」
そのときショボンがやってきた
(´・ω・`)「やあ、ドクオ。ちょっと聞きたいことが…ってどちらさんだい?」
397 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:14:58 ID:17qJplCJ
(*'A`)「あ、ショボン!こちらさんは、えっと……」
川 ゚ -゚)「ああ、すまない、自己紹介がまだだったな。私はクーだ」
(´・ω・`)「やあ、僕はショボン。このドクオの連れだよ(ちっ女か)」
(*'A`)「彼女、初めてらしいから、いろいろ教えていたんだ」
(´・ω・`)「そう、ドクオはプロだから、何でも聞くといいよ(さっさと帰りな、シロウトが)」
川 ゚ -゚)「うむ、頼もしいな。じゃあ聞くが、このGOGOはいつ光るのかな?」
(;'A`)「あ〜…それはですね…」
(´・ω・`)「この台だったら、そんな面倒なことしなくても、(ピー)を(ピー)すればたくさんコインが出るよ」
川 ゚ -゚)「ほー?本当か?それじゃあ……」
(;'A`)「ちょwwそんなこと教えちゃダメでしょww」
398 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:16:19 ID:17qJplCJ
―そして、閉店後―
(*'A`)「いやぁ、3人とも勝って良かったっすねぇww」
川*゚ -゚)「今日は楽しかったぞ、ありがとうドクオ、ショボン」
(´・ω・`)「ビギナーズラック乙……といいたいところだけど、クーちゃん、なかなかセンスあるかもね(一番出しやがって、このクソアマが)」
川 ゚ -゚)「二人はいつもこの店に来ているのか?」
(´・ω・`)「ん〜?僕はあちこち行くタイプだけど、ドクオはだいたいここだよね?(このアマなに企んでやがる…?)」
(*'A`)「ええ、俺のマイホっすからね」
川 ゚ -゚)「ならば、私もしばらく通ってもいいだろうか?もっといろいろ教えてほしい」
(*'A`)「え?ええ、ええ!どうぞどうぞ!ぜひどうぞ!(フラグktkr!)」
(´・ω・`)「うん、僕たち気が合いそうだしね(なにぬかしてんだ、このビッチがっ!)」
399 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 01:17:38 ID:17qJplCJ
川*゚ -゚)「うむ、ありがとう。では、近付きのしるしに今日はこれから、3人で飲みに行かないか?もちろん、私が奢るぞ」
\(*'A`)/「も、もちろん行きますとも!どこまでも!いつまでも!
(キタ――(゚∀゚)――)」
(´・ω・`)「うん、いいね。行こう行こう。(俺は帰りてえんだよッ!ボケが)」
―俺たちは、すっかり意気投合して、その夜は、朝まで飲みあかした。
俺は正統派スロプであること、ショボンの本職のこと、酔った勢いで、隠すことなく話した…と思う。
全然気にしてなかったけど、いまになって思えば、クーだけは、ほとんど自分のことを話さなかったんだよな。
そして、次の日から俺たちは、何かとトリオで行動することが多くなった。そして……
第6話 完
ショボン黒いwwwwwwwwww
401 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/13(木) 03:05:36 ID:6YC5D7eH
(*・∀・) ワクワク
402 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/13(木) 05:26:50 ID:17qJplCJ
すいません、さるさんくらってましたww
\(^o^)/
今回も変なところで終わってしまいました。なるべく早く続き書きますんで…
それではまた(´・ω・`)ノ
403 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/13(木) 08:26:23 ID:EcMZSTHh
乙カレー( ^Ω^)
404 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/13(木) 11:49:02 ID:Rt680aGo
久々覗いたら面白いじゃないかw
投下が早いのが嬉しい
(´・ω・`)<◆qPrXz.1ZTw とりあえずお前のケツ貸せ
乙華麗
406 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 20:54:51 ID:Gd34RJQb
レス頂きまして、ありがとうございます!
第7話投下させて頂きます!川*゚ -゚)ノ
407 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 20:56:02 ID:Gd34RJQb
―それから、約二か月経って、クーもそろそろ初心者は卒業かな?というぐらいになった頃のある日のことだ。この日のことは、今でもハッキリと覚えている
川 ゚ -゚)「今日も、パチスロテラデルか?」
('A`)「いや…今日は隣街に新規オープンしたホールに行こうと思うんだ」
(´・ω・`)「ああ、パーラーORZだっけ?僕も行ってみたかったんだよね」
そして、3人はいつものように、ドクオの車に乗り込み、目的のホールへと向かったのだった
川*゚ -゚)「随分大きな店だな、なんかwktkするぞ」
('A`)「パチンコも設置されてる大型チェーン店らしいからね」
(´・ω・`)「ふむ…じゃあ僕はとりあえず、パチンコを見てくるよ。レレレとかあったら、オイシイしね」
('A`)「おう、気をつけてなwwじゃあ俺たちはスロットコーナーに行こうぜ!」
408 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/14(金) 20:59:10 ID:FMgXSkpa
hsmr( ^Ω^)
409 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:00:56 ID:Gd34RJQb
川 ゚ -゚)「把握」
そして、ドクオとクーはショボンといったん別れて行動することになった
('A`)「ふむ…設置機種は北斗メインでありきたりだな。出玉は、まあそこそこか…」
川 ゚ -゚)「…む?ドクオ、あれはなんだ?」
クーが指差したシマは、椅子が二人掛け用ソファーになっているコーナーだった
('A`)「あー、これはね、ペアシートだね」
川 ゚ -゚)「ペアシート?」
('A`)「うん。男女のペアじゃないと座れないんだ、まあ、カップル専用だね」
ドクオはもちろん座ったことなどない
川 ゚ -゚)「ふーん……ドクオ、私はこれに座りたいぞ」
(;'A`)「ええええ??いやでも、カプ、カップカPP」
川 ゚ -゚)「カップルでなくても、男女のペアならいいのだろう?」
(;'A`)「ん?…アァ……ソウダネー……」
一人で焦っていたドクオは、なんとも恥ずかしい気分になった
410 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/14(金) 21:01:28 ID:j+f8CTet
(^ω^)展開にwktk
411 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:02:50 ID:Gd34RJQb
そして、二人は一組だけ空いていたペアシートに座った。
(;'A`)「ちょwwシルバー優先おしどり夫婦シートってww」
川*゚ -゚)「お、私が得意とする、ジャグラーじゃないかッ」
機種はジャグラーガールと大漁2で、台横には湯飲みとお茶が置いてあり、『ご自由にどうぞ』と書かれていた
('A`)「得意というより、それしかできないんじゃ……」
川 ゚ -゚)「何か言ったか?」
いたずらっぽく微笑みながらクーは言う
(*'A`)「いえ?なんにも(あぁ…かわいいなぁ)」
川*゚ -゚)「さあ、打とうか!私がジャグラーを打つから、ドクオはその魚の奴な。私にはわからないからな」
(*'A`)「ほとんど同じなんだけどな……ま、いっか!」
そして二人はペアシートで打ち始めようとしたのだが…
412 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:04:12 ID:Gd34RJQb
('A`)(あぁ…俺はいま、かわいい女の子とペアシートに座るという、人生最高のステージに立っているんだ…)
('∀`)(みていますか?トーチャン、カーチャン!ドクオはいま、世界一の幸せを手に入れようとしていますッ!)
(;∀;)(ありがとう!みんなありがとう!
そして、おめでとう!おめでとう!俺!)
川;゚ -゚)「……オ、おい、ドクオ!」
( ;A;)「…は!?」
川;゚ -゚)「どうした?打たないのか?顔がキモいぞ」
(;'A`)「あー、いやいやいや。ちょっと別の世界に行ってた……つーか、その……レッツプレイ!!」
川;゚ -゚)「????」
そしてドクオもようやく打ち始めたのでした
413 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:05:39 ID:Gd34RJQb
('A`)(隣は北斗か……)
('A`)(ちょww手つないで打つなよww片手じゃ打ちづらいだろww)
('A`)(…あ、サウザーバトルでトキでた、確定だな)
なんとなく、様子を窺っていたのだが、それが以外と面白くて、思わず会話に聞き耳を立てていた
『哀しい男よ…誰よりも、愛深き故に…』
('A`)(んな演出キャンセルしろよww)
从'ー'从「やったね〜。BBだね〜」
( ^ω^)「……僕も、哀しい男だお…」
从'ー'从「え〜?どうして〜?」
( ^ω^)「…渡辺さんへの愛が…深すぎるからだお…」
('A`)(ちょwww)
从*'ー'从「…なら、私も哀しい女の子だね〜。ブーン君への愛は、天井より深いもの…」
(*^ω^)「渡辺さん…」
从*'ー'从「ブーン君…」
414 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:08:03 ID:Gd34RJQb
ドクオ達の隣のカップルはしばらく見つめあっていた。完全に二人だけの世界に入っているようだ
('A`)(バカップルうぜぇwww)
(*'A`)(でも…ちょっと羨ましいかも…ああ、クーが俺の彼女になってくれたらなぁ…)
クーはお茶をすすりながら、真剣な顔で打っていた。と、そのとき
『ガコ!』
川;゚ -゚)「うわっ!」
(;'A`)「え?なになに?」
突然クーが、ドクオの腕に抱き付いてきた
川;゚ -゚)「なんか音がしたぞ!?」
('A`)「これはジャグラー『ガール』だからなwwGOGO光る時に、告知音が鳴るんだよww」
川#゚ -゚)「そういうことは、先に言ってくれないか!心臓が止まるかと思ったぞ!」
頬を膨らませて怒る彼女の表情にもまた
(*'A`)「サーセンww(萌え〜〜〜)」
萌えまくるドクオであった
415 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:09:17 ID:Gd34RJQb
(*'A`)「それより、あの、その…」
川 ゚ -゚)「ん?」
クーはドクオの腕にしがみつく体勢になっている。ドクオの腕にはなにか柔らかい感触が…
川;゚ -゚)「うわわわっ!す、すまない」
ぱっと離れるクー
(*'A`)「いやいやいや、イインダヨー」
川*゚ -゚)「………」
二人の間に沈黙が流れる
(*'A`)(このシチュエーションはまさか…アレなのか?
都市伝説かsneg?だとばっかり思っていたが…)
ドクオの鼓動は限界まで高まっていた
(*'A`)(手堅い勝負しかしない俺だが、ここは勝負にでるッ!奇跡を起こしてみせるッ!男ドクオ!いきまーすッ!)
ドクオはこれまで、20戦20敗、勝率0%の無謀とも言える勝負に今一度挑む決心をした。そう、『告白』という大勝負に…
416 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:10:57 ID:Gd34RJQb
(;'A`)「ク、ククク、クク、クー!」
川;゚ -゚)「は、はい!?」
ドクオはクーの手を掴んで言った。ただならぬ気配を察したクーは、黙って次の言葉を待つ
(*'A`)「俺は!君のこt…」
そのとき、ドクオの視界が何かによって塞がれた
(;'A`)「元気ハツラツゥ…?」
オロナミンCが2本目の前に差し出されていた
(´・ω・`)「はい、オロC買ってきたよ。二人ともこんなところにいたんだ。捜したよ
(ふぅ…間一髪、間に合ったぜ)」
川;゚ -゚)「あ、ありがとうショボン」
(;'A`)「あ、ああ、サンキューな…(空気嫁よ…orz)」
(´・ω・`)「さすが新しい店なだけあって、ゴト対策はしっかりしてるね、僕の出番はなさそうだよ。で、ドクオ」
ショボンはドクオにこっそりと耳打ちした
(´・ω・`)「…抜け駆けはなしにしようよ、僕だって狙ってるんだからさ…(ドクオを、ね…)」
417 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:12:29 ID:Gd34RJQb
(;'A`)(ショ、ショボンもクーを?)
(´・ω・`)「それじゃ、僕は休憩所にいるからさ、二人とも頑張ってね(いくらクーでも、ドクオは渡さないからね、フフ…)」
川;゚ -゚)「ああ…」
―それから、何となく気まずくなって、たいした会話もせずに、適当なところで切り上げて帰ったんだ。
俺はずっとショボンの言葉が気になっていた。ショボンもクーのことを好きだったなんて…
ショボンは親友だ。しかし、それとこれとは話は別だと思う。でも告白の結果がどちらにころんでも、3人の関係はきっと、維持できないだろう。
それならば…と、俺は自分の気持ちを封印することにしたんだ。
418 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:14:14 ID:Gd34RJQb
―そう言えばかっこいい言い方に聞こえるかもしれない。
でも正直、俺は怖かった。なんせ、20戦20敗の戦績が物語っているように、モテない男の代表みたいな俺だから、どうしても、フラれることばかり考えてしまう。
それならば、今のままでいい。情けないかもしれないけれど、クーとの関係が失われることが、何よりも怖かったんだ。
一度思いとどまって、冷静になってみると、そんなネガティブな考えしか出てこなくなり、もう告白しようとも思わなくなったんだ。
そして、クーが俺たちの前から姿を消したのは、それからすぐだった――
第7話 完
419 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/14(金) 21:18:10 ID:FMgXSkpa
乙家例( ^Ω^)
420 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/14(金) 21:20:50 ID:Gd34RJQb
今回はここまでだぞ!川*゚ -゚)
なんか、前に『あと3話ぐらい』みたいな事言ってたと思うのですが、全然足りなさそうです…orz
いましばらくお付き合い頂けると幸いです!
ではまた川 ゚ -゚)ノシ
ハサマレ乙でした
421 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/14(金) 21:33:35 ID:j+f8CTet
(^ω^)乙華麗だお!次回も楽しみだお
おつかれさん
ブーン何してんだよw
そして乙鰈
424 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/15(土) 13:21:30 ID:Z4BHSvHo
ハンカチ用意して次回作待ってるお
425 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:25:01 ID:yrLRP2Un
ようやく書き上がりました…第8話投下させて頂きます!
('A`)ノ
426 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:25:42 ID:yrLRP2Un
('A`)「…一週間前に再会した時は、嬉しかったんだぜ…」
川 ゚ -゚)「ふん、ショボンもお前も、あっさり騙されてくれたな」
(#'A`)「なぜだ!?なぜ、そこまでスロプを憎む!?いくらホール経営者だからって…」
川 ゚ -゚)「別に憎い訳ではない。私はただ、自分の使命を果たしてきただけさ」
(;^ω^)「使命って……」
川 ゚ -゚)「私の名は、金 古(キム・クー)、某国から派遣された工作員だ」
(;'A`);^ω^)「……なッ!?」
突然明かされた衝撃の事実。二人はただ絶句するしかなかった
川 ゚ -゚)「街を一つ消した、やり過ぎの前任者に代わって、私が赴任してきたのさ。3年前にな」
(;'A`)「3年前って…」
427 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:26:49 ID:yrLRP2Un
川 ゚ -゚)「そうだ。お前らと出会った時、私はまだ日本に来たばかりだった。スロットのことなど何もわからなかったから、少し勉強する必要があった」
(;'A`)「それで、俺たちに……?」
川 ゚ -゚)「ああ、そうさ。お前らスロプやゴト師どもの思考、好みを研究し、イベント等で誘い出し始末する。私に与えられた任務は主にそれだ」
眉一つ動かす訳でもなく、淡々と言う。まるで何でもない事のように。機械のように。
全て偽りだった、利用されていただけだったのか。哀しみと絶望、そして怒りの感情がドクオを支配する
( A )「…俺たちを誘い出したのは…」
川 ゚ -゚)「お前らは、あの街の生き残りだからな、普通のやり方では、誘いに乗ってこないだろう。だから、私自ら出向いたのさ」
( A )「…最初からハメる為に?」
428 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:27:49 ID:yrLRP2Un
川 ゚ -゚)「まあ、そういうことだ。さて、キモピザ」
(;^ω^)「お?」
川#゚ -゚)「ひとがちょっと浸って話込んでるのをいいことに、何をしている…?」
(;^ω^)「フヒヒヒ、サーセンww」
ブーンの北斗はすでに40連を超えていた
( A )「…ブーン、そのまま打っていろ。俺がこいつらを食い止める、割数10割オーバーさせちまえ」
(;^ω^)「…把握。ドクオ、でもそれ死亡フラグだお…」
( A )「…頼んだぜ」
(#゚A゚)「うおおおぉッ!!かかってこいやぁ!!」
最期の戦いが始まる――
429 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:28:52 ID:yrLRP2Un
ドクオの怒りは頂点に達した。さらに友を失った哀しみ、裏切られた哀しみ、それらを己の拳に乗せて、ドクオは戦った
(#゚A゚)「第三停止ねじねじ拳!!」
「ぺぎょあぁッ!」
強烈なコークスクリューパンチが、店員たちを次々と吹き飛ばしていく。20人はいたであろう店員たちは、あっという間に倒されてしまった
(*^ω^)「ドクオやっぱTUEEEEEEEEEE!!」
川 ゚ -゚)「ふん、やはりこいつらでは歯がたたぬか」
(#゚A゚)「…やめておけ、クー。出来ることならお前とは戦いたくない…」
川 ゚ -゚)「…ふん、甘いな、相変わらず」
次の瞬間、目の前にクーの顔があった。速い、圧倒的な速さ。何が起こったのか、わからないほどに
(;゚A゚)「……え?」
430 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:30:00 ID:yrLRP2Un
川 ゚ -゚)「…設定の打ち方を教えてやろう」
(;゚A゚)「なッ!?……ぐはっ」
突然息ができなくなった、ゆっくりと首を下に向ける。クーの細い右腕がみぞおちに突き刺さっていた
川 ゚ -゚)「まず、こうして設定キーを挿しこみ、右に回すんだ…」
(;゚A゚)「が、はァッ…」
固めた拳をぐりっと90度回す。激痛に顔が歪んだ
川#゚ -゚)「そしてッ!ボタンで数字を決定ッ!」
川#゚ -゚)「2ッ」バシ!(#)A`)
川#゚ -゚)「3ッ」 ('A(#)ビシ!
川#゚ -゚)「4ッ」バシ!(#)A`)
川#゚ -゚)「5ッ」('A(#)ビシ!
川#゚ -゚)「6ッ」バシ!(#)A`)
クーの強烈な往復ビンタが炸裂する。脳を激しく揺さぶられ、意識が遠のく
431 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:31:04 ID:yrLRP2Un
川#゚ -゚)「そしてッ!1再びッ!!」
さらに強烈なストレートが、ドクオの顔面を捉える
(#)A(#)「がッ…はッ!!!」
たまらず、後ろに倒れそうなところを、胸ぐらを掴まれ、引き戻された
川#゚ -゚)「仕上げは…!」
クーの身体は宙を舞った。それは大空を駆けるツバメのように、美しい。思わず見とれてしまうほどだった。ドクオはもはや、ただ立ち尽くすことしか出来なかった
(;^ω^)「ドクオーー!!」
川#゚ -゚)「レバーオンで決定ッ!」
頭上で両手を固く組み合わせ、それを重力に任せて一気にドクオの後頭部めがけて振り下ろした
(#)A(#)「………!!!」
鈍い、いやな音と共に、ドクオは床へと叩きつけられた。同時に赤いモノが飛び散る
432 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:32:07 ID:yrLRP2Un
川 ゚ -゚)「…これが1から1へ、絶望から絶望への打ち変えだ」
(;^ω^)「ドクオ!しっかりするお!」
ドクオはうつぶせに倒れたまま、動かない
川 ゚ -゚)「…さて、キモピザ。そろそろ本気で割数がヤバいんだ。秒殺させてもらうぞ…?」
(;^ω^)「あうあう……!!?」
川 ; -;)「な…なに…!?」
クーの頬を伝うモノ、それはまさしく…
川 ; -;)「落涙ッ!?だと…?この私が!?なぜ…」
(;^ω^)「君は、もしやドクオのことを……」
川 ; -;)「否!断じて否!そんな感情など、母国でとうに捨てた筈だッ!」
そのとき、ギコが血相を変えてやってきた
433 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:33:19 ID:yrLRP2Un
(;,゚Д゚)「オ、オーナー!!た、大変です! ……オーナー…!?」
クーの様子にギコは戸惑うも
川 ゚ -゚)「……報告を続けろ」
すぐに、涙を拭い去る。またさっきまでの無表情な顔に戻っていた
(;,゚Д゚)「はッ!只今割数9・9割オーバー、あと100枚マイナスで、10割を超えてしまいます!」
川;゚ -゚)「なッ!もうそこまで…?」
ブーンを睨みつける。北斗はすでに52連まで伸びていた
川;゚ -゚)「ちぃッ!制限はどうなってるんだ!?」
(;,゚Д゚)「す、すでに全台制限120セット済みですが、抑えられるのは初当たりだけなんです!BBの連チャンは止められないんですぅ!」
434 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:34:24 ID:yrLRP2Un
川;゚ -゚)「くそッ!なんでもっと早く報告に来ない!?この役立たずがッ!」
(,,;Д;)「えぐっ…制限120セットしたから、もう大丈夫かと…ここまで連チャンが伸びるなんて想定外です…
こいつのヒキが異常なんですよぉ〜」
川;゚ -゚)「ええい!キモいわ!寄るな!
おい、こらキモピザ!すぐにやめるんだ!つーかBB終了しろ!」
( ^ω^)「…フ、いま52連でラオウが剛掌波を放っている…これを見てどう思う?」
川;゚ -゚)「すごく…大きいです…」
( ^ω^)「そう、継続確定…だお」
(;,゚Д゚)「会話になってNEEEEEE!」
いわずもがな、北斗は、20連以上すると終了時は必ずラオウ昇天イベントを経由する。つまり、20連以降はイベント非突入の時点で継続が確定するのだ
435 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 11:36:37 ID:yrLRP2Un
川;゚ -゚)「ならば、力づくで……!?」
クーの前にその男は立ちはだかった。足下はふらつき、すでにボロボロになりながらも目の輝きは失っていない
(#)A(#)「ブーンには……手を出させないぜ?」
( ^ω^)「ドクオ!!」
川;゚ -゚)「…なぜ、立ち上がれるんだ?どうして…!?」
(#)A(#)「…ブーン、早く打つんだ、もう終わりにしよう」
( ^ω^)「…わかったお…」
JACゲームが終了し、ケンシロウが倒れる。しかし、確実に復活する筈だ
( ^ω^)「…ケーーン!!」
川;゚ -゚)「やめろーー!!」
勢いよくベットを叩くブーン。しかし、次の瞬間時が止まった
バシューーーン!!!
(;゚ω゚);゚A゚)「……エ?」
川;゚ -゚);゚Д゚)「……ヘ?」
第8話 完
436 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/16(日) 11:42:49 ID:Nr+/3Zmw
乙家例( ^Ω^)
437 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/16(日) 13:48:12 ID:uadOqObK
乙加齢さま
438 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/16(日) 14:17:14 ID:yrLRP2Un
まーたさるさんくらっちまったいww( ゚∀゚)ノ
実は、当初予定していたストーリーを書こうとしたら、どうしようもない矛盾に気が付いて、思いっきりストーリー変更するハメに…orz
でもなんとか完結まで頑張ります!ラストはイマイチになるかもしれませんが…( ゚∀゚)ノ
439 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/17(月) 02:24:18 ID:Lfomr1fL
支援
440 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 03:52:47 ID:xU1XlZII
こんな時間ですが、投下させて頂きますお!
( ^ω^)ノ
441 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 03:53:45 ID:xU1XlZII
「あ、ありのまま起こったことを話すぜ(ry
と思わず言ってしまいそうな現象だった。52連の北斗で、ケンシロウが倒れて終了。この状況を説明できる事実は、一つしかない
(; ゚ω゚)「ス、ストック切れかお…!?」
北斗のREG抽選確率は、1/30程度である。普通なら、ストック切れなんてありえない。そう、普通なら――
(;,゚Д゚)「ハ…ハハ、フハハハハ!!モララー店長と毎日全台のストックを消していた成果だ、ゴルァ!」
ギコの耳障りな声だけが、響きわたる
川;゚ -゚)「ふ、ふん。まあ、よくやったな。ギコ主任」
クーも思わずその場にへたり込む。極度の緊張から解放された人間ならば、いた仕方ない状態だろう
442 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 03:54:56 ID:xU1XlZII
(#)A(#)「ちっくしょ……これまでかよ…」
ドクオも、支えていたものが、プツンと切れたかのように、その場に倒れ込む
(,,゚Д゚)「もうすぐ閉店だ。観念しろゴルァ」
もう、なす術はないのか?本当に終わりなのか?
いくら考えても、手段が見つからない。もう、本当に――
( ^ω^)(…あ、あれは…?)
ブーンは席を立ち、ふらつく足取りで歩き出した
(,,゚Д゚)「あ、どこへ行くんだゴルァ!」
川 ゚ -゚)「もう足掻いたところで何もできやしないさ。全台制限120だろ?もう閉店まで一台たりとも出ることはない」
(,,゚Д゚)「ま、それもそうですね」
ギコも近くの遊戯台の椅子に腰を下ろした。緊張が緩み、思わず安堵の溜め息が出る
443 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 03:56:22 ID:xU1XlZII
川 ゚ -゚)「……ドクオ、出来ればお前達とは違った形で出会いたかったぞ……」
(,,゚Д゚)「はい?なんでしょうかオーナー」
川 ゚ -゚)「…いや、何でもない。ちょっと独り言だ」
倒れているドクオに向けて呟き、立ち上がる
川 ゚ -゚)「さあ、もうすぐ閉店だ。一応出入口を閉鎖しておけ。ま、逃げられはしないだろうがな」
(,,゚Д゚)「はい、了解です」
他の客はもうすでにいない。完全に決着は着いた。……筈だった
ビー ビー ビー!!
(;,゚Д゚)「なッ!?」
川;゚ -゚)「ば、ばかな…!?」
突然けたたましく響いた警告音。店内の照明もその音に合わせて、赤く点滅する。それは明らかに非常事態を告げていた
444 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 03:57:23 ID:xU1XlZII
川;゚ -゚)「10割を…超えた…のか?」
(;,゚Д゚)「そ、そんな、ありえないです!確かに自分が、全台…」
川;゚ -゚)「奴はどこにいった!?何をしたんだ!?」
『ここにいるお…』
死角になっていたシマからブーンは姿を現した
(;,゚Д゚)「き、貴様、何しやがったんだゴルァ!どうやって…!?」
ギコの顔が青ざめる。ブーンの手にあったモノ、それは…
川;゚ -゚)「クレマン君…」
( ^ω^)「…コイツで、100枚分抜かせてもらったお」
(;,゚Д゚)「な、なんでお前が持っているんだゴルァ!それは俺が…」
445 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 03:58:29 ID:xU1XlZII
( ^ω^)「そこの椅子の下に落ちていたお。ドクオにぶっ飛ばされた時に落としたんじゃないかお?」
(;,゚Д゚)「あ、あああ…」
そうかもしれない。というか、完全に忘れていた。ヒザがガクガクしてくる、立っているのがやっとだ
川#゚ -゚)「…最期の最期まで使えない奴め…!」
(,,;Д;)「えぐっあっぐ…ぼうびばげあびばぜん〜」
( ^ω^)「この店はもうすぐ消えるんだお?とりあえず脱出するお」
(,,;Д;)「はっ!そうだ!ひぃぃぃぃ!!」
情けない声を上げ、ギコは逃げ去って行った
( ^ω^)「僕も、ドクオを連れて脱出させてもらうお。君も逃げるといいお」
446 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 03:59:46 ID:xU1XlZII
川 ゚ -゚)「…私はここのオーナーだ。この店と命運を共にするさ。どのみち逃げたところで、某国に消されるだけだしな…」
( ^ω^)「…一つだけ聞かせて欲しいお」
川 ゚ -゚)「……なんだ?」
( ^ω^)「君は…最初からこうなることを望んでいたのではないのかお?」
川 ゚ -゚)「………」
クーは答えない。ただまっすぐ前を見ていた
( ^ω^)「ドクオ達を始末するだけなら、ブーンがここに来る必要がないお。むしろジャマになるお。それに…」
( ^ω^)「亡霊に襲われた時に八代将軍のヒントをくれたのも…君だおね?」
少し視線を落として、静かに呟くようにクーは語った
447 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 04:01:03 ID:xU1XlZII
川 ゚ -゚)「…ORZに君の写真が飾られているだろう?」
( ^ω^)「北斗の記録を作った時のだお…」
川 ゚ -゚)「この男のヒキがあれば、あるいは…と思った。私の呪われた運命から解放してくれるかもしれない、期待…までいかない、そんな願望があった」
川 ゚ -゚)「来る日も来る日も、ひたすら金を集め、国に送金する。ジャマになるものは消す。それだけだったからな」
( ^ω^)「…ならば、ここから逃げて、人生を取り戻すんだお。ドクオと一緒に…」
川;゚ -゚)「な、なぜそこでドクオがでてくるんだ?それに言っただろう?逃げたところで…」
( ^ω^)「この男がきっと守ってくれるお…それに…」
448 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 04:02:09 ID:xU1XlZII
『…おい、ブーン』
足下から声がする
(;^ω^)「…お?」
(#)A(#)「…人のセリフ勝手に喋ってんじゃねえよ…」
ふらつきながらもドクオは立ち上がった。ブーンの肩を借りてだが
( ^ω^)「おっおっスマンかったおww」
まっすぐにクーを見つめて、ドクオは言った
(#)A(#)「あの時の続きだ。クー…俺はお前を守りたい」
川;゚ -゚)「な、何を言っているんだ!私は、某国の工作員なんだぞ!お前達を消そうとした!それに…」
川; - )「それに…私は、ショボンを罠にかけて……
私の手は、汚れているんだ…」
(#)A(#)「…それでも、いや、その罪さえも一緒に背負っていくさ」
449 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 04:03:38 ID:xU1XlZII
―胸が苦しくなった。心臓の鼓動が高まるのがわかる、この感覚は…なんだ?
川; - )「…命を狙われるぞ…?一生逃げ続けなくてはならないんだぞ…?」
(#)A(#)「二人で逃げ切ってみせるさ…絶対にな」
川; - )「…たいした、自信だな…」
(*^ω^)「おっおっ!ドクオはスロプだお!立ち回りのプロだお!」
(#)A(#)「それに…」
腫れた顔でニヤリと笑ってドクオは言った
(#)∀(#)「最近のスロは勝ち逃げが鉄則だぜ?俺の得意分野さ」
川 ; -;)「うわあぁぁぁぁ…」
―この日、私は初めて誰かの胸で泣いた。もう一人じゃない喜びと不安…そんな、いままで感じたことのない感情のせいか、涙はいつまでも止まらなかったな。
こんな自分と一緒に歩んでくれる人がいる、フフ…物好きもいたものだ、人生まだまだ捨てたものではないな…
第9話 完
450 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 04:12:41 ID:xU1XlZII
以上だお!( ^ω^)ノ
…すいません、ホンットすいません。コッテコテの厨展開になってしまいましたorz
一応次回で完結になります。予定では、今日の夜には書くことになっています。これまで暖かい支援頂き、ありがとうございます!もう一頑張りしますね…
それではまた( ^ω^)ノ
普通に面白いぜ
お疲れ様
( ^ω^)
俺の名はブーン三世
各地のパチ屋を荒らす大スロプーさ!
今日もホールを事件に巻き込むぜ
( ^ω^)「いくぜ〜あらっよっと!」
カシャカシャカシャ
俺の名はブーン三世
トゥルルルゥ〜チャラチャラチャラチャラチャッチャッチャ
( ^ω^)「さ〜て今日のお宝台はと…おっエヴァの6っぽい台ゲット」
( `・ω・)「ブーン〜働け〜!」
( ^ω^)「しゃきんのとっつぁん〜しつこいな〜あんたも」
( `・ω・)「黙れブーン!働け!」
( ^ω^)「そりゃないぜ〜」
('A`)「全く、ブーンだけには任せておけねぇな」
( ^ω^)「ゴト師のドクオ〜」
(´・ω・`)「また、つまらぬ台をエナってしまった」
( ^ω^)「ハイエナのしょぼん〜」
川 ゚ -゚)「ブーン、悪いけどエヴァの6は貰うわね〜」
(*^ω^)「ク〜じこちゃ〜ん」
( `・ω・)「働け〜ブ〜ン〜!」
川 ゚ -゚)「行くわよ」
('A`)「任せな」
(´・ω・`)「ふん」
( ^ω^)「ぉ〜れの名はブーン三世」
ボーナス確定
453 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/17(月) 11:58:03 ID:ZxpfawcH
乙鰈( ^Ω^)
454 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/17(月) 13:08:48 ID:BoWBKOr6
( ^ω^)乙だお!
455 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/17(月) 15:35:03 ID:8eKuYJEC
(^ω^)乙鰈
気が向いたらまた投下して欲しいお
( ^ω^)「思い起こせば、このスレのオメガ氏の作品が、ブーン小説と僕との出会いだったんだお」
('A`)「それから、ブーン小説の魅力にとり憑かれ、VIPでROMること数ヵ月…」
(´・ω・`)「ブーン小説について、勉強していたんだよね(キメェww)」
川 ゚ -゚)「いつか自分の作品を書くときには、自分の原点であるこのスレで、処女作を発表しようと決めていたんだよな」
( ・∀・)「皆様の暖かい支援のレスがあったからこそ、今日この時を迎えられたのではないかと」
(,,゚Д゚)「オメガ氏、見ているかゴルァ!あなたの作品に感銘を受け、また一人の糞作家が誕生したんだゴルァ!」
ξ ゚听)ξ「ま、ぶっちゃけgdgdだったけどね」
从'ー'从「でも〜完結まで頑張って本当に良かった〜」
( ゚∀゚)「んじゃ、ま…そろそろいきますか」
(*^ω^)ノ「最終話投下だお!」
458 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/17(月) 22:27:26 ID:ZxpfawcH
四円( ^Ω^)
( ^ω^)「今日は仕事が休みだお!朝一で並ぶお!」
⊂( ^ω^)⊃「ブーンだお!ブーンだお!」
彼の名は内藤ホライゾン、通称ブーン。彼はマイホのパーラーORZに並ぶ為に、いつものように、ブーンしながら店に向かうのでした
( ^ω^)「あちゃ〜、今日も一番じゃないお…」
そこにはいつもの顔ぶれが二つ…
( ゚∀゚)「よう!ブーン!今日も一番は俺様が頂きだぜ!」
彼はジョルジュ。本名は知らない。通っていた害悪が、なくなってからずっと、ORZに来ていた。もはや、立派な常連だ。そしてもう一人…
(´・ω・`)「やあ、ブーン。おはよう。今日は冷えるね」
( ^ω^)「おいすー。相変わらず二人とも早いお。この寒さの中、ホントに乙だお」
460 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 22:32:53 ID:xU1XlZII
(´・ω・`)「うん、毎年この時期になると、古傷が痛んでいやになるけどね」
( ゚∀゚)「あー…そろそろあれか?ぼちぼち2年経つのか?あれから」
(´・ω・`)「うん、そうだよ。瀕死だった僕が、ブーンとドクオに見捨てられて2周年、だね」
(;^ω^)「ちょwwその節はもう、散々謝ったじゃまいかおww」
(´・ω・`)「あの時ジョルジュが病院に連れて行ってくれてなかったら、今頃僕は千の風になっていたところだったよ」
(; ゚∀゚)「そりゃーオメー…人が血ぃ流して倒れてたら、まずそうするべ?常考」
(;^ω^)「ホントにすまんかったお…てっきり死んだものかと…」
(´・ω・`)「ふふ、冗談だよ…で、そのドクオとクーの命日でもあるんだよね…」
461 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 22:38:42 ID:xU1XlZII
( ^ω^)「そう…だおね…」
ショボンは遠くを見る目で、呟いた
(´・ω・`)「あの二人が死んだなんて、未だに実感がないよ……
あ、そうだ。今年も害悪の跡地に花を添えに行くよね?ブーン、一緒に行くかい?」
(;^ω^)「あうあう…明日から出張なんだお…僕は帰ってきてから一人で行くお」
(´・ω・`)「ぶちころすぞ。…と言いたいところだけど、仕方無いね…じゃあ、ジョルジュ。付き合ってくれるかい?(フフフ…)」
( ゚∀゚)「ん?まあいいぜ、俺は別に面識ないけど」
(´・ω・`)「まあ、ちょっと遊びに行く気分でいいと思うよ。実際どこかで、遊んできてもいいし(ジョルジュ…ハァハァ)」
( ゚∀゚)「ん…?まあいいや。とりあえず入場の時間だ。とりあえず今日も頑張ろうぜ!」
( ^ω^)´・ω・`)「把握」
とりあえず、3人は何気ない日常を送っているようです
462 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 22:43:34 ID:xU1XlZII
――翌日・北海道 札幌市――
((; ゚ω゚))(ふおおぉぉ…寒いッ!寒すぎるおおぉ!さすが北の大地!)
