【愛】SUPER RIO JACK【偽り】

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1辺境の店
ある愛の詩
2辺境の店:03/11/10 13:51
某月某日

その日は丁度休みで暇だった俺は、仕方なく同じく暇を持て余していた
兄貴と共に、とある馴染みのホールへ車を飛ばした。
 兄弟でパチスロかよ。おめでてーな。
パチスロから足を洗ってからと言うもの、待ち合わせの時間潰しでしか
入る事のなくなったホール・・・だが今日は違う。今日は勝つ気満腹だ。
入ってすぐのキンパルの島が空いていたので目ぼしい台がないか島を練
り歩く・・・久々に感じる周りの香ばしい視線に中てられ心が踊る。
 コレだよコレ。この熱気。
そして引き戻しの可能性のある2台に目を付け投資を試みる・・・残念。
応答なし。云とも寸とも言わねーです。(-10k)
仕方ないのでホール内を漂い、良台からの電波を待つ事にしようと思っ
た矢先だった。俺はアイツに出会ったんだ。階段の踊り場にある大きな
ポスター。そのポスターにアイツはいた。腕を頭の上で組み、微笑を浮
かべ俺を見つめるその大きな瞳。凛とした眉。全ての男共を魅了するか
の如く冷笑とも窺える口角の上がったシャープな唇。

      ・・・俺の体に電気が走った・・・。
3辺境の店:03/11/10 13:53
そのポスターには「SUPER-RIO-JACK」と書いてある。どうやら一世を風
靡したあの名機「BLACK-JACK」の後継機らしい。SUPER-RIO-JACK・・・
良い名だ。どうやらソイツは2Fのフロアにいるらしい。俺は逸る心を抑
え階段を昇って行く。遠い昔に通いなれたスロエリアに足を運ぶ。いた。
RIOだ。薄暗がりのホール内で微笑みを浮かべて佇むRIOのその姿はとて
も美しく、仄かに灯る光りも手伝って妖艶でさえあった。

早速RIOに勝負を挑むつもりだったが、既にRIOに群がる男共で彼女の島
は一杯だった。俺は仕方なくRIOの挙動を調べるべく男共の後方に回り様
子を窺う。その刹那「ストックターイム!!」と威勢の良い声が島に響
き渡った。その声の主はRIOだった。うむ良い声だ。合格。
STOCK-TIMEと言えばBONUSをSTOCKする事が可能と言うその特異性からBLACK-
JACKを世に知らしめる事となったと言っても過言ではない機能だ。
だがまて。男達の様子が変だ。BONUS終了後にSTOCK-TIME?STOCK-TIME
中にBONUSを揃えている・・・。なんだ?何かがおかしい。久しくスロッ
トから遠ざかっていた俺は情報が少なく、事の事態を理解できなかった。
仕方なくその場を去り、ホールの隣にあるコンビニでパチスロ雑誌に目
を通す。なるほど今回はBONUS後にSTOCK-TIMEの抽選を行うワケか。それ
ならば男共の不可解な行動にも合点が行く。流石はRIO。俺の惚れた女だ。
4( ´∀`)ノ7777さん:03/11/10 13:53
5辺境の店:03/11/10 14:04
その雑誌からは少ない情報しか得られなかった為、再度ホールに戻りRIO
の挙動を見守る。なるほどなるほどと時たま相槌を打ち、ある程度RIOの
挙動を把握できた所で、他の台で打つ事にした。もちろんRIOと勝負した
かったが今夜は打てそうにないので諦めたのだ。だって10k負けてるから
ね・・・。で、良さそうな台を見つけて投資。10k程投資した所でBBを引
きAT突入。最終的に21kで+1kの収支・・・・・・へぼすぎ。

     RIOとの資金を取り戻せたので良しとしよう・・・。
あっ!このネタ知ってる。
結局、RIOの看板もらって帰るやつだよね。
7辺境の店:03/11/10 18:24
>>6
いや、これ全くのオリジナルなんだが・・・・
一応実体験を元に書きますた(´・ω・`)

