ラオウ様がみてる

ごきげんよう、お兄さま。

2

２げと

２かも

ケン、タイが曲がっていてよ

ケンシロウ「ラオウ！天に帰るときがきたのだ！」
ラオウ「うぬはいつになったら”おにいさま”と呼んでくれるのかね」

「ぬおおおおお」
「はあああああ」
屈強な男達の怒号が、核戦争で淀みきった空にこだまする。
拳王様のお庭に集う男達が、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
プロテクターのパーツは乱さないように、インナーはしわにならないように、
ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
もちろん、遅刻ギリギリで走り去るなどといった、はしたない修羅など存在していようはずもない。

北斗神拳。
2000年の歴史をもつこの拳法は、もとは暗殺のためにつくられたという、
伝統ある暗殺拳である。
時は２００X年。核戦争の面影を未だに残している残留放射能の多いこの土地で、師に見守られ、
一子相伝の北斗神拳を継承するための戦いが行われたという。
時代は移り変わり、継承者がリュウケンからケンシロウに移り変わった今日、
勝った者は奥義を継承し、敗北者は拳を破壊される
という仕組みが未だ残っている貴重なコロシアムである。

３，２，１

ハッスルハッスル

やみてくり...

ｹﾝのﾆｲﾁｬﾝなんていう名前だっけ?ﾊﾝ?

はしたないですわ

みてないで早く出てきてくれよぉ

ラオみて

ラオウよ、あなたはお兄さまだった・・・