((;^ω^))(は、早く行かなくては……死んでしまうかもわからんね)
身体を震わせながら、目的地へと急ぐブーン。時刻はまだ、午後4時を回ったばかりであったが、もう日は落ちかけていた。
((;^ω^))(え〜と…ススキノの……あ!あそこだお!)
そこは、小さな居酒屋だった。まだ暖簾が出ていない。それでも、ブーンは構わず扉を引く
――ガラガラガラ
『あー、すんませんねー…まだ準備中で…』
(*^ω^)ノ「おいすー」
('A`)y-~~~「…あ」
463 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 22:51:18 ID:xU1XlZII
懐しい顔があった。少し太った…か?似合わない口髭をたくわえるも、その顔は、あの日の面影を残していた
('∀`)y-~~~「よお、早かったな」
( ^ω^)「仕事が思ったよりも、早く片付いたんだお」
('∀`)「そうか、そいつは良かったな。とりあえずビールでいいか?」
タバコの火を消し、立ち上がった。慣れた手つきで、ジョッキを二つ取り出す
(*^ω^)「頼むお、ドク…じゃなかった、幸男だったかお?」
('∀`)「はっはっは!ガラじゃねえ名前だよな!確かに」
『おや?私がつけた名前が気にいらないのか?』
店の奥から、またまた懐しい声がした。その主は、暖簾をくぐってすぐにやってきた
464 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/17(月) 22:54:33 ID:ZxpfawcH
hsmr( ^Ω^)
465 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 22:56:46 ID:xU1XlZII
川*゚ー゚)「やあ、ブーン、久しぶりだな」
かつての冷たい表情ではなく、そこには明るく暖かい笑顔があった
川 ゚ -゚)「で、幸男。さっきの件だが?」
('∀`)「いやぁww俺には勿体ねえって事だよ。ミク!」
(*^ω^)「おっおっおっ ミクかお。いい名前だお」
('∀`)「だろww『未来』でミクだ。クの字を残しつつ、新しい人生の未来は明るくありますように、て願ってだな…」
川 ゚ー゚)「…お前が考えたんだろ?それこそ私には勿体ないぞ」
見ているだけで心が暖かくなる、そんな二人だった。幸せとは、人に分け与えられるものなのだな、とブーンは思った
466 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:05:16 ID:xU1XlZII
('A`)「…で、ショボンはどうしてる?」
( ^ω^)「相変わらずだお、ゴト師からは足を洗ったし、新しい相棒も見つかったみたいだお……でも…」
川 ゚ -゚)「でも?」
( ^ω^)「二人の話になると、やっぱり寂しそうだお…」
('A`)「……俺たちと関わりを持っていたら、あいつも危険にさらすことになるかもしれない…」
川 ゚ -゚)「私達は、死んだ事にしてほしい、と頼んだのはこっちだが、さすがに心が苦しくなるな…」
何となくしんみりした空気が漂う。3人共しばらく無言だった。有線のBGMがやけに大きく聞こえた
467 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:12:04 ID:xU1XlZII
(;^ω^)「ま、まあとりあえず乾杯するお!大将、ビール3つ!」
久しぶりの再会なのに、なんだこの空気は
(;'∀`)「あ、ああ。そうだな、でも…」
川*゚ -゚)「すまない、私は烏龍茶で頼む」
(;^ω^)「お??ミクさん、飲めなかったかお?」
なぜか少し照れくさそうに答えるミク
川*゚ -゚)「ああ、『今』はな……」
(;^ω^)「…お??」
え?なんで?そう聞く間もなく、幸男が答えた
(;'∀`)「…妊婦にアルコールは良くねえからな…」
468 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:15:06 ID:xU1XlZII
一瞬ではあったが、またしても沈黙が場を包む
(*^ω^)「S、SUGEEEEEEEEEEE!おめでとうだお!つーか、そんな大事なこと最初に言えっつーの!」
まるで、自分の事のようにブーンは、はしゃいだ。
('∀`)「まあ、なんつーか…その、照れくさいだろ?」
川*゚ー゚)「ありがとうな…ブーン」
そして、ようやく乾杯した3人であった
川 ゚ -゚)「さて…そろそろ開店の時間だな。私は奥に引っ込むとしよう」
( ^ω^)「お?……あー…、そうかお」
('A`)「まあ、あんまり顔見せる訳にはいかないんでな……基本的に裏方をやってもらってるんだ」
469 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:16:31 ID:xU1XlZII
川*゚ー゚)「それじゃ、ブーン。また後でな」
そう言ってミクは奥に下がって行った
('∀`)「で、ブーン。お前はどうなのよ、こっちの方は」
小指を立てて見せる幸男
( ^ω^)「いやー…みての通りのキモピザだから、さっぱりですお」
('∀`)「なんだよwwだらしねえなぁww」
(;^ω^)「ついこないだまで童貞だった奴にだけは言われたくないわッ!」
('∀`)「サーセンwwつーか、昔彼女いたんだっけ?なんで別れちゃったの?」
470 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:18:33 ID:xU1XlZII
( ´ω`)「そんなこと、僕が知りたいお…ある日突然、書き置きを残していなくなったんだお…」
(;'A`)「な、なんか悪い事聞いたような…」
(;^ω^)「いや…まあ、昔の事だお。つーか大将、ビール!」
それから、少しして、客が入りだし、店内は途端に賑やかになった
(*^ω^)「おっおっ!大将ビールおかわりだお!」
(;'A`)「ちょwwペース早ぇwwこっちは忙しいんだから少し自重しろww」
(;^ω^)「あうあう…確かに、二人じゃ大変そうだお…バイトとか雇わないのかお?」
471 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:19:41 ID:xU1XlZII
(;'A`)「そのバイトが来ねぇんだよww大遅刻乙ww」
(;^ω^)「大変ですねー…」
川;゚ -゚)「ええい!やむをえん!私も店に出るぞ!」
ミクも裏から飛び出してきた
(;^ω^);'A`)「ちょww大事な身体でそんなww」
そのとき
『すいません〜遅くなりました〜』
間延びした、なんとものんびりした声。…あれ?どこかで聞き覚えが…
472 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:23:11 ID:xU1XlZII
(#'A`)「渡辺ちゃん!いま何時だと思ってんの!」
『ふええ〜ん、ごめんなさい〜』
渡辺…?その名前は…
(;'A`)「ま、まあとりあえず忙しいから、すぐ店に出てくれる?」
从;'ー'从「は〜い…って、あれ?」
(; ゚ω゚)「……おいす〜…」
川;゚ -゚);'A`)「???」
―こうして、運命的な再会を果たした二人は、数々の障害を乗り越えて、やがて結ばれるのだが、それはまた、別のお話…ということで……ww
( ^ω^)ブーン達はボッタ店と戦うようです
〜〜Fin〜〜
473 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/17(月) 23:25:56 ID:ZxpfawcH
乙華麗( ^Ω^) ベタでもやっぱりハッピーエンドがいい感じだ
( ^ω^)おつかれさまだお
今までと違い、カオスで楽しかったお
皆様のおかげで、無事完結することができました。まずは、深く深く御礼申し上げますm(_ _)m
当初の予定とだいぶ違う厨展開になってしまい、どうしようかと思いましたが、結局開き直ってコッテコテのハッピーエンドにすることにしました
476 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:45:05 ID:xU1XlZII
最初はギャグ路線でいく予定だった為、細かい設定や伏線についても、深く考えずに書いていました。
しかしあるとき、カオス設定で、シリアス系にもっていけば、これってシュールじゃね?面白くね?と思ってしまったのが、間違いの元だったのです……
477 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/09/17(月) 23:50:20 ID:xU1XlZII
こんなカオス作品でも支援頂き、本当に感謝しております。
より腕を磨いた後、次回作にチャレンジしたいと思っております。
では、またいつか!( ^ω^)ノシ
お疲れ様でした
本当に面白かったです
では、次は自分が
暗い話になると思うので自重して明日投下しますwww
479 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/18(火) 02:08:15 ID:wGqx9q60
乙でした。ジイブーンは少しホロリとしましたお。
しかも、設変種まで仕込んでくれてるから、スエか打か楽しみにしてるお。
480 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/18(火) 03:23:24 ID:JRJ3UaWn
良い話しでした。 作者さん、乙でした。
お疲れさまでした。乙
482 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/18(火) 05:06:01 ID:2Ti6QvD8
いやいや、マジで面白かったです。
読みやすいし話もよくまとまってた気がします。
ホントに乙でした( ^ω^)
483 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/18(火) 23:08:03 ID:Tb9Xf6GV
ベジータ「フン!上手くまとめやがったな!」
ベジータ「……乙なことだな!」
484 :
オイラも元作者:2007/09/19(水) 05:26:11 ID:5hWzimhL
遅ればせながら乙!( ´∀`)ノ
オメガの時もそうだったけど、こうゆう良作の後って、投下するのに勇気がいるんだぜ?ww
しかし、それでもやってくれる勇者、カモン!
485 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/19(水) 19:09:22 ID:zPXlMZEr
>>484 気が向いたら第二作目もたのむ( ^Ω^)
486 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/19(水) 23:05:12 ID:noUl0qZW
乙です
最終話あるの知らんかった…orz
久々にこのスレも盛り上がりました。
次回作も期待してるお
487 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/21(金) 05:01:42 ID:mxDzFs+h
保守
次の人まだー?
488 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/23(日) 01:07:12 ID:HPebhE+m
保守だね(´・ω・`)
次の人は早く書くといいよ
489 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/24(月) 21:39:45 ID:6L1GJ9Vl
('A`)保守……
また過疎っちまったな……鬱だ
楽しかった日々は永遠には続かない…だからこそ今を生きる
俺達はまさにそうだった…
⊂( ^ω^)⊃ブーン〜ワ〜プで〜ル〜プな〜この思いわ〜
('A`)……
⊂( ^ω^)⊃何もかもを〜巻き込んだ想像で〜
('A`)……
( ^ω^)あっそぼう♪
(#'A`)きめぇよピザ!ぶっ殺すぞ!黙って座ってろ!
それはある四人の若者の物語…彼らの輝かしい時を…少しだけ語ろう
('A`)今日は5号機456イベだからな。俺はハイスペは避け判別しやすいエヴァにするわ
( ^ω^)ブーンも判別し易いやつと言うことでシスクエにするぉ〜
(#'A`)何か矛盾してる様な気もしないが判別的には悪くないか
パーラー223
('A`)並びはまあまあだな。20番目くらいか
( ^ω^)ぉ。距離4000にショボン、ジョルジュだぉ!どうします?親方!
(#'A`)ガッハッハ!そんな距離から魚雷が当たるか!
( ゚∀゚)魚雷が敵を見失いました!関知出来ません!
(´・ω・`)何かおかしいな……
( ^ω^)ジャックイーンッ!
(#'A`)ヘタクソ!自重しろ!
( ゚∀゚)帰れ!
(´・ω・`)キモピザ
(;^ω^)なんか凄い叩かれようだぉ
('A`)よぅショボン、ジョジョ。
(´・ω・`)おはようドクオ
ゴゴゴゴゴ
(;゚∀゚)おはよう
( ^ω^)二人は今日は何狙いだぉ?シスクエならぶっ殺すぉ!
(´・ω・`)キモピザと一緒にするなよ。僕は青ドンかな
ゴゴゴゴゴ
( ゚∀゚)俺はりんかけだぜ!
('A`)ジョルジュは本当にハイスペ好きだな
ゴゴゴゴゴ
( ゚∀゚)出ない6などいらぬわ!
(´・ω・`)そろそろ開店みたいだね。
( ^ω^)行くぉ〜
ゴゴゴゴゴ
(;゚∀゚)(誰も突っ込みなしかよ)
(*゚∀゚)今から抽選券を配布しま〜す。一列にお並び下さい
(*゚∀゚)どうぞ〜(あっいつも来てる人達だ)
(´・ω・`)どうも(雌犬が)
(*゚∀゚)どうぞ〜(むきむきだ〜)
( ゚∀゚)サンスコ(リングにかけろ〜燃えろ〜明日への闘志〜)
(;゚∀゚)ドウゾ…(うわっキモピザだ)
( ^ω^)ありがとうだぉ(ウヒヒ、お姉ちゃん起こしまくるぉ)
(*゚∀゚)どっ…どうぞ(一番普通の人だ)
('A`)どうも…
(*゚∀゚)いつも来てますよね
(;'A`)えっいや夜勤勤務なんで決してスロプとかじゃないんで
(*゚∀゚)そうなんですか?(無職じゃないんだ。)
('A`)えぇまあ…(何嘘ついてんだよ俺)
やっぱり引け目感じちまってんのかな…
ドクオ!
('A`)っ!
( ^ω^)何やってるぉ?
('A`)いや、何でもない
(´・ω・`)さて、朝一の運試しだね
( ゚∀゚)今日は負けねぇよ
( ^ω^)いい番号な気がするぉ
('A`)……
4人 せ〜の〜せっ!
(´・ω・`)つ5番
( ゚∀゚)つ9番
( ^ω^)つ162番
('A`)つ1番
( ゚∀゚)またショボンかよ…ってドクオが1番だとぉぉぉ?!
(´・ω・`)MGSK
(;^ω^)ブーン何か並び50位なのに162ってwwwwww
('A`)珍しいこともあるもんだな。(あの子が配ると何故かいい番号なんだよな…たまたまか)
(´・ω・`)まあピザ以外は狙い台抑えられるね
(;^ω^)ブーンのシスクエが……
( ゚∀゚)まあまあ!ツインでも打ってろ
( ^ω^)だぉ、キュンキュンするぉ!
(´・ω・`)゚∀゚)'A`)(こいつ本当きめぇな…)
そうして戦いの火蓋は切られた
とりあえずここまで〜じゃねっ
乙鰈( ^Ω^)
497 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/25(火) 17:41:44 ID:8Si7LJPs
(´・ω・`)クックック……見よ、この三連ドンちゃん。間違いなくHだね
( ゚∀゚)こっちなんかいきなり女ビッグだぜ!
(´・ω・`)ふふふ、あまり宛にはならないよ?
( ゚∀゚)なら出玉勝負と行きますか?
(´・ω・`)りんかけの4と勝負してもつまらないがいいだろう
(;゚∀゚)4確かよwww
そのころブーンとドクオ
( ^ω^)こんなクソ雑魚カブトムシ一撃で撃破だぉ!待っててぉお姉ちゃん!
(;'A`)テラキメェwww
('A`)まあ幸先よくチェ重複の青引いたしな。カウントカウント…
( ^ω^)クックック!蟹缶ゲットだぉ!
('A`)え〜とスイカ…
( ^ω^)ベル!またベル!
('A`)ベルベルねっと…
( ^ω^)ベル三回もきたぉ!
('A`)ベルこっちは27回も来たぞ〜…
('A`)…
(#'A`)ピザテメェ俺までベル数えてたじゃねぇかB中によ!
(;^ω^)スイカもいっぱい来てたから許して欲しいぉ
('A`)ちったぁ黙って打てないのかお前は…
( ^ω^)ねぇねぇ
('A`)あん?
( ^ω^)何でもな〜い
(#'A`)ピキドゴーン
っつ
(#'A`)っつ(#)ω^) つ っつ
(#'A`)静かに打て
(#)ω^)わかったぉ
(´・ω・`)クックック…またノリオだよ
どっちかなぁ?
(;゚∀゚)……
(´・ω・`)外れちゃったよすまないなぁジョルジュ。また単独だよ
( ゚∀゚)さすがだなショボン……だが勝負はこれからだぜ?
(´・ω・`)くっ……単独赤だと!
( ゚∀゚)それに他の要素も5以上をマークしている。
(´・ω・`)面白い……
そしてお昼
ショボン2500枚 予想設定H
ジョルジュ1800枚 予想5
ドクオ 1200枚 予想56
ブーン 1800枚 予想6
(´・ω・`)クックック…このままだと夜に叙々苑奢るのはドクオになりそうだね
(;'A`)えっ…そんな約束してたか?
( ゚∀゚)さっき俺とショボンで決まったんだ
( ^ω^)ブーンは全然いいぉ。間違いなく6だぉ〜
('A`)引き弱虐めッスか……
(´・ω・`)まあまあ。みんなツモれたっぽいし頑張ろうじゃないか。それにもし本当に予想設定通りなら僕が一番低いしね
( ゚∀゚)まあみんな頑張ろうぜ!
(´・ω・`)'A`)^ω^)もK
午後の部に入り動きが出てきた。
ジョルジュである
昼を終えてからRT連で5連一撃1700枚余りを叩き出し6を臭わせる展開。
( ゚∀゚)ウホッ
(´・ω・`)…(まずいな…6ならまず勝ち目はない。言い出しっぺは僕だ。今更やめようとは…)
ショボンは焦った。
叙々苑4人前…更に一人は大食らいだ。
軽く3万以上飛ぶ。いや3万で済めばまだいい方か…
(´・ω・`)(期待値分がなくなるっ…負けられない)
('A`)150の15 8か…通ベルも7.5……こりゃ6ツモったかな
(*^ω^)ブーンはさっきから出まくりだぉ!お姉ちゃんまで後少しだぉ〜
('A`)あぁ〜起きスロする気か。
( ^ω^)ぉ?なんだぉそれ
('A`)お姉ちゃん起きて〜の話にずっとしとくんだ。レバオンでお姉ちゃん起きたら確定だから起きスロ
( ^ω^)へ〜…
('A`)あ、うん。ごめん気にしないで
(*^ω^)お姉ちゃん〜!!!
ブーンはお姉ちゃんがお気に入りな様です
そして……運命の時誰かが言った……
同時にだっ……
負ければ養分っ…。せ〜の〜せっ!!!
(´・ω・`)つ4500枚
( ゚∀゚)つ5800枚
( ^ω^)つ6200枚
('A`)つ3200枚
('A`)……
(´・ω・`)残念だったね…
( ゚∀゚)まあしゃあねぇさ!
( ^ω^)YOU Lose
('A`)……どうせ引き弱ッスよ。
こうして今日も一日が終わってゆく…。毎日同じ日の繰り返し……
( ・∀・)あいつらまたかよ
( ゚Д゚)だよな〜サクラじゃね?
('A`)……
(´・ω・`)ドクオ、気にするな。僻みだ
( ・∀・)本当サクラはいいよなぁ
( ゚Д゚)こっちは一生懸命なのによぉ
(#'A`)言わせておけば……テメェラちょっとこいやぁ!
( ^ω^)ドクオ!?
(;゚∀゚)コイツはヤバくなって来たな
(´・ω・`)ドクオらしくない……一体どうしたんだ…
(#'A`)オラァ!どうしたよ!そんなもんか!
(#)・∀・)くっ……
(#)゚Д゚)てめぇ……覚えてやがれ!
('A`)ちっ…雑魚の癖して絡んで来るんじゃねぇよ…
川 ゚ -゚)……
(#'A`)見せもんじゃねぇぞ!
川 ゚ -゚)悲しい男だな。
('A`)けっ…
見ちゃだめよタークン
何て乱暴な奴だ…
あいつスロプだろ?本当ゴミな奴は困るわ
死んでくれよ毎日働きもせずに……
('A`)………
(;*゚∀゚)大丈夫ですか?あっ…手に血が…
('A`)返り血だ。気にすんな
(*゚∀゚)…でも…。
('A`)店に迷惑かけたな。すまない。じゃあな……
(*゚-゚)ドクオさん…
(´・ω・`)ドクオ…(テラカッコヨスwww掘りたい…)
( ゚∀゚)ドクオ…(なんてかっこよさwww)
( ^ω^)ドクオ…(叙々苑マダー?) ドクオは迷いを感じていた。この日々に
改行の規制に引っかかりまくるので内容がつめつめでごめんなさい
でも使ってる携帯めちゃ古いからメモちょっとしか入らんwww
すみませんですハイ
505 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/26(水) 04:36:34 ID:umeA+hEF
乙だお^^
506 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/26(水) 05:04:55 ID:umeA+hEF
IDが梅になってしまったおっお〜ん^^;
507 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/26(水) 05:09:52 ID:31eoqvVD
乙ww
( ・∀・)(,,゚Д゚)この二人悪役ばっかww
乙華麗( ^Ω^)
509 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/29(土) 05:01:17 ID:8aHexPMG
保守
510 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/09/30(日) 07:26:19 ID:6fa0QBby
从;'ー'从「作者コード『夢』、もう四日も投下がありません!」
ξ;゚听)ξ「なんですって!?」
川;゚ -゚)「まさか……逃亡?」
511 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/01(月) 05:09:58 ID:Xcrn/MDm
( ^ω^)まだかお〜?
512 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/03(水) 06:49:11 ID:g9RuYYA7
(;'A`)保守……
続きマダー?
513 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/04(木) 21:37:43 ID:7Z3E511Y
(`∀´)保守ニダ!まだか〜
514 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/05(金) 20:44:09 ID:TbkD2X+h
(# ゚∀゚)保守・・・
また逃げたのか・・・ ホントここの作者どもは根性ねえな!
◆qPrXz.1ZTwとかを少し見習えよ!書き始めたんなら最後まで書けよ!
せっかくみんな支援してくれてんだからよ・・・
頼むぜ・・・
むしろ俺たちで続きを書け(ry
516 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/06(土) 12:44:46 ID:3afPMjlV
>>515 そうか!その手があったか!
と思ったら、一気に完結までの構想が出来てしまったんだけど、夢 ◆c9iJaOGLh6の続き書いてもいいと思う?
517 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/06(土) 14:50:47 ID:WPlkIVtX
おK!(・∀・)
519 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/06(土) 18:03:24 ID:3afPMjlV
おK
じゃあ、これから書くから、今日の深夜か明日の朝に投下するよ
( ^ω^)ノ
520 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 22:42:02 ID:3afPMjlV
書きあがりますた
旧作者さんの意向(?)として、主人公はドクオです。
投下致します
521 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/06(土) 22:44:04 ID:Id5AUWXA
hsmr( ^Ω^)
522 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 22:44:20 ID:3afPMjlV
―――その夜・叙々苑―――
( ^ω^)「とりあえず、乾杯だお!乙カレー」
(´・ω・`)゚∀゚)'A`)「乙カレーwww」
4人で一斉に、中生を一気飲みする。そして……
( ゚∀゚)「プハー!!よっしゃ!今日は俺の勝ちィィィ!!」
(´・ω・`)「プハ〜!一歩及ばなかったか……」
(;'A`)「プハー……また負けた……」
(;^ω^)「んぐ、んぐ……ブホッ!ゲホッ!ガハッ!」
(; ゚∀゚)「げッ!きたねーwww」
(;'A`)「ブーンはどうせ勝てないんだから、無理すんなよww」
この『一気飲みバトル』が、4人の恒例となっていた
523 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 22:45:49 ID:3afPMjlV
そして、いつものように、おかわりのビールと、焼き肉を注文する。何も変わらない日常だった。きっと、明日からも同じような日々が続くのだろう。
この時までは、そう思っていたんだ――
(*'A`)「ふ〜。今日もたらふく食ったし、そろそろ帰るか!」
(*´・ω・`)「うん、そうだね。明日もイベントだから、早く並ばないといけないし…」
(*^ω^)「おっおっ!支払いは頼むお!ドクオ社長!」
(;'A`)「うげっ!そうだった……ちょww38800円てww」
(*´・ω・`)「ゴチになりまーすww」
ドクオはしぶしぶ財布を取り出したのだが…
( ゚∀゚)「……いや、今日は俺が出すわ」
(;'A`)「………はい?」
524 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 22:47:32 ID:3afPMjlV
一瞬場の空気が凍り付いた
(;^ω^);´・ω・`)「な、なんだってー!?ジョルジュが、自発的に奢るなんてww
テラありえナスww」
(;'A`)「な、なあ?どうしたんだ?ジョルジュ。さっきのレバ刺でもあたったか?」
(; ゚∀゚)「え?なに?そんなにおかしいの?」
(;^ω^)「害悪が全6マジイベントするぐらいありえないお!」
ドクオとショボンも、うんうん頷いている
(; ゚∀゚)「…鬱だ、死のう…」
('A`)「それ俺の決め台詞ww」
(´・ω・`)「まあ、とりあえずジョルジュの話を聞こうか。
きっと、宇宙が滅亡するぐらいのすごい理由があるんだろ?」
525 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 22:49:35 ID:3afPMjlV
(; ゚∀゚)「ショボンテメェww
……まあ、いいや。とりあえずみんな、もう一回座ってくれ」
ジョルジュの真剣な表情に、ただならない雰囲気を感じ取った3人は、再び席につきジョルジュの話を聞くことにした
( ゚∀゚)「実は、俺…さ、今日でスロプ引退しようと思ってんだわ…」
沈黙が訪れ、一気に空気が重くなる。誰もが、誰かの言葉を待っている。
この状態に一番最初に耐えられなくなったのは、ドクオだった
(;'A`)「…なんで?確かに5号機時代になって、状況は苦しくなってきてるけど…」
( ゚∀゚)「いや、そうじゃねぇんだ」
ドクオの言葉を遮るジョルジュ。いつになく真剣な目で言葉を続ける
526 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 22:51:24 ID:3afPMjlV
( ゚∀゚)「実は、親父が倒れてさ…田舎に帰ろうと思ってんだ……」
( ^ω^)「ジョルジュの実家って……?」
(´・ω・`)「確か、四国だよね?」
少し視線を落として、ジョルジュは静かに語りだした
( ゚∀゚)「ああ、そうだ。小さなうどん屋やっててさ。跡を継ごうと思ってる」
( ゚∀゚)「本当はそれがいやで、家を出てきたんだが、おふくろが泣きながら言うんだわ……
帰ってきてくれって…」
引き止めることなど、出来る筈もない。むしろ友として、帰郷を促すべきだった
( ^ω^)「…そうかお。いままで乙だったお。ジョルジュが取ってくれてたデータは、とても役に立ったお」
(´・ω・`)「うん…まあ、まっとうな道に戻るわけだからね。親父さんには悪いけど、これは祝福すべきことなのかもしれない」
527 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 22:53:46 ID:3afPMjlV
('A`)「うん……そうだよな。おめでとう…でいいのか? いつ出発するんだ?」
( ゚∀゚)「ああ、荷造りして、アパートを引き払って……明後日には発とうと思う」
(;^ω^)「これまた随分急な話だお」
( ゚∀゚)「…悪いな。ことがことだから、なるべく急ぎたいんだ」
(´・ω・`)「うん、仕方無いね…じゃあ、僕は明日荷造りの手伝いに行くよ」
( ^ω^)「ブーンも行くお」
('A`)「……明日のイベントはキャンセルだな…」
( ;∀;)「おまえら…」
528 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/06(土) 22:54:12 ID:Id5AUWXA
紫煙( ^Ω^)
529 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 22:57:55 ID:3afPMjlV
(´・ω・`)「うん、じゃあ今日は送別会だね。とことん飲もうか、もちろん朝まで」
(; ゚∀゚)「いや、だから明日は忙しい…」
( ^ω^)「おっおっ!みんなでやれば、半日で終わるお!朝まで飲んで、夕方からやればいいお!」
('A`)「おK。じゃあこの後、ジョルジュの家に移動っつーことでww」
(´・ω・`)「じゃあ、その前に、叙々苑恒例の一気バトル最終章、
『ジョルジュよ、永遠に』開催だ!中生4つカモン!」
(; ゚∀゚)「…しゃーねーな。最後も俺様の勝利で飾ってやるぜ!」
( ^ω^)「今度こそブーンが勝つおッ!」
('A`)゚∀゚)´・ω・`)「 それはないわww」
530 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 23:01:37 ID:3afPMjlV
―そして、俺たちはジョルジュの家で朝まで飲み明かした。4号機時代の昔話を肴にして……
翌日は全員二日酔いで、結局引越しの準備どころじゃなくなり、ジョルジュは出発を一日遅らせたんだったな。
あの時は、ショボンとブーンに合わせたけれど、実は俺の胸中は複雑だった
ジョルジュは大切な親友の一人だ。スロプを卒業して、まっとうな道を歩むことはいいことだし、喜ぶべきことなのは間違いない。
しかし、こっちはなんか取り残されたみたいで、焦り…とか、妬み…みたいな感情が沸いてきてしまい、どうしても心から祝福出来なかったんだ。
いつまでも繰り返されるわけなどない、とわかっていた俺たちの『日常』は間違いなくこの日終わりを告げた。
そして、これから訪れる得体のしれない『未来』ってヤツに、俺は希望とかよりも、不安……恐怖と言ってもいい、そんな感情に支配されていたんだ――
――続く
531 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/06(土) 23:04:02 ID:3afPMjlV
とりあえずここまでっす
シリアス、つーか鬱系なんで、笑える部分がなくてすんません
532 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/06(土) 23:05:40 ID:Id5AUWXA
乙家例( ^Ω^) なかなか読みやすい
533 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/07(日) 00:40:22 ID:r1KlcgSQ
新夢サン?でイイのかな、乙です。
文章がしっかりしてるので、勉強のデキル方だな。
続き楽しみにしてます。完結まで頑張って下さい。
534 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:05:28 ID:Ce8qGSab
今日は休みだが、早起きして、続きを書いたぜ!
投下致します('A`)ノ
535 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:07:23 ID:Ce8qGSab
―ジョルジュが田舎に帰ってから、二か月が過ぎたが、俺たちは相変わらずの生活を送っていた。
日々スロットを打ち、勝てば祝勝会、負ければ反省会の名目で飲みに行く。
ジョルジュとは、たまにメールのやり取りをしていた。それによると、いろいろ大変みたいだが、なんとか頑張っているらしい。
友人として、嬉しい限りであったが、向こうは多忙らしく、メールを送っても、なかなか返事が来ない状況が多くなり、最近は連絡が途絶えがちだった。
特に変わったことといえば、乾杯時に恒例の一気飲みバトルがなくなったことぐらいだろうか?
ジョルジュがいなくなって、ショボンの圧勝でほとんど終わる為、つまらなくなって、いつの間にかやらなくなったんだったな。
別に危惧していたほどの変化もなく、俺としては少々拍子抜けしていた。
そんなある日のことだった
536 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:08:33 ID:Ce8qGSab
(´・ω・`)「ふふふ……今日も叙々苑はドクオかなぁ〜?」
(;'A`)「はあ〜……なんで?どうして? 同じ設定でこんなに差が出るの?」
(;^ω^)「ま、まあドクオ君。そう気を落とすなお」
この日のイベントは、『全6島を捜せ!』だった。どうせ北斗2とかだろ…という大方の予想を裏切り、超大穴のスパイダーマンが全台6!と、さきほど発表され、店内を賑わしていた
(´・ω・`)「ぐふふふ…もしかして、万枚いっちゃう? 5号機なのに万枚いっちゃう?」
( ^ω^)「はい。今日のMVPはあなたですお。本当にありがとうございました」
(;'A`)「スパイダーが全6の予想立てたの俺なのに…
あー鬱だ。死のうかな……」
3人はドクオの作戦で、朝一からスパイダーマンを打っていた。みんなの『それはねーよww』という嘲笑は、昼すぎには羨望と嫉妬の視線に変わっていたのだった
537 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:10:15 ID:Ce8qGSab
そして、閉店の時がやってきた
せ〜のっせ!
( ^ω^)つ 5600枚
(´・ω・`)つ 10010枚!
('A`)つ 2100枚…
(*^ω^)「おお〜!ついに出ましたお!」
(*´・ω・`)「やった、僕やったよ、母ちゃん…」
('A`)「はいはい、万枚万枚オメデトーゴザイマス。
さあ、とっとと記念祝勝会会場の叙々苑に参りましょうか、ショボン殿」
(*´・ω・`)「うふふ、苦しゅうないぞ。てゆうか、実に気分がいいから、今日は僕が奢っちゃおっかな〜♪」
(;'A`)「…え?マジで?」
(*´・ω・`)「まあ、ドクオの作戦でスパイダーに座ったわけだしね。ここは僕が奢るべきでしょう、常考」
538 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:11:18 ID:Ce8qGSab
(*'A`)「はは〜、有り難き幸せ〜」
( ^ω^)「………」
そして、3人は景品に交換するためにカウンターにやってきた
(*゚∀゚)「お疲れ様でした〜(あ…来た)」
(´・ω・`)「余りコインはくれてやる、この雌犬が」
(;*゚∀゚)「は、はあ…いつもありがとうございます〜(雌犬って…)」
(;^ω^)「すまんだお。そこの棚のお菓子一個づつ、下さいお」
(*゚∀゚)「はい〜かしこまりました〜(めんどくさいな〜、も〜)」
お菓子を袋に入れると、大きめの袋二つ分にもなった。かなりの量である
(*゚∀゚)「は〜い、お待たせ致しました〜(これ全部一人で食べるのかな〜?さすがキモピザw)」
しかし、ブーンは差し出された袋を受け取らない
539 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:12:31 ID:Ce8qGSab
( ^ω^)「…それは店員さん達みんなで食べて下さいお。僕からの差し入れですお」
('A`)「ブーンKAKKEEEEE!」
(´・ω・`)「どうしたんだい?そんなことしても、なんのフラグも立たないよ?」
(;^ω^)「一応彼女いるし、そんなつもりはないおww」
(*゚∀゚)「…ありがとうございます〜!いただきます〜(フラグは立たないけど、いい人だ〜)」
そして、ドクオの順番になった
('A`)「俺は余りは貯玉に回すんで、なんにもいらないよ」
(*゚∀゚)「あ…かしこまりました〜(ついに、きた〜頑張れ私!)」
そして、特殊景品をそっと手渡したのだが…
('A`)「…ん?」
(*//∀/)「あ、ありがとうございました〜」
景品の間に紙切れが挟まっていた。携帯番号とメアドらしきものが書いてある
540 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:13:40 ID:Ce8qGSab
(;'A`)「あ、あの。こr」
(*//∀/)「次のお客様どうぞ〜(ついにやった〜)」
後ろがつかえていた為、言葉を交わす間もなくその場を去り、換金所に向かったのだが
(;'A`)(え、と…これってフラグ…?sneg?)