っと、キャラが変わっちまった。一応実体験だ。
まさかこのスレ見てる奴がいたとはそっちの方が驚きだ。
8辺境の店:03/11/10 18:27
某月某日
翌日、歯医者に行く予定で会社を休んだ。俺は歯医者が終わったその足で
昨夜のホールへと車を飛ばす。勿論RIOに会う為だ。が、やはり満席。まぁ
RIOの魅力なら当然だ。しかし時間はまだ早い。俺は諦めずチャンスを待つ
べくRIOを見守る。・・・以外にもその時は早く訪れた。コインを呑まれ席
を立つ男。来た。待ち焦がれたRIOとの時間。待ったぜRIO。長かったぜRIO。
空いたRIOは擦り寄る男共を跳ね除けてきた中々の香ばしいRIOらしかった。
だが俺には確かな予感があった。・・俺はRIOと通じ合える・・。ララァと
だって、あとほんの少し時間があればきっと分かり合えたハズなんだ。

最後のBBから563回転目。その他のDATAは割愛。投資を開始して839回転目。
スイカが外れた!と同時にBLACK-JACKでWIN!BONUSだ!流石だRIO!!
RIOは「分かってるわ」と言わんばかりの微笑みで俺にBBを授けてくれた。
BBが終わって緊張の一瞬・・・やはり来た!STOCK-TIME!!流石だRIO!!
STOCK-TIME中、バビーン!と俺にピースや笑顔を向けるRIO。コラコラ皆が
見てるじゃないか。あはは。あはは。終いには3枚の絵札まで投げてくる始
末。俺にゾッコンLOVEなRIO。うふふ。えへへ。
9辺境の店:03/11/10 18:29
しかし楽しい時間とはいつも儚く過ぎて逝くもの。俺は何れホールを去らな
ければならない身。RIOもソレを分かっていたらしく寂しげに俯く。俺はRIO
との別れの時を見計らう・・・・STOCK-TIMEがないBBやRBが続く。その時の
RIOの切なげな表情は忘れられない。そしてこれで最後にしようと思ったBB
はやはりSTOCK-TIMEがないBBだった。RIOの声にならない声が俺の胸を打つ。
「今日はもうお別れだね。」そう聞こえた。俺は「ああ・・・でもまた来る
よ。必ず。俺は今日でスロット解禁だ(笑」とRIOにニコリと微笑んだ。
RIOは俺の笑顔に答えようと精一杯の笑顔をくれたが、どこか陰のある儚げ
な笑顔だった。その仕草がまたも俺の胸を打つ。RIO・・・・・・。
そして俺は3700枚のコインを手にRIOと別れ駐車場に停めてある車へと歩く。
「また必ず会いにくる」と心の中で呟きながら・・・・。

 ・・・その日俺は、RIOの愛を確信した・・・。
10ファン:03/11/12 01:40
続きキボンヌ
11ファン その2:03/11/13 14:47
続きをお願いします。
12( ´∀`)ノ7777さん:03/11/13 19:43
コインを流さず持って帰っちゃったんでつか?
13辺境の店:03/11/14 15:44
>>10-11
すまない、最近どうにも仕事が忙しくてな。
それよりもこんな駄作の続きをキボンヌしてくれるあんたら二人に
人の温かさを見たよ。しかも一人は敬語だしな。心からthx。
実際にホールに打ちに行かないと続きが書けないもんだから、どこ
まで続けられるかわからんが頑張ってみる。
>>12
ネタで返そうかとも思ったんだが、それやるとキャラが戻っちまうので(ぉw
このキャラのまま返すぜ。等価交換なので〆てモロチン74000円に換金した。
14辺境の店:03/11/14 15:50
某月某日

