倒産

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[2000/12/25]
●(株)シアター・テレビジョン テレビジョン放送・番組制作 [東京]

 (株)シアター・テレビジョン(千代田区麹町1−6−6、設立平成7年11月、資本金2億3938万円、山田英久社長、従業員8名)は12月18日、東京地裁より再生手続の開始決定を受けた。監督委員は小林明子弁護士(新宿区新宿1−6−8電話03−3354−5740)。負債は約2億3800万円。
 同社は平成7年に設立された日本で初めてのパフォーミングアーツを専門に放送するテレビ局。オペラ、バレエ、演劇、コメディ、ダンスといった国内外の劇場中継を中心に、メイキングやドキュメンタリーなどあらゆるジャンルの番組を制作。CSデジタル衛星放送「スカイパーフェクトTV!」の1チャンネルとして24時間、全国放送を行っている。
 (株)エフエム東京の出資も得て(現在の比率42%)、デジタル通信放送加入者も徐々に増え始め、売上も平成10年2月期年商は前期比倍の3億4510万円を計上した。しかし、設立時の初期投資をはじめ番組制作に絡む固定費などが嵩み、借入過多から収益は低迷、赤字決算が続いていた。その後も業績は回復せず、加入者の伸びも鈍化している事から資金繰りは逼迫、自主再建を断念した。再生債権の届出期間は平成13年1月19日まで、再生債権の一般調査機関は2月16日から2月22日まで。