叙々苑に着くまでの間、ドクオはずっと地に足がつかないような思いだった
―――叙々苑―――
(;'A`)「…という訳でさ。どうしようかなと…」
(*^ω^)「おっおっ!ついにドクオにも春がきたのかお!つーちゃんだっけ?結構かわいいお」
(´・ω・`)「うん。とりあえず付き合ってみたら? で、飽きたらポイっと捨てればいいと思うよ」
(;^ω^)「テラ鬼畜ww」
541 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:14:55 ID:Ce8qGSab
実はドクオは、女の子から告白された事が一度もなかった為、返事の電話やメールにしても、どう対処していいものかわからなかったのだ
(;'A`)「いや…だってさ、顔は知ってるとはいえ、性格とかよくわかんないしさ…」
(;^ω^)「なに処女の厨房みたいな事言ってんだお」
(´・ω・`)「それをお互い知る為に付き合うんじゃないのかい? で、合わなかったら金だけ絞り取ってポイっと…」
(;'A`);^ω^)「それはないわww」
まあ、とりあえず一度会って、二人で遊びに行きましょう…みたいなメールを送ってみよう、ということで俺の話は決着したんだが…
この後また、新たに定着しつつあった『日常』に変化をもたらす話を聞かされることになるんだ
( ^ω^)「実は、僕も彼女のことで二人に話があるんだお」
(´・ω・`)「彼女って、ツンちゃんの?」
542 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:16:03 ID:Ce8qGSab
ツンは、ブーンの彼女で、少々気が強いのと、貧乳なのがたまに傷だが、ブーンには勿体ないぐらいのかわいい女の子だった
('A`)「そういやお前、朝から元気なかったよな?ついにフラれたのか?」
(;^ω^)「黙れ童貞野郎ww つーかむしろ、それと逆、つーか…」
(´・ω・`)「あー…はいはい。……デキちゃった、でしょ?」
一瞬の間をおいて、神妙な顔でブーンは頷いた
(;'A`)「mjd?どうすんの?」
(´・ω・`)「まあ、カンパするのは構わないけど、オススメはやっぱり階段から…」
(;^ω^)「ちょwwそれは(ry
どうするも、こうするも、覚悟を決めて責任を取ろうかと…」
(;'A`)「う〜ん、やっぱそうだよなぁ…」
( ^ω^)「…で、二人には悪いけど、僕も今日で引退しようと思ってるんだお…」
543 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:17:17 ID:Ce8qGSab
('A`)「やっぱそうなるよなぁ…所帯持ちでスロプはマズいよなぁ…」
( ^ω^)「…実は、もう就職先も決まっているんだお。小さなソバ屋で職人見習いだけど…」
申し訳なさそうにブーンは言う
('A`)「…そっか、おめでとうな!ブーンもついに卒業か!」
明るく振る舞ってはみたものの、やっぱり俺の心中は複雑だった。
ブーンとは、中学からの付き合いだし、一番の親友だと思っている。そしてその関係はこれからもずっと変わることはないだろう。
わかっている、わかってはいるんだが、なんか漠然とした、疎外感みたいなものを感じずにはいられなかったんだ
そして、それを見透かしたかのように、ショボンが俺の耳元でボソっと言った
(´・ω・`)「……まあ、元気だしなよ」
544 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 08:18:33 ID:Ce8qGSab
( ^ω^)「というわけだから、今日は僕の奢りで飲むお!」
(´・ω・`)「いや、これから大変なんだろう?今日は僕が出すよ。万枚出たしね」
( ^ω^)「いやいや、僕が」
('A`)「やっぱここは俺が」
( ^ω^)´・ω・`)「どうぞどうぞ」
('A`)「ちょwww」
こうしてまた一人、仲間がスロプを卒業していったんだ。明るい未来を目指して…
それとは対照的に、この先真っ暗と言われているスロ業界の未来と、俺とショボンの将来が妙にシンクロしてるような気がした。
漠然としていた不安は、この頃確実に形を作り、俺たちの前に立ちはだかろうとしていたんだ――
――続く
545 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/07(日) 08:51:19 ID:r1KlcgSQ
乙! おもしろいお。
とりあえずここまでで…
続きは今日中に書く予定です。また後ほど ノシ
乙華麗( ^Ω^)
548 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 14:49:44 ID:Ce8qGSab
よっしゃ!書き上がったぜ!
投下致しますよ〜! (*゚∀゚)ノ
549 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 14:50:53 ID:Ce8qGSab
ブーンがスロプを卒業してから、三か月が過ぎた頃、俺はつーと付き合い始め、深い関係になっていた。スロのほうは、新しい年を迎えて、ホールから4号機が全て消え去り、本格的な氷河期が訪れ、俺たちの運命は確実にスロ屋と共に終焉へと向かっていたんだ
(;'A`)(ふう…今日も宵越しだけで終了、か…最近ホントに出ねえな…)
300枚程度のコインを箱に移し、ジェットカウンターへと向かうと、顔なじみの女性店員がすぐ対応してくれた
川 ゚ -゚)「お?ドクオ。今日はもう帰るのか?」
('A`)「ああ、またガセイベだったよ…
あ、そうだクー。遅番のつーに言っておいてくれ。今日は家にいるって」
川 ゚ -゚)「そんなこと自分でメールでも入れておけばいいだろう?」
(;'A`)「いや、それがさ…うっかり携帯料金払うの忘れててさ、いまちょっと止まってるんだ」
川 ゚ -゚)「…わかった。言っておく」
550 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 14:53:37 ID:Ce8qGSab
本当は忘れたのではなく、払いたくても払えない状態だった。その他、家賃や光熱費などの支払い関係は全て滞納している
もう二か月もまともに稼ぎがない状況だったのだ
(;'A`)(ちっ…こんなことになるんだったら、稼ぎが良かった頃に貯金しとくんだったぜ…)
かつて、爆裂AT機からST機全盛期の頃は、一月平均50万ぐらいの稼ぎがあったものだが、所詮はあぶく銭。貯金などという概念はなく、豪遊していた。それに、当時はずっとこの収入を維持出来ると信じて疑わなかったのだ
('A`)(はぁ…今日もまた、つーに飯食わしてもらうか…これじゃただのヒモだな…)
重い足取りで、換金所を出ると、ちょうどショボンに会った
('A`)「あ、ショボン。どうだった?」
(´・ω・`)「どこも厳しいね…結局ここが一番まとものような気がするよ。駅前のG店なんか潰れてたし」
551 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/07(日) 14:55:25 ID:mDg0LFXm
hsmr( ^Ω^)
552 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 14:55:40 ID:Ce8qGSab
朝一の台取りにあぶれたショボンは、他の店の偵察に行っていたのだが、何も収穫はなかったようだ
('A`)「はぁ…いよいよ潮時…かなぁ」
(´・ω・`)「かもね…で、ドクオ。ちょっと言いにくいんだけど、先月貸した5万…」
('A`)「あ?いつでもいいって言ってたじゃんか」
(;´・ω・`)「すまない。でも僕もそろそろ貯金が尽きそうなんだよ…」
(#'A`)「この状況でどうやって払えってんだよ!もう明日の資金ぐらいしか残ってねえよ!」
(;´・ω・`)「ドクオには、つーちゃんがいるじゃないか。そっちからちょっと借りてさ…」
(#'A`)「んな情けねぇこと出来るか!男として一応プライドってもんがあるだろうが!」
(´ ω `)「……なんだよ、それ」
この一言は、普段は温厚なショボンですら、怒らせるのに充分だった。そしてこの瞬間、俺は友人を一人…失ったんだ
553 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 14:57:50 ID:Ce8qGSab
(#´・ω・`)「なんだよそれ!人から金を借りておいて、その態度はなんなんだよ!」
(#'A`)「だからお前がいつでもいいって言うから…」
(#´・ω・`)「こっちだって苦しいのに、貸してあげたんだ!それをなんだ!?プライドだと!? もうすでにヒモの状態のくせに、よくそんなこと言えるな!」
(#'A`)=つ「ーッ!!テメェ!!」
(#)゚ω゚`)「ぐぁッ!?」
思わず手が出てしまっていた。俺はケンカ馴れしていたから、このぐらいの事はどうってことはない。しかし、ショボンは違ったようだ
(#);ω;`)「い、いってぇぇぇ!!このDQNが! もういいよ!金はくれてやる!手切金代わりにな!」
(;'A`)「…いや、そのちょっとまっt」
(#);ω;`)「もう、お前にはうんざりなんだよ!コンビは解消だ!じゃあな!」
554 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 14:59:36 ID:Ce8qGSab
(;'A`)「ショ、ショボンちょっt」
(#);ω;`)「さわるな!」
掴んだ手を振りほどいて、ショボンは足早に去っていった。俺はもう、追いかけることは出来ずに、ただ立ち尽くしていた。
そして、この時の後ろ姿を最期に、もうショボンの姿を見ることはなかったんだ。あとになってブーンに聞いた話によると、奴も結局地元に帰って、普通に働き始めた、との事だった
そして、とうとう俺は一人になった。それから間もなく、金も底を尽き、プライドもへったくれもなくなって、本格的にヒモとしての生活が始まったんだ
555 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 15:02:05 ID:Ce8qGSab
――数週間後――
(*゚∀゚)「…じゃあ、行ってくるね。今日面接でしょ?頑張ってね!今度こそ決まるといいね」
('A`)y-~~「…ん、そうだな……いってらっしゃい」
夕方の4時頃、遅番でつーは出勤していった。家賃が払えなくなり、アパートを追い出されたドクオは、つーのマンションに転がりこんで、暮らしていた
('A`)y-~~「さて…それじゃあ、出かけますかね……」
タバコの火を消し、けだるそうに立ち上がる。あくびをしながら背筋を伸ばすものの、少し立ちくらんで、よろける
('A`)「……あーだりぃ…」
コートを羽織っただけの普段着でドクオもまた出かけたのだったが、向かった先は仕事の面接ではなく……
556 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 15:04:24 ID:Ce8qGSab
('A`)「お…青ドン、レジ後600発見ウマー♪」
家から少し離れたスロ屋だった。
最初の2〜3社はまじめに面接に行っていたのだが、長期間に渡って職歴のない者に対して世間は冷たく、必ず同じ理由で落とされる為にバカらしくなって、就活すらしなくなっていた
(#'A`)「…と思ったら750でレジ乙ww」
思わず台パンすると、一斉にシマ中の注目を浴びた
(#'A`)「…けッ!見せもんじゃねーぞ!」
最近常にイライラしている状態だった。もはやそのへんのチンピラと変わらない。ドクオの心は荒みきっていたのだ
川;゚ -゚)(…あれは、ドクオじゃないか。今日は面接に行くって、つーが言っていた筈だが…?)
そのホールは、その日たまたま休みだったクーのマイホだったのだ。ドクオはクーに気付くこともなく
(#'A`)「でもって即飲まれ乙wwはいはい、遠隔遠隔ww」
557 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 15:06:38 ID:Ce8qGSab
と、吐き捨てるように言い、もう一発、台パンを放つと席を立ち、早足に店から出て行った
(ヒソヒソ…なにあれー?)
(ヒソヒソ…ホント死ねって感じ?)
(ヒソヒソ…あーあ、パネルにヒビ入ってるよ…なんで出禁にしねえんだ?)
川;゚ -゚)(ドクオ……)
―――夜12時・つー宅―――
(*゚∀゚)「ただいま〜」
('A`)「おう、乙カレww飯は出来てるぜww」
(*゚∀゚)「ありがと〜♪おなかすいた〜」
居候の身であるドクオは、食事の支度ぐらいは…と、自主的に行っていた
そして、二人で一緒に食事を摂る…つーにとって一番幸せな時間だった
('A`)「今日もまた面接ダメだったよ……15連敗だなwwもう笑うしかねえよww」
558 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/07(日) 15:06:45 ID:mDg0LFXm
四円( ^Ω^)
559 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 15:08:03 ID:Ce8qGSab
(*゚∀゚)「……そうなんだー…」
('A`)「うん…で、さらに帰りの電車で財布スられちゃってさ、財布はすぐ見つかったんだけど、中身が……ね。で、金なくなっちゃったんだけd」
(*゚∀゚)「ねえ、どっくん」
('A`)「……ん?」
いつもの穏やかな声だったが、何かが違った。その何かを感じ取ったのか、ドクオの鼓動は高まっていた
(*゚∀゚)「…あたしは、どっくんが好きだよ。何があっても……ね?」
('A`)「俺だって、つーのことは、他の誰よりも愛してるよ?」
(*゚∀゚)「……じゃあ、どうして、嘘をつくの?」
(;'A`)「…え?」
ついに、この時が来たのか……俺は半ば諦めながらも言った
560 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 15:09:52 ID:Ce8qGSab
(;'A`)「何の…こと?」
一瞬だったはずだが、やけに長く感じた間の後に、つーは言った
(*゚∀゚)「……今日、K店に居たでしょ?クーが6時頃見たって……メール来てた」
クーか……全く気付かなかったな…
(*゚∀゚)「面接って6時からだったよね?」
そうだったっけ……全く覚えてないな、なんせ嘘だから
(*゚∀゚)「…あたしは、いいんだよ?今のままで、十分幸せ。あたしが働いて、どっくんが家にいる今の生活で」
(* ∀ )「……でも、お願いだから、嘘だけはつかないで……」
本来なら、責められ罵られてもしょうがない状況に違いない。愛想を尽かされても仕方無いはずだった
こんな俺に尽くしてくれる、支えてくれる彼女の愛に、俺は全力で応える義務があったはずなんだ
でも、この時でさえ俺がまず考えたことは、この場をうまく切り抜ける為の、都合のいい『嘘』だったんだ――
――続く
561 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/07(日) 15:13:30 ID:Ce8qGSab
いやぁ……なんつーか、その、暗い話で申し訳ない…
俺も書きながら鬱になりそうだったよ…
次回は……ちょっとわかりませんが、なるべく早く書くから、気長にお待ちくだされ
じゃあまた( ^ω^)ノ
乙( ^Ω^)
563 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/07(日) 18:45:47 ID:W911qb4O
乙、時間かかってもいいから完結を望みます。
564 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/08(月) 03:40:35 ID:tGhX8Hk5
期待age
565 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/08(月) 15:25:46 ID:10AhpHJs
面白かったよ。書いてくれてありがとう。
566 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/08(月) 16:45:34 ID:NnAUhAIz
ペッ(;´Д`)、
567 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:09:48 ID:Ykgc4JYh
書き上がったので、続きを投下致します
568 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:11:43 ID:Ykgc4JYh
('A`)「……ごめん。もう嘘はつかないよ」
(*; -;)「本当?」
結局この場は、素直に認め、謝ることにした。
下手に嘘を重ねると、より状況が悪化すると判断したからだ。
こんな時でさえ、計算で動いている自分がいた。我ながらヘドがでる。でも……
('A`)「ああ、約束するよ。信じてくれ」
(*;∀;)「…うん。信じるよ……」
涙を拭って、つーに笑顔が戻った
この涙を見て、さすがの俺にも、人間らしい心があったことがわかったんだ。
もう、つーの涙は見たくない。そしてこの笑顔を守りたい、と心から思った。
俺はつーを愛している。自分の本当の気持ちに気が付いたのは、このときだった
('A`)「……俺、頑張るよ。ちゃんと働いて、つーに相応しい男になるよ」
569 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:13:23 ID:Ykgc4JYh
(*;∀;)「…うん、ありがと。でも、無理しなくてもいいんだよ?今のままでもあたしは…」
('A`)「いや、ダメだよ、やっぱり」
つーの言葉を遮って、俺は言った
('A`)「つーの優しさに甘えていたら、俺はいつまでもダメなままなんだ。
俺は……つーを守れる男になりたいんだよ」
(*;∀;)「どっくん……」
赤面しそうなクサい台詞だろ?
でも、このときの俺の紛れもない本心だったはずなんだ。
けど、今にして思えば、つーがいれば頑張れる、俺は変わることが出来るんだ…と、よくあるドラマの主人公にでもなった気分で、自分に酔っていただけだったんだろうな……
その後に待っていた現実って奴は、俺の決心なんか簡単に吹き飛ばしてしまうほどに、厳しいものだったのだから…
冗談言ったつもりだったんだがなぁ・・・
ガンガレ
571 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:15:22 ID:Ykgc4JYh
その翌日から、俺はまじめに就活に励んだ。もうなりふり構っていられない。
俺は一切の甘えを捨て、自分とつーの未来の為に社会復帰しようと必死にもがいていた
/ ,' 3「…う〜ん、ドクオさんねぇ…履歴書の職歴なんだけど…」
('A`)「はい…(またか…)」
/ ,' 3「最後に勤めていた、VIP工務店を退職されてから、いままで5年も空白なんだけどねぇ…」
('A`)「ええ、特に…何もしていませんでした」
/ ,' 3「はあ…まあ、そういうことなんでしょうけどねぇ…
確かに、ウチの業務には特別な資格や、経験は必要ないんですけどねぇ…」
(;'A`)「た、確かに自分は、その…いわゆるニートでしたけど、本当に心を入れ替えて社会復帰するって決めたんです!だから、お願いします!」
/ ,' 3「……まあ、とりあえずこの場では決められませんので、後日こちらから連絡差し上げます。
採用の場合は電話致しますので」
572 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:16:27 ID:Ykgc4JYh
('A`)「はあ、よろしくお願いします」
/ ,' 3「…で、不採用の場合は、履歴書を郵送にて返却、という形になるんですが…」
('A`)「…ええ」
/ ,' 3「その場合、特に返却の希望がなければ、履歴書をこちらで処分させて頂くことも出来ますが、どうします?」
(;'A`)「……ええ。返却の必要はありませんので、処分してもらって結構です…」
/ ,' 3「…わかりました。では今日はもう、お引き取り頂いて結構ですよ?」
(;'A`)「はい、ありがとうございました…」
―――帰りの電車の中―――
('A`)(あーあ…今日もダメっぽかったな…)
(#'A`)(つーか、あの面接官、俺の履歴書に赤ボールペンで『返却不要』とか書きやがって……
不採用にする気マンマンじゃねーか!)
573 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:18:47 ID:Ykgc4JYh
もう何回繰り返したかわからない、面接でのやり取り。
世間は、現実は厳しいのだ、と、もうどれだけ思い知らされただろうか
('A`)(はぁ……やっぱり俺には無理なのかなぁ…)
早くも決心が揺らぐドクオであった。常にハッピーエンドへの筋書きが、用意されているドラマのようにはなかなかいかないものだ。
('A`)(やっぱ、履歴書をごまかしてなんとか……)
などと考え事にふけっていると、ふいに懐しい声がした
『ドクオじゃまいかお!久しぶりだお!』
(;'A`)「え…?」
574 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:20:14 ID:Ykgc4JYh
( ^ω^)ノ「おいす〜。元気だったかお?」
('A`)「…おう。久しぶりだな…て、ブーンお前…」
数ヵ月ぶりに再会した友人は、相変わらず…ではなく
(;'A`)「…なんか太ったんじゃね?」
(;^ω^)「ちょwwドクオ、お前もかー!」
明らかに以前より、顔が丸くなっている。肌もなんかつやつやしていて、おいしそう…いや、健康的に見えた
『あははww会う人みんなに言われるわね』
ブーンの後ろで、座席に座っていた女性が笑いながら言った。ドクオも知っている、彼女は…
('A`)「あ、ツン。おひさww」
575 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:21:38 ID:Ykgc4JYh
ξ ゚ー゚)ξ「おひさ〜♪元気してた?」
マタニティドレスに身を包んだ、いまやブーンの奥さんであるツンは、愛嬌のあるかわいい笑顔で手を振りながら言った
('A`)「う〜ん、最近イマイチ…かなぁ。しっかしツン、だいぶお腹目立ってきたなww」
ξ ゚ー゚)ξ「もう7ヶ月だからね〜」
( ^ω^)「つーか、そんなスーツ姿で何してるんだお?ついに、喰えなくなって、就活でもしてんのかお?」
(;'A`)「…お前エスパーか?」
(;^ω^)「…冗談のつもりだったお」
まあ、久しぶりの再会だし、飯でも…って話になって、俺たちは電車を降りて、近くのラーメン屋に入ったんだ
576 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:22:49 ID:Ykgc4JYh
それぞれ注文したラーメンを食べながら、お互いの近況を報告しあった。
俺はなかなか就職が決まらなくて、現在ヒモ状態であることをブーン達に打ち明けたんだ
('A`)「……てなワケ。ホントに厳しいよな…世の中ってさ」
( ^ω^)「…だったらドクオ。うちの店に来ないかお?親方に頼んでみるお」
(;'A`)「え? いや、そんなつもりじゃ…」
ξ ゚听)ξ「大変なんでしょう?ブーンも結局、親戚のおじさんの紹介で今の店に就職できたのよ?」
( ^ω^)「そうだお。僕も最初は普通に就活してたけど、全然ダメだったお。
いまどき職歴も資格もなかったら、やっぱり誰かの紹介でもなかったら厳しいと思うお」
(;'A`)「そう、だよな…やっぱ」
ξ ゚听)ξ「そうよ。しかもアンタなんか、顔がキモいから余計難しいと思うわよ?」
(;'A`);^ω^)「ちょwwテラヒドスww」
577 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:23:45 ID:Ykgc4JYh
そして、俺はブーンの紹介で、小さいながらも老舗のソバ屋に就職することが出来たんだ。
つーもすごく喜んでくれて、俺は久しぶりに意欲的に何かをする気力を得た気がした。
これからは大変かもしれないけれど、まっとうな道を歩いて生きて行くんだ、つーと二人で……
そんな、希望に満ちた未来を一生懸命に生きていく。それだけで人生はこんなにも素晴らしいものだったんだと、この時ようやく気がついたんだったな
でも、人間ってヤツはやっぱり、そんなに強いものでもない。現実の厳しさは、また一歩、俺の運命を破滅へと導いていくことになるんだ――
――続く
578 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/09(火) 18:26:41 ID:Ykgc4JYh
以上っす
もはや全然スロット関係なくなってきた……
多分あと5話ぐらいで終わるから、みんな我慢してね
じゃあまた( ^ω^)ノ
乙華麗(´・ω・`)<ケツカシテ
580 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/09(火) 18:39:56 ID:9/IcCMpT
お疲れだお^^
581 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/09(火) 20:01:01 ID:rZ1kzyNt
乙華麗( ^Ω^)
582 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/10(水) 00:43:47 ID:6EhbYKK3
乙(`・ω・´)
自分とドクオが重なるが彼女いる分ドクオウラヤマシス
すみません話の出来の良さにロムってましたorz
自分はちょっと余裕がなく代弁してくれた方には感謝しなくてはいけませんね…
作者失格です
次は完成した物を分けて投稿するようにします
皆さんを待たせないよう頑張ります
では、またいつか
(´・ω・`)ノシ
584 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:08:34 ID:CD8pEA9d
>>583 やっぱり作者さんの許可を得てから、書くべきでしたね…
本当に申し訳ありませんでした
でも、自分も書き始めた以上は完結まで頑張りたいと思っています
続きを投下することをお許しくださいm(_ _)m
585 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:10:21 ID:CD8pEA9d
ミ,,゚Д゚彡「ブーンゴルァ!ザルまだか!? ちんたらやってたらぶっ殺すぞゴルァ!」
(;^ω^)「ヘイ!ザル3枚お待ちぃぃ!」
ミ,,゚Д゚彡「おK!じゃあドクオ!四丁目の山田さんちに出前だ! それ持って行ってこい!マッハで行ってこい!ぶっ殺すぞゴルァ!」
(;'A`)「ヘイ!親方!行ってきやす!」
俺は出前のソバを原チャリのケツに積んで、慌ただしく店を出た
(;'A`)(はぁ〜…今日もキッツイなぁ…
これはそろそろもう、ダメかもわからんね)
仕事はハードで、朝は早くて夜は遅い、それでいて給料は安い。
典型的な底辺職だったが
(;'A`)(…でも、俺頑張るよ、つー……)
つーのことを想いながら、なんとか頑張って日々仕事に励んでいたんだ
586 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:15:02 ID:CD8pEA9d
―――交差点で信号待ち中―――
(;'A`)(はぁ…そういえば最近つーともすれ違いの生活だなぁ…)
('A`)(よし明日は久しぶりに二人とも休みだし、どっかに出かけるか)
('∀`)(そういや夜のアレもだいぶご無沙汰だしな…、今夜はパパがんばっちゃうぞー!アヒャヒャww)
「なにあれー?キメェww」
「見ちゃダメよ!襲われるから!」
プップーー!!
「早く行きやがれ!このスットコドッコイがッ!!」
(;'A`)「はっ!?」
いかがわしい妄想にふけっていたら、いつの間にか信号が青になっていたのだった
そして、出前を終えて店に戻ると、客はほとんどおらず、従業員もブーン一人しかいなかった
587 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:21:58 ID:CD8pEA9d
('A`)「あれ?親方は?」
( ^ω^)「客入りが落ち着いたから、競馬場に行ったお」
('A`)「あー…もうそんな時間なのね…」
時刻はもうすでに、昼の2時半を過ぎていた。毎週日曜日のこの時間、競馬場に行くのが親方の楽しみだった
そして、たまに馬券が当たれば、俺たち従業員を飲みに連れて行ってくれたりする。
仕事には厳しいけど、いい親方だったんだ
('A`)「はぁ…じゃあ、とりあえず俺昼休みまだだからさ、あとはまかs」
――ガラガラ
( ^ω^)「ヘイ、らっしゃい!2名様!」
('A`)「……はい、休憩は後回しです。本当にありが(ry」
そして俺は、かなり遅めの昼食を食べにきた、この二人組の元へ水を運んで行ったんだが…
588 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:28:15 ID:CD8pEA9d
(#,゚Д゚)「あーもう腹立つなー!せっかくの休みが台無しだぜ」
(#・∀・)「全くだよな。設定6確定!とか言うから、飯も食わないでブン回してたのによ〜」
あれ?こいつらなんか見覚えがあるような…
('A`)「いらっしゃいませ。御注文は…?」
(,,゚Д゚)「俺はかけソバでいいや、負けたし」
( ・∀・)「じゃあ俺はざるソバ…!?」
ニヤけ顔のほうが俺の顔を見るなり、目をつり上げた。どうやら俺のことを知っているらしい
(#・∀・)「て、てめえ!あの時のスロプ!?」
('A`)「あん?」
ここでようやく俺も思い出した。こいつらは…
(#,゚Д゚)「あー!あのDQNスロプか!てめえのせいで、差し歯になったんだぞ!ゴルァ!」
589 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:29:15 ID:CD8pEA9d
そうだ、前に俺がボコった奴等だ。これはやっかいなことになったかも…
(#,゚Д゚)「最近見ねえと思ったら、こんなところにいやがったのか!
モララー、店変えようぜ!こんなやつの…」
( ・∀・)「まあまあまあ…」
モララーと呼ばれた男は、再びニヤニヤしながらもう一人の方を制して、俺に言った
( ・∀・)「まあ過ぎたことですから、ね…
とりあえずさっきの通り、かけソバとざるソバお願いしますよ」
('A`)「…はい、かしこまりました」
俺は注文を取って、厨房に戻った。なんか、いやな感じだ…
絶対なんか企んでやがるな…
(;^ω^)「ドクオ…あいつらは…」
('A`)「…かけとざる、一つずつだ」
(;^ω^)「…頼むお?騒ぎは…」
('A`)「ああ、わかってるって」
590 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:33:54 ID:CD8pEA9d
ブーンは付き合いが長いだけあって、俺の性格はよく知っている。
しかし、俺は変わった。ささやかな今の生活を守る為になら、どんなことにだって堪えられるはずだ…
『ガシャーン!』
(;^ω^);'A`)「なんだ?」
( ・∀・)「あ〜すいませ〜ん」
ニヤけ顔の声だ。あの野郎何を…?
(;^ω^)「ドクオ、僕が行k」
('A`)「俺にはまだソバは作れない。ブーンは早くソバを頼む」
そう言って俺は一人で、『お客様』のもとへ向かったんだ
591 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:37:51 ID:CD8pEA9d
( ・∀・)「ちょっと手が滑っちゃって〜ww」
ニヤけ顔のコップが床に落ちて割れていた。絶対わざとだろ、テメェ
('A`)「…お怪我はありませんでしたか?すぐに片付けますので」
そうだ…これでいい、我ながらよくやった。
と、心で勝利のガッツポーズを決めて、床の掃除を始めたのだが…
『ガタン!』
('A`)「……うわ、冷たッ!?」
(,,゚Д゚)「あ〜すんませんね〜ww僕も手が滑っちゃって〜ww」
テーブルの上のピッチャーごと倒しやがった。しゃがみこんでいた俺はもろに水をかぶった
592 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:40:39 ID:CD8pEA9d
(#'A`)「テメェ…!」
ほとんど条件反射だった。思わず相手の胸ぐらを掴んでしまっていたんだ。
ホント自分のDQNぶりにとことん嫌気がさすな
(;,゚Д゚)「わざとじゃないですってww何するんですか〜」
( ・∀・)「みなさ〜ん!ここの店員さんはお客様にこんなことするんですよ〜ww
ああ、恐い恐いww」
(;^ω^)「も、申し訳ありませんお!うちの新人がそそうを…」
ブーンがソバを持って慌ててやってきた。俺は我にかえって手を離した
( ・∀・)「…おたく店長さん?」
(;^ω^)「いえ…、外出中ですお。今は僕が責任者ですお」
(,,゚Д゚)「どうすんの、これ?傷害ってやつじゃないのかなぁ?」
(#'A`)「何が傷害だ!だいたいお前らがわざと…」
593 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:42:38 ID:CD8pEA9d
(;^ω^)「申し訳ありませんお!この通りですお!」
(;'A`)「え…?」
ブーンは両膝をつき、さらに両手をも床につけた。まさか…そこまでするなんて…
( ・∀・)「あなただけに土下座してもらってもねぇ…
当の本人は反省の色がないようですし」
(,,゚Д゚)「僕、心に深い傷を負っちゃったな〜wwどうしてくれるのかな〜ww」
(; A )「………」
土下座なんか簡単だろ?
ただひざまずいて、床に手をつけるだけだ。
それだけ。たったそれだけの事が、どうしてできない…?
俺は、どうしてぶるぶると震えながら、ただ立ってることしかできないんだ…?
(;^ω^)(ドクオ……頼むお。堪えてくれお……)
594 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 16:44:09 ID:CD8pEA9d
( ・∀・)「…まあ、そちらの方がそういう態度ならば、どうしようもないですね…」
(;^ω^)「責任は全て僕にありますお!何でもしますから、どうか勘弁してくださいお!」
( ・∀・)「…何でも?」
ニヤけ顔がさらに歪んだ。完全に悪党のツラだ
( ・∀・)「じゃあ、このソバを…」
そう言って手に持ったざるソバを180度ひっくり返した。当然ソバは全て床に落ちる
( ・∀・)「その姿勢のまま、食べて頂きましょうか?」
(,,゚Д゚)「テラ鬼畜ww」
(# A )「………!!」
俺はさらに震えが増し、鼓動までもが高まっていた。ダメだ、ブーン…!そんな…
(; ω )「それで、許して頂けるのですかお?」
595 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 17:06:08 ID:CD8pEA9d
( ・∀・)「まあ、このままじゃあ、ラチがあきそうにないので、それで手打ちとしましょうか」
(,,゚Д゚)「俺たちも暇じゃねえしなww」
(; ω )「わかり…ましたお…」
ブーンはゆっくりと、床に落ちたソバに顔を近付けた…
ここから先のことは正直よく覚えていない。
( A )「…待てよ、ブーン」
(;^ω^)「…お?」
ブーンが顔を上げたその瞬間にはもう
(#);∀;)「「ギャアァァア!」
俺の拳はニヤけ顔のムカつくツラを貫いていた
(#゚A゚)「テメェらぁぁ!!ちょーしこいてんじゃねーぞ!?」
(;,゚Д゚)「ひぃぃぃ!」
(;^ω^)「ドクオ!?やめるおーー!!」
でも、このときのブーンの哀しそうな叫びだけは、いつまでも忘れられそうになかった――
――続く
596 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/10(水) 17:08:00 ID:CD8pEA9d
はい、以上です。
相変わらず鬱展開ですが、ようやくちょっと面白くなってきたような…
しかしもう完全にスロットの話じゃなくなって(ry
じゃ、また次回( ^ω^)ノ
597 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/10(水) 17:53:31 ID:YyHKySnI
乙華麗
598 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/10(水) 21:49:30 ID:QBEzRf9F
ガチで続きが気になりまふ
599 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/10(水) 22:44:37 ID:+0VcBbT5
新夢サン乙です。夢サンも乙でしたお。新作、楽しみにしてるぜぇ。
しかし、ありそうでなさそうな、ありそうでなさそう話ですな。リアルだったらコロしても、罪にならんでしょ!
600 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/11(木) 00:15:57 ID:WYjMIFKZ
乙。ドクオTUEEEEEE
601 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/11(木) 00:18:41 ID:TJbwqF7V
やべぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwおもしろすぐるwwwwwwww
602 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/11(木) 01:01:21 ID:x1jabl5B
ハッピーエンドでよろしく
603 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/11(木) 16:02:43 ID:HXR/ROOn
乙です!