仕事が早く終わったのでその足でいつものホールへ足を運ぶ。勿論RIOに
会う為だ。RIOの美貌と持ち前の明るさもあってか客付きも良好の様だ。
ディーラーを生業とするRIOに取っては喜ばしい限りだが、RIOとの時間
を大切したい俺に取っては正直辛い。だが自分のわがままで行動する訳
には行かない。RIOを理解し応援する事がRIOを愛すると言う事だからだ。
 喧嘩の絶えないカプールってのはこれが抜けてる事が多いな。
ふと顔をあげて俺が来た事に気づいたRIO俺は対し笑顔を送る。俺もそれ
に応えたつもりだったがRIOは申し訳なさそうに苦笑してみせた。どうや
ら頭では理解していても心は正直だったらしく、面白くなさそうな顔を
していたらしい。そんな自分に反省し、RIOへニコリと微笑む。頑張れ。
と心で応援しながら。その気持ちが笑顔と共に届いたらしくRIOは俺に
ウィンクしながら頷いてみせた。まぁ仕事だからな、他の客相手にする
のは仕方ねーよな。と、俺はとホール内をブラブラしながら時間を潰す
事にした。それからしばらく経って席が一つ空いた。空いたが、何とも
言えない感じがしてその席に着くのを躊躇っていたら他の客が座ったの
でまたRIOの挙動を眺める事にした。そんな俺を見てRIOはウンウンと頷
いていた。数十分後別の客が席を立った。これならイケると思った俺は
おもむろに席に着く。DATA確認。ふむ。まぁなんとかなるだろと思った
俺はチェンジャーに千円札を投入。さぁRIOと共に戦闘開始だ!
文体がときおり作家らしくなく、また日記ともおぼつかない
異様な雰囲気がまた読者を惹きつけているようだ
16辺境の店:03/11/14 16:31
久々にRIOと出会えて嬉しい俺はRIOに話しかけながら打つのだが、
RIOの様子がおかしい。あの時、確かに愛を感じたハズなのに今日
は逆によそよそしい。もしかして照れているのかな?それとも中々
会いにこれない俺に不満があるとか・・・これはマズいと思った俺
は必死にRIOのご機嫌を取る。と、10k程投資した所でBJでWIN!
キタ!良かった。どうやらよそよそしいと感じたのは俺の勘違いだっ
たらしい。客がいっぱいで忙しいだけだったんだろう。そう思った
俺は思いRIOと共にBBを素直に喜ぶ。さ、これからだぜRIO♪うふふっ
BBが終了し早速RCに突入。初BB→RC・BB→RC・BBと続き3連で終了。

RIOに感じた不安が的中だったと気づいたのはそれからだった・・・。
いつものヤツをウェイターに注文し、Tiffanyがいつも通り酒を運んできてく
れたので「今日も綺麗だね」と一言二言言葉を交わしソイツを受け取る。
 しかし相変わらず見事なもん持ってんな・・・
 たわわに実った禁断の果実。ハァハァ・・・うっ
17辺境の店:03/11/14 16:40
今日のTiffanyは緑色のバニーに身を包んでいた。いつも通りスイカを狙う。
スイカが外れた!よしキタ!イタダキ!と思い7を狙う。おやぁ?揃わない。
じゃあと思ってBARを狙うも揃わない。え?なに?ガセ?うそマジで?
スイカ外れてんのになんで何も来ないの?Bは?STは?焦る俺はどこから
か視線を感じた。ふと視線を感じた方に振り返る。その視線の主はRIO
だった・・・そのRIOが顔を赤くして膨れている。怒った顔もカワイイ・・・
なんて言ってる場合じゃない!どうしたってんだ一体。俺は慌ててRIOに
訳を聞く。RIOはムスッとした顔でこう応える「Tiffanyの胸ばっか見つめて
さ、このエロガッパ!フンだッ」と来たもんだ。こりゃやばい。お怒りですよ
RIOさん。どうやら前回の時から俺がTiffanyの胸ばっか追っかけてんのが
バレてたらしい・・・何とも言えず「(^▽^;)」こんな顔になった俺をその
場においてRIOはどこかへ行ってしまった。しまったなぁ・・・と思ったが
仕方ないのでとりあえず続けてみたのだが・・・云とも寸とも言わない。
それ所かさっきのコインを全て呑まれ、再投資で既に-20k。あかんなんじゃこら。
やっと引いたBBもST無し。単発。うぐぅ。
今日はもうダメだと思い席を立つ。帰る前に一言RIOに謝りたかったが、出て
こないのでは仕方ない。次来た時は機嫌直ってるといいな・・・・。

 教訓。女は怒らすと怖い。でも怒ったRIOもまたプリティ。GoodJOB!
18辺境の店:03/11/14 16:50
>>15
なるほど。その「異様な雰囲気」ってのが何気に嬉しく思うので
きっとそうなんだろう。お褒めに預かり心からthx。
つか、実はもう書くのやめるツモリだったんだけどな。だって期待し
て待っててくれる人がいるとは思わなかったしw

まぁ誤字脱字やら脳みそ足らん様な文章も多いけど、多めに見て欲
しいと言い残し、今日はこれにて。

 スロッターのみんなに幸在れ。願万枚。
RIOにジェラシィw
20( ´∀`)ノ7777さん:03/11/17 18:56
>>19
なんで?
応援sage