石油の起源

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1名無しさん@1周年
生物の死骸以外の可能性ってあるのでしょうか?
2なごちゃんA :2000/10/13(金) 09:03
あれは大昔の微生物とか生き物の死骸が堆積して、
地熱などで高分子化合物になったんでしょ?
地中の成分が混じる事もあるだろうけれどね。
この質問は天文・気象板?かな?
3名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 14:12
>1
地中にはそこそこ炭素が存在するだろうけど、
石油ができるほど大規模に炭素が濃集する過程というのは
生命活動以外には考えられないでしょう。
それ以外の原因では濃集してもダイヤモンドができるくらいの
規模しかない。
ダイヤモンドも生命起源かも。

ところで、
大気中の二酸化炭素を石油を掘った穴に吹き込んで
もう一度石油を作ってしかも大気の二酸化炭素濃度を減らすという
技術があるとか聞いたことあるんだけど、そんなのあるの?
4名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/13(金) 16:07
化学板かな。
5:2000/10/13(金) 20:47
>ALL
ところが、異説もあるようですよ。
手元の立花隆の本の書評コーナーにあったのですが、コーネル大学・
宇宙研究センター(当時)の天文学者、トーマス・ゴールドという人が、
著書『地球深層ガス』で宇宙起源説を唱えているそうです。

それによると、
・ 石油を分析すると生物起源でない物質が大量にある。
・ 生物起源なら鉱床は堆積岩に多いはずだが、そうでない例がかなり多い。
・ 石油は、何十年も前からいずれ掘り尽くされると警告されて来ながら、
  確認埋蔵量は増え続け、もはや生物起源では説明できない所まで来ている。
・ 生物起源説の根拠である石炭内の植物化石も、発見率は他の堆積岩より低い。
・ 炭化水素は宇宙にも広く多量に存在する事が発見されている。

以上の点からゴールド博士は、
「化石燃料のもとの起源は宇宙起源の炭化水素で、それが地表に出てくる間に
 生物起源の物質と出会いそれを溶かし込んだのであろう。」
と、推測しているそうです。

で、この書評1992年のなんだけど、最近はどうなんですかね?
1さんもこれを読まれての質問かな?
どなたかこの問題に詳しい方、おられませんか。

トーマス・ゴールド著 『地球深層ガス』 日経サイエンス社
http://member.nifty.ne.jp/Mr-Rich/Thomas01.htm
6名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 20:49
あっ、名前が他板に書いた時のままだった。
7名無しさん@1周年 :2000/10/18(水) 03:26
>・ 生物起源なら鉱床は堆積岩に多いはずだが、そうでない例がかなり多い。
そうかな?
>・ 石油は、何十年も前からいずれ掘り尽くされると警告されて来ながら、
>  確認埋蔵量は増え続け、もはや生物起源では説明できない所まで来ている。
これはその都度新しい油田が発見されているから。
(石油ショックは20世紀はじめから何度もあるけど、その都度新しい油田が...)
(一番新しい石油ショックはオペックとセブンシスターズの陰謀)陰謀って書いちゃった!
>・ 生物起源説の根拠である石炭内の植物化石も、発見率は他の堆積岩より低い。
だって、プランクトンでしょ?
石炭なら植物の石炭化した化石でてるし。
>・ 炭化水素は宇宙にも広く多量に存在する事が発見されている。
これは確かにそうだけど多量か?密度をかんがえると...

立花隆って、時々変なこと言うからな。臨死体験とか。
8名無しさん@1周年 :2000/10/18(水) 17:40
7は頭悪いね。

>>  確認埋蔵量は増え続け、もはや生物起源では説明できない所まで来ている。
>これはその都度新しい油田が発見されているから。

新たな油田が発見された結果、その石油に含まれる炭素の総量が
過去に地球上で生命が活動して溜め込んだと考えられる炭素の総量の
あるモデルでの論理値に近づき超えつつさえあるということ。
石油(の炭素)の全てが生命起源とするなら、あるモデルでは
それだけでは説明がつかなくなりつつあるという推測が成り立つ、という話。
つまり「いままでは間違いで本当はこうである」と断言しているのではなく
「これまでの通説は誤りかもしれず本当はこうかもしれない」という説に過ぎない。