読みやすくっておもしろいです。
次回作 待ってまーす。
訴えればいいものを・・・乙華麗
( ・∀・)
(,,゚Д゚)
がずっと呪われて、最終的に893に東京湾に沈められますように。
605 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/11(木) 18:00:36 ID:Shf9ztkR
>>604 俺もこいつら嫌いだ
モララーとギコ一生でてこんでよし
606 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/11(木) 19:08:30 ID:TJbwqF7V
それだけ作者の表現が上手いということか
('A`)yー~さすがだな
607 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/11(木) 19:55:39 ID:TJbwqF7V
(#^ω^)まだかお〜 つチンチン⌒☆
608 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:29:04 ID:RaD00NMB
たくさんのレスありがとうございます
続きを投下します
609 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:30:29 ID:RaD00NMB
ミ,,゚Д゚彡「……で、結局慰謝料まで払うハメになって、なんとか警察沙汰にはならなかったワケだが…」
あの後すぐに親方が帰ってきて、俺は取り押さえられた。
騒ぎは一応収まり、俺とブーンは親方の部屋に呼び出されたんだ
('A`)「申し訳ありませんでした。覚悟は……出来ています」
ミ,,゚Д゚彡「…まず結論から言う。
ドクオ、お前はクビだ」
(;^ω^)「親方!そんな!?」
わかっていたはずの言葉だった。
わかっていた…はずなのに
( A )「…他のお客様達や、店に多大な迷惑をお掛けしました。
当然……の処分です」
実際に聞くと、情けないというか、なんか悲しくなって、俺はうつむいてしまった
(;^ω^)「親方!ドクオは僕の為に…」
ミ,,゚Д゚彡「ブーン、お前は黙ってろ」
ブーンを制して親方は続けた
610 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:32:32 ID:RaD00NMB
ミ,,゚Д゚彡「ドクオ。お前、ブーンがどんな気持ちで、あんな奴等に土下座までしたと思う?」
(; A )「……!!」
ミ,,゚Д゚彡「さらに屈辱的な行為を強いられても、堪えていたのはどうしてだ?
俺の代理としての責任か? それだけじゃねえだろう?」
(; A )「………」
ミ,,゚Д゚彡「お前の為にこいつはそこまでやったんだ。
それを、お前は台無しにした。わかるか?」
普段は怒鳴り散らす親方が、静かに諭すように言う。
それがかえって悲しくて、切なくて、俺はもう何も言えなくなってしまったんだ
ミ,,゚Д゚彡「自分がしたことをよく考えるんだな…」
(;^ω^)「親方…」
ミ,,゚Д゚彡「それに、似たような境遇だったかもしれんが、お前とブーンじゃ性格がまるで違う。
お前はサービス業にゃ向かねえよ…」
( A )「…いままで、本当にありがとうございました…」
611 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:35:09 ID:RaD00NMB
なんとか絞り出すようにそれだけ言うと、深々と頭を下げた。
俺は自分の愚かさを反省し、そしてそれを諭してくれた親方への感謝の気持ちを、精一杯に表したつもりだった
ミ,,゚Д゚彡「……じゃあな。俺はお前のこと嫌いじゃなかったぜ…」
俺は無言のままもう一度頭を下げて、部屋を出ると、すぐに帰り支度をして店を後にした。
うつむいたまま、トボトボと街を歩き出すと
(;^ω^)「ドクオ!」
( )「………」
背後からブーンの声がした。俺は振り返らずに立ち止まる。慌てて走ってきたらしい。ハアハア言ってんじゃねえよ…ピザ
( ^ω^)「親方はああ言ってたけど、僕はドクオの優しさを知っているお!」
声がでけえよ。恥ずかしい奴だな
( ^ω^)「中学の時、イジメられていた僕をドクオは助けてくれたお!」
612 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:37:10 ID:RaD00NMB
いつの話してんだよ…
( ^ω^)「DQN3人も相手に戦って、僕を助けてくれたお!」
たまたま俺がそいつらを気に入らなかっただけだ、勘違いすんな
( ^ω^)「僕にツンを紹介してくれたのも、ドクオだお!おかげで今幸せになったんだお!」
ああ、俺もまさかお前らが付き合うとは思わなかったぜ。
奇跡ってヤツを目の当たりにしたんだっけな
( ;ω;)「だから…だから、僕達は…ずっと友達だお…」
( )ノシ「………」
俺は、結局最後まで振り返る事はなく、無言で手を振って去ったんだ。
だって、カッコいい男はそう簡単に涙を見せることはしねえもんだぜ?
ブーン、お前とは違って、な……
613 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:38:48 ID:RaD00NMB
その後、俺は町の繁華街にあった小さなスロ屋で時間を過ごした。
つーになんて言おうか…
せっかく俺の就職をあんなに喜んでくれたのにな…
そんなことをずっと考えながら適当にゲッターマウスを打っていた。明るくて軽いサウンドが、逆に俺を虚しくさせる。
でも皮肉なことに、そんな時ほどよく出るもんなんだな。
結局閉店まで打って、3000枚ほどのコインを得た。全然嬉しくなかったけどな…
そして換金所に向かったとき、まさに人生の崖っぷちに立たされていた、俺の背中に最期の一押しをした、あの悪魔と再会したんだ。
( ´∀`)「ドクオ?ドクオじゃないかモナ?」
614 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:41:25 ID:RaD00NMB
180cmをゆうに超えるガタイと、タレ目に常に半開きのだらしない口元が特徴のこの男は…
(;'A`)「モ、モナー…さん?」
( ´∀`)「やっぱりドクオだったモナ。久しぶりだモナー」
モナーは、高校時代の先輩で、俺も所属していた暴走族の特攻隊長だった男だ。
そのキレっぷりは、さすがの俺もどん引きするレベルで、『まさに外道ww』の異名を持っていたほどだ
(;'A`)「…はあ、10年ぶりぐらいっすか?」
( ´∀`)「俺が鑑別にぶちこまれて以来だモナーww」
(;'A`)「…俺も学校辞めちゃったから、それっきりでしたね…」
出来れば一生会いたくない奴だった。
しかも、頭はパンチパーマで派手な柄もののシャツに、白のスラックスのそのいでたちときたら…どうみてもヤクザです。本当にあり(ry
615 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:43:51 ID:RaD00NMB
( ´∀`)「で、随分勝ったみたいだモナ?」
('A`)「…ええ、たまたまっすよ」
( ´∀`)「変な事してないモナー?この店はウチの組の縄張りだから、気をつけるモナーww」
(;'A`)「はあ…でも俺は…」
( ´∀`)「こないだも、一人来たんだモナー。バカな奴だったモナーww」
人の話を聞くってことを知らない。相変わらずだな、コイツは。
つーか俺はゴト師じゃねえ
そして、モナーはしばらく一人で楽しそうに喋っていた。俺は適当に相づちを打って、うまく話を切り上げようとしていたんだが…
( ´∀`)「今日はヒマなのかモナ?久しぶりの再会だし、飲みにでも行くモナー」
(;'A`)「いや…その…」( ´∀`)「大丈夫モナww
勝ったからって、たからないモナww」
616 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:45:23 ID:RaD00NMB
もちろん行きたい筈なんかない。
でも、強引な誘いと家に帰るのは気が重かった、というのもあって
('A`)「はあ…じゃあ行きましょうか」
( ´∀`)「おK!いい店があるんだモナ〜」
しぶしぶモナーについて行くことにしたんだ。一生後悔することになるとは知らずに――
Eメール:fromドクオ toつー
:ごめん、今日久しぶりに会った高校の先輩と飲みに行くわ。
ちょっと遅くなるかも…m(_ _)m
Eメール:fromつー toドクオ
:わかったよ〜(^O^)/
明日は久しぶりの休みだもんね!
でもあんまり飲み過ぎないように!ヾ(^-^)
――続く
617 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 10:51:23 ID:RaD00NMB
以上です
今回はちょっと短めでした。
たくさんの応援のレスを頂き、ホント作者冥利に尽きる限りです
続きは、出来れば今日中に……と思っていますが、あんま期待しないで下さい
こんな時間に投下だけど、二、ニートとかじゃないんだからねッ!
( ^ω^)ノ
618 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/12(金) 11:27:11 ID:JJYxU0lf
乙!
せめてハッピーエンドで!
619 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/12(金) 12:57:38 ID:SXpn/0nS
乙だお!( ^ω^)ノ
620 :
コペルニクス・K・ダグラス:2007/10/12(金) 13:15:03 ID:gp2XeNX6
乙っすー(^0^)/
続きwktkしてます
621 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/12(金) 15:09:30 ID:2t56qUhh
乙!泣いてしまいましたお(´;ω;`)
622 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:37:43 ID:RaD00NMB
今日はなんか調子がいい( ^ω^)ノ
続き投下致します
623 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:39:20 ID:RaD00NMB
―――キャバクラ・アタッマキタ―――
(*'A`)「…ってなわけれすよ!おかしくねーっすかッ!?」
从*'ー'从「え〜、それってひどくな〜い!?」
(*´∀`)「そんな奴等ぶっ殺されて当然モナww
ドクオ、お前は正しいモナ〜!」
(*'A`)「そっすよねぇ?やっぱ、そうっすよねぇ!?ヒック…」
俺はほとんどヤケ酒気味にハイペースで飲み続け、あっというまに出来上がっていた。
(*´∀`)「無職になったんなら、ドクオもウチの組に来ればいいモナww」
(*'A`)「サーセンww
それはないわww」
(*´∀`)「即答wwテラヒドスww」
モナーも上機嫌で、俺は思ったよりも、楽しく酒を飲むことができていた
624 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:40:40 ID:RaD00NMB
从*'ー'从「でもドクオ君、なんかかわいそ〜ww
今晩あたし慰めちゃおっかな〜ww」
(*'A`)「まじっすかwwお願いしまーすww」
(*´∀`)「ちょwwそれは勘弁してくれモナww」
从*'ー'从「うふふ〜ww冗談だよ〜ww」
このキャバクラの女はモナーの彼女らしかったが、なんかトロそうで、頭も悪そうだった。
一応社交辞令的に返したけど、顔も全然タイプじゃない。
(*´∀`)「さて…そろそろ…あれだなモナ…」
(*'A`)「あ、帰るんすか?」
从*'ー'从「うふふ…お店はもうすぐ終わりだけどね〜…」
(*´∀`)「ここに来た本当の目的がまだだモナ…」
なにやら意味深な…
これから何か始まるのか?
625 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:42:13 ID:RaD00NMB
(*'A`)「…なんか、雰囲気が変わりましたね」
それから数分後、店はどうやら閉店したようだったが、まだチラホラと客の姿が見える。
照明はますます暗めに落とされていた
(*´∀`)「来たモナー…」
(*'A`)「ロウソク?と…これは…!?」
運ばれてきたのは、細いロウソクが数本と、…注射器。
ロウソクはよくわからないが、注射器を見て『あるもの』が簡単に連想できた。
俺は酔いが一気に醒めていって、さらに血の気まで引く思いだった
(;'A`)「ク、クスリっすか!?」
从*'ー'从「そんなに驚かないでよ〜? 別に普通でしょ? 今時」
(*´∀`)「ここのは一本ウン万以上もする上物なんだモナ
今日は再会の記念に俺が奢ってやるモナー」
俺もだてに不良をやっていたわけではないが、さすがにクスリには手を出したことはなかった。
ただ、それで人生を狂わせた奴なら、何人か知っている。
これは、さすがに…
626 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:43:40 ID:RaD00NMB
(;'A`)「あ、あの俺…」
从*'ー'从「もうあたし我慢出来な〜い!お先〜♪」
そう言うと、女は慣れた手つきで、注射を自分の腕に突き刺し、クスリを注入した。
するとみるみるうちに、顔が恍惚の表情に変わっていく。
从*゚ー゚从「はぁ〜…あはははww」
突然けたたましく笑いだした。目はとろんとしていて、焦点が定まっていない。
明らかにヤバいだろ、コレ
(*´∀`)「渡辺さんは本当に好きだモナーww
さあ、ドクオは初めてだモナ?初心者は、このロウソクであぶったヤツを…」
(;'A`)「あの、モナーさん。俺こうゆうのはちょっと…」
もう付き合ってられない。何とかして断らなくては…
しかし
(#´∀`)「…あ?」
(;'A`)「う……」
627 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:45:05 ID:RaD00NMB
モナーの眼光が鋭く光った瞬間、俺の背筋は凍り付いた。
この眼を俺は知っている。本能がヤバいと告げて、俺の言葉を遮ったんだ。
この眼のコイツに逆らって、一生車椅子で生活することになったり、未だに病院のベッドから起きられない奴らを知っているからだ。
(*´∀`)「奢るって言ってるモナww
何にも心配いらないモナww」
(;'A`)「は、はぁ…」
ヤバい。クスリもヤバそうだけれど、コイツはもっとヤバい。
下手したら命を失う可能性だってある。
やるしかないのか…? まあ一回ぐらいなら…
(*´∀`)「ドクオは空気が読める子だモナww」
从*゚ー゚从「ねえ〜…早くぅ〜
一緒に気持ち良くなろ〜よ♪」
(;'A`)「…じゃ、じゃあゴチに…でいいのかな? なります…」
この時はもうすでに、選択肢はこれしかなかったんだ
628 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:45:56 ID:RaD00NMB
(*´∀`)「そんなに緊張しなくてもいいモナww
すぐに最高の気分になるモナww」
もし、俺がもっと強い心を持っていたら、こんなことにはならなかった
(*´∀`)「コイツをキメてからのSEXは特に最高だモナwwなあ?」
从*゚ー゚从「きゃ〜wwはずかし〜ww」
もし、俺がもっと早くに大切なものに気が付いていれば、こんなことにはならなかったはずなんだ――
Eメール:fromつー toドクオ
:ごめんなさいm(_ _)m
待ってようと思ったけど、先に寝るね!(ρ.-)
あたしもクーと少し飲んで来ちゃったから、もう眠くて〜f^_^;
じゃあおやすみなさい!
ごゆっくり〜(^o^)/
629 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:46:58 ID:RaD00NMB
―数時間前―
―――居酒屋・ひろゆき―――
(*゚∀゚)「こうして、クーと二人で飲むのも久しぶりね〜」
川*゚ -゚)「ああ、そうだな。つーときたら、彼氏が出来た途端に付き合い悪くなったからな…」
(;*゚∀゚)「ごめんねぇ〜…
でもしょうがないじゃん?実際」
川*゚ -゚)「で、その彼氏は?」
(*゚∀゚)「うん。高校の先輩と偶然会ったらしくて、飲みに行くって言ってたよ」
川*゚ -゚)「怪しいなぁ〜? 女じゃないのか〜?」
(*゚∀゚)「うちのに限って、そんなことはあ り ま せ ん よ〜だ」
川*゚ -゚)「はいはい。ごちそうさまです〜♪」
ドクオは帰って来ないことになったし、明日は休みということもあって、
つーは久しぶりにクーを飲みに誘ったのだった。
630 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:48:08 ID:RaD00NMB
川*゚ -゚)「しかしなぁ…あれだけ男の誘いを断ってきたつーが、どうゆう心境の変化なのかね?」
(*゚∀゚)「ん〜?なにが?」
川*゚ -゚)「申し訳ないが、『さんざん選んだ男がコレかよ!?』って、みんな言ってるもんでww」
(*゚∀゚)「ちょwwひど〜いww」
つーは小柄な体と愛嬌のある顔で、なかなか男にモテた。
美人系のクーとは、人気を二分する、パチスロニューVIPの二大看板娘と言われている。
川*゚ -゚)「まあ、私も気になるんだがww
ドクオの魅力を是非教えて欲しいな。どこがいいのかさっぱりわからんww」
(*゚∀゚)「はずかしいけど…クーになら、言ってもいいかな〜」
631 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:49:10 ID:RaD00NMB
川*゚ -゚)「ふむふむ…?」
興味津々っといった顔で、身を乗り出すクー
(*゚∀゚)「コレ…見てくれる?」
川*゚ -゚)「ん…?うちの店のコイン…?」
つーがテーブルの上に置いたのは、一枚のコイン。パチスロニューVIPと書いてあった
川*゚ -゚)「でも、なんかデザインが違うぞ…?」
(*゚∀゚)「うん。8年前のコインだから。リニューアルする前のやつかな」
川*゚ -゚)「ふむ、把握した。…で?」
クーは、このコインがどうした?とさらに目を輝かせる
(*゚∀゚)「あたしとどっくんが初めて逢ったのはね、実は8年前だったの…」
そして、つーは語り出した。
頬を赤らめながらも、嬉しそうに。
青春の美しく、淡い恋の思い出を――
――続く
632 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/12(金) 15:50:12 ID:SXpn/0nS
乙!つーちゃんを裏切ったらいかんお
633 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/12(金) 15:57:47 ID:RaD00NMB
以上っす
次回はつーの回想になるんで、鬱系から、路線が少し変わると思います。
皆さんの期待に応えるラストに出来るかどうかは…ネタバレになるので、ノーコメントとさせて下さい。ストーリー自体はもう完成してますんで…
次回は、多分明後日ぐらいに投下できそうです。
じゃあまた( ^ω^)ノ
634 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/12(金) 16:35:34 ID:n3gMdWT+
( ・∀・)つ乙
635 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/12(金) 19:18:00 ID:xr2Ve0/R
(´・ω・`)フム・・なかなか面白い
636 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/12(金) 21:48:24 ID:nu31MPr+
最近の作者サンは調子がいいモナー。
これでもっと元気出すモナー(´∀`)つ注射器
637 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/12(金) 21:51:21 ID:KfS2CgGx
乙鰈( ^Ω^)
638 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/13(土) 01:57:46 ID:AwROoULg
(´;ω;`)なんて欝な話なんだ
なんか切なくなった…
でも最後はハッピーエンドになるんだよね?そうなんだよね!?
でないとあんまりだよ(´;ω;`)
640 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/13(土) 12:33:27 ID:fq+RtIXB
( ;ω;)y-~~
641 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/13(土) 15:12:22 ID:z4TQ3UDt
(^ω^)ハッピーエンドへのキーポイントは俺だお!!
642 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/13(土) 19:48:06 ID:oFOfTB9W
( ´ω`)ハッピーエンドお願いしますお
( ´ω`)最近悲しい事ばっかりだから小説だけでもハッピーがいいお
( ・∀・)
(,,゚Д゚)
俺なりにこいつらの顛末を考えてみた
( ♯・∀・):クソッ!あんな糞ゴミのせいで酷い目にあった!
ドンッ
(♯゚Д゚):ああん!?いてえじゃねえかこの糞ガキャァ!
(´・ω・`):・・・ウホッ
アッー!!
こんなのにしかもっていけない俺は間違いなく国語2
644 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:26:04 ID:35Wg3o3d
なんか今回イマイチ…
続き投下致します
645 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:27:30 ID:35Wg3o3d
――8年前――
あたしは今日ここで死ぬ。もうダメ。
もう、それしか…ない。それしか……
『ホームに電車が入りま〜す。危険ですので、白線の〜…』
そう。今、この白線を越えて、ほんの1m飛び出せばいい…
ほんの少しだけ勇気を出そう…
それで、全てが終わるなら――
いま少女の右足は、白線を越えて、足場のない空間へと、ゆっくり吸い込まれて……
((;*゚ -゚)「え??」
いかなかった。
何か強い力が、少女の身体を引き戻したのだ。
('A`)「は〜い、危険ですので、白線の内側にて、お待ちくださ〜い」
学ランの男が少女の腕を掴んでいた。
思わずバランスを失って、男の胸に身をあずける形になった。
646 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:28:46 ID:35Wg3o3d
('A`)「いや〜悪いね。俺、今日急いでるからさ〜、電車止まったら困るんだわww」
(;*゚ -゚)「………」
('A`)「もう何回も目撃してっからさ、何となくわかっちゃうんだよね〜、雰囲気っての?」
ホームに電車が止まったそのとき、
少女の張り詰めていた、緊張の糸がプツリと切れた。
(*; -;)「う……ヒック…」
(;'A`)「え??」
(*;д;)「うわあぁぁぁん!!」
(;'A`)「ちょww」
(ヒソヒソ…えー?なにあれー?)
(ヒソヒソ…痴話ゲンカってやつじゃね?)
(ヒソヒソ…あの学ランVIP高だろ?超底辺の)
(ヒソヒソ…あー…孕ませちゃった?彼女かわいそうに…)
痛い。視線がとにかく痛い。
とりあえずここは…
(;'A`)「ま、まあこっちでちょっと話そう!な!?」
(*; -;)「ヒック…えっぐ…!?」
周囲の注目の中、男は少女の腕を引き、駅の構内へと消えていった。
647 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:29:49 ID:35Wg3o3d
('A`)「…まあ、あれだ。なにがあったか知らねえけどさ…ま、元気だせよ」
(*゚ -゚)「………」
少女もどうやら落ち着いたようだが、うつむいたまま、何も語ろうとしない。
男にとって非常に気まずい状況だった。
('A`)「…まいったなぁ」
無意識の内に学ランの懐に手が伸びる。男にとっては、日常的な動作だった。のだが…
(;*゚ -゚)「あ……」
('A`)y-~~「ん…?」
(#*゚ -゚)「あなた、高校生でしょ!?
タバコは、二十歳になってから!」
(;'A`)y-~~「は? はあ…サーセン…」
思わず圧倒されて、男はタバコの火を消す。
('A`)「まあ、でも…
ようやくなんか喋ってくれたな」
(*゚ -゚)「……別に、助けなくても良かったのに」
('A`)「ん…確かにな。俺にはカンケーねえけどさ」
(#*゚ -゚)「だったら…!」
648 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:31:12 ID:35Wg3o3d
('A`)「…でも、とりあえず話してみれば?
何にもなんねーとは思うけどさ」
(;*゚ -゚)「……」
前を見たまま、男は軽く言った。けだるそうに、めんどくさそうに。
たいした興味なんかあるはずもない、他人の話。
まじめに聞いてもらえるはずもない、どうでもいい身の上話。
それでも、少女は誰かに聞いてもらいたかったのだ。
(*゚ -゚)「…受験に失敗したの」
勇気をふり絞ってようやく発した一言だった。が、しかし
('A`)「…ふ〜ん。どこの高校落ちたの?まさかウチか?
だったら、そりゃ生きていけねえよなぁ…」
(#*゚ -゚)「大学ですけどッ!?」
この男のせいで、台無しになったのである。
(;'A`)「は? …てことは、高3!? 俺のいっこ上?」
(*゚ -゚)「……どうせ童顔だもん…」
少女は小柄で、可愛らしい顔立ちだったため、年相応に見られることはまずなかった。
649 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:32:03 ID:35Wg3o3d
(;'A`)「いや、まあその…悪かったよ」
(*゚ -゚)「慣れっこだもん…別にいいもん…」
とは言ったものの、童顔は少女にとって、一番のコンプレックスだった。
暗い気持ちがさらに、暗くなり、どんよりとした空気が漂う。
(;'A`)「ま、まあアレだ。とりあえずなんか飲むか!奢ってやるよ」
なんとかこの空気を変えなくては…と、男はズボンのポケットから小銭を取り出し
('A`)「200円あるな…よし」
そう言うと、男は立ち上がって、すぐ側のキオスクへ向かった。
('A`)「おばちゃん、オロCと…なに飲む?」
(*゚ -゚)「…いちごミルク」
('、`*川「あいよ。おや?アンタが、女の子連れてるなんて珍しいねぇw
はい、200円」
('A`)「残念だけど、全然そんなんじゃねえからww」
そして、キオスクのおばちゃんに200円渡したのだが…
650 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:33:10 ID:35Wg3o3d
('、`*川「…なんだい?これ」
('A`)「へ?」
おばちゃんに渡した、二枚の百円玉の内の一枚を返された。
('、`*川「そんなんで、アタシを騙せるとでも思ったのかい? この悪ガキが!」
(;'A`)「あれ? …げ!間違った!」
それは、百円玉ではなく、よく似たコインだった
('、`*川「…ったく! お嬢ちゃん、こんな男と付き合ったらダメだよ!」
(;'A`)「ちょwwホントに間違ったんだってww」
('、`*川「さっさと別れて、別の男捜したほうがいいから!」
(;'A`)「こらババァwwだからそんなんじゃねえって…」
(*゚ー゚)「……ぷっ」
―そのやり取りがなんかもうおっかしくって、私は思わず吹き出してしまったんだ。
(*゚∀゚)「あははははww」
―なんか…死のうとしていたなんてばかみたい。
私は、すでにもう、いつもの私を取り戻していた。
651 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:34:22 ID:35Wg3o3d
(;'A`)「…奢るって言っておきながら、結局金出させてサーセン…」
(*゚∀゚)「別にいいよ〜。でもこれ何?きれいなコインだね」
少女の手にあったのは、さっきのコイン。翼を広げた鳥がデザインされていて、その裏にはパチスロニューVIPと刻印されていた。
('A`)「あーこれはね、パチスロのコインなんだ。」
(*゚∀゚)「パチスロ…?て、駅前とかにある?」
('A`)「そうそう。この鳥が羽広げてるのがさ、なんか100円玉っぽく見えない?」
(*゚∀゚)「あ〜見える見える〜」
('A`)「だろwwこないだ学校さぼって新装に行ってきたんだ。そのときのだな、コレ」
(*゚∀゚)「あ〜!学校さぼって、そんなことしたらいけません!
スロットは二十歳になってから!」
('A`)「残念でしたwwスロットは18歳からおKっすww」
(;*゚∀゚)「そ、そうなの? でもどっちでも一緒でしょ!」
652 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:35:39 ID:35Wg3o3d
('A`)「まあ、でも…元気になったみたいだし、良かったな!
あんまり変なこと考えるもんじゃねえぜ?」
(*゚∀゚)「…うん。ありがとう。時間取らせてごめんね、これから部活なんでしょう?」
少女はすっかり笑顔を取り戻した。きっともう二度とバカなことは考えないだろう。
('A`)「は?なんで?俺部活なんかやってないし」
(*゚∀゚)「だって、今春休みなのに、制服着てるから学校行くんだな、って思ったんだけど…」
('A`)「学校は行くけど、今日は補習で……って!?」
男ははっとして、時計を確認する
(;'A`)「ヤベー!もうこんな時間だ!
今日さぼったら留年しちまうんだ!」
(;*゚∀゚)「え、ええ〜!? た、大変!」
(;'A`)「あ!ちょうど電車が来た!
というわけだから俺行くわ!」
653 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:41:47 ID:35Wg3o3d
(;*゚∀゚)「ごめんねぇ〜!ホントにごめんねぇ〜」
(;'A`)「じゃあな!もう変なこと考えるなよ!あと…」
(*゚∀゚)「え?」
('∀`)「女の子はやっぱり笑顔だな!けっこうカワイイぜ!」
そう言って、男は慌ただしく去って行った。
(*゚∀゚)(あ…これ返してない…
てゆうか、名前すら聞かなかったな…)
少女の手に残された、一枚のコインは、いつの間にか差し込んでいた、朝日を反射して光り輝いていた。
――続く
654 :
いなぞう ◆chinpoEKYI :2007/10/14(日) 00:42:41 ID:LsQlaoe+
はさまってみる
655 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 00:44:08 ID:o615B9LV
( ;∀;)イイハナシダナー
656 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 00:46:50 ID:35Wg3o3d
とりあえず以上っす
つーの回想編ですが、思ったよりも長くなっちゃって、次回に続きます。
続きは多分今日中に書きますんで
じゃあまた( ^ω^)ノ
657 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 00:50:20 ID:1KdzoDYt
う〜青春だお
胸がキュンとなるお
658 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 02:16:13 ID:OujPIlkj
乙カレー( ^Ω^)
659 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 02:45:37 ID:bNKJq2q1
('A`) 乙!
660 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 02:52:09 ID:yh70tMIu
661 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 10:55:30 ID:35Wg3o3d
続きを投下致します。ちょっと長めなので、さるさん食らうかも…
662 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 10:59:51 ID:35Wg3o3d
(*゚∀゚)「……これがあたしとどっくんの出会いだった」
川*゚ -゚)「まさに運命ってヤツだな!私は素直に羨ましいぞ!」
酒の力も手伝ってか、クーのテンションはかなり上がっていた。
(*゚∀゚)「…で、新学期が始まった頃なんだけど、私は進学を諦めて、フリーターをしていたの…」
川*゚ -゚)「ふむふむ、それは私も聞いた話だな」
(*゚∀゚)「私はたった一度会っただけの彼が、すごく気になっていた…
もう一度彼に会いたい…その想いがこのコインを見る度に強くなっていったの…」
川*゚ -゚)「おお〜?
そのときすでにフォーリンラヴ?」
(*゚∀゚)「ふふふ。でね、彼の学校に行っちゃったの…」
663 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:01:00 ID:35Wg3o3d
―県立VIP高校―
偏差値30の超底辺高校として有名で、『DQN養成施設』の異名を持っていた。
その危険性は、一般人がその校門の前を通るのは、
日本人がアメリカのスラム街を歩くのに等しい、とされ
「一般人専用迂回路」を市が用意したほどである。
その危ない校門の前に、放課後の時間うら若き乙女が一人で立っていた。
((;*゚∀゚))(こ、ここがあの有名なVIP高校かぁ…
なんかみんなジロジロ見て行くんですけど…)
(ヒソヒソ…誰の彼女だ〜? うらやますぃ〜なぁ〜コロスぞ)
(ヒソヒソ…なあ、取っ捕まえてマワすべ?うひゃひゃ)
(ヒソヒソ…ロリ系萌え〜〜)
((;*゚∀゚))(こ、これはもうダメかもわからんね…
ん?『すくつ』?…なんだろ?)
校門の『VIP高校』の文字の下にスプレーでラクガキがされている。
『ようこそ!ワルのすくつへ!』と汚い字で書いてあった。
664 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 11:01:48 ID:Pw4nW20u
ハサマッテみる
665 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:04:18 ID:35Wg3o3d
(;*゚∀゚)(すくつってなんだろう…?
巣窟…?まさかね…いくらなんでも…)
偏差値30のかわいそうな現実を彼女は知らないらしい。
そんなことを考えていたら、ふいに後ろから話しかけられた。
ξ ゚听)ξ「ねえ、アンタ」
(;*゚∀゚)「は、はいぃぃ!すいませんでした!」
思わず飛び上がる。そして反射的にペコペコと頭を下げてしまった。
ξ;゚听)ξ「何にもしてないんだけど…」
从 ゚∀从「お前誰? こんなところにいたら妊娠しちゃうぜ?」
どうやらここの生徒らしい、二人組の女子高生だった。
(;*゚∀゚)「あ、あの、人を捜しているんです!(妊娠て…)」
ξ ゚听)ξ「ウチの生徒で?」
从 ゚∀从「男か? あ〜…もうすでにデキちゃってた?」
(;*゚∀゚)「男性のかたですけど…」
666 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:05:19 ID:35Wg3o3d
見るからにヤンキー風ではあったが、二人ともよく見ると、なかなか綺麗な顔立ちをしている。
なんかもったいないな、と素直に思った。
ξ ゚听)ξ「ふ〜ん?で、そいつの名前は?」
从 ゚∀从「ここのヤローどもは鬼畜だからな。階段とか、後ろに気をつけるんだぜ?」
(;*゚∀゚)「それが…名前はわからないんですけど…」
ξ ゚听)ξ「はあ?じゃあどうしようもないじゃない」
从 ゚∀从「ゆきずりでレイプか!? さすがのあたしもそれは引くわww」
あきれたような素振りで、溜め息をつく二人。その理由は違うようだが
(;*゚∀゚)「あ、でも…彼、春休みに補習に来てたはずなんです。留年がかかってるって…」
ξ ゚听)ξ「…アンタねぇ、そんなのウチの学校何十人いると思ってんの?」
从 ゚∀从「そうそうww で、大抵それすらさぼって留年して、そのまま学校辞めちまうのなww」
667 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:09:19 ID:35Wg3o3d
(;*゚∀゚)「あ…あと、パチスロが好きみたいで、この前ニューVIPっていうお店に行ったって…」
ξ ゚听)ξ「あー…こないだの新装の時でしょ?」
从 ゚∀从「ほとんどウチの生徒でシマ占拠してたよなww
開店プロ涙目になってんのww」
(;*゚∀゚)「う…(どうなってんの? この学校は…)」
ξ ゚听)ξ「まあ、そういうワケだから、特定は無理ね」
从 ゚∀从「だいたいそいつとどんな関係なんだよ。レイプだったら警察行ったほうがいいぞ?」
(*゚∀゚)「…命の恩人なんです」
ほとんど諦めて、力なく呟くように彼女は言う。しかし、予想外の返答があった
从 ゚∀从「恩人…?あれじゃねーか?ツン、オメーの幼馴染みの…
ホラ、あのキモい顔の」
ξ ゚听)ξ「ドクオのこと? なんでアレなの?」
668 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:10:32 ID:35Wg3o3d
从 ゚∀从「あたしも、補習組だったんだが、ヤツ一限すっぽかしたんだわ。
てっきりもう諦めたんだと思ってたんだが、二限の途中で来たんだよ」
(;*゚∀゚)「ああ!きっとその人です!時間的に…」
从 ゚∀从「で、遅刻の理由が、『人助けしてました』とか言っちゃってんのww もう見てらんないww」
ξ ゚听)ξ「あー…あの話マジだったの?」
(*゚∀゚)「多分その人で間違いないです!その…ドクオさん? は、今日学校来てるんですか?」
ξ ゚听)ξ「ドクオなら、学校辞めたわよ?」
(;*゚∀゚)「…え?」
从 ゚∀从「嘘つくなー! ってセンコー怒らせてさ、結局単位もらえなくて留年になったんだわww」
ξ ゚听)ξ「で、すっかりやる気なくなったみたいよ?」
(;*゚∀゚)「そんな…」
学校を辞めた…? 自分のせいで…
私はとんでもなく悪いことをしてしまったのではないだろうか?
などと、困惑の表情を隠せないでいると
669 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:16:45 ID:35Wg3o3d
ξ ゚听)ξ「…別に気にするほどのことじゃないんじゃない?」
巻き髪の少女が気遣ってくれた。
(;*゚∀゚)「学校を辞めるなんて…人生狂っちゃう…」
从 ゚∀从「この学校なんか出たって、中卒と変わんねえよww」
ξ ゚听)ξ「そうそう。どうせ卒業までに半分は辞めていくしね」
(*゚∀゚)「でも…」
ξ ゚听)ξ「んー…じゃあ、本人に聞けば?今電話してあげるから」
从 ゚∀从「絶対なんとも思ってねえからww」
(*゚∀゚)「はい…どうもすいません」
巻き髪の少女はジャラジャラと、たくさんストラップのついた携帯を取り出し、慣れた手つきで電話をかけた。
ξ ゚听)ξ「なかなか出ないわねー…これはおそらく…あ、でた。もしもし?」
ξ ゚听)ξ「あ?なに?うるさくて聞こえないんだけど!!」
ξ#゚听)ξ「あ〜ニューVIPね、わかったわよ!
……うっさい、死ね!」
670 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:17:49 ID:35Wg3o3d
そう言うと、巻き髪の少女は不機嫌そうに終了ボタンを押した。
从 ゚∀从「スロ屋かよww 学校辞めていい身分だなww」
ξ ゚听)ξ「というわけだから、国道沿いのニューVIPってわかる?」
(;*゚∀゚)「は、はい。あの鳥のマークの…」
ξ ゚听)ξ「うん、そこにいるってさ」
(*゚∀゚)「はい!ありがとうございます!すぐに行ってきます」
从 ゚∀从「おう、気をつけてな〜」
―私は意外と親切だった二人にお礼を言って、パチスロニューVIPというお店に向かった。
私のせいで、学校を辞めることになったなんて…
でも、正直このときの気持ちは、そんな申し訳ない、という気持ちよりも、
再び彼に会える喜びのほうが大きかった。私ってこんなに積極的だったかなぁ…
思わず顔がニヤニヤしてしまう、なんか幸せなこの気持ち…
これってきっと、アレなんだよね?
