【金メダルより】今日もボロ負けした奴集合124【金】

このエントリーをはてなブックマークに追加
719†貞子†

それからは、霞の情緒が不安定になった時や、怒りがピークに達した時などに、貞子の人格=殺意が時折顔を出すようになった。


遺された貞子の記憶が復讐心となり、まだ若い霞の潜在意識を駆り立て、霞は反魔王軍のレジスタンス組織へ加入する。

しかし、今となっては、レジスタンス陣営は全軍壊滅、…超速移動術を駆使する豪も殺られ、…残るは霞一人だけとなった。
新たな戦力を捜し求める彼女が行き着いた旅先の道端で、茶髪の男が倒れていた。彼は異国の人間で、戦闘経験が皆無だった。
戦力としてはまるで期待出来なかったが、その男に激しく一目ぼれした霞は、逃げる茶髪を、女の武器を利用し半ば強制的に連行した。
欲求不満を募らせていた彼女は、その異国の男に出会って僅か一晩で恋に落ち、付近にあった洞穴内で一夜の契りを共にした。
で、…この夜明け、目覚めてからというもの突然、その異国の男は謎の変身を遂げていた、というのが一部始終の簡単な流れである。
720†貞子†:2006/03/08(水) 00:00:22 ID:vbMRZ2F3

(早く…出来るだけ高位の魔法使いを見つけ出し脳波をスキャンしなくては…対魔王戦では、高度な古代魔法が絶対に必要になる…)
(この男はもう用済みだ、使えない…魔法の知識と、それを行使する術が欲しい…)
今、笑顔を失くした茶髪と向き合う霞の心の内部は、対魔王戦へ向けての打倒戦略と、茶髪への殺意でごちゃ混ぜの状態だった。