宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2013年7月20日以降27日までの深夜 23時〜25時 頃、
内之浦宇宙空間観測所から超高層大気観測のための、2機の実験ロケットを連続して打ち上げます。
1機目は S-310-42 ロケットで TMA(トリメチルアルミニウム)が散布され、高度約70〜150kmで白色の発光雲を生成します。
その30〜60分後に2機目の S-520-27 ロケットが打上げられ リチウムの蒸気を噴出し、
月光により励起されて高度130〜180km で赤い発光雲を生成します。
天文ファンにとっての関心は、今回の発光実験がアマチュアの撮影対象となるか否かですが、 1機目のTMA発光は地上から見られるだろうと予想されます。
2機目のリチウム発光ですが、今回は過去の実験と異なり月光(満月)による励起で、 非常に淡い発光しか得られない見込みとのことです。
このため、研究チームでは航空機により上空から撮影を試みます。
従いまして、撮影を試みられる方は、1機目のTMA発光を狙ってみて下さい。最新の情報は、JAXA のHPをご覧ください。
http://www.isas.ac.jp/j/topics/topics/2013/0521_s-310-42.shtml