671 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:24:36 ID:35Wg3o3d
―――パチスロニューVIP―――
(;*゚∀゚)(うわぁ…人がゴミのようだ〜…)
ニューVIPは地域では優良店として知られており、平日でも常に稼働率90%以上を誇る人気店だった。
(;*゚∀゚)(こんな中から捜すの〜? うるさくて、しかもなんかケムいし…ケホケホ)
騒音とタバコの煙の中、彼女は店内を捜索した。意外とすぐに、目当ての彼は見つかったのだが…
(;^ω^)「頼むお!目押し職人ドクオ様!」
('A`)「フ…俺にハズせないリプレイはない…
まあ、見てなって…」
スロットに夢中なようで、しかも、連れがいるらしく、ちょっと声を掛けづらい雰囲気だった。
('A`)「ふんッ!……あれ?」
( ^ω^)「…小役G残り27Gの大花火で、三回目のJACイン。
そう…僕の不幸はここから始まったんだお…」
('A`)「おーい帰ってこーいww いや、俺って意外とプレッシャーに弱くてさww」
672 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:26:00 ID:35Wg3o3d
(#^ω^)「肝心なときに使えねえ奴ほど、つまらねえもんはねえぜ…?」
('A`)「ちょww マジでスマソww」
―なんか楽しそうな二人だな。よ〜し、声をかけるぞ!
緊張するけど、頑張れ私!
心臓の鼓動はMAXに高まっていたけど、私はついに意を決して言った!
(*゚∀゚)「あ、あの!」
<ヽ`∀´>「もしもし?お嬢さん。ちょっといいニダか?」
(;*゚∀゚)「はい!?」
突然後ろから声をかけられて、慌てて振り返った。蝶ネクタイのこの男は、ニューVIPの店員だ。
(;*゚∀゚)「…なんでしょうか?」
<ヽ`∀´>「申し訳ないが、中学生は入場お断りしてるニダ。
お引き取り願えますかニダ?」
(;*゚∀゚)「いや、私今年高校卒業して…」
<ヽ`∀´>「では、身分証明証か何か見せて下さいニダ」
(;*゚∀゚)「…今は、持ってないです…」
673 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:46:26 ID:35Wg3o3d
<ヽ`∀´>「じゃあ、やっぱり退店していただくニダ」
(;*゚∀゚)「ま、待って下さい!私は本当に…」
<ヽ`∀´>「捕まった中学生はみんなそう言うニダ」
―私はこの時ほど、自分の童顔を恨んだことはなかった。
私は店員に手を引かれ、店を追い出されてしまった。
(;*゚∀゚)(あ〜あ… これじゃあ、彼に近付くことが出来ないじゃない…)
(;*゚∀゚)(出口で待ってる…? う〜ん、ストーカーっぽいしなぁ…)
―そのとき、私の目に入ったのは、入口に貼ってあった一枚のポスターだった。
それには、こう書いてあったの…
『業務多忙につき従業員募集中!』
674 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 11:49:34 ID:35Wg3o3d
川*゚ -゚)「なるほどね〜。店員になれば彼とお近付きになれると…」
(*゚∀゚)「うん、そう。でも、働きだしたら、もう忙しくて、声をかけるどころじゃなかったし、彼も私に全然気付いてなかったんだけどね…」
川*゚ -゚)「でも、この度見事に8年越しの恋は実りました…と」
(*゚∀゚)「そうだね〜…あ、そろそろ帰るかな。どっくんもそろそろ帰ってくるかもしれないし…」
川*゚ -゚)「じゃあ、私も帰るかな。誰もいない我が家へ」
(*゚∀゚)「うふふ、ごめんねぇww」
―その日は久しぶりに楽しく飲んで、少し酔っちゃった。
家に帰ると、どっくんはまだ帰って来ていない。
きっと彼も久しぶりの再会で、楽しいお酒を飲んでいるんだね!
明日は少し遅めに起きて、二人でどこかに遊びに行こうね。
いろいろ頭のなかで、楽しい休みの予定を考えながら、私は夢の世界へとおちていった。
でも次の日、私が起きた時、彼はまだ帰って来ていなかったの――
――続く
675 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 12:09:59 ID:35Wg3o3d
はい、以上っす
系統がなんか変わったので、ちょっと書くのに戸惑ってしまいました。
でも、次回からは、また…というか、ますます鬱展開になりそうな予感です。どうかご容赦を…
じゃあまた( ^ω^)ノ
676 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 12:43:51 ID:4/fXS9Ad
支援
677 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 13:01:34 ID:OujPIlkj
乙加齢( ^Ω^)
678 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 13:51:24 ID:9chjJVH/
乙っす。軽く伏線まで出てきて、大長編良作になりそうな予感。 Wktkだぜぃ!
ドクオはともかく、彼女には幸せになってもらいたい・・・
679 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:13:59 ID:35Wg3o3d
ようやく完結のめどが立ってきた…
おそらく、あと3〜4話で終わります!
続きを投下します
680 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:15:16 ID:35Wg3o3d
『一回ぐらいなら、中毒とかならないってww』
『なったとしてもさ、タバコがちょっとヘビーになった感じ?
気合いでいつでも止めれるっしょww』
間違った知識は、ときに己の身を滅ぼすもの。
気が付いた時には、もう、遅いのです――
なんか今日は気分がいい。すげえ辛いことがあったハズだったのに。
なんだ、俺全然大丈夫じゃん。
これから頑張ればいいんだ。つーだってきっとわかってくれるさ…
('∀`)「ただいま〜」
(*゚∀゚)「おかえり〜!ずいぶん遅かったね〜?」
俺が帰宅したのは、翌日の夕方だった。
('∀`)「ごめんな〜。せっかくの休みだったのにさ…」
(*゚∀゚)「…うん。正直ちょっと残念だったけど、いいよ!久しぶりの再会だったんでしょ? いまご飯作るからね」
681 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:16:38 ID:35Wg3o3d
俺が遅くまで遊んで帰ってきても、約束をすっぽかしても、笑顔で許してくれる。
俺はそんなつーがたまらなく愛しかった。
('∀`)「なあ…」
(;*゚∀゚)「え…ちょ、ちょっと…」
俺は台所に立っていたつーを後ろから抱きしめた。
(;*゚∀゚)「いまご飯作って…んッ…」
喋っているのにも構わず俺は唇で、唇を塞いだ。
そして、手を胸に持っていき、その小さめだが、柔らかい乳房を優しく掌で包んだ。
(;*//-/)「あッ…ん…
どう…したの?なんか…強引…」
('∀`)「ん…?嫌か?」
(;*//-/)「嫌じゃ…ないけど…なんか、いつもと違うな…って…」
('∀`)「…つー、愛してるよ…」
(;*//-/)「どっくん…」
その夜、俺たちは何度も何度も愛しあった。
モナーの言ってたことは、嘘じゃなかったな。
これまでのどのSEXよりも、すげえ気持ち良かったし、つーもいままで見たことないぐらいに乱れていた。
もうサイコーだったよ。
682 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:19:03 ID:35Wg3o3d
さすがに、お互い疲れ果てて、裸のままベッドにただ横たわっていたときにはもう、時刻は深夜になっていた。
俺は寝たままタバコに火をつけた。
(*゚∀゚)「…いっぱいしちゃったね〜」
('∀`)y-~「そうだな〜」
(*゚∀゚)「明日大丈夫?仕事でしょ?
寝不足でさらに腰が痛い、とか職場で言われたら、私恥ずかしいな〜w」
('∀`)y-~「仕事? ああ、大丈夫。辞めたから」
(;*゚∀゚)「…え?」
俺はまるで何でもない事のように言った。
驚きを隠せないで、絶句しているつーに構わず続ける。
('∀`)y-~「実はさー…カクカクシカジカで、クビになっちゃったんだけど…」
('∀`)y-~「逆に良かったんじゃないかな〜って思うんだよね。
だって向かない仕事しててもしゃーないじゃん?」
(;*゚∀゚)「う、うん…」
('∀`)「まあ、そんな顔すんなって!すぐ別の仕事探すからさ!
全然大丈夫だから!」
683 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:19:58 ID:35Wg3o3d
このとき、つーは俺の様子に物凄い違和感を感じたはずだった。
でも、俺はそんなことに気付くわけなんかない。
これが自分なんだ、本当の自分はこうだったんだ、って思いこんでいたんだ。
――数日後――
('A`)「はあ…また不採用…か」
俺は相変わらず、仕事が決まらず、さすがに焦りを感じていた。
なんでうまく行かないんだろう?
俺は変わったはずなのに――
('A`)「あー…なんか鬱だな…」
そして最近なんか気分が優れない。
そのせいか面接に行っても、どうしても暗い印象を与えてしまう。
これじゃあ、いつまでたっても職なんか決まるはずがない。
('A`)「また、ヒモ状態になっちまったしな…」
どうすればいい?
どうすれば自分を明るくアピール出来るんだ?それが出来ればきっと――
('A`)「あのクスリ…」
684 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:20:52 ID:35Wg3o3d
いやいや、それはマズいだろ、さすがに。
俺はふと脳裏に浮かんだ考えをすぐ払拭した。
でも…
('A`)「面接の時だけ…でいいんだよ…な
もう、一回だけなら…」
いつまでもつーに頼るわけにはいかない。俺はつーを守れる男になるって決めたんだ――
『あと一回ぐらいなら問題ないっしょww』
『クスリったって、時には役に立つこともあるよねーww』
あと一回だけ…その『一回』はいつまで続くのですか?
それは、きっとあなたが破滅するまで――
685 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:21:56 ID:35Wg3o3d
( ´∀`)「きっとまた来ると思ってたモナー」
('A`)「…ええ。ちょっと再就職に困ってるんで…」
( ´∀`)「あの後、SEXしたモナ?病み付きになりそうだっただろモナー?ww」
またコイツの顔を見るハメになったが、背に腹は代えられない。
もう一回だけだ。面接がうまくいきさえすれば…
('A`)「…で、いくらでしたっけ?」
( ´∀`)「俺とドクオの仲モナー。一本5000円でいいモナー」
('A`)「…じゃ、一本で」
( ´∀`)「ちなみに二本なら8000円にしとくモナー。お得だモナ?」
('A`)「…いえ、一本でいいっす」
( ´∀`)「…そうかモナー…」
けっ…誰がその手に乗るかってんだ。
俺はこの一回限りで、こんなもんとはオサラバなんだよww
おまえらみたいなジャンキーになんか絶対ならねえからな!
686 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:23:18 ID:35Wg3o3d
それから俺は、このクスリを使って、明るく面接に臨むことができ、
バイトではあったものの、とりあえず就職することが出来た。
でもこのとき、もうすでに破滅への底なし沼に、俺は完全にはまっていたことに気付いていなかったんだ。
(#^Д^)「こらぁ!バイト!ちゃっちゃとやれ!」
('A`)「……ヘイヘイ」
(#^Д^)「てめえやる気あんのか!?なんだその返事は!?」
わかってるって…
そうギャーギャーわめくなよ…
でも、なんだかなぁ…だるいっつーか…
(#^Д^)「この野郎!いい加減にしねえとクビにすんぞ!?」
クビはさすがにマズいな…
また職探ししなきゃねえじゃん。
でも…どうにもやる気が出ないんだよ、わかってくれよ。
あぁ…あのクスリを使った時みたいに、やる気出ねえかなぁ…
仕事クビになったら、つーも悲しむよなぁ…
687 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:24:32 ID:35Wg3o3d
…もう一回、もう一回だけ使おうかな…?
だってクビになったら、元も子もないもんな…
ヤバいかもしれないけれど、あと一回だけなら…
『だって…生活に支障をきたすよりマシじゃん?』
『うん、必要悪っての? 仕方無いなって感じ』
よく考えてみましょう。その『原因』がなんなのかを――
(;´∀`)「…すまないモナー。最近仕入れ値が上がっちゃって、いま一本一万になってるんだモナー」
(;'A`)「まじっすか…」
( ´∀`)「まあ、それでも俺の顔でなんとか3本2万で出せるモナ。
利益無しの出血大サービスだモナー」
(;'A`)「いや…でも、さすがにもう止めようと思ってるんで…」
( ´∀`)「…今後警察の動きがますます厳しくなるらしいモナ…
そうなると品薄になって、価格の高騰が予測されるモナ」
688 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:25:58 ID:35Wg3o3d
…もう、これで最後にするんだから、関係ない話だ。でも…
( ´∀`)「とりあえず安い時に買っておけば損はないモナ。必要なかったら、返品すればいいモナ」
それもそうか…
どうせ使うことはないんだし、それなら、一本7000円弱で買えたほうが断然得だよな…
('A`)「…じゃあ、3本で…」
( ´∀`)「…わかったモナー」
一瞬だけ…モナーの目が光ったような気がした。もともと緩んでいる口元が、さらに緩んだようにも見えた。
気のせいだ…と、この時は済ませたけど、いまにして思えば、
ただ現実から目を背けて、そう信じたかっただけだったのかもしれない。
自分の目の前にいる悪魔から、もう決して逃げることは出来ないのだ、という現実から――
――続く
689 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/14(日) 22:36:50 ID:35Wg3o3d
以上っす
今日はヒマだったのでずいぶん書きました。
次回は…うまくいけば明日には…と思ってます。
あと、自分実はクスリに対する知識がほとんどないんで、症状や表現等リアリティに欠けているかもしれませんが、そこはフィクションってことで、ご容赦下さいww
じゃあまた( ^ω^)ノ
>>689乙鰈
え?(・∀・;)バッドエンド?
そりゃないぜ セニョ〜ル…
こんな悲しい事が許されるはずはない…
あっ!モナー先輩はう○こに追い掛けられる幻惑を見て氏
691 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/14(日) 23:38:09 ID:OujPIlkj
乙鰈( ^Ω^)
692 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/15(月) 00:14:33 ID:4VZBEGvd
ダメ、絶対!
693 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/16(火) 01:17:27 ID:2kK0Pan+
支援
694 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/16(火) 18:53:47 ID:3N3itbl0
期待age
695 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/17(水) 17:51:50 ID:wJJhCnWX
( ・д・)…
696 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/17(水) 19:41:31 ID:llpVTwZ1
wktk
697 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 22:48:30 ID:pp/K/P8w
すいませんでした
ちょっとここ2、3日忙しかったもんで…
お待たせしました。続き投下します
698 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 22:49:48 ID:pp/K/P8w
『もう、コレなしじゃ、生きていけないよ…』
『もう止めたい…誰か助けて…』
どんな人にも、訪れる結末は必ず同じ。その運命に、例外はないのです――
(;'A`)「はぁ…はぁ…」
俺は狂ったように、家中の引き出しや、タンスをひっかき回していた。
『アレ』を手に入れる為に。
(*゚∀゚)「ただいま……!?」
夕方つーが帰宅して絶句していた。
家中まるで、空き巣にでもあったかのようなあり様で、そこら中にものが散乱している状態だったのだから、当然か…
(;*゚∀゚)「ど、どうしたの?こr」
(;'A`)「つー、金だ!金ないか!? 2万でいいんだ!」
(;*゚∀゚)「お、お金?」
この頃の俺は、もう完全に自分を見失っていた。
大切なものすら、わからなくなるほどに。
699 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 22:50:55 ID:pp/K/P8w
(;*゚∀゚)「この前も、あげたばっかりじゃないの!?
一体何に使ってるのよ!?」
(;'A`)「!!……」
俺はショックだった。
いつも、俺の言うことは素直に聞いてくれた彼女が、今日は口答えをする。
なんで?どうして? いや、今はそれどころじゃあ、ない…!
(;'A`)「頼む!どうしても必要なんだよ!2万…」
(;*゚∀゚)「だから、何に使ってるのって聞いてるのよ!
最近一体どうしちゃったの、ねえ!?」
怯えるようにすがりつく彼女に、俺が取った行動は、本当にヒドいものだったよ。
つー…ホントにごめんな…
(#'A`)「…っせえ!急ぎで金が要るっつってんだよ!
お前こそ、いつも何も言わないで出すだろうが!
なんで、今日に限ってそんなこと言うんだよ!?」
(;*゚∀゚)「きゃ!?」
700 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 22:52:36 ID:pp/K/P8w
俺は彼女を突き飛ばした。
バランスを崩して床に倒れ込む。
その拍子で肩に掛けていたハンドバッグを落とし、中のものが散乱した。
化粧品や携帯電話と一緒に出てきた財布を俺は目ざとく発見し、震える手で掴むと、その中身を探ることに夢中だった。
つーは泣いていた。
でも俺にはもう、彼女の声は届いていなかったんだ。
(;'A`)「あった…!これだけあれば…」
俺はすすり泣くつーを気遣うこともなく、急いで家を出た。
まるで何かに取り憑かれたかのように。
川 ゚ -゚)「お、ドクオ、久しぶりだな。つーは家に居r」
('A`;)「…ブツブツ」
マンションの廊下で、クーとすれ違ったことすらわからないぐらいに、
このときの俺の心はもう、クスリに支配されていた。
川;゚ -゚)「え…? おい!ドクオ!?」
早く…早くクスリを…一刻も早く…早く早く早くハヤクハヤクハヤクハヤクハヤクハヤク…
701 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 22:54:11 ID:pp/K/P8w
川;゚ -゚)「つー…居るか?借りてたDVD…
な、なんだこれは!?」
半開きだったドアから顔を覗かせ、室内の惨状に驚くクー。
そして、うずくまる様にして、すすり泣くつーを見つけると、急ぎ駆け寄った。
川;゚ -゚)「つー!?大丈夫か? 怪我とかないか!?」
(*;∀;)「…クー?どうして…」
川;゚ -゚)「たまたま近くまで来たから、寄ったんだ。
そんなことより、どうしたんだこれは? まさか、ドクオが…?」
(*;∀;)「…クー、私はどうすればいいのかな…?」
川;゚ -゚)「つー…」
(*;∀;)「どうすれば、彼の力になれるのかな…?
わからない、もうわからないよ…」
堪えていたものが、一気に吹き出してしまう。
(*;д;)「わああぁぁん…」
川;゚ -゚)「……」
クーはただ、つーを抱き締めてあげることしか出来なかった。
つーの悲しい叫びは、もうドクオの心に響くことは、ない…
702 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 22:55:59 ID:pp/K/P8w
俺が一直線に目指したのは、もちろんモナーのいるあのビルだった。
あのキャバクラで、クスリが手に入る…
最近価格の値上りがすごいらしく、一回分手に入れるのに、2万もするようになってしまった。
しかし、それでもやらずにはいられない。
俺はもう、クスリを求めてやまない、完全なジャンキーになってしまっていた。
でも、まだそのことに気付いてもいなかったんだ。
俺はまだ大丈夫。止めようと思えば、いつでも止められる。
でも、あと一回だけ…これで、終わりにするから、と――
(;'A`)「……!?」
そこは、いつもと様子が違った。
ビルを囲むように、人だかりが出来ており、その雑踏のなか、赤いパトランプが、複数見え隠れする。
(;'A`)「警察…!?」
思わず脇道に身を隠してしまった。
人間後ろめたい事があると、過剰に反応してしまうものだ。
703 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/17(水) 22:56:53 ID:owsQ2DU2
お、支援
704 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 22:57:35 ID:pp/K/P8w
『いやぁあぁぁ!死なないでぇぇ!』
ふいに、聞き覚えのある声がした。
ものかげから様子を窺うと、どうやらパトカーだけではなく、救急車もいることがわかったのだが…
(;'A`)(…渡辺さん?)从;д;从「いやぁあぁ!モナぁあ!死なないでよぉお!」
俺は思わず脇道から飛び出して、ひとごみをかきわけていた。
タンカで運ばれているらしい、人物はモナー…なのか?
渡辺さんが、半狂乱になりながら、それにすがりついている。
でも、白い布で完全に覆われていた。この状態は…まさか…
(ザワザワ…飛び下りだってさ、6階から)
(ザワザワ…ひぇー!即死じゃん?)
(ザワザワ…なんでまた…って普通に自殺か…)
6階から飛び下り自殺…?
あのモナーが?
ありえないだろ、それは。
(警`д´)「ここから先は立ち入り禁止だから、下がりなさーい!」
705 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 22:58:41 ID:pp/K/P8w
警官がそばにやってきた。
思わず目が合いそうになってしまい、慌てて目を逸らすと、
俺は逃げるようにして、その場を去った。
モナーが死んだ…?
なぜ? どうして?
いや、そんなことよりも、クスリはどうしたらいいんだ?
( ^ω^)「ドクオ!こんなところで何してるんだお?」
(;'A`)「!!……ブーンか…」
ふいに後ろから話しかけられて、ドキっとした。思わず安堵の溜め息をもらす。
ξ ゚听)ξ「なにビクついてんのよ?アンタ」
ツンも居たのか…
( ^ω^)「いま二人で病院に行ってきたんだお」
(;'A`)「病院? ああ…ツンの?」
ξ ゚听)ξ「そう。定期検診。もう来月ぐらいに産まれるからね」
そういやますますお腹が大きくなったな。
いや、今はそんなことよりも、クスリ…
706 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 23:00:16 ID:pp/K/P8w
(;'A`)「そうか…もうすぐなんだな…」
(*゚∀゚)「アンタ大丈夫?なんか顔色が悪いわよ?」
(;'A`)「……え?」
ξ ゚听)ξ「むしろアンタが病院行けば? て感じだけど」
なんだ?今、一瞬ツンがつーに見えたような…?
( ^ω^)「ホントに大丈夫かお?」
(;'A`)「あ、ああ。ちょっと体調が悪くてな… でももう家に帰るから…」
( ^ω^)「そうかお?」
(;'A`)「ああ…じゃあな…」
俺はブーン達と別れて、足早にその場を去った。
クスリを…どうにかして手に入れなくては…
俺の頭の中はもう、そのことでいっぱいだった。
( ^ω^)「…風邪でもひいたかお?ドクオは…」
ξ ゚听)ξ「あれは何か隠してるわね…」
( ^ω^)「お? そうなのかお?」
ξ ゚听)ξ「だてに付き合い長くないからね…
なーんかイヤな予感がするのよねぇ…」
707 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 23:03:02 ID:pp/K/P8w
俺はひとまず家に帰ることにした。なんだろう?この感覚は…
ふわふわと宙に浮いている様な、落ち着かない感じ。
それでいて、なんか圧迫感みたいなものも感じる。
一体どうしちまったんだ俺は?
クスリ…クスリさえあれば、おさまるんだ。
家のパソコンで調べてみよう。ネットでならきっと手に入るはずだ――
キキーー!!
「あぶねえ!赤信号だろうがッ!」
ん…?車? ああ、そうか、俺ひかれそうになったのか。
もうまともに道も歩けないのか、俺は。
ヤバいな…これは…早く…クスリをキメないと…
俺はなんとか家に辿り着いた。けど…なんか、雰囲気が違うな?
妙にきれいに整頓された室内。
やけに広く感じる空間。
…こんなんだったっけ?
つー…君がいないだけで、こんなにも違うものだなんて――
――続く
708 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/17(水) 23:11:39 ID:pp/K/P8w
以上っす
徐々に壊れていくドクオ…
彼はどこまで失い続けるのか?
彼の未来に光はあるのか…?
みたいな感じをうまく表現したかったのですが、自分の技量ではもう限界のようです…orz
でもまあ残り僅か、完結までどうかお付き合いください!
それじゃまた( ^ω^)ノ
709 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/17(水) 23:24:44 ID:wJJhCnWX
乙!(・∀・)
710 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/18(木) 00:12:03 ID:26x1McMn
乙家例( ^Ω^)
711 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/18(木) 01:13:52 ID:COLT1871
フム…なかなかおもしろい
712 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/18(木) 10:16:15 ID:L98XIAGw
>>夢 ◆KmKwrwDUxw
乙!君はスロット好きか?
713 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/19(金) 14:20:48 ID:chtnZQ8Y
おもしろい! いいよ!
714 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/19(金) 16:11:33 ID:JebPvULI
今までにない展開の話だな。
正直今後が楽しみ。
715 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/19(金) 19:11:32 ID:tACAdpoZ
支援
716 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:34:43 ID:Xn4SOuOv
>>712 好き『でした』よ4号機は…ね。
正直5号機はほとんど打ってないです…
続き投下します
717 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:35:57 ID:Xn4SOuOv
『考えたいことがあるの…
しばらくクーの家に泊まるから』
この書き置きを残して、つーは去った。
考えたいこと…? 俺と別れる事…なのか?
そんなバカな。
俺はつーを愛しているし、つーだって…
そんなことを考えながら、慣れない手つきでPCを立ち上げてクスリについて調べていた。
そして、ふと目に入ったのが、
『今日リアルで飛び下り自殺を目撃したんだが』
という2chの薬板のスレだった。
俺はまさか…と思いながらも、スレを開くと
1:名無しさん@_@ :2008/6/18(木) 23:00:51 ID:5A3Au9rS0
今日の夕方さ、うちの近所のビルの6階から、飛び下りた奴がいたんだ。
俺はたまたまその対面のビルにいて、その一部始終を目撃しちまったんだけど…
…間違いない、モナーの事だ。俺はそのスレを食い入るようにして読み進む。
718 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:36:59 ID:Xn4SOuOv
3:名無しさん@_@ :2008/6/18(木) 23:15:22 ID:wJJhCnWX
ちょwww そのビル特定したww
あの『新型』が手に入るとこでしょ?
6:名無しさん@_@ :2008/6/18(木) 23:22:42 ID:5A3Au9rS0
特定早ッww
で、その飛び下りた奴なんだけど、明らかに目がイッちゃっててさ
怯えながら『ウ○コがぁぁ!こっちくるなモナー!』とか言って飛び下りたんだよ…
15:名無しさん@_@ :2008/6/18(木) 23:35:12 ID:llpVTwZ1
あー…あの『新型』ね。
アレはそうとうヤバいらしいよ?
26:名無しさん@_@ :2008/6/18(木) 23:40:40 ID:pp/K/P8w
うん。俺も聞いたわ。
なんか、全国的に同じような例で死んでる奴多いらしくて、本気でヤバいみたいだよ?
35:名無しさん@_@ :2008/6/18(木) 23:52:23 ID:5A3Au9rS0
ちょww 俺その『新型』使ってんだけどww
人生オワタ?\(^o^)/
719 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:37:55 ID:Xn4SOuOv
『新型』って…
あのクスリのこと…だよな?
そんなにヤバい代物なのか?
41:名無しさん@_@ :2008/6/18(木) 23:59:10 ID:wJJhCnWX
何でも、末期になると幻覚がヤバいらしくて、それでみんな死んじゃうらしいよ?
45:名無しさん@_@ :2008/6/19(金) 00:04:24 ID:5A3Au9rS0
…俺、BAD時になると、結構恐怖体験してるんですけど…orz
55:名無しさん@_@ :2008/6/19(金) 00:10:30 ID:llpVTwZ1
ID:5A3Au9rS0さようなら\(^o^)/
60:名無しさん@_@ :2008/6/19(金) 00:25:03 ID:wJJhCnWX
以下ID:5A3Au9rS0を地獄へ見送るスレになります
俺は思わずスレを閉じた。
幻覚…? まさかあの時、ツンがつーに見えたのは…
全身から、汗が吹き出す。
生まれて初めて訪れた『死』への恐怖が、俺に襲いかかる。
720 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:39:18 ID:Xn4SOuOv
いやだ…死にたくない…
まだまだ俺の人生これからじゃないか…
それに…俺はつーを守らなくちゃならないんだ。だから…
( ゚∀゚)「誰が…誰を守るって?」
(´・ω・`)「ヒモ…て言うより、寄生虫のくせによく言うよね」
ジョルジュにショボン…? なんでここに…
( ゚∀゚)「彼女はお前にさんざん尽くしてきたさ。
それはお前だってわかってるだろう?」
(´・ω・`)「ホント君みたいなDQNには、勿体ないよく出来た彼女だよね」
そうさ、俺は彼女を失いたくない。だからこそ俺は、彼女の為に…
( ゚∀゚)「彼女の為に…お前は何をしたんだ?」
……え?
(´・ω・`)「これだからDQNはww って感じだよねww」
721 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:40:23 ID:Xn4SOuOv
そうだ…俺は、彼女に何もしていない…
( ゚∀゚)「それどころか、ヒドい事ばかりしてきただろ?お前は」
(´・ω・`)「そりゃ愛想も尽かされて当然だよねww」
そう…なのかもしれない。
俺は、彼女の優しさに甘えてばかりだった。
ただ、その愛を受け取るだけだった。
自分が弱いばっかりに…
弱い自分を見せたくなかった、ちっぽけなプライドの為に…
( ゚∀゚)「…で、これからお前はどうしたいんだ?」
(´・ω・`)「ま、DQNらしく、ヤク中で死んじゃえばいいんじゃないの?ww」
俺は…彼女を愛している。
今度こそ、彼女を守れる男になりたいんだ。
( ゚∀゚)「だったら…行動あるのみだろ?
期待値をひたすら追い続けるからこそ結果は出る」
(´・ω・`)「超基本ww
引退したら、そんなことも忘れてしまったのかい?」
722 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:41:58 ID:Xn4SOuOv
何もしないで、結果だけ得ることなんかできやしない。
俺は今度こそ変わってみせる。彼女の為に、そして自分の為に…
( ゚∀゚)「…じゃあ、PCの前にいる場合じゃねえよな?」
(´・ω・`)「ま、頑張りなよ。まだ間に合うんじゃないの?」
そうだ、俺は――
…いつの間にか朝になっていた。
朝日が眩しい。スズメの鳴く声がする。
…夢? それとも、副作用の幻覚か?
まあ、とりあえず今はどっちでもいい。
俺は、すぐさま支度をして、部屋を出た。
そう、彼女を迎えに行く為に、全てを打ち明ける為に、そして愚かな自分と決別する為に。
そうそう、出掛けにジョルジュとショボンに『ありがとう』ってメールを入れておいた。
後でジョルジュだけから返事が来たんだが、本文は『????』だったよ。
ま…当然かww
723 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:43:00 ID:Xn4SOuOv
ちょうどマンションを出た時だった。
(*゚∀゚)「……」
(:'A`)「…え?」
(*゚∀゚)「…やっぱり、心配で戻って来ちゃった…」
バツが悪そうに微笑むつーを、俺は思わず抱き締めた。
(;*゚∀゚)「え? ちょっと、こんなところで…」
('A`)「つー…全部話すよ。
俺は許してもらおうとは思わない。でも…聞いて欲しいんだ」
そして、俺は彼女に全てを話した。のだが…
(*゚∀゚)「…そうなんだ」
(;'A`)「驚かないのか?」
(*゚∀゚)「そりゃ、信じたくはなかったけど、薄々は…ね。
一緒に生活してるんだもの、わかるよ…」
(;'A`)「…それなのに?」
(*゚∀゚)「うん…一緒に治そう?」
(;'A`)「つー…」
(*゚∀゚)「私は、どっくんがきっと立ち直ってくれるって信じてるよ…」
724 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:43:49 ID:Xn4SOuOv
俺は…世界一の幸せ者だった。
でも、それに気付かなかった世界一の大バカ野郎だ…
もう一度つーを強く抱き締めようとした、その時
『じっさまだってなぁ〜♪、ばっさまだってなぁ〜♪』
(#'A`)「こんな朝っぱらから着信乙ww」
(*゚∀゚)「ぷ…あははははww」
あまりのタイミングの良さにつーも笑った。
そういえば、つーのそんな顔を見たのはずいぶん久しぶりのような気がするな。
ホントにごめんよ…
('A`)「…で誰だ? ツン…?」
こんな時間になんなんだ?
とりあえず電話に出る。
('A`)】「はい、こちらドクオ」
ξ#゚听)】「出るの遅えんだよ!このクズが!」
(;'A`)】「…はい、ご用件はなんでしょうか?」
…相変わらずだな、コイツは。
ブーンも大変だ。
725 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:44:42 ID:Xn4SOuOv
ξ ゚听)】「あのね、ウチの北海道のおじさんからラム肉が大量に届いたのよ」
('A`)】「お。おすそわけあざーす」
ξ ゚听)】「で、今晩ジンギスカンパーティーするから、アンタの家で」
('A`)】「だが断る」
ξ ゚听)】「ブーンとアンタの彼女と4人で開催だから。
野菜用意しといて。18マルマル雨天決行、以上」
…ブツ。ツーツーツー…
('A`)「えっと…つーは今日早番だもんね?」
(*゚∀゚)「うん、そうだけど?」
今晩ブーン夫妻がラム肉を持ってやってくるようです――
――続く
726 :
夢 ◇KmKwrwDUxw:2007/10/20(土) 03:46:43 ID:Xn4SOuOv
はい以上です
思わず居眠りしてしまい、こんな時間になってしまいました。
次回は、多分明日になります
じゃあまた( ^ω^)ノ
727 :
690:2007/10/20(土) 03:59:36 ID:sRlewsyG
>>726乙鰈
う○こさんがモナー先輩を…
ウ○コさんにこんなに感謝した日はありません…ありがなう(`・ω・´)
728 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 04:00:05 ID:Xn4SOuOv
うはww
寝ぼけてトリ間違えたww
ニセモノじゃないからねww
729 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/20(土) 09:57:07 ID:mVhlr3YL
ウ〇コさん乙鰈
730 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/20(土) 10:55:30 ID:Xx+BAFAt
乙だお!
731 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:01:04 ID:Xn4SOuOv
今日は妙に筆が進む
続き投下します
732 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:02:04 ID:Xn4SOuOv
――スーパーBAD35――
('A`)(え〜と、ジンギスカンの野菜って…
ピーマン、玉葱、もやし…あとキャベツは…アリか?)
('A`)(ナス…はねえよなぁ…ん? ナス…)
('∀`)(…つーと仲直りもした事だし、今晩はコイツを使って…フヒヒヒ)
「ママー、何アレー?」
「しッ!見ちゃいけません!」
俺はナスを購入した。
今からもう下半身のwktkが止まらないぜ!
そんな妄想にふけっていたから、後ろの気配に気付かなかったんだ。
从@□@从「…ドクオ君」
(;'A`)「うわぁ!?びっくりした!」
从@□@从「しッ!静かに…」
いつの間にか俺の後ろに女がいた。
人差し指を口の前に立てて、辺りの様子を窺っている。
眼鏡とマスクをしているが、誰かはすぐわかった。
(;'A`)「わ、渡辺さん!?」
733 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:02:57 ID:Xn4SOuOv
从;@□@从「だから声が大きいって…」
(;'A`)「あ…いや、その…大丈夫だったんすか?」
从@□@从「…てことはもう知ってるのね?モナーのこと…」
(;'A`)「ええ… なんか大変なことになったみたいで…」
从@□@从「あの騒ぎの後、お店にガサ入れがあったの」
そりゃそうだろうな…
从@□@从「で、あたしもヤバいからさ、ちょっと逃亡中なのよ」
まさか…手助けをしろって言うんじゃないだろうな?