もちろん政治や経済の側面から存在が隠蔽されている油田もあるだろうし、
あるいはオイルショック等で石油が必要となって調査熱が上がり
新たな油田が発見される事もあるだろう。
あるいは油田を発見しても現段階の石価では採掘や出荷に経費がかかりすぎ
「商売にならない油田」も少なくない。

>>・ 生物起源説の根拠である石炭内の植物化石も、発見率は他の堆積岩より低い。
>だって、プランクトンでしょ?
>石炭なら植物の石炭化した化石でてるし。

7はさらに日本語の読解力にも問題があるようだ。

石炭の中に含まれる植物の化石の比率が、他の堆積岩に含まれるそれよりも
比率として明らかに少ないという報告があるということ。石油は関係ない。
石炭の総量が植物の化石、生物由来のものであるという確証は未だにないからな。
石炭の中から石炭化した植物の化石が発見されているので、まわりの石炭も
植物が石炭化したものだろうと推測されているにすぎないだけだ。

>>・ 炭化水素は宇宙にも広く多量に存在する事が発見されている。
>これは確かにそうだけど多量か?密度をかんがえると...

宇宙全体の平均的な密度を考えれば確かにそうだが、
それを言い出せば地球や他の惑星・恒星などは特異点と言って良いくらい
高密度な代物ということになるね。
その高密度な特異点に炭化水素が高濃度で蓄積されていても、
可能性として不思議はないと思うが。

>立花隆って、時々変なこと言うからな。臨死体験とか。

俺もあのジジイは真っ当なようでいて結構怪しい事も平気で言うので
注意が必要だとは思うが、臨死体験に関しては既存の宗教や思想的な背景に
配慮しつつも可能な範囲で科学的・唯物的な側面から臨死体験と言われる
「体験」を解剖し俯瞰しようとした良書だと思うぞ。
つまり「配慮」の部分と「解剖」の部分を読み分けられない奴が読むと
あの本はトンデモ本になってしまうという事だな。
読み手の程度が知れるという意味では恐ろしい本だ。

俺も素人だし聞きかじりの知識しか持たないが、それにしても
どこかで読んだ通り一遍の知識で簡単に否定できてしまう7は
おめでたすぎるな。
9名無しさん@1周年 :2000/10/18(水) 19:17
あほの7です。
石炭の記述はちゃんと読んでなかったです。ごめんなさい。
でも、石炭化した植物の化石がでている以上ね。

>過去に地球上で生命が活動して溜め込んだと考えられる
>炭素の総量のあるモデルでの論理値に近づき超えつつさ
>えあるということ。
これは何処からの出典?
炭素自体はサイクルで回っているし...現に大気中に放出された
二酸化炭素は光合成で固定されるし...
それに先カンブリヤ紀のシアノバクテリアの大量発生ではかなりの炭素が
固定されているように思うんですが、それでも臨界値なんですか?
私は資料持ってないから何ともいえませんが?じゃあいうな。

>俺もあのジジイは真っ当なようでいて結構怪しい事も平気で言うので
同感ですね。
私は臨死体験については本は読んでません。だって、好きでもない人の本は
読まない。テレビの特集(NHK)を見たの、それで本人が臨死体験について
かなり思いこみのきつい発言を行っていたのにあきれて書いたことです。
(どんな発言かは正確には覚えてませんが...)

まぁ、あほなもんですから。そうむきにならないでください。
10あほの7 :2000/10/18(水) 19:59
>その高密度な特異点に炭化水素が高濃度で蓄積されていても、
>可能性として不思議はないと思うが。

これも私にはあまり説得力がない。
隕石からアミノ酸がでてきたり、星間ガスから水酸基のスペクトルなど
でてくるけど...
たしかに「可能性として不思議はないと思う」けど限りなく不思議にちかいような。

