少々コメントを。
融雪時期の気温、降水量は重要なファクターは自明。
(1976〜2008年)までの7〜9月の総平均の降水量などを示します。アメダス。
*(
>>110) 立山室堂とありますが、天狗平ですね
A)鳥海山 h=1199 南側登山口付近 滝ノ小屋
Ave=1445mm、σ=389mm、Max=2284mm、Min=862mm
B)燕岳 h=1840 中房温泉
Ave=833mm、σ=277mm、Max=1578mm、Min=487mm
C)立山 h=2291 天狗平
Ave=1436mm、σ=546mm、Max=3314mm、Min=629mm
>>110 では3年間のデータで心もとない。よって約30年分で統計処理実施。
(結果)
1:鳥海山南登山口の降水量は立山と同等
>>110 と同じ傾向。
2:
>>110 に1958年の値があるが、滝ノ小屋:1953mmは(A)平均値よりもかなり多い
3:心字雪が見渡せる河原宿の標高に換算で Ave=2088mm。 =1445*(2824/1953)mm
立山の約1.5倍の降水量と推定される。
(補足)土屋文献は年12000mm説の提起で
1958年の降水量を使用してるが、上記のように平年よりもかなり多い年の値と判明。
2005年にダムの流水解析論文で再検証を試みるも失敗。
私は山頂一箇所の6000mmのデータの延長上で12000mmに必死になるのは無駄で
立山が夏に3000mmというなら鳥海山は1.5倍で約4500mmとでも
推定しておくのが無難だと考える。文献の批判的見解。