渡辺さんも、俺の言いたい事をすぐ察したらしく
从@□@从「あ、そうゆうことじゃないから、安心して。
別にキープしてた男のとこに行くつもりだから」
…意外としたたかなんだな。
女ってわからないもんだ。
734 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:03:54 ID:Xn4SOuOv
从@□@从「…でね、これ…」
(;'A`)「え…」
まるで心臓を冷たい手で掴まれたような感じだった。
一気に脈拍が早くなる。
こっそりと俺に手渡したそれは…
(;'A`)「いや、俺はもうクスリは…」
从@□@从「…逃げるとき、お店の在庫くすねて来ちゃった。
本当は辛いんでしょ? 半分あげる…」
にっこりと微笑む彼女。
ダメだ…これは悪魔の誘惑なんだ。
俺は今度こそ立ち直るって決めたばっかりじゃないか!
从@□@从「うふふ…無理しなくてもいいのよ?
辛いよね…?苦しいよね…? わかるもの…その気持ち」
…やめろ、頼むからやめてくれ…
从@□@从「…じゃあね。たぶんもう会うことはないでしょうけど…
あたしたちは…『仲間』だからね…」
735 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:05:06 ID:Xn4SOuOv
『仲間』だと? 俺はもう、クスリを止めるんだ。
そして、つーと幸せを掴むんだ…
でも、俺の意思とは裏腹に、俺の身体はクスリを求めている。
いますぐにでも、コイツをキメたい。身体にぶち込みたい。
そんな欲望がだんだん俺の理性を奪い、俺を支配していくのがわかった。でも…
(;'A`)「やっぱり、俺…!」
我に返ったとき、もうすでに渡辺さんの姿はなかったんだ。
俺の手には、包みがあった。かなりの量のクスリだ。
なんで、この時俺はすぐに、忌まわしいコイツを捨ててしまわなかったんだろうか。
結局俺の意思が弱かったから…?
言い訳にしか聞こえないかもしれないけど、聞いてくれよ。
アレは『悪魔』なんだ。悪魔の正体は実はクスリそのものだったんだよ。
モナーもその悪魔にとり殺された一人にすぎなかったんだ。
弱いただの人間が、悪魔に打ち勝つなんて、並大抵のことじゃ…ない。
736 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:06:09 ID:Xn4SOuOv
それでも、俺はなんとか理性を保ちつつ、帰宅することが出来た。
愛の力って奴だな。我ながらよくやったと思う。
( ^ω^)「お、やっと帰ってきたお」
ξ ゚听)ξ「アンタねぇ…妊婦をこんなところに待たせるんじゃないわよ!
ずっと立ってて疲れちゃったわ。早く開けなさいよ」
('A`)「ああ、わりぃわりぃ…」
すでに部屋の前でブーン達が待っていた。
思わずあの包みを後ろ手に隠す。
俺はすぐに部屋の鍵を開けた。
('A`)「ま…とりあえず適当にくつろいでてくれよ。つーももうすぐ帰って来るからさ」
( ^ω^)「把握。お、DS発見!」
ξ ゚听)ξ「あ、これお肉ね。あとはよろしく〜」
('A`)「ちょww 俺一人で準備すんのかよww」
ξ ゚听)ξ「はぁ〜…お腹が大きいってツラいわ〜」
( ^ω^)「今日も仕事キツかったお… 誰かが辞めたせいだお…」
737 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:07:09 ID:Xn4SOuOv
('A`)「…ち、やっぱそれが目的だったんだな…」
俺はしぶしぶ一人台所に立った。
( ^ω^)(…別になんともなさそうだおー…?)
ξ ゚听)ξ(…ま、適当にお酒が入ったら、それとなく聞いてみるわ)
二人が実は俺を気遣って、今回の食事会を計画してくれたとは、夢にも思わなかったな。
(*゚∀゚)「ただいま〜…あ、いらっしゃい〜」
( ^ω^)「おっおっ つーさん久しぶりですお」
ξ ゚听)ξ「はじめまして〜…て、どっかで会ったかしら?」
(*゚∀゚)「あれ〜? なんか会ったことあるかも…ですね?」
('A`)「さあ、もうすぐ準備出来るぞ〜。ブーン、そこの押入れからホットプレート…あ、あれ?」
なんだ…?今一瞬視界がぐにゃってなって…
目まいってヤツか…?
738 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:08:32 ID:Xn4SOuOv
『ホットプレートあったおー』
『ねえ、ドクオ。ジンギスカンのタレは?』(;'A`)「ああ、タレならそこの冷蔵庫…」
(;゚A゚)「…の、中…に」
( ´∀`)「ああ、冷蔵庫ね…」
俺は振り返って驚愕した。
なぜだ…?なぜお前がそこにいる…?
(;´∀`)「…ん?どうしたのよ? 顔が真っ青だけど」
真っ青だと? 誰のせいでこんなに苦しんでると思ってるんだよ…?
誰が俺の人生をここまで狂わせたと思ってるんだ…?
(;´∀`)「ちょ…ちょっと…大丈夫?」
大丈夫じゃねえよ…
お前のせいで全然大丈夫じゃねえよ!
またか…?また俺を苦しめに来やがったんだな…?
そうは…いくかよ!!
(;´∀`)「きゃあぁぁぁぁ!」
739 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:09:39 ID:Xn4SOuOv
ぶっ殺してやる…!
俺はもう二度とテメェに惑わされねえぞ!
せっかく掴みかけてんだ…もう離すもんか!
(;,゚Д゚)「ど、どっくん?どうしたの!?」
(・∀・;)「そんなモノ振り回したら危ないお!」
…今度はおまえらか…
また俺の邪魔しに来やがったんだな?
(#゚A゚)「…コラ、ニヤけ顔。そこどけよ、そいつをぶっ殺せねえだろ?」
(・∀・;)「な、なにを言っているんだお!?
その包丁をしまうお!」
相変わらずムカツク野郎だな…
待てよ…?そもそもコイツがいなければ、こんなことにならなかったんだよな…?
なるほど…テメェのせいか、元凶はテメェか!!
(・∀・;)「や、やめるお!」
(#゚A゚)「どかねえってんなら、テメェからぶっ殺す!!!」
⊂(・∀・;)⊃「――ッ!ツン!逃げるおー!!」
740 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:10:42 ID:Xn4SOuOv
(#゚A゚) ⊂(・∀・;)⊃
(#゚A゚)⊂(・∀・;)⊃
(#゚A゚)(・∀・;)⊃
…ドス(#゚A゚)ω^;)⊃
(#゚A゚)ω゚;)⊃
周りの全ての音が消えた。
ハアハアいう自分の息だけがやけにうるさい。
(;゚ω゚)「――ッッッ!!」
ξ ;;)ξ「―――ッ!?」
ゆっくりと膝をつき、崩れ落ちていく俺の親友。
カーペットに赤いしみが広がっていく。
(*;д;)】「―――ッッ!」
(; -ω-)「………ッッ!」
…なんだ? これ?
ξ ;;)ξ「――ッッ!!」
ただ俺は立ち尽くす。
強く握られた刃物から赤いモノが滴りおちる音と、遠くから近付いてくるサイレンだけが、俺の耳にいつまでも残っていた――
741 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 11:14:18 ID:Xn4SOuOv
俺は、逮捕された。
ブーンは生死の境をさまよったものの、なんとか一命をとりとめたらしい。
俺は薬物中毒による、心神喪失状態だかで、傷害については、無罪になった。
しかし、覚醒剤取締法違反での罪には問われる。
しかも、持っていたのがあのキャバクラで大量になくなったブツだったせいで、
俺がそこの元締めと繋がりがあることにされ、
初犯にしてはかなり重い、懲役3年の実刑を受けた。
クスリのせいで、親友を刺した。
皮肉にもその事が、トラウマになったせいか、俺は薬物中毒からは奇跡的に回復した。
…でも、どうでもよかった
もう全てどうでもよかったんだ
俺は抜け殻のようになりながらも、刑務所で3年間を過ごし、そして明日出所する。
でも、俺は全てを失った。いや、自分で捨てたんだ。
もう、俺に残されたものなんか何も、ない――
――続く
742 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/20(土) 12:08:15 ID:Xn4SOuOv
さるさん食らったww
はい以上っす
ついに次回で最終話になります…
結構しんどかったけど、皆さんの支援のレスのおかげで、楽しく書き続けることができました。
本当にありがとうございます!
あ、あと自分法律に関しても素人なんで、おかしい所はスルー願いますww
最終話投下はおそらく明日の夜になりますんで
それじゃまた( ^ω^)ノ
743 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/20(土) 12:45:00 ID:LUOHBgli
支援
744 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/20(土) 13:38:10 ID:4k7lXfgD
乙彼居( ^Ω^)
745 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/20(土) 15:04:13 ID:5dzzoVuC
スーパーBAD35ワロスw
乙
746 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/20(土) 15:34:27 ID:utE83f3A
乙ですお( ・∀・)ノ ウェイ!!
とっても、面白いお♪
つらすぐる・・・
パチスロ関係ない気がするけど辛い・・・
乙華麗
748 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/21(日) 00:02:53 ID:fC58+fH8
ニゲラレルトオモウナヨ…
749 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/21(日) 00:14:17 ID:0dVElW4U
イッたお。(*^_^*)
750 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 19:56:34 ID:WXLBaiq+
ついにこの時が…
感動(自分だけ)の最終話投下します!
751 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:00:27 ID:WXLBaiq+
(‘_L’)「もう二度とこんなところに来るんじゃないぞ」
('A`)「はい、ありがとうございました」
(‘_L’)「……生きろよ」
('A`)「え?」
(‘_L’)「…いや、何でもない。じゃあな(目が死んでるぞ…)」
真夏のある日、俺は出所した。
日差しが眩しい、雲一つない青空の下、小さな鞄を一つ持って、トボトボと歩き出す。
今日も暑くなりそうだな…
とりあえず通りにあったコンビニに入る。特に理由はない、何となく…だ。
一応3年ぶりのシャバなわけだから、それを実感したかったのかもしれない。
でも、嬉しい、とか感動、みたいな感情は全くなかったな。
俺の心には大きな穴があいたままだったから。
それは3年前のあの日から、何にも変わらない。大切な人と友人を、一度に失ったあの日から。
何となく眺めていた、雑誌のコーナーでふと気になった文字があった。
752 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:02:11 ID:WXLBaiq+
('A`)「6号機…ついに発表…ね」
それはとあるパチスロ雑誌で、パラパラと流し読みしてみる。
('A`)「…ついに、暗黒の時代に終止符、希望の光となるか……か」
長く低迷を続けたスロ業界にも、ようやく明るい未来が見え始めたんだな…
俺は…どうだ?
もう、何もない。俺の未来には、ただ何もない闇しか…ない。
いくら歩いても、いつまで進んでも、何もない、同じ空間が広がっている。
何かに躓いたり、険しい道を避け、逃げたりして、人は挫折というものを味わう。
辛いかもしれないけど、その方がずっとマシだ。
まだ何かを成し遂げられるチャンスが与えられている。
目指す光は遠くても、まだ見えているだろう?
俺の様に…失ったわけじゃないんだから…
('A`)「…これからどうするかな」
753 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:03:23 ID:WXLBaiq+
誰に言うわけでもなく、俺は呟いた。
ホームレスにでもなってひっそりと暮らすか、それとも…いっそ樹海にでもいくか…
どちらでもよかった。というより、どうでもよかったんだ。
ヤケになっているとかそんなんじゃない。
なんて言うか…何も感じないんだ、もう。
これが、真の絶望ってやつなんだろうな…
とりあえず、コンビニを出たものの、外気がむっとして、思わず顔をしかめる。
まだ午前だと言うのに、もうかなり気温が上がっているようだ。
('A`)「…そういえば、つーはどうしたのかな…」
俺が刑務所に入ってから、何度も面会に来てくれた。
でも、俺は一度も会わなかった。
俺には彼女を幸せには出来ないし、さっさと縁を切って、別の相手を見つけるべきだと思ったから…
俺が彼女に出来ることは、それぐらいしかなかったんだ。
754 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:04:56 ID:WXLBaiq+
でも俺の足は自然と、パチスロニューVIPへと向かっていた。
別に何かを期待しているわけじゃない。
ただ、彼女が今どうしているか気になった。
幸せになっていて欲しい。今の俺がただ一つ願うことはそれだ。
微妙に変化している街並を眺めながら黙々と歩き、目的地へ到着した。
遠巻きにでも、彼女の姿を見れれば…と思っていたんだが、どうやらそれすら叶わないようだ。
パチスロニューVIPはなくなっていたのだから。
いや、正確には少し違うか。
建物はそのまま残っていたが、そこはゲームセンターに変わっていたんだ。
ここも5号機時代の氷河期を乗り越えることは出来なかったんだな…
別に珍しいことじゃない。ただ…ジョルジュやショボン、そして…ブーン。
あいつらとよく通った店、そして…俺とつーが出会った場所がなくなったんだと思うと、切なくなった。
なんか、なくした絆と一緒に思い出までもが失われる様な気がして…
755 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:06:06 ID:WXLBaiq+
未来は闇に閉ざされていても、過去を振り返ることは出来る。
そうして、ひっそりと生きていこうか…
('A`)「…ま、それが俺に相応しい…かな」
時刻は正午を過ぎ、暑さもいっそう増してきた。
とりあえず、涼みに行くか…と、俺はゲームセンターの中に入ったんだ。
('A`)「ずいぶん賑わってるな…」
家族連れやカップルで結構繁盛しているようだ。
なんか…苦手な雰囲気だな。
なんて言うか…楽しそうな、幸せそうな笑顔が俺には眩しすぎる。
自分の惨めさが、ひどく際立つような気がして…
('A`)「…大花火、か…」
店内奥のメダルコーナーで、スロットを発見した。
そのほとんどが、5号機で知らない機種ばかりだったが、往年の名機もひっそりと設置されていたのだ。
756 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:09:35 ID:WXLBaiq+
('A`)「…よく打ったんだよなぁ…これ」
打ち出せば甦る懐しい思い出。
機械そのものだけではなく、一緒にその時代を共有した友との思い出だった。
('A`)「…ブーンは結局最後までビタ押し出来なかったんだっけ…」
('A`)「これの6確定台をめぐって揉めたのが、ジョルジュとの出会いだったんだよなぁ…」
('A`)「ショボン…保険ハズしで0パンさせて、笑わせてくれたっけなぁ…」
なぜ俺は今、一人なんだろう…?
時代のせい…にしてしまえば簡単だ。でも、本当にそれだけなのか?
…どうして、リールがぼやけて見えるんだろう?
そして、なぜ切ない時、最後に浮かんでくるのはいつも…
( A )「…つー。やっぱ俺…」
…テレッテレーン…
スタート音に違和感を感じた。
間延びか…チェリーかビッグの激アツ演出なんだったな…
さて、どのリールから止めようか…と考えていたそのとき
757 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:12:39 ID:WXLBaiq+
『隣り…いいですか?』
……え?
『私…ずっとスロット屋さんで働いてたけど、実はスロットって初めてなの…』
(; A )「そう…なんですか…」
『だから…教えてくれますか?私に…』
(; A )「…ごめん、その台のことはよくわからないんだ…
俺は…口ばっかりで、弱い人間だから、君に教えてあげることなんて…」
『…なら、一緒に学んでいきませんか?
これからは二人で一緒に…歩んでいきませんか?』
( ;A;)「………ッ」
ずっと続いていると思っていた未来の闇に、光は…最初から差し込んでいたんだ。
ただ、俺が自分で目を閉ざしていただけだったなんて…
ひゅ〜…どん…
( ;A;)「……あ」
滲む視界で、見た三連花火。
それはまるで二人の未来を祝福してくれたかのようだった――
758 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:14:02 ID:WXLBaiq+
その様子を遠くから見守っていた、親子連れがいた――
( ^ω^)「僕らが支えになってやらなきゃ…て思ってたけど…」
ξ ゚ー゚)ξ「心配いらなかったわね…」
ζ(゚ー゚*ζ「パパ〜ママ〜、あのおじさんだれ〜?」
( ^ω^)「あのおじさんはね…とっても強くて、頼りになって…」
ξ ゚ー゚)ξ「でも、弱くって、情けないけど…」
( ^ω^)「パパとママのとっても大切なお友達なんだお」
ζ(゚ー゚*ζ「…ふ〜ん?」
ξ ゚ー゚)ξ「さて!ドクオを誘って叙々苑の予定だったけど?」
( ^ω^)「邪魔しちゃ悪いから、日を改めるとするお」
ζ(゚ー゚*ζ「じゃあハンバーグがいい〜」
ξ ^ー^)ξ「はいはい、わかったわよ」
⊂( ^ω^)⊃「じゃあ、みんなでブーンしながらファミレスに行くお!」
ξ ^ー^)ξ「…それはパパ一人でやってね〜?」
時代と運命に弄ばれた不幸な男の物語は、いまハッピーエンドで幕を閉じるようです――
――完
759 :
夢 ◆KmKwrwDUxw :2007/10/21(日) 20:16:25 ID:WXLBaiq+
はい…以上です…
さるさん食らいそうだし、ちょっと言いたい事があるから、また後で来るね ノシ
760 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/21(日) 20:40:37 ID:o+E1M1pE
( ^ω^) 乙!面白かったが何かエロゲっぽいお…
761 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/21(日) 21:11:09 ID:eHSNlCjr
乙鰈( ^Ω^)
|ω・´)作文屋のような感じがする・・・
762 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/10/21(日) 21:17:46 ID:WXLBaiq+
(´・ω・`)やあ
まずは落ち着いてトリとIDを確認して欲しい。
うん、すまない。実はまた僕だったんだ。
『またお前かよ!このスレはテメェの所有物じゃねえぞ?コラ』
『全然スロット関係ねえww VIPでやれww』
とか叩かれるのが怖かったチキン野郎さ。
…と言う訳なんです。本当にすいませんでした。m(_ _)m
しかも、人様の作品の続きを勝手に書くという、まさに外道な行為…
ボコボコに叩かれるのを覚悟で、トリを晒しました。
ただ…作品自体は、自分自身満足のいく出来だったと思っています。
後半全然スロットから離れる展開になっても、たくさんの支援を頂き本当にありがとうございました。
さて、物語は完全ではないですが、ハッピーエンドで終幕します。
これ実は、予定を変更しました。
テロップでは、ドクオはブーンを殺してしまい、刑務所から出所した所をツンに刺されてエンド…というものでした。
ただ…皆様の声もあったし、僕自身もドクオとつーに感情移入しちゃって…
で、突っ込みどころ満載ですが、強引にハッピーエンドに持っていきました。
今はこれで良かったと思っています。
あと最後に…
>>712さんの質問でも答えさせて頂きましたし、作品でもわかるかと思いますが、
僕は5号機にかなり不満を持っています。というか、もうスロット自体に興味を失いつつあります。
なので、もうスロットをテーマに作品を書くことは、多分ないでしょう。
でも、このスレにはたまに来ますし、支援もさせて頂きたいと思っています。
次の作者さん頑張ってくださいね。
本当に今までありがとうございました!
それでは!( ^ω^)ノシ
|ω・´)読み応えのある話だった
当初の作者も了解の上で書いたのだから問題はなかろう
乙鰈(`・ω・´)
感動した…目から汗が出てきたよ…なんだろう?
人生って色んな事があるよね…辛い事があるから嬉しいって事が大きくなるんだよね…
でもわかっていても不満ばかり言っている自分が要る…
作り話何だけど…なんか勇気を貰ったかような気がするよ!明日からまた頑張れそうな気がする!ありがとう!チラシ裏スマソ
766 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/21(日) 22:30:51 ID:/E79L5dK
わたしも涙が出ちゃった
毒は幸せ者だよ
767 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/21(日) 22:34:15 ID:DS/Fjy8A
ありがとう
感動した
書籍化してもいいくらい
泣ける小説です
乙
スロットとあんまり関係ないのには目を瞑ろうwww
面白かったです
さて、また過疎スレか…
769 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/22(月) 00:04:01 ID:ckQqbIWK
( ;ω;)おっお〜〜〜〜〜ん
('A`)yー~おい ブーン泣くなよ
(;A;)yー~ッ………俺まで……
770 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/22(月) 04:03:33 ID:Cxa9514u
いい話だったお( TωT)
最後はハッピイエンドで感動しました。お疲れさまでしたm(u_u)m
772 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/22(月) 09:59:27 ID:yruT4fRb
>>763散々人の土俵で相撲取りやがってこのコジキ野郎が!!!!!
乙
773 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/22(月) 15:51:39 ID:F9aMLhGz
乙だお(;ω;)
くそつまんねーんだよカス氏ね!
めちゃめちゃ感動したよ
なにこの涙(;A;)
乙
やってくれたな…◆qPrXz.1ZTw
この空気でどうやって次の作者が投下出来るってんだよ…
感動をありがとう、乙( ;ω;)ノシ
776 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/23(火) 06:12:43 ID:jYnl+IVc
ブーンパチスロスレに新たな伝説が。
スロが関係無くてもいいんで、気が向いたら次回作投下お願いします。
(・⊥・)))) スルリスルリスルリ
778 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/24(水) 00:55:51 ID:VDn0nmE7
あっ! ササクレめっ! こんな取りやすいとこまで出てきたwww
779 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/24(水) 01:35:23 ID:iDaZhlxC
もっかいねかまが書けよ
780 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/24(水) 05:30:17 ID:N/yQPtUR
ねかまは才能ないからもういいよ。
最初のは期間工という特殊な体験を題材にしてたから
それが面白かっただけ。
害亜店長会議…
(´・∀・)「明日記念すべきオープンイベントだけど設定の方はどうしましょうか」
(〆▼ー▼)「いつもよりちょっと最高設定の3を使って行きましょう。ストック機の半分だけ飛ばすと言うことで」
(´・∀・)「やっぱりオープンイベントだけあって甘いですね主任さん」
(〆▼ー▼)「まあたまには養分達にも美味い思いをさせないとな」
(´・∀・)「クックック…」
( ^ω^)「ドクオ!大変だぉ!」
('A`)「何だ騒がしい。今野次馬テレビ見てんだよリアルに」
(;^ω^)「そんな場合じゃないぉ!昨日害亜が駅前に新規オープンしたんだぉ!」
(;'A`)「なっ…害亜が?!」
( ^ω^)「奴ら早速やってくれたぉ…キンパルや吉宗北斗はみんなストックなかったらしいぉ!ゴッドなんて朝一ボシュン来た客が何故かただの15枚になってたらしいぉ!奴ら変則押しペナルティ仕込みやがったんだぉwww」
(;'A`)「害亜の野郎…惨いことを…」
そこに──
(´・ω・`)「二人とも、客人が見えた」
( ^ω^)'A`)「!!」
783 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/24(水) 06:43:48 ID:kNhgTzI0
キタ――(゚∀゚)――!!!
支援
J( 'ー`)し「すみません……本当にすみません」
(;゚∀゚)「いえそんな謝ることなんて…」
J( 'ー`)し「私がバカなばっかりに……朝一からオープンイベントだしいっぱい出るかもしれないと思って…」
('A`)「……」
J( 'ー`)し「よしおの誕生日プレゼント……また鉛筆セットになっちゃったなぁ…」
( ;ω;)「……」
J( 'ー`)し「かーちゃんがバカなばっかりに……ごめんねよしお…」
(´・ω・`)「(鉛筆セットなんざ喜ぶわけねぇだろ…)」
('A`)「あなたの恨み、晴らします」
この時代、恥ずかしながら悪が勝つ
そんな時代に現れた救世主四人組…
('A`)「やるぞ」
( ^ω^)「ぉいす〜」
(´・ω・`)「やれやれまたただ働きか」
( ゚∀゚)「肉体を持て余す!」
そうして夜の闇に身を溶かすのだった
一方害亜───
(´・∀・)「ウマーーーwww」
(〆▼ー▼)「ウマーーーwww」
(;゚Д゚)「バカ養分ってほんとに大切ですね!」
( ・∀・)「素晴らしい!グレイト!」
(´・∀・)「まさかオープン三日でほとんど機械台を回収出来るなんてな」
(〆▼ー▼)「本当にお客様は養分です」
('A`)「俺は店長をやる、ブーン達は他を頼む」
( ^ω^)゚∀゚)´・ω・`)「もK」
('A`)「全員、死ぬなよ。散」
闇に散って行く四人、さてまずは彼らのコードネームから説明しよう
暗い害亜の大きいトイレにて…
( ゚Д゚)「ふ〜っと。しかし儲けるよなここwwwマジ客はバカだぜwww」
( ゚∀゚)
(;゚Д゚)「!?何か一瞬後ろにいた様な…」
( ゚∀゚)「お前は知らぬ……客の苦しみ客の怒り……それを堪えてるのを」
(;゚Д゚)「っ!!」
( ゚∀゚)「これがその怒りだ……」
『パネルクラッシュ』(迸る程の台パン)
( Д)゚ ゚「っ…」
( ゚∀゚)「息も出来まい…これはかの伝説の原型だ…」
まず、一人
二回踊場にて
( ・∀・)「……」
(´・ω・`)「……(ふう……こんな雑魚に曲技を魅せるなんて…まあ仕事だからな、仕方ないか)」
( ・∀・)「……」
(´・ω・`)「……hyena……」
(;・∀・)「なっ!」
(´・ω・`)「kingparusa……」
『ナインティナイン』『999のハイエナ』
(#・∀・)「ごふぁぁっ!!」
(´・ω・`)「これが客の1から回した苦しみ……貴様らにこの回す前の希望!ハマった時の絶望!天井への希望……わかるまい。更にその最後の希望天井まで消すとは神が許しても僕が許さない」
『だってじゃないとハイエナした時僕が困るだろ?』
これで二人目
会社行きます…
788 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/24(水) 07:25:51 ID:kNhgTzI0
乙ww
これは別方向の良作の予感ww
続き待ってますww
789 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/24(水) 08:19:15 ID:vh19l4Aj
乙鰈( ^Ω^)
790 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/24(水) 09:41:20 ID:8K6qFStL
791 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/24(水) 10:04:05 ID:N/yQPtUR
乙鰈
( ^ω^)「今日は楽シーサで7千円勝ったお!これでピンサロいくお!」
(´・ω・`)「今日は給料日だよ… 腕が鳴るね」
794 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/25(木) 21:08:08 ID:UTIIR2z9
トキちゃん?
誰かまたしゃしゃりでて書いてくれると思ったんだがね
⊂( ^ω^)⊃「……」
(〆▼ー▼)「ん?さっき何かいたような…」
⊂( ^ω^)⊃「ブーン…ダォ」
(〆▼ー▼)「うん、間違いなくピザデブが見えたな。気持ち悪い…」
(#^ω^)「天罰決定!養ブーン真拳奥義……乱れうち!」
っつつ諭吉
(#^ω^)っつつ漱石
つ っつつ稲造
(〆▼д▼)∵.∵ごはっ…
( ^ω^)「養分なめんなや…俺らが経営支えてんだ。」
『たまには高設定打たせてぉ!』
残る敵は一人…
店長、三好
(´・∀・)
('A`)「……一つ、悪がある限り…」
(´・∀・)「なっ…なんだお前は!」
('A`)「2つ…苦しむ人がいる」
(´・∀・)「打ちに来るのは奴らなんだぞ!私は悪くない!もっといっぱい絞りとりたい!養分乙wwwしたいんだ!」
('A`)「3つ…かーちゃん泣かす奴は…」
J( ;ー;)し
('A`)「絶対に許さん!!!」
(´・∀・)「ちっ……しかしこちらもこんなことにならないようバウンサーを雇っているのさ!」
(´・∀・)「頼んだぞ!スネー○」
( ´_ゝ`)y-・~~「ほぉ……掃除屋か」
(;'A`)「(こいつ……できる!)」
( ´_ゝ`)「ビタオシ暗殺剣か?だがしかしそれはこの距離でなんのアドバンテージも生まない。実戦と訓練は違う」
(;'A`)「…やってみなければわかるまい!いざ参る!」
ドクオの愛剣美汰悪刺が唸る。尺八三寸弱の日本刀が華麗に舞う
(;´・∀・)「(しかしまるでパチスロと関係ないな)」
( ´_ゝ`)「ふんっ……」
('A`)「せぇい!」
ドクオの刀がスネー○の煙草を掠め刹那斬って落とされた
これを焦りと取ったのかドクオは一歩前に踏み締める
距離は約2m、ドクオなら0.2秒で相手を斬り伏せられる距離
('A`)「殺った!」
シュンッ……
( ´_ゝ`)「甘いっ……」
油断が隙を生んだ…。一直線に描かれた太刀を半身になることで避けそこに…
( ´_ゝ`)「ゲームoverだ」
スネー○が瞬時に抜いた銃が……
ドゥン───
乾いた音が辺りに響いた……
( ´_ゝ`)「……」
確実にそれはドクオを捉えた筈だった。
(;´・∀・)「お、お前何故!!」
ドクオは生きていた──
('A`)「クックック……そんなにおかしな事か?」
( ´_ゝ`)「スロプスタイル秘技の一つ…カニ歩きか!」
('A`)「ご名答だ…そして貴様等二人ともその目に刻め!」
『ビタオシ暗殺剣奥義……リプレイハズシby大花火』
( ´_ゝ`)『ぐぉっ……』
(;´゜∀゜)『がはっ……』
('A`)「命まではとらねぇよ……これからは改心するんだな」
それから数ヶ月後…
( ゚Д゚)「え〜害亜は生まれ変わりました!今日も全6イベント開催中です!」
( ・∀・)「本当に全6の島もあります!皆様頑張ってお探しくださいませ!」
(〆▼ー▼)「客付きもいいしやってみるもんだな…」
(´・∀・)「えぇ。これからは優良店として害亜の名を広めなければなりませんね…」
──────一方ドクオ達は
('A`)「うむ、これにて一件落着」
( ^ω^)「打ちにいくぉ〜」
( ゚∀゚)「おいおいまた負けるぞ?」
(´・ω・`)「さて、糞養分共の残した汁でも吸いにいくかね」
(;'A`)「全然まとまってないんすけど……ん?あれは…」
J( 'ー`)し
( `Д)
J( 'ー`)し「ごめんねよしお。かーちゃんパチスロよくわからないから…」
( `Д)「うっせぇババア!いいから金だけだせよ持ってんだろ!」
J( 'ー`)し「ごめんねよしおかーちゃん内職の雑巾縫いで稼いだ5000円しかないの」
( `Д)「いいからそれよこせよ吉宗打ってくるからよ!」
J( 'ー`)し「でも…それがないとかーちゃんとよしおがご飯食べれなく……」
( `Д)「ババアは飯なんか食わなくてもいいだろ!ダンボールでも食ってろ!俺は吉宗で万枚出してステーキ食うから」
J( 'ー`)し「吉宗…?凄いねよしおは。かーちゃんにもステーキ食べさせてくれないかな?」
( `Д)「ババアは草でも食ってろ!死ね!」
(#'A`)ピキ
(#^ω^)ピキキ
(#゚∀゚)ピキキキ
(#´・ω・`)ピキキキキ
('A`)「我が最強の奥義を持って奴を消す……」
(#^ω^)「禿同」
(#゚∀゚)「ぶっ殺す」
(#´・ω・`)「勘違いしちゃってるウザガキには死んでもらおうか」
(#'A`)『ビタオシ暗殺剣奥義母ちゃん大事にしろがガキコラ』
(#^ω^)『フタエノキワミアーッ』
(#゚∀゚)『FPMD!!!』
(#´・ω・`)『hyena……吉宗ワンエイティナインティナイン…ストック切れかよ!』
みんなもパチスロはいいけどかーちゃんは大事にしようね!
J( 'ー`)し「あらまあよしおったら友達いっぱい出来て良かったねぇ」
終わり
会社行くわ
何か中途半端な終わりになったけどネタがない&毎日投下は難しいな…
他の作者さんたのんます〜
804 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/26(金) 08:11:21 ID:mk/gAf9u
乙鰈( ^Ω^)
805 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/26(金) 11:17:58 ID:mN+ruhhZ
御つかれwww
806 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/10/26(金) 12:38:01 ID:Vi5HGPlF
面白かった。乙ですww
もう書かないみたいなこと言っておきながら、
短編…つーか、前作のサイドストーリーができそうです。
明日か明後日に投下しますね。
807 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/26(金) 12:39:39 ID:mk/gAf9u
ほうほう( ^Ω^)
808 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/26(金) 20:25:15 ID:h3LaICaS
しょーもないけどワロタw
また投下してくれ
809 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/26(金) 22:01:50 ID:ayFoySWG
トキちゃんなんでしょ?
答えて欲しい(´・ω・`)
810 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/26(金) 22:22:31 ID:UBliyGsR
( ^∇^)
乙!面白いお!
811 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/26(金) 23:37:27 ID:MaYI9y3e
よかったお! 前回の複線短篇も楽しみにしてますお。
812 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/10/28(日) 19:28:28 ID:Jdp8e71y
( ;ω;)ごめんなさい…
ちょっと忙しくなっちゃって、書く時間がなくなってしまいました…
あと、いまさらながら、完結後たくさんのレスありがとうございましたm(_ _)m
本当に嬉しかったです!
短篇の方は2〜3日中に書きますんで、しばしお待ちください…
813 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/28(日) 19:30:17 ID:il1h2MkU
おk( ^Ω^)
>>796 どーでもいいけど稲造はねーわ。どこからタイムスリップしてきたんだよw
815 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/29(月) 05:15:52 ID:Sneh3NMK
816 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/30(火) 23:17:32 ID:E4evvl1o
紫煙
817 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/31(水) 19:34:46 ID:Vd0VRqJ7
( ・д・)…
818 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/10/31(水) 21:24:08 ID:2MZDgjL3
読んでて涙が出ます。なんか、とてもいいです
819 :
(´_>`):2007/10/31(水) 21:31:41 ID:nYhhTF7B
ぺっ(´Д`)、
820 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/01(木) 18:22:36 ID:7TTCKWNe
( ;ω;)すいません…
本当にすいません…
テロップはもう出来てるんですが、書く時間が全然なくて…
今週末には必ず投下します。
予告しておきながら、本当に申し訳ありませんでした…
821 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/01(木) 18:28:58 ID:fKR+TI+t
乙家例( ^Ω^)
822 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/02(金) 18:00:40 ID:XAeEJzXN
保守
テロップ?
…もしかしてプロットの事か?
