3月総評
AT-X
骨太のストーリーとエロス・バイオレンスで視聴者を魅了したフリージングも無事終了、AT-Xの編成も新年度を迎えた。
しかし、層の薄さは否定できない。
水準を満たしているのは、俺たちに翼はない、聖痕のクエイサーII、まりあ†ほりっく あらいぶ、世界一初恋くらいではないだろうか。
ダークホースはプリティーリズム・オーロラドリームと戦国乙女〜桃色パラドックス〜。
エロやグロを満載した正当派の視聴年齢制限作品が不足している。
俺たちに翼はないのKEEPOUT商法にはガッカリした。1890円払っている視聴者がパンツ目当てでBD買うと思っているのだろうか。
魔法少女まどか☆マギカは残念ながらAT-X先行放送はならなかった。
AT-Xのプレミアム感をどこで演出するか、編成担当は知恵を絞るべきだ。
夏アニメは、猫神やおよろず、異国迷路のクロワーゼ The Animation、異国迷路のクロワーゼ The Animation、バカとテストと召還獣にっ!が確定。
R-15、ロウきゅーぶ!、魔乳秘剣帖、うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%、神様のメモ帳、は全力でとってくるべきだ。
気になるのが声優バラエティ番組の乱立だ。
監督やアニメーター、演出家といった作品の作り手に焦点を当てる番組作りのほうが優先されるべきだろう。
すたもも丼はアイデアは悪くないが、ちゃんとしたインタビューアーを用意してアニメ評論番組を作るべきだ。
声優バラエティを作る予算があるならば、AT-Xオリジナル作品を作るべきだ。
昨今のアニメは廚2臭がプンプンするラノベ原作中心で、目の肥えた視聴者は飽き飽きとしている。
エロありグロありの地上派やニコニコでは絶対に流せないオリジナルアニメを作るべきだ。
旧作では、そらのおとしものf、らいむいろ戦奇譚 南国夢浪漫といった作品が決定。エロスを補給したい。
TBS/MBS放送作品は札束攻勢で奪還してくるべきだ。アマガミ、ISの放送は最低条件だ。
だらしないのがOVA枠だ。途中で寝てしまう作品ばっかだ。
OVAバカとテストと召還獣、OVAひぐらしのなく頃にキラ☆、かってに改蔵、Baby Princess 3Dぱらだいすといった注目作の先行放送はないのか?
80〜90年代のエロスとヴァイオレンスに満ちた作品を発掘すべきだ。
4月のAT-Xは物足りない。ヨスガノソラで臨界を起こした股間の燃料棒を冷却する十分な時間は経過したはずだ。
アニマックス
AチャンネルとX-MENが抜きん出ている。
Aチャンネルは、ライトユーザー層に訴求する日常系アニメだ。
AT-X向きという気もするが、視聴者数の多いアニマックスで裾野の拡大を期待したい。
X-MENは本格者の視聴者に高い支持を得ている。
原作アメコミの密度の高い作画をジャパンクオリティで再現した注目作だ。
これがアニマックスでしか見れないというのは本当に贅沢だ。
欲を言えば、英語の吹き替えでも見てみたい。
BDで英語音声が収録されるのならば、是非購入したい作品だ。
キッズステーション
花咲くいろはが賛否両論。
一般層への浸透を狙ったマーケティングだが、コア層からは猛烈な反発を受けている。
PA WORKS10周年という記念の節目に力作をつくるのならば、エロゲ原作かオリジナルで
少女の性愛を正面からアプローチした甘酸っぱい作品を期待したかった。
婆が刺されるとか神展開が無い限り、コア層の回帰は望めないだろう。
キッズステーションは、コア層をターゲットとした作品作りに立ち戻るべきだ。