【論調観測】原発の再稼働…産経「歓迎したい」読売、日経「安全確保と運転再開を」毎日「時期尚早」朝日「拙速に過ぎないか」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1309653741/ 経産相の「安全宣言」から玄海の運転再開要請に至る経緯を踏まえ、毎日、朝日、
東京は再稼働に疑問を投げかける社説を掲載した。毎日は安全宣言について、
緊急対策の有効性への検証に疑問があるうえ、中長期対策までの「リスクの評価も不透明」で、
「老朽化した原発や立地場所ごとのリスクも考慮されていない」と述べ、説明不足で
時期尚早と主張した。
また、玄海に関連して、「規制機関である(原子力安全・)保安院が
原子力推進の立場にある経産省に属することの弊害」を指摘、経産相とともに
保安院が再稼働を要請する行動は「安全確保の信頼感を損なう」と批判した。
朝日は老朽化した原子炉など「リスクが大きいものは再稼働を認めないと
いった仕分け」を求め、玄海に関連して、安全性の検討や周辺自治体を含む
地元の理解を得る努力の不足を理由に「再開に踏み切るのは拙速に過ぎないか」と述べた。
東京も安全性を問題視した。
これに対し、再稼働に明確な支持を表明したのが産経だ。運転再開は地元自治体の
了解というより政府の判断で行うべきだとの考えを示し、玄海の再稼働に向けた動きを
「歓迎したい」と評価、「ひとつひとつ再稼働を実現させていくことが、政府の
責務である」と強調した。
読売、日経は、安全確保と運転再開を両立させる必要性を論じたが、安全宣言や
玄海の再稼働要請の是非に関する評価はなかった。
毎日新聞
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110703k0000m070091000c.html