824 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:12:46 ID:1euQRnYG
>>823 うはww 完全に勘違いしてたww
指摘いただきありがとうございますww
あー恥ずかしいww
で、やっと書けたんで投下しますねww
825 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:14:26 ID:1euQRnYG
――ある日の叙々苑――
( ゚∀゚)y-~「ふぃ〜…今日も勝ったし、うまい飯も食ったし、実に充実した一日だったな」
(´・ω・`)「そうだね…さて、明日もニューVIPでいいよね?」
('A`)「だな。じゃあいつもの時間で」
( ^ω^)「…すまんお。僕は明日は休みにするお」
( ゚∀゚)「ん? どうした?」
( ^ω^)「ちょっと私用が…」
('A`)「あ〜わかった。コレだろ?」
小指を立てて見せるドクオ
(*^ω^)「そうだお。明日は彼女の休みだから、遊びに行く約束なんだお」
( ゚∀゚)「ブーンの女って?」
(´・ω・`)「ホラ、たまにニューVIPに来るじゃないか。縦ロールの巻き髪の…」
( ゚∀゚)「あー!あの吉宗ばっかりやってる女か!」
('A`)「そうそうww」
( ゚∀゚)「ちょっとキツそうだけど、結構かわいくね?」
(*^ω^)「だおだお!」
(´・ω・`)「女なんか、めんどくさいだけじゃないかなぁ…」
826 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/04(日) 02:14:48 ID:HVXlx6Z9
四円( ^Ω^)
827 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:16:48 ID:1euQRnYG
( ゚∀゚)「いや!俺は羨ましい!」
('A`)「でもアレはジョルジュの好みじゃねえだろ?」
( ゚∀゚)「そうだな〜。俺としてはやっぱり、おっぱいがもっとこう、ボイ〜ンとしてないと…」
(´・ω・`)「でもブーン。君みたいなキモピザが、どうやってあんなかわいい女の子と付き合えたんだい?」
( ゚∀゚)「おう!それだそれだ! 俺もすげえ興味ある。ブーンのくせに生意気だぞ!」
(;^ω^)「ヒドい言われようだお」
('A`)「ま、とりあえずは俺のおかげだよな?」
( ^ω^)「はい。その通りですお。ドクオ様には足を向けて寝られませんお」
(´・ω・`)「面白そうだね。詳しく聞かせてよ」
(*^ω^)「なんか照れくさいお〜?」
( ゚∀゚)「キメェww くねくねすんなww」
そしてブーンは恥ずかしそうに語り出した――
828 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:17:48 ID:1euQRnYG
その日僕は、天使に出会った――
ξ#゚听)ξ「あーもう!! くそも出ねえ!」
( ^ω^)(ああ…なんて美しいヒトなんだお…)
ξ#゚听)ξ「遠隔か!?コラ! はいはいww天井天井ww」
『ドン!』という鈍い音がしたかと思うと、パネルの姫の顔にヒビが入っていた。
ちょうど微笑む姫が涙を流しているように見える。
( ^ω^)(ああ…素晴らしい台パン…
僕もボコボコにして欲しいお)
ξ#゚听)ξ「あん!? なに見てやがんだ!?このピザ」
(*^ω^)「あ…あの、ちょっと見とれてしまっt」
ξ ゚听)ξ「…ん?」
そのとき彼女の台のリールに、松が揃った。
酒樽がでてきて、呑み比べ演出に発展する。
ξ ゚听)ξ「ケッ…こんなもんどうせ…」
ジャキン!
『負けるか!コラ!』
829 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:20:24 ID:1euQRnYG
ξ#゚听)ξ「あ〜うぜぇ! ど〜せ負けるに決まってんだろ!」
結果を見ないで、ベットで演出をキャンセルする彼女。
しかし、それと同時に液晶のシャッターが動いた。
ξ;゚听)ξ「え…」
…ポン、ポン、ポン、ポン… カキ〜ン!
ξ*゚听)ξ「え〜? ウソ〜? ホントぉ〜?」
液晶には『ボーナス確定!』の文字が鮮やかに表示されていた。
(*^ω^)「ま、松解除おめでt」
ξ#゚听)ξ「でもバケかよ! 氏ね! 氏ねじゃなくて死ね!」
しかし、揃ったのは黒い方だった。さらに台パンが炸裂する。
(*^ω^)「で、でも、次回天国確定…」
ξ#゚听)ξ「アンタさっきからなんなのよ!ウザイわね!
それぐらい知ってるわよ!あっちいけピザ!」
(ヽ'ω')「ハイ…サーセン…」
取り付くシマもないとは、まさにこのことだ。
ブーンは吉宗のシマを離れ、休憩所へと向かったのだった。
830 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:22:01 ID:1euQRnYG
( ^ω^)(嗚呼……なんて綺麗なヒトなんだお…
なんとかしてお近付きになりたいお…)
カド台に座る彼女に向けて、休憩スペースからアツい視線を送るブーン。
('A`)「お? どうしたんだブーン?
ハイエナ待ちか?ほれ」
缶コーヒーを持ってドクオがやってきた。ブーンの隣りに腰掛ける
( ^ω^)「…そうだお。彼女の心をどうしたらエナ出来るか考え中だお」
(;'A`)「は?」
( ^ω^)「でも、青天井かもしれないし、ゾーンもわからない…
どう攻めていいのかわからないんだお…」
(;'A`)「お前大丈夫? …って?」
ブーンのその一点しか見ていない視線を辿ってみるドクオ
('A`)「…まさか、あの吉宗のカドの女?」
(;^ω^)「な、なななななんでわかったお!?」
ニヤリとするドクオ。
('∀`)「まあ、スペックぐらいならわかるかもしれないぜ?」
831 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:26:29 ID:1euQRnYG
(;^ω^)「え!?」
('∀`)「とりあえず声をかけるぞ。こいよ」
ドクオはそう言ってスタスタと彼女の所へ行ってしまった。慌てて後を追うブーン
ξ*゚听)ξ「天国モードでようやくビッグ〜」
ビッグを揃えて上機嫌だった。吉宗の上級者である彼女が選んだのはもちろん…
ξ*゚听)ξ「フラウエム〜♪ カカラギユセリゲ〜♪」
('∀`)「よう!調子はどうだ? ツン!」
爺ビッグを消化中の彼女にドクオは気安く声をかける
ξ ゚听)ξ「あら、ドクオ。ようやく今きた所よ。まだ全然マイナス」
('A`)「そいつは残念だな。まあとりあえず、ほれ」
缶コーヒーをツンに手渡すドクオ
ξ ゚听)ξ「あら、どうも」
('A`)「で、俺の連れを紹介しておこうと思ってな」
ξ ゚听)ξ「ん?アンタさっきの…」
(*^ω^)「な、なななな内藤ホライゾンと申しますお!ブーンと呼んで下さいお!」
('A`)「中学の時からの俺のダチなんだ。よろしく頼むぜww」
(*^ω^)(…ドクオの知り合いだったのかお。これは運命って奴ktkr)
832 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:27:54 ID:1euQRnYG
ξ ゚听)ξ「ふ〜ん…? あたしはツンよ」
(*^ω^)「フヒヒヒ、ツンさんですかお。とってもいい名前ですお!」
ξ;゚听)ξ「は?はあ…ありがとう…
(なんかキメェな…コイツ)」
ツンのブーンに対する第一印象は最悪だったという
('A`)「まあ、そういうワケだからさ、今日あたり暇だったら…」
と、そのとき
『キ―――――ン!!』
(*^ω^)'A`)゚听)ξ「キタ――(゚∀゚)――!!」
シマ中に響きわたる幸運の音色。
光り輝く八代将軍ランプ。
吉宗において、最も脳汁が溢れる瞬間。1G連が確定したのだ。
(*^ω^)「おめでとうございますお!」
ξ*゚听)ξ「コレよ!この瞬間の為に打ってるのよね〜」
('A`)「そして…ダブルラインかよww 相変わらずいいヒキしてんなww」
ξ*゚听)ξ「これで一気にプラスになったわ〜… あ、ドクオ」
833 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:30:35 ID:1euQRnYG
('A`)「ん?なんだ?」
ξ ゚听)ξ「あたしちょっと時間ないからさ、1G連終わったらこの台あげるわよ?」
('A`)「まじっすかww
でもそいつは残念だな。久しぶりに飲みに誘おうと思ってたんだがな」
(*^ω^)「おっおっ 仕方無いですお! また今度にでも…」
ξ*゚听)ξ「ごめんねぇ〜ww これから彼氏とデートなのよ」
一瞬の沈黙
(;'A`)「…はい?」
ξ*゚听)ξ「あれ? 言ってなかったっけ? 最近彼氏が出来たのよ♪ チョ〜イケメンの」
(;'A`)「はあ…それはまた…」
(ヽ'ω')「オメデトウゴザイマスオ…」
終わった――
まだ始まってもいないけど、終わってしまった。
それからツンは、2回のビッグを消化して、そそくさと去って行った。
('A`)「…まあ、アレだ。とりあえずこの吉宗はお前にやるよ。元気だせ、な?」
(ヽ'ω')「…あざーす」
しかしその吉宗は、一度も高確率演出に突入することなく、193Gあっさりとスルーしたのであった――
――続く
834 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/04(日) 02:39:26 ID:1euQRnYG
以上っす
吉宗を知らない人には全くもってイミフかもしれませんm(_ _)m
続きは…予告するとまたアレなんで、言いませんが、なるべく早く書きますんで…
ではまた( ^ω^)ノ
836 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/04(日) 18:28:41 ID:WqVJN0p0
乙。ようやくパチスロ出てきたな。
吉村打ちてぇな
837 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/04(日) 20:57:57 ID:C8N3ppBX
乙、スロが出てきたらやっぱワクワクするな。
無理せず、のんびりでもイイから完結させてくれ。
838 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 00:59:38 ID:8MrCEiX8
とりあえず投下します…
すいません、今回はまたスロットから離れますorz
839 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:00:55 ID:8MrCEiX8
( ^ω^)「…というのがツンとの出会いだったんだお」
( ゚∀゚)「全然ダメじゃんww」
(´・ω・`)「全くだよww ますます謎が深まったねww」
('A`)「まあ、出会いはアレだったけど、その後は普通の友達として、それなりに仲良くなったんだよな?」
( ^ω^)「そうだお。そして毎日ツンの彼氏に呪いをかけながら、じっとチャンスを待っていたんだお」
( ゚∀゚)「まじキメェww」
(´・ω・`)「ストーカー予備軍乙ww」
('A`)「まあそう言うなってww 一途な恋、てことにしといてやれよww」
(#^ω^)「そうだお!」
( ゚∀゚)「いやww まあ悪かったww」
(´・ω・`)「で? そのチャンスはいつ巡ってきたんだい?ww」
ブーンはビールを少し呷り、再び語り出した
( ^ω^)「…それから3ヶ月ぐらいが過ぎた頃だったお――
840 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:02:09 ID:8MrCEiX8
(*^ω^)「おっおっ 今日も調子よさそうだおね?」
ξ ゚ー゚)ξ「ん……まあね…」
その日のツンは、特に調子が良かった様で、すでに5000枚を越えるコインを獲得していた。
('A`)「イベントで設定も良さげだし、こりゃ万枚いくかもなww」
(*^ω^)「昼すぎから来て、よくいい台取れたお! さすがツンだお!」
ξ ゚ー゚)ξ「…うん、そうね…」
(*^ω^)「そ、それに今日のそのワンピース、とっても似合ってるお!」
ξ ゚ー゚)ξ「…そう?ありがと…」
しかし、どことなく様子がおかしい。いつものツンなら、もっと狂喜乱舞しているはずだ。
( ^ω^)「…? どうしたんだお? 元気ないおー…?」
('A`)「あー…そうか。さては『アノ日』だな?お前」
ポン、と手を叩きドクオが言った次の瞬間、空気が震えた
ξ#゚ー゚)ξ「………」
伝説と思われていたF・P・M・D
それは確かに存在したのである…
841 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:03:13 ID:8MrCEiX8
――店内カフェスペース――
(#)A`)「…まあ、アレだ。俺が悪かった。好きなもの頼んでくれ」
ξ ゚听)ξ「とりあえずサンドイッチセットとフルーツパフェね」
(;^ω^)「僕はコーヒーだけでいいお…」
時刻は4時を過ぎていたが、昼を摂っていないというツンに付き合って、休憩をとることにした二人であった。
( ^ω^)「でも、どうしたんだお? 元気ないみたいだお」
ξ ゚听)ξ「……別に、何でもないわよ」
('A`)「ふん…」
まるでふてくされたように、ドクオは頬づえをついて、外を見ていた。
ξ ゚听)ξ「なによ? なんか言いたそうね?」
('A`)「…ツン、お前彼氏となんかあっただろ?」
ξ;゚听)ξ「い、いきなり何を言うのよ。別に何にも…」
842 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:04:35 ID:8MrCEiX8
('A`)「根拠は3つ」
ξ;゚听)ξ「…う」
ドクオはツンの言葉を遮り、指を3本突き付けた
('A`)「お前今日仕事休みだろ? にもかかわらず、今日の吉宗の激アツイベントに朝一から来なかった…」
ξ;゚听)ξ「そ、それがどうしたってのよ? あたしだって、休みの日はゆっくりしてから…」
('A`)「いや…それはありえない。
吉宗ジャンキーのお前が、朝一の重要性を知らないはずがないからな…」
(;^ω^)「た、確かに!ツンの朝一吉宗掛け持ち&カニ歩きは、もはや芸術の域に達しているお!」
('A`)「そう…だからお前は来なかったんじゃない。『来られなかった』んだ」
ξ;゚听)ξ「だ、だとしたらどうしたってのよ!?」
('A`)「お前が吉宗のイベントよりも優先することといえば…?」
843 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:06:19 ID:8MrCEiX8
(ヽ'ω')「彼氏との…デートかお?」
ξ;゚听)ξ「そ、そんなのアンタ達の勝手な想像でしょ?」
('A`)「…確かにこれだけじゃあ弱い。が、これを裏付けるのが、2つ目の根拠だ…」
立ち上がり、窓から遠くを見ながら話すドクオ。
完全に何かに浸っていた。
('A`)「お前のそのワンピース…今日はずいぶんかわいくキメてんじゃん?」
ξ;゚听)ξ「あ、あたしだってそりゃ、普段からオシャレの一つぐらい…」
('A`)「…お前との付き合いはだいぶ長いが、制服以外でお前のスカート姿は見たことないぞ?」
(;^ω^)「た、確かに…僕も初めて見るお…」
ξ;゚听)ξ「う……」
('A`)「今日は朝からデートだったんだ。それはもはや動かせない事実って奴だぜ?」
ツンは少しの間押し黙っていた。
必死に辻褄の合う答えを探している様子が伺えたが、やがて諦めて開き直る。
\(^O^)/シエン
845 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:07:44 ID:8MrCEiX8
ξ ゚听)ξ「ええそうよ。今日は朝からデートだったわ。
でも、それが何?」
('A`)「ずいぶん早くに終了なさったようで?」
ξ ゚听)ξ「彼が急に仕事入っちゃって、中止になったのよ。
だからそのまま、まっすぐここに…」
('A`)「…3つ目の根拠だ。ブーン、ツンがここに現れたのは?」
(;^ω^)「午後2時近くだお…」
('A`)「そんな時間まで昼メシを食わないデート…? 想像がつかないね」
ξ;゚听)ξ「…!!」
('A`)「…デートは午前中には終了していたんだ。
そして、『アノ日』でもないのに、元気がない…」
m9('A`)「これらの事から導き出される答えはただ一つしかねえのさ!!」
ババーーン!!
(;^ω^)「ドクオSUGEEEEEEEEEEE!!」
ξ; )ξ「……」
がっくりとうなだれるツン。どうやら観念したようだった…
846 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:08:47 ID:8MrCEiX8
ξ#゚听)ξ「てゆうか、なんであたし追い詰められた殺人犯みたいになってんのよ!」
('A`)「サーセンww
でも当たりだろww」
ξ ゚听)ξ「…まあ、ね」
(;^ω^)「ケンカでもしたのかお?」
ξ ゚听)ξ「う〜ん…なんてゆうか、ね…」
ξ ゚ー゚)ξ「……別れちゃった」
消え入りそうな小さな声で、呟くようにツンは言った。
(;'A`)「ほ、ほう。さすがの俺でもそこまでは読めなかったな…」
( ^ω^)(キタ――(゚∀゚)――!!)
――この時、僕はひそかに心の中で喜んでいた。
これでチャンスが巡ってきた、と…
でも……
ξ ー )ξ「あたしねー… 二股かけられてたんだー。最初から、ね…」
847 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:09:58 ID:8MrCEiX8
ξ ー )ξ「ウケるでしょー? こんな普段、着ない様な服とか買っちゃってさー…」
ξ ー )ξ「家庭的なヒトが好きだ、とか言うから、料理とか勉強し始めたりして…
家庭科2のあたしがだよ?ww」
ツンの前のテーブルクロスに小さな染みが出来ていた。
――それを見た時、僕はハッと目が醒めたような思いだった。
愛する人が泣いているのに、どうして自分は喜んでいるんだろうか?
(;'A`)「……悪かった」
ドクオもただ一言、そう言うのが精一杯だったみたいだ。
ξ ー )ξ「……別に、いいよ。もう、終わったこと…だもの」
――まだ浮かれている自分がいる。何にも彼女の力になれないくせに。
僕は……最低だ――
――続く
848 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/05(月) 01:11:10 ID:AIb4ucl8
乙家例( ^Ω^)
849 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/05(月) 01:12:42 ID:8MrCEiX8
以上っす
短篇なんで多分あと1〜2回で終わります。
次回はちゃんとスロット絡みになると思いますんで、どうかご容赦を…
ではまた( ^ω^)ノ
ふむ、なら俺が新作を今の内に暖めておくかな
このスレが過疎ると寂しいからな……Ωとの約束を果たすとしよう
ζ*゚ω゚)ζ
852 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/05(月) 23:08:11 ID:BmMEybsr
ζ#゚ω゚)ζ
↑
なんかコワイぞ!
ここにはブーンが一杯いるお。( ^ω^)
仲間が一杯だお
854 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/06(火) 18:13:28 ID:yQ/JUqsC
\(^O^)/ナナマソマケタヨーダレカカネカシテ!
855 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/06(火) 21:19:00 ID:ZwZk4syY
|・_・`)オツカレ
857 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/07(水) 17:10:39 ID:Ee+SG358
( ^ω^)まだかお〜?
858 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/08(木) 15:33:20 ID:TL3tQ7tV
( ・д・)…
859 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/09(金) 06:04:32 ID:9mxt8XsX
(´・ω・`)保守
まだ来てないのか…
たぶん明日か明後日だろうね
860 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/09(金) 22:24:20 ID:+bwLAmTq
ブーンとかまったく関係ない話もおk?まだ制作中だが…
861 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/09(金) 23:22:44 ID:G/nMfOot
たのむ( ^Ω^)
すごく時間かかりますが頑張ります。今だいたい4000字くらいです
早くしないと俺が書いちまうぞ
864 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/10(土) 23:26:41 ID:HqWip5QZ
何人でもおk( ^Ω^)
865 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/10(土) 23:30:21 ID:DoxJWJzn
( ̄〜 ̄)ξ
866 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:06:19 ID:5KRnebKc
大変お待たせ致しました
投下致しますm(_ _)m
867 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:07:20 ID:5KRnebKc
ξ ゚ー゚)ξ「ま、気にしないでよ! さて、休憩時間終わっちゃう。今日は万枚目指すんだからね!」
ツンは無理に明るく振る舞って、吉宗のシマへと戻って行った。
('A`)「…痛々しいな」
( ^ω^)「……だお」
――このとき僕は考えていた。
彼女の為に自分はどうするべきなのか、傷ついた彼女をどうやって慰めてやればいいのかを。
('A`)「……まあでも、こういっちゃなんだが、お前にチャンスが巡ってきたってことだよな?」
( ^ω^)「…でもなんとも複雑な気持ちだお」
('A`)「やらしい考えかもしれんが、ここで優しくされたりしたらコロっといくかもなw」
( ^ω^)「…そんなの、なんか卑怯な気がするお…」
('A`)「でも、失恋のダメージは新しい恋でしか回復できねえもんだぜ?」
( ^ω^)「ちょww 似合わねえセリフきめぇww」
('A`)「サーセンww でもそんなもんじゃね?
俺はフラれる度に鬱で死にそうになったもんだが、そうやって立ち直ってきたけどなぁ」
868 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:08:31 ID:5KRnebKc
( ^ω^)「……新しい恋…かお」
このとき僕に、ある考えが浮かんだ。
でも今の自分はツンにとって、間違いなくただの友達でしかないはずだ。
どうにかしてこれ以上の関係になりたいと努力はしてきたつもりだったが…
('A`)「…ま、時間が解決するってこともあるし、とりあえずほっとくのが無難かな」
確かにそうかもしれない。でも…
( ^ω^)「僕は…これ以上ツンの悲しむ顔は見たくないんだお」
('A`)「…お、そうきたか。じゃあどうするよ?」
ドクオはニヤニヤしながら言う。わかってるくせに
( ^ω^)「僕は、ツンに告白するお!」
('A`)「……でも、旗色は限りなく悪いぜ?」
( ^ω^)「そうだおね…
なんかこう、カッコいい告白の仕方とかないもんかお…」
869 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:09:46 ID:5KRnebKc
('A`)「う〜ん、あいつの好きな吉宗で八代将軍光らせて、『この輝きを君に捧げるよ』とか」
(;^ω^)「…これは酷い」
('A`)「ジョーダンだってww やっべ、なんかすげぇ恥ずかしい俺ww」
しかし、このとき『ある考え』が浮かんだ
( ^ω^)「…ドクオ。吉宗の1G連の確率ってどうだったかお?」
(;'A`)「はい? ビジ一回につき約20%ぐらいだったはずだが…」
( ^ω^)「あんまり高くはないんだおね…」
(;'A`)「おいおい、さっきのは冗談だぜ?」
( ^ω^)「あと…ちょっと聞きたいことがあるお…」
――計画は出来上がった、あとは実行するのみ。
僕は、彼女のいる吉宗のシマへと向かった。
( ^ω^)「ツンの隣りが空いてるお… まさに計画どおり…!」
ξ ゚听)ξ「〜♪ 順調順調〜♪」
ツンは着々とコインを増やしていたようだった。
すでに7000枚を超えている。
870 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:10:45 ID:5KRnebKc
( ^ω^)「…ツン。隣りいいかお?」
ξ ゚听)ξ「ん? 別にいいけど、そんな193Gの台に座るの?
しかもそれ、設定も低そうよ?」
( ^ω^)「…まだまだわからないお」
ξ ゚听)ξ「ふ〜ん…?」
そしてツンの隣りで打ち始めたブーン
――そして2時間後
ξ*゚听)ξ「アタシのこの台は間違いなく6ね!
人生悪いことばっかりじゃないわね〜」
(;^ω^)「1500オーバー…天井一直線乙…」
ξ ゚听)ξ「やっぱりダメなんじゃない? その台。
まあ、そこまでいったら出るまでやるしかないでしょうけど…」
(;^ω^)「ツンはもうすぐ万枚かお…」
ツンは大きくハマることなく、順調にコインを増やすという、吉宗らしからぬ展開に恵まれていた。
(;^ω^)「お…!やっときたお」
871 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:12:04 ID:5KRnebKc
ブーンは1700Gを越えた所で、ようやくボーナスを引いたものの…
(;^ω^)「最大天井じゃなくて良かったお……あっ」
ξ;゚听)ξ「……ご愁傷さま」
(ヽ'ω')「バケっすか…」
大量獲得ST機においては、機械割を下げるための存在でしかなくなったレギュラーボーナス。
ハマりの果てにこれをやられると、もはや怒りを通り越して鬱になる。
(;^ω^)「しかし、モードBから天国の可能性が…」
僅かな希望にすがるブーン。そして、レジ後100Gを越えた所で…
( ^ω^)「…二人忍者から、シャッターが閉じたお…」
ξ ゚听)ξ「ドラマは起きるのかしら…?」
気合い一閃のレバーオンッ!
『ピ〜〜ヒョロロ〜』
(*^ω^)*゚听)ξ「鷹狩りキタ―――!!」
872 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:15:09 ID:5KRnebKc
――鷹狩り演出――
もはや説明不要の吉宗の激アツ演出の一つ。
この演出中に当たれば次回天国モードがほぼ確定する。
しかも、それでいて、ゾーン中であれば、そのボーナス解除率はかなり高い。まさに脳汁が溢れまくる瞬間なのだ。
(*^ω^)「100G台だし、これはイタダキだお!」
ξ ゚ー゚)ξ「良かったじゃない!久しぶりに見たわ〜」
(*^ω^)(これで、なんとか計画どおりに…)
発生確率はかなり低く、しかも演出中は独特のBGMが流れっぱなしになるため、いやでもシマ中の注目を浴びることとなる。
それだけに、……ショックも大きかった。
(ヽ'ω')「……『殿、帰りますぞ』って…」
ξ;゚听)ξ「…ごめん、ちょっと言葉が見つからないわ…」
周りの同情と憐れみの視線がブーンに集まる。
(ヽ'ω')「…でもって193Gヌルー…」
ξ ゚听)ξ「…まあ、そんなもんでしょうね…」
873 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:16:21 ID:5KRnebKc
誰もがそこで止めると思っただろう。
しかし、今日はここで引き下がるワケにはいかない…!
ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと! まだやるの!? もうすぐ9時になるわよ?」
(;^ω^)「…まだこれからだお!」
ξ ゚听)ξ「止めるべきだと思うけどな〜…」
( ^ω^)「ツンの隣りに…いたいんだお」
ξ ゚听)ξ「…は?」
(;^ω^)(もうここでいくしかないお…!)
一瞬の間をおいて、ブーンは続けた。
( ^ω^)「僕は…ツンを悲しませたりしないお! だかr」
ξ ゚听)ξ「だが断るッ!」
(;^ω^)「ちょww 早ッww」
ξ ゚听)ξ「…アタシね、自惚れてるワケじゃないけど… そんなに鈍いつもりもないから…さ」
無理に笑顔を作ってツンは言った。
ξ ゚ー゚)ξ「…ブーンの気持ちは、前から知ってたし、嬉しいけど…今は、ね…?」
( ^ω^)「ツン…」
874 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/11(日) 10:16:36 ID:JRxGOnbC
hsmr
875 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:42:09 ID:5KRnebKc
ξ ゚ー゚)ξ「…ブーンのことが嫌いなんじゃないよ? でも今は… 誰とも付き合う気はないの…」
( ^ω^)「…そう、だおね…やっぱり」
と、そのときブーンの台に激しくフラッシュするチェリーが…
( ^ω^)「…単チェリーかお。確定だお」
ξ ゚ー゚)ξ「よかったわね、今度はビッグだといいね」
そして期待どおり、ビッグが揃った。ブーンが選んだのは…
『君に〜逢いたい時だって〜♪』
ξ ゚ー゚)ξ「今時姫ビッグ〜?w」
( ^ω^)「…人生最後の最後までわからないんだお…
最後まで希望がもてる姫ビッグが僕は好きなんだお」
ξ ゚ー゚)ξ「…そっか、ブーンらしいわね…」
そしてブーンはビッグを消化していったのだが…
876 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:43:43 ID:5KRnebKc
( ^ω^)「…ツン」
ξ ゚ー゚)ξ「ん…? なに?」
( ^ω^)「僕は、諦めが悪いんだお」
ξ ゚ー゚)ξ「知ってるよ?」
( ^ω^)「最後に…一度だけ、僕にチャンスをくれお」
ξ ー )ξ「……」
ツンはうつむいて黙ってしまった
( ^ω^)「このおみくじルーレットが当たったら…僕と付き合ってくれお」
ξ ゚ー゚)ξ「ぷ…なにそれ…」
877 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 10:46:13 ID:5KRnebKc
あまりに突拍子もない発言に思わず吹き出してしまうツン。
( ^ω^)「可能性は20%弱… ダメだったらすっぱり諦めるお…」
ξ ゚ー゚)ξ「でも…」
( ^ω^)「僕は絶対にツンを裏切らないお! 失恋の傷なんて、僕がすぐに癒してやるお!」
ツンは少し間を置いてから言った。
ξ ゚ー゚)ξ「…JACハズレとか引いてないでしょうね〜?」
( ^ω^)「…ちゃんと711枚って表示されてるお」
ξ ゚ー゚)ξ「わかったわよ…」
ξ* ー )ξ「それが…当たったら、ね…」
そして、1G連とブーンの運命を賭けたおみくじルーレットは回り出した――
878 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 11:09:06 ID:5KRnebKc
――叙々苑――
(´・ω・`)「…で、見事に大当たりってワケね…」
( ゚∀゚)「ほ〜。なんかドラマみたいな話だな〜。これが運命、て奴か…」
(*^ω^)「だおだお!」
('A`)「…けッ! んなワケねえだろうがよww」
( ゚∀゚)「…ん?どうして?」
ニヤニヤしながらドクオは言う
(;^ω^)「ちょww 美しいままに話を終わらせてくれお!」
('A`)「実はとんでもねえ策士だぜww コイツは」
(´・ω・`)「…やっぱりね。そうだと思ったよ」
( ゚∀゚)「???」
ジョルジュだけがそのカラクリに気付いていないようだった。
('A`)「…コイツときたら吉宗の1G連の仕組みについて聞いてきたと思ったら――
879 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 11:13:17 ID:5KRnebKc
――そして…
( ゚∀゚)「うわww ひでえ奴ww 騙してんじゃんww」
(;^ω^)「仕方無いお! 絶対外すわけにはいかなかったんだお!」
('A`)「まあでもいいじゃんww 結果オーライっつーことでww」
( ゚∀゚)「この秘密は墓場までもっていけよww バレたらオシマイだろww」
(;^ω^)「…そうだおね…」
(´・ω・`)「ん〜? そうでもないんじゃないかなぁ…」
(;^ω^)'A`)゚∀゚)「…へ?」
一人不敵に笑うショボン。
結局彼はその意図を語ることはなかった――
880 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 11:14:28 ID:5KRnebKc
――ある日の喫茶店ATA・MAKITA――
从 ゚∀从「あ〜それ騙されたんじゃねえの? 姫ビッグでも7揃うし、フラグ察知できんじゃん?」
ξ ゚ー゚)ξ「うん。知ってるよ?」
从;゚∀从「あん? じゃあなんで…?」
ξ ゚ー゚)ξ「なんかさ〜 一生懸命ビッグ中毎ゲーム7狙ってんのよ。
そして7揃ったら、ガッツポーズ決めたりして…
もうバレバレなのww」
从;゚∀从「ただのバカにしか思えねえけどな…」
ξ*゚ー゚)ξ「で、ルーレットが当たったら…とか言っちゃってさ、思わず吹き出しちゃったww」
从 ゚∀从「で、事実上のオッケーを出す気になったのは?」
ξ*゚ー゚)ξ「うん… こんなにウソつくのが下手な奴だったら、信じてみてもいいかな、て思ったの」
从 ゚∀从「…ほうほう」
881 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 11:19:00 ID:5KRnebKc
ξ*^ー^)ξ「とりあえず、もう騙される心配はないでしょ?」
从 ゚∀从「確かになww」
ξ*^ー^)ξ「やっぱり男は顔で選んじゃダメね〜ww」
从 ゚∀从「いや、顔は重要だぜ?ww」
――静かなある昼下がりの事だった。
実は完全に手玉に取られていた事を、ブーンはこの後数年先まで知ることはなかったのである…
――Fin
882 :
◆qPrXz.1ZTw :2007/11/11(日) 11:19:42 ID:5KRnebKc
またさるさん食らったww
はい、以上っす…
なんか書くのに結構苦労したわりには、たいして面白くなかったっすね…
さて、今度こそ自分は完全にネタ切れですww
長らくの間、こんな駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました!
そして他の作者さん、お待たせしましたm(_ _)m
期待しています!
それではまたいつか!( ^ω^)ノ
883 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/11(日) 11:27:01 ID:ew25vE3T
乙華麗( ^Ω^) 良いストーリーだった
884 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/11(日) 20:20:37 ID:v+MTuxZ5
乙。いい終わり方だった。
885 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/12(月) 05:49:07 ID:VIL1nqkg
乙!
やっぱ締め方がうまいな〜
恋愛系は苦手だけど、わりと楽しめたwww
次回作期待してます!
投稿小説で泣くとか初めてだわ
いまさらだけど◆qPrXz.1ZTw乙でした
887 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/13(火) 23:54:23 ID:kBSi95gf
↑↑↑
888 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/15(木) 06:01:45 ID:RAjDTKuA
(´・ω・`)保守…
なかなか次の作者さん来ないね…
で、ひとつ提案なんだけど、作品が投下されるまで雑談っていう、VIPの総合みたいな流れにしたらどうだろう?
過去の作品の感想とか、自分の体験談とか…
そこから作者さんが新しいインスピレーションを得られるかもしれないし
889 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/15(木) 13:25:25 ID:V6E79jj/
いいんじゃないか?
僕はやはりオメガの作品が好きだな
890 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/15(木) 17:52:24 ID:3GP1TfSs
んぢゃ、軽いネタ話をば
(^ω^)獣王がまだ新台だったころ、昼過ぎに店に入った。
獣王は当然満席と思たら、二十歳位のねぇチャンが止めた。
良くしらんけど座ってみた。はい、6でした!!
BIG3回付いてたけど、ねぇチャン外れ引けなかったんだな。カワイソス
1000G回して外れ引けないては・・・コワイ台だと思た。
あの日、あの獣王に座らなければ、今の俺はなかっただろう。
891 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/15(木) 18:14:51 ID:RAjDTKuA
>>889 (´・ω・`)禿同
前の前のスレからしか見てないけど、やっぱりオメガ氏の作品は良かったよね。
◆qPrXz.1ZTw氏と甲乙つけがたいな…
892 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/17(土) 01:57:22 ID:0nx0AzVI
( ゚∀゚)作者こねぇ・・・
予告してた奴どうしたんだ?
前スレ1〜4の作品ってどうやってみるんだ?
まとめサイトとかあるの?
895 :
ぷーん:2007/11/17(土) 10:36:25 ID:M6jwlMaW
( ^ω^)おっおっ。
この作品はドクオがいないとダメかお?
⊂( ^ω^)⊃ブーンしながらちょっと今構成立ててるお
896 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/17(土) 11:04:27 ID:mOrPb/ml
よろすく( ^Ω^)
897 :
ぷーん:2007/11/17(土) 11:42:49 ID:M6jwlMaW
まぁちょっと待てお( ^ω^)
898 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/17(土) 12:14:45 ID:0nx0AzVI
>>897 ('A`)…けっ! やっとお出ましかよ
ブーン小説で一番使いやすい俺を封じるだと…?
期待してるぜ? 逃亡だけはカンベンな!!
899 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/18(日) 07:20:31 ID:QzaT0rTP
>>893 サンクスコ
ねかま氏の作品、なかなか面白いじゃないか!
と、思ったらブーンがスロッターになる前に終了、てバカすぎるww
文章力は結構あるのに残念だな
(・⊥・)))) スルリスルリスルリ
この国は腐ってしまった……故に再生させねばならぬ!