まぁたぶん「本当の5」さんとの意見の相違は
>過去に地球上で生命が活動して溜め込んだと考えられる炭素の総量の
>あるモデルでの論理値に近づき超えつつさえあるということ。
ここにあるモデルでしょうね。
....「どこかで読んだ通り一遍の知識」.......
11名無しさん@1周年 :2000/10/20(金) 10:50
また、スレを止めてしまった。
12名無しさん@1周年:2000/11/26(日) 20:45
200Xあげ
13名無しさん@1周年:2000/11/26(日) 22:07
生物起源主張派の反論なしか…
やはり炭化水素濃縮説の方が信憑性があるな。
14名無しさん@1周年:2000/11/26(日) 22:23
>>13
なんで、ここのデータを持たないシロートの議論で決まるの?
15名無しさん@1周年:2000/11/26(日) 22:28
>14
誰がここの議論で決まりなんて言った?
バカか、お前は!
俺は単に200Xを見た後、ここを見て「生物起源派が反論してないなあ」と思った。
そして自分は200Xを見て、「炭化水素説の方が信憑性があるな」と思った。
これだけのことを書いただけなのに、そんなものいいしたら2ちゃんのほとんどの板の
議論が成り立たなくなるぞ。そう感じるなら来るなよ。氏ね!
16:2000/11/26(日) 23:17
「本当の5」です。
sageで続いてたんですね。

>>10
俺は6以下には書き込んでませんよ。
7まででこのスレは終わった思って見てませんでした。
5は、この説の可否はともかく、こんな説もあるよと紹介しただけです。

>>12-15
見た見た。
この説、まだ健在だったんですね。
5の引用元は立花隆の「ぼくはこんな本を読んできた」の中の「私の読書日記」です。
この本にはスウェーデンの試掘の件は進行形で書かれていたけど成功したみたいですね。
「特命リサーチ」は眉に唾つけて見た方がいい番組と思うけど今回はなかなか説得力があった。


俺はどちらが正しいかはどうでもいいけど、定説を覆そうとする説ってなんかわくわくするなあ。
興味がある人は、トーマス・ゴールドの「地球深層ガス」を読んでみては。

(あと、なんかこのスレ荒れ気味? 昔の天/気板は和やかだったのにな・・・)
17名無しさん@1周年:2000/11/27(月) 05:34
とりあえず中国が石油を使いまくらないことを祈りましょう
18名無しさん@1周年:2000/11/27(月) 10:59
元々生物起源で考えても現在まで算出された石油の量だけでみてもすでに説明できない程
莫大な量だと思う今日この頃
19遠洋まぐろ漁船船長:2000/11/27(月) 12:08
まぐろの起源も教えて下さい
20名無しさん@1周年:2000/11/27(月) 14:21
>19
はぁ?
21SS:2000/11/27(月) 18:12
しかし、「現在発見済みの油田も、今までは埋蔵量の3割程度を汲み出すのが精一杯
だった」てのが以外だった。
技術革新が進み、最後の一滴まで汲み出せるようになる日も近いらしいから、まだ
当分は大丈夫なのかな?
22>17:2000/11/28(火) 02:21
でも、今の俺達を見れば、それが無理なことは明らか。
23名無しさん@1周年:2001/01/02(火) 09:46
地球深層ガス説も、馬鹿にできませんよ。

・石油の残りを少なく見積もって得をする人は多いが、多く見積もって得をする人はほとんどいない。
#売り惜しみしやすいから。
・なぜ地球だけにプレートテクトニクスが見られるか等、
#地下5kmより先のことはあまりにもわかっていない。
・光合成の枠の外で、石油を食べて生きる微生物がいる。石油を生産する事もできる。
#われわれの生物観を超えた、あっとおどろくシナリオがある可能性は十分にある。

ただ、地球深層から、石油が滲み出てくる速度にくらべて、人間の使う量が多すぎてはどうしようもありません。
おそらく今の使用スピードはすでに過大でしょう。
大切に使いましょうね。
それから、生産効率を上げるために、油田に海水を注入するのは絶対に止めましょう。
湧き出してくるスペースを埋めてしまっては、沸くものも沸かなくなりますから・・・
24名無しさん@1周年
化石燃料の埋蔵量がどれだけあろうが、もう石油石炭に頼ってちゃだめでしょ、、、、、

冬場は富士山よく見えるなぁ〜