( ´щ`)「日本中のスロプを……消す!」
(´・∀・)「分かりました……直ちにスロプを召集致します」
肥大し過ぎたニートは約500万人を越え更に増え続けていた。
その中でもスロプと呼ばれるスロットで稼ぐ輩達が多数出てきており労働意欲を削ぐとされている
その為日本の財務省はこれを重く捉え日本中のスロプ達を召集し数を1/10減らす為にスロプ達に試練を与えるのだった…
(;'A`)「ん…ここは?!」
ドクオが目が覚めた時そこは知らない建物の中だった
隣にはややぽっちゃり……いやピザデブがねっころがっていた。最悪のシチュエーション……よりによってピザデブ…。
('A`)「(まあとりあえずここがどこか把握するのが先か…)おい、起きろあんた」
( ^ω^)「……ぉ?どこだぉ?」
ピザデブはゆっくり起き上がり周りを見渡す。
(^ω^)「……」
(#'A`)「こっち見んなwww」
( ^ω^)「ぉ。ここどこだぉ?ブーンは確かパーラー内藤で打ってた筈だぉ」
('A`)「俺もだ。吉宗でバカ出ししてた筈……」
一体何が起こってやがる…
その時だった、
(▼ー▼)「お目覚めかな」
(;'A`)「なっなんだあんた」
そのグラサンの男は全身真っ黒でこの薄暗い暗闇の中でも更に黒く何か歪な雰囲気だった
(▼ー▼)「そういきり立たなくてもいい。殺しはしないさ…もっとも、スロプなど殺す価値もないが…」
(;'A`)…
(;^ω^)…
(▼ー▼)「おっと無駄話が過ぎたな。まずは君達が置かれている状況から説明しよう」
(▼ー▼)「ここはある人が所有する無人島だ。およそ縦30Km、横20kmぐらいのな」
('A`)「なんでまたそんな所にいるんだよ!そもそも一体どうやって…」
(;^ω^)「そうだぉ!ブーンはパーラー内藤で珍しく出してたのに!」
(▼ー▼)「簡単な話しさ。連れてきたのさ、ここの所有者…いや日本の王財前様の名によりな」
(;'A`)Σ
(;^ω^)Σ
財前金御……日本全土に圧力がかかっておりパチンコ屋のほとんどにもその息がかかっていると言う…
(;'A`)「しかしその財前がまたなんで俺らなんかを」
(▼ー▼)「クックック…財前様はそんなに暇ではない。ただ貴様等二人と会うとでも思ったか?」
( ^ω^)「ならなんでだぉ?」
(▼ー▼)「そっから先は財前様から聞くんだな。ついて来い」
サングラスの男はそうして奥に歩いて行った…。
(;'A`)「ちっ……ぼーと突っ立ってても仕方ないか。とりあえず行くぞ!え〜なんつったっけ?」
( ^ω^)「内藤ホライゾンもといブーンだぉ!」
('A`)「ハイハイピザね。行くぞピザ」
(;^ω^)「テラひでぇwwwwww」
こうして二人はこれから知ることになる……スロプをしていたことがどんな破滅を招くことになるのかを…
続く
(;'A`)「ん……?何やら奥が騒がしいな」
( ^ω^)「ぉ!何かざわ…ざわ…してるぉ!」
('A`)「オメーそりゃカイジ見すぎだwww」
(▼ー▼)「ついたぞ。この建物の大ホールだ」
さっきの暗い印象とは反対で明るい豪華な部屋に出た。
金のシャンデリアや豪華な大理石、余程金を持て余しているらしい。
それ以前に…
(;'A`)「なんだこの人だかりは!ざっと1000人はいるんじゃねぇのか?」
(;^ω^)「ムサいぉ」
('A`)「てめーが一番ムサいんだよピザ」
(;^ω^)「ちょwwwそれは酷いwww」
(▼ー▼)「ここに集められたのは選りすぐりのスロプロ1000人だ。全国のスロプロでもトップクラス、生き残りの戦いに相応しい1000人だ」
('A`)「生き残り…?」
(▼ー▼)「口を閉じろ、財前様が話される」
(´・∀・)「財前様、どうぞ」
( ´щ`)「うむ…」
ざわ……ざわ……
(;'A`)「本当にざわざわしてやがる」
( ^ω^)「きっとこの後金は命よりも重い!って言うんだぉ」
そんなまだ遊び半分な心持ちなのが甘かった…。
ここに来た時点でもう死を覚悟するぐらい…それぐらいの場所だったんだ…ここは
( ´щ`)「貴様等はクズだ。毎日毎日働きもせず金を得ようなど日本の方針に反する事をしおってからに」
('A`)……
( ^ω^)……
誰かが言った
『何言ってやがる!日本は個人を尊重した国だろ!俺らが何しようと関係ないだろう!』
('A`)「そうだそうだ!」
( ^ω^)「全くだぉ!」
( ´щ`)「グズがいっちょまえに口だけは達者になりおって!いいか!そのスロで勝った金もただ機械から出た金ではない!リーマンや他の職業の人等が働いた日本の金なのだ!それを貴様等働かない反日本人に渡ることがまず不愉快!」
('A`)……
( ^ω^)……
『そいつらが打たねば良いではないか?我らはただそれで食える…とわかったからやっているまで、食えなければやらぬ』
('A`)「言うとおりだ!」
( ^ω^)「禿同!禿同!」
( ´щ`)「パチスロパチンコは本来労働意欲を維持させるために生まれた物であって貴様のように働かずに食うものの為ではないわ!身の程をわきまえろ!」
『………』
全部当たってるだけあって財前に言い返す奴はいなかった…
( ´щ`)「では説明に入る。何故貴様等がここに集められそして何をするのかをな」
(´・∀・)「説明は私から。まず、何故集められたからですが…皆さん日本の借金、今いくらあると思います?」
(´・ω・`)「約770兆だね」
(´・∀・)「ご名答。では何故こんなに借金が出来たかわかりますか?」
( ゚∀゚)「福祉の医療問題とか年金問題とかだろ!それぐらい知ってるさ!」
(´・∀・)「ゴミクズにしてはやるね。まあその2つはもう問題に着手してるんだ……が、第3位…何だかわかるかな?」
(;`・ω・)「ニート問題……」
(´・∀・)「うんそうだね。で、これにも着手したわけ。それが今回君達が集められた理由でスポンサーは財前様ということさ」
( ´щ`)「分かり易く言おう…日本のスロプロを、1/10にする」
『なっなっなんだってー?!』
『しかし数が少ないんじゃないか?ここにいるのはたった1000人くらいだろ?日本中のスロプロはごまんといるぜ?』
(´・∀・)「あぁ心配しないでくれ。他の連中はみな今頃強制労働施設行きさ。二流三流など構ってられないからね。参加の資格無しに働いてもらう。もっとも働くのは義務だけどね」
(;'A`)「なるほどな…」
(;^ω^)「把握したけどこれからブーン達どうなるぉ…」
(´・∀・)「さて、選別方法だが君達にはこれから10の試練を乗り越えてもらう、それを見事にクリアし、生き残った者にはこれからもスロプロが出来る権利と資格をあげよう」
『そんなもん誰がやるかよ!んな資格いらねぇよ!』
(´・∀・)「あれ?いいのかな?ここは無人島だし船がないと帰れないしやらない時点で強制労働施設行き、更に資格無しにスロプロ行為をすれば明日から捕まるよ?」
『は?』
(´・∀・)「新しくなったんだよ法律が。憲法第162項の3、働かずスロプロまたはパチプロにあたる行為で不正にお金を得た者を処罰する。だけどその資格さえあれば免除されるのさ」
『な……んなわけっ!』
(`・∀・)「世界は変わったんだよグズ!いい加減いつまでも自分が一番で通ると思うなよ」
『……』
(´・∀・)「うん、では具体的なルールを言おうか」
始まる…
('A`)
二人の…
( ^ω^)
人生を分かつ時が
今度こそ続く…
910 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/19(月) 08:39:18 ID:sygAr7Os
乙鰈( ^Ω^)
911 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/19(月) 12:54:56 ID:7K47GMUQ
(´・ω・`)乙カレー
カイジ風のサスペンス系かな?
今後の展開に期待しているよ
912 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/19(月) 21:35:09 ID:HTf11la2
(^ω^)乙だお
913 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/20(火) 23:01:26 ID:VWE9/aTC
( ・д・)乙…
914 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/21(水) 18:26:04 ID:hxRkYe1l
サスペンス調キター!
Wktk Wktk
915 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/21(水) 18:38:10 ID:j/4ubAir
名作の予感。
でも途中で放り出さないでね。
916 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/24(土) 00:50:15 ID:wXlk9ox3
↑↑↑
ごめんなんかこれなかた
(;´・ω・`)
頑張って完結させるよう頑張りまする
明日投稿します
918 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/24(土) 05:11:45 ID:ZzLc0DfY
(´・∀・)「心配しなくても君達が大得意なスロットの試験だから安心してくれ」
『なんだ、なら簡単じゃねぇかよ』
『全員残っちまうんじゃねぇの?』
そんな余裕綽々を謳う奴も出てきた…しかしドクオは違った
('A`)「ブーン…なんか臭くないか?」
(;^ω^)「ブーンかぉ?!ブーンの体臭が臭うと遠回しに言ってるのかぉ?!」
(;'A`)「ちげぇよwww確かに臭いが言葉の空気嫁よKYが」
( ^ω^)(確かに臭いって……ひどす)
('A`)「まあ聞けよ。さっきはこの中のスロプを1/10に落とすみたいなこと言ってたろ?」
( ^ω^)「ぉ。確かに。」
('A`)「ここに集められたスロプは一流揃いだ。スロットのことなら熟知している筈…それを1/10に落とすとなると…」
(;^ω^)「……」
(´・∀・)「では、第一ステージ開始だ」
hsmr( ^Ω^)
( ´щ`)(さて、何人残るか見ものじゃわい)
(´・∀・)「第一のステージは……リプレイ外しだ。」
リプレイ外し───
今は消滅してしまった過去の技術。ボーナスゲームを長くプレイし小役をより多く取得する為ジャックゲーム、つまりリプレイを外す行為の事である
('A`)「意外に普通な試験だな…」
(;^ω^)「……(ブーンは逆押しオートのやつしか外せないぉwwwいきなりピンチだぉwww)」
(´・∀・)「機種はこれだ…」
誰もが知っており尚且つかなりの技術を要された機種…三連絵柄が特徴の…
(´・∀・)「そう!大花火でリプレイ外し!」
『ぐっ……』
('A`)「大花で来やがったか…」
(;^ω^)(オワタwww)
(´・∀・)「至極簡単だ。1-28でジャックフラグが立つからそれを外せばクリアさ」
『1-28だとぉぉぉ?!』
そう、いくら自信があってもプレッシャーが一番かかるのがこの1-28。つまりジャックゲームをそうそう二回消化し次ジャックゲームに入ると小役ゲームが終わるという究極の修羅場なのだ!
かの雑誌プロ、○ニかつ氏さえ失敗したという……
('A`)「やってくれるぜ……スロプの弱点突いてくるとはな」
( ^ω^)「℃、ドクオ…」
(;'A`)「ブーン顔が真っ青だぞ?どうしたよ。確かにプレッシャーはあるがここに来た面々なら問題なく外せ…」
( ^ω^)「どこで外すのかぉ?」
('A`)「ゆとり乙www」
そう、ブーンがスロットを始めたのは吉宗、北斗時代で大花火もあるにはあったが全く見向きもしてなかったのだ。今を言う北斗世代に当たる。
('A`)「三連ドン狙って揃って氏ね」
( ^ω^)「テラヒドスwww」
( ^ω^)「……ブーンはまだスロットやめるわけにはいかないんだぉ!約束したんだ……だから」
('A`)「……わかったよ。即席だが完璧に外せる打法を教えてやる。」
(*^ω^)「助かるぉ〜」
そうして始まった第一ステージ
台は10台あり10人一斉に行って行く
クジの結果ドクオは690番、ブーンは995番だった。
ドクオは生き残る為にその様子を見ていた。この先ライバルに成りうる奴がいるかどうか……
流石にここに集められただけあって各々クリアしていったが中には…
(;・д・)つ あっ…
リプリプリプ
(´・∀・)「はい強制連行。頑張って働いてね」
(■∀■)(;д;)(■ー■)
いっ嫌だー!助けてくれ!
と、失敗した奴らもいた。やはり一度きりと言うプレッシャーが打ち手を狂わせるのだろう
500番を過ぎた頃…
540番、ジョルジュ長岡
( ゚∀゚)「はいよ!」
('A`)「あいつは……」
見たことある。確か昔行われた出玉バトルロアイヤル時に見たことがあった。
( ゚∀゚)つ「オラァ!」
‖
■リプリプ
ビタッ
( ゚∀゚)「楽勝楽勝。」
('A`)「ふむ……(ジョルジュか…覚えておこう)」
そしてとうとうドクオの番が回って来た。
690番!ドクオ!
('A`)「ハイハイマンドクセ」
ドクオにとっては大花火は一番打ち込んだ機種であり実機も買った程の入れ込みだ。外しも朝飯前だった
(´・ω・`)つ
===(´・ω・`)
(;'A`)「えっ…?」開始3秒、いや2秒か。一周押し…この場面で何の気負いもなく一周押しをしてのけたのだ
('A`)「っと。先に外さないとな」
('A`)つ■リプリプ
('A`)「しかし何者だあいつ……」ドクオがそんなことを考えてる中…
( ^ω^)(ヤバいヤバい絶対無理だって早いってリール回るの絶対早いって止まって見えるぉ止まって見えるぉ……みえるわけねぇぉwww)
ブーンはテンパっていた。因みに三連ドンで外すのも認められてるがみな75%に任せられないとばかりにビタ押しをしている。しかしブーン曰わくバーがよく見えないぉ。らしい。そこでドクオは考案したのが……続く
登場人物増やすとグダグダになりそうです…
色々説明とか込み過ぎるととんでもなく長くなりそうなので割合していくことにします。
駄作ですみません
乙家例( ^Ω^)
927 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/25(日) 06:03:42 ID:ntV6OA++
( ゚∀゚)乙!
文章力という点においては、前作者に劣るかもだが、
ブーン系小説において一番大切なのは『読み易さ』だからな!
なかなか面白いし、いいんじゃないか? 期待してるぜ!
928 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/26(月) 11:44:12 ID:yZTpBbk9
↑
文章力に劣るとか何様??
前回は前回。
今回はカイジみたいでドキドキしますよ作者さん。
続きも楽しみにしてますね。
( ^Ω^)そんなに悪気があって言ってる訳でもないようだから仲良くしなさいww
930 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/26(月) 19:42:43 ID:dGDFd1dx
あげ
投下ペースは週一ぐらいかな?
完結まで頑張ってね
そろそろ次スレか・・・
乙鰈(`・ω・´)
あと 喧嘩(・А・)イクナイ みんな仲良く(・А・)
932 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/28(水) 19:24:27 ID:4an0bc/J
(´・ω・`)保守
930じゃないけど、そろそろ次スレだね…
現スレは秀作揃いだから、ぜひともまとめサイトに載せて欲しいな
了解しました
さぼりまくりですがそのうち更新します
934 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/11/29(木) 21:29:27 ID:nbFxGJUE
よろしくおねがしますm(_ _)m
935 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/01(土) 17:10:15 ID:jvAeXARt
↑ ↑ ↑
936 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/02(日) 17:52:58 ID:1r+5loYW
937 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/02(日) 21:43:59 ID:WOLPHC0B
先に合格者ルームに入ったドクオがポケットにある残り少ない煙草に火をつけた。
( 'A`)y-~~「ふ〜……しかしやはりこれ位で落ちる輩はそうそういないだろ」
ドクオが見渡した限りほとんど減っていなかった。
ちょっとぬるいなと思いつつ何か嫌な予感もあった。
この様な技術が応用されたものならいい……果たして試験の内容がどこまでのものなのか…。
(´・ω・`)「やぁ。さっき一緒だったよね」
('A`)「あ……?」
横に目を流すとさっきのリプレイ外しの時に脅威の速さを見せた男がいた。
('A`)「あぁ、さっきの。あの場面で一周押しとは恐れいった」
(´・ω・`)「大花火は実機も持ってるぐらいだから。」
('A`)「ふ〜ん……そうか」
────長い沈黙
その不安の確信をドクオは述べた
('A`)「なぁ、はっきり言ってこんなまどろっこしいことする理由は何だと思う?」
(´・ω・`)「ふふふ。さすがだね。僕も思ってた。こんなことする意味がわからない」
('A`)「あぁ。全員強制労働施設とやらに送れば早い事なのに…」
(狙いは…なんだ)
一方とうとう自分の番が来たブーン──
『995番!』
(;^ω^)「はいだぉ!」
───2時間前
('A`)『いいかブーン。実は知らなかったかもしれないがリールってのは自動的に止まるんだ』
( ^ω^)『バカにしすぎだぉwwwそれ位知ってるぉ』
('A`)『うむ。そこでだ、前にビタ外ししてない台に座れ。それも早めに押して失敗したやつだ』
( ^ω^)『ぉ?なんでだぉ?』
('A`)『うむ。早めに押した場合のバーの下にあるリプレイ揃いはそのままビタ外しの準備目になるんだ。右、中と押して左は放置してろ』
( ^ω^)『もし前の人達が全員成功したら……』
('A`)『3ドン狙って25%引いて働け』
(;^ω^)「幸いへぼってくれてるぉ!しかもベストポイント!」
その台はドクオの言うとおりな形だった
『始め!』
( ^ω^)「……クックック」
『なんだあいつ!余裕綽々な笑みで外す気ないのか?!』
( ^ω^)「お前は既に外れている」
『ケンシロウキターwww』
待つこと30秒…
( ^ω^)「(あ……あれ?まだ止まらない…何でかな?)」
(▼ー▼)「そこのお前、早くしろ」
(;^ω^)「はいですぉ」
ブーンは何度も止めるふりして押さないを繰り返していた…
(;^ω^)「早く止まれよwwwあ〜もう3ドンでよか!」
ブーンが止める寸前っ!
‖
■リプリプ
ビタッ
(*^ω^)「おふぅわぁこれかビタ外し…気持ちいぃー」
そうして何とかクリアしたのだった。
────モニター室にて
(´・∀・)「随分残りましたね」
( ´щ`)「まあどの道全員強制労働施設行きには変わらん。」
(´・∀・)「では…次のステージはあれを?」
( ´щ`)「あぁ。スロッターの引きとやらを見せてもらおうか」
(*^ω^)「ドクオぉ〜会いたかったぉ」
('A`)「再び会うことになるとはな…鬱だ」
(´・ω・`)「誰だい?」
('A`)「ピザのブーンだ」
(´・ω・`)「ピザブーンよろしく。僕はしょぼんだ」
(;^ω^)「エェェェェ」
そんなこんなで三人は昔のスロットの話をしつつ次のステージの案内を待った。
(*^ω^)「北斗で最高86連だぉ!」
(´・ω・`)「やるね君。僕は70くらいだよ」
('A`)「ねぇねぇ実は北斗揃いだと絶対に19連までしか行かないって知ってる?モードがあるんだよモードが」
(*^ω^)「吉宗では純ハズレの後にダブル揃いあるぉ!」
(´・ω・`)「そりゃ凄い。僕はダブル揃い一回とジャックハズレで最高は3回だな」
('A`)「ねぇねぇ実は吉宗のビッグ中の7って絶対揃わないらしいよ?だって俺がそうだったんだぜ?ビッグ100回は引いたのに揃ったことないんだぜ?」
( ^ω^)「さっきから引き弱うるさいぉ」
(´・ω・`)「可哀相に…」
('A`)「鬱だ、死のう」
さあ皆さん、お待たせしました。次のステージにご案内します。放送が流れ先のドアが開いた。
次のステージは何だろう……そんなwktkしていたのも嘘じゃない。
そうだ、あんなもんがなければ
(´・∀・)「良く来たねぇ…八代将軍様もお待ちかねだよ」
『よ、よ、吉宗?!』
吉宗とは─
4.5号機に北斗と同じく一世を風靡した事で有名な大量獲得機のA-711タイプのストック機だ。
ビッグ中に高確率で1G連を抽選しておりその破壊力は後の代まで語り継がれた。
(*^ω^)「噂をすればなんとやらだぉ」
(´・ω・`)「まずいな……吉宗となると恐らく…」
(;'A`)「おいおいそんな非効率的なことしないだろ…?」
そんな運任せ…運否天賦な事が試験なわけ──
(´・∀・)「君達にはこれを鳴らして貰おうかと思う」
(;'A`)「そんな馬鹿な……」
そんな運否天賦……有り得ない。やっちゃいけないだろ…
そもそも試験じゃない…これは……選別っ! 続く
>>936 自分も読みました。本当に世界観が良かったです。
ちょっとスロットだけでは自分では面白みにかける気がしてあまり書く気がしませんでした…。
ちょっとネタに乏しい為もっと色々なものを見て頑張って面白くしたいと思います
944 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/03(月) 05:21:39 ID:JBjsIT9J
(´・ω・`)乙カレー
なかなか面白いよ。次回も期待してるからね
>936
水酸素が面白すぎて、こんな時間になっちゃったじゃないか…
今日仕事なのに…orz
945 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/03(月) 08:15:00 ID:0q0zFV/9
( ^Ω^)乙佳麗
946 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/05(水) 21:50:56 ID:WHoHTvjP
あげ
947 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/05(水) 23:12:46 ID:vNp5RrYS
>>936 水酸素、夜勤なのに一気読みしてしまったよ。泣ける…。
とりあえず紫煙。現作者さんも面白いので期待してます!
948 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/07(金) 04:00:18 ID:Av6+tqcx
水酸素の最後の章、突入後の意味がよく分からないんだけど、他のみんなは理解できた?
949 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/07(金) 05:24:20 ID:loolE0/V
水酸素ネタバレ注意
塔に突っ込んで意識を失い、夢(?)ですでに亡くなっていた人間のツンと会話するシーンあたりかな?
塔にいたヒトのツンξ*゚听)ξは、村にいたツンξ゚听)ξとは別人。
これは確かにわかりづらかったかもね。
ここは俺も違うAAを使うべきだったと思うよ。
950 :
949:2007/12/07(金) 05:37:23 ID:loolE0/V
>>947 …て、勝手に断定しちゃったけど、違ったらスマソ
951 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/07(金) 05:39:05 ID:loolE0/V
>>948 安価ミスったww
もうダメだww
寝るww
952 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/07(金) 23:08:18 ID:qpvDiDLc
>>949ネタバレ注意
(^ω^)塔の中のツンは昔の恋人のツンだお
(^ω^)死にそうになったブーンを励ましに現れたお
(^ω^)…と949さんと同じように解釈してるお
現作者さんまだかお〜
953 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/08(土) 21:19:52 ID:6TKPi4M8
(´・ω・`)y-~~さて…
今日か明日あたりに投下かな?wktk
954 :
コペルニクス・K・ダグラス ◆G9lZI2HdOU :2007/12/09(日) 14:31:09 ID:ksmgKXkU
(^ω^)wktkが止まらないお!
955 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/11(火) 21:59:17 ID:zHnlle3Z
956 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/13(木) 00:06:02 ID:VeOe5UJv
958 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/13(木) 05:44:09 ID:cB3Ki+79
>>956 「半年病」ね、俺も読んだよ
いい話だよな
名作ばかりで書きづらい件について・・・
( ^ω^)が作者さんを待ってるようです
次の試験はあの名機吉宗を1G連させろと言うのが内容。正に運否天賦な賭である
(´・∀・)「みんな大好きだろ?吉宗」
(*^ω^)ノシ「ぉ〜ん好きだぉ!」
(;'A`)「バカが……そんな好き嫌いの問題じゃねぇだろ」
(;´・ω・`)「吉宗の1G確率は約25%…この900人が200人近くになるのか…しかも…」
('A`)「あぁ…技術介入全く0の吉宗の1G鳴らしなんざ試験として相応しくなさすぎる!」
こいつだけは……無理なんだ───
回想───
ドクオ、19歳。まだ何も知らない駆け出しの養分だった…。
('A`)「ちっ……今日も3万も擦っちまったよ。いい加減勝たないとやべぇな」
ドクオは高校を出てからケチな賭博やスロットに溺れる毎日を過ごしていた。
その金は兄が大学に行っているのを良いことに名前を借りての学生ローンから借りたりたまに悪仲間と共に昔の母校VIP高の奴からカツアゲなどをして作った金だった。
('A`)「しゃあねぇ。また学生ローンから借りっかな。糞兄貴もたまには役に立つぜwww」
そうしてATMで操作をしていたドクオだったが…
('A`)「あ?ご利用金額0だぁ?ふざけんなよコラ!たった15万ぽっち借りたくれぇで止めてんじゃねぇよ!ちっ…」
怒りに任せATMを蹴り飛ばしどうにか金を作る策を考えるドクオ。
('A`)「待てよ……このままだと足がつくな。家に連絡されんのも厄介だし一回返してまた借りる作戦で行くか。」
めんどくせぇな〜まあVIP高は進学高だし金持ってるやついるだろ
そうしてVIP高の前で座り込むドクオ。その前には上がくり貫かれた缶が置いてありそれはドクオ達が良く使うカツアゲ専用品だった。
おおっぴろにカツアゲをするとさすがに目立つので最近この作戦に切り替えている
('A`)「おい兄ちゃん、募金してくれや。ユニセフや」
( ・∀・)「えっ……でも」
('A`)「兄ちゃん……今あんたは幸せかもしれんが世界には学校も行けん子がいっぱいおるんや…。その子の為に募金したってくれや」
その金をパチスロに使おうとしてる俺は何なんだろうな…
(;・∀・)「そ…そうですね。なら10え…」
('A`)「あ?まさかこんな有名な進学高行ってるあんちゃんが10円なんてこたぁないよな?」
(;・∀・)「…なら100円にします」
('A`)「1000円あればパキスタンの子に血清を500本買ってやれるのになぁ…」
(;・∀・)「わかりましたよ1000円にします!」
('A`)「はいマイド〜」
(;・∀・)「(変なのに捕まっちゃったよ…僕の1000円が)」
そうしてドクオは淡々と募金を集めて行った。
('A`)「うしこれくらいあればニューパルで増やせるな」
今日は意外に集まった。8000円くらいか
ボンボンのいい子ちゃんし〜は偽善者ぶって入れてくれるから助かる
ドクオが重い腰を上げ帰ろうとしていた時だった。
校門からひょっこり顔を覗かせこっちを見ている奴が一人
川 ゚ -゚)「………」
('A`)「あん?嬢ーちゃんも募金してくれんのか?」
川 ゚ -゚)「……してやらないこともないが」
('A`)「(偉そうに…これだから嫌ぇなんだよ進学高とやらは)もう大分集まったからもういいよ。そんな偉そうに言う人に募金してもらわなくて結構。」
川 ゚ -゚)「むっ」
その女の子は怒ったのか少し顔をしかめる。
('A`)「どうせ世界の難民のことなんかどうでもいいんだろ?自分がこの平和で裕福な国に住んでるからさ。他はどうだっていいってんだろ。」
川 ゚ -゚)「そんなことは言ってないぞ」
(#'A`)「なら募金してみろや!お前に世界の難民の痛みが分かるならな!」
川 ゚ -゚)「………」
その女の子は少し考えた後、財布を取り出し
ガバッと…
('A`)「えっ」
全部諭吉さんじゃねぇか…い、幾らあるんだおい20万はあるぞ
川 ゚ -゚)「一つだけ聞かせて欲しい。そのお金は本当にその世界の難民さん達の為に使われるんだな?」
('A`)「はあ?当たり前だろ。じゃなかったら一々こんなことしねぇよ」
川*゚ -゚)「そうか…なら良かった。遠慮なく持って行ってくれ」
('A`)「お……おぉ」
ドクオは何故か胸が苦しかった…良心など俺にあるわけないのに
女の子は振り返りそのままドクオの居た場所の反対方向へ帰って行く。
('A`)「待ってくれ!あんた名前は?」
川 ゚ -゚)「私か?」
('A`)「あぁそうだ。あんた以外誰がいる」
川 ゚ -゚)「………」
川 ゚ -゚)「これは難破という奴なのか?残念ながら携帯は持ってないんだ。家電でいいなら教えるぞ」
(;'A`)「ちげぇよwwwしかもいきなり家電教えるな!ただこんなに募金してくれたんだ。名前くらい聞いとかないとな」
川 ゚ -゚)「そうか…残念だ。私はクー。クー・アーデル・ハイドだ。長いからクーでいい」
('A`)「クー…か。いい名前だ。ありがとよクーさん」
川;゚ -゚)「さん付けはよしてくれ。プーさんみたいで嫌だ」
('A`)「そうか。まあ何にせよこれで数多くの人が助かる。本当にありがとよ。礼を言えない難民達に代わって礼を言うぜ」
川 ゚ -゚)「うむ。どういたしましてだ。難民の皆さんも貴方も幸せでありますよう」
そうして彼女は帰って行った…。
('A`)「本当に良いのかねこんなに…まあその偽善ありがたく頂いときますか」
後悔を残したまま。
翌日──
('A`)「満喫で寝泊まりは死ねるwww俺も若くねぇなぁ〜」
昨日思った以上に金が入った為家に帰ってまた働けだの言われるよかいいと思い満喫に泊まったのだった。
('A`)「さて何打つか…25万もあったからな」
こりゃクーってお嬢さんにも難民にも感謝感謝だな。
満喫出てすぐの店、ドクオがマイホームとしているパチンコ屋
パーラーホライゾン
('A`)「え〜何々。今日のイベントは吉宗北斗が1/2で56か。つかいっつも北吉ばっかりだなイベント」
ドクオは基本この手の台には手は出さなかった。
ニューパルやジャグラーで独自のオカルトを展開しつつ勝負の毎日だった。
それ故に2ヶ月毎日通い詰めでも素人のドクオが15万しか負けてないと言う由縁でもある。
しかしそれは金があんまりなかったと言うのもあった。
しかし今日はたんまりある。
更にこのイベント……
('A`)「行くしかないでしょう!」
そうやってドクオは自信が最悪と認定する吉宗に手を出してしまうのだった…
『パーラーホライゾン開店でーす!』
('A`)「ドクオダッシュ!」
狙いは吉宗。北斗はわけわからん
ドクオはその日は満喫で泊まった為に並ぶのが早かった。
なのでいつもの来た瞬間に埋まってるイベント対象台に無事に座れたのだった。
(;'A`)「しかしすげぇな……そんな凄いのか吉宗って」
開始時間までちょっと時間があったため横にあった小冊子を見る
('A`)「何々〜ビック(養分は何故かビッグなのにビックとか言う)中に7が揃ったら1G連。一回711myもでんのか!すげぇなおい!1G連したら1422my……」
(*'A`)「やべぇやる気出て来た。」
皆さんもあるだろうこの光景。その台の一番の魅力を見てドキドキと高揚する感覚
これこそが落とし穴にして他ならない
(`^ω^)『皆様お待たせしました!パーラーホライゾン只今より開店スタートです』
('A`)「しゃあ!回すぜ!」
意気揚々とコインを入れレバーON!
コイン入れレバーONコインを……
(#'A`)「って1200ゲームもしたら飽きるわ糞が!いい加減当たれよ!」
全く当たる気配がない。そんなドクオの台をよそに周りは─
( ゚∀゚)「ジャキーン!」
(´・ω・`)「ジャキーン!ジャキーン!」
('A`)「くっ……みんないいなぁ。まあそろそろ天井だしビック来たら一気にくんだろ!」
1900G目
ポンポンポン〜♪
('A`)「やっときたか…」
('A`)つ7‖7
7
('A`)「はっ……?」
ドクオは完璧にバケという存在を忘れていたようです
( A )「………」
('A`)「っと意識がぶっ飛びかけてたわwwwまあまだまだ金もあるし何とかなるさ!」
2時間後──
( A )つ7‖7
7
二度目のバケ天を食らっていた
この時点で−12万
予想外だ。サクッと勝って一度15万は返し1000円くらい本当にユニセフに入れて上手いもの食いながらたまには募金もいいなって笑いながら……笑いながら…
そのまま泣きながら店を出たのだった。
当時ストック飛ばしと言う物は支流であり本当に全6でも中にはストックがない台もあると言うことが多々あった。
とりあえず以上です
投下が遅れて申し訳ない
酸素もリプレイも読みました
本当にいい話でした……。
自分も負けないように頑張りたいと思います!
ではまた
970 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/15(土) 04:46:05 ID:i+7W+gPy
971 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/15(土) 05:11:42 ID:h9eEvl7s
(´・ω・`)乙カレー
次回も期待してるよ
972 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/15(土) 12:20:48 ID:DdlJ0hAX
973 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/15(土) 12:50:39 ID:wTUgaeiz
乙鰈( ^Ω^)
974 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/15(土) 17:24:10 ID:Cp5RQljm
( ・∀・)ノ オツ!!
975 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/16(日) 23:37:51 ID:hWJ0Gc33
(`・ω・´)乙!期待してるよ…
リプレイ読んだけどやべえw感動した…
火の鳥みたい。泣ける(;_;)
976 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/19(水) 02:12:27 ID:UF9N/DaI
↑ ↑ ↑
977 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/19(水) 08:37:51 ID:WWOJ6Qvw
楽しかったです。
次回がとても楽しみ。
吉宗で熱くなってる頃を思い出しました。(思い出したくもないんだけど・・・)
後 質問です。
リプレイとか水酸素はPCではみれないんですか?携帯のみ?
978 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/19(水) 10:33:00 ID:14KnWqD9
酸素はブーン芸VIPさんにあるけど容量の関係で携帯は見れないっぽい
リプレイはオムライスさんで普通に携帯でもPCでも見れる
979 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/19(水) 21:11:34 ID:jRSPJcEw
(゚д゚)<酸素もファイルシークしたら見えるよ!
980 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/21(金) 15:06:05 ID:QRXvvT+7
>>978さん >> 979さん
ありがとうございます。オムライス見ました。リプレイは涙でました。。
携帯持ってないんですがファイルシークって?
なんですか?
pcでみれますか?
981 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/21(金) 15:12:42 ID:QRXvvT+7
試してみてはいるんですが見れないんです・・・
pcに弱くて。。。。
982 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/21(金) 15:19:24 ID:QRXvvT+7
ああ。。
見れましたー。
今からじっくり読ませてもらいます。
ありがとうございました。
983 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/21(金) 19:49:10 ID:8Ny63eJa
週末ですな。作者さん来ますように(^人^)ナムナム…
984 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/22(土) 05:50:50 ID:wbu2Ht96
985 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/22(土) 08:27:44 ID:J/gzytV0
ume
ume
ume
ume
ume
ume
ume
ume
994 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/22(土) 23:09:50 ID:oOKo1Xas
( ^ω^)つ梅
ume
ume
ume
998 :
倒壊がんだーら:2007/12/22(土) 23:16:05 ID:xwn+NOnW
999げと(^O^)
ume
1000 :
( ´∀`)ノ7777さん:2007/12/22(土) 23:17:30 ID:7SlIWGol
げと
1001 :
1001:
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´∀` ) < 1001Gでレジだモナー。
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