【台湾坊主】南岸低気圧について語ろう【大雪】

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31名無しSUN
>>22
1969.3.12は、

都区部以西満遍なく積もったようで、吉祥寺の35pが最高。
積雪分布としては、1988.4.9に近いですね。

大手町の降水量は42oで、降水量としてはさほどではなかった。
が、この日の午後は、気温が1度台〜1度台後半だったのにもかかわらず、
ガンガン積もっているのが不思議。

春の大雪にありがちなパターンなのかもしれないけど。


1986.3.23は、低気圧の爆弾ぶりは、こちらの方が数段上だった。


大手町の降水量は86.5oで、日降水量83oは、3月としては堂々の第一位の記録。
こんなすごいヤツが雪で降ったのだからすごい。


大手町は、午前中は暖かい雨(最高気温4.8度)で、
降水が比較的峠を越えてから雪になったため、大手町は数pで済んだが、
雪で降り通した町田〜相模原では、80p以上積もった所も。



1969.3.12
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=44&prec_ch=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD&block_no=47662&block_ch=%E6%9D%B1%E4%BA%AC&year=1969&month=03&day=12&view=p1

1986.3.23
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=44&prec_ch=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD&block_no=47662&block_ch=%E6%9D%B1%E4%BA%AC&year=1986&month=03&day=23&view=p1
32名無しSUN:2012/03/07(水) 22:52:22.87 ID:/quyBFfv
大雪の首都圏、映画館や高圧鉄塔も倒壊 停電による断水も (1986年3月24日新聞朝刊)

春分の日も過ぎた連休最終日の23日、日曜の首都圏は春の大雪に見舞われ、各地で
家屋や送電線の鉄塔が倒壊、雪道の転倒事故などによる死傷者が続出した。

同日午後3時17分ごろ、東京都八王子市元横山町2丁目の映画館「八王子にっかつ」
(根本悌二代表)で、上映中、大雪の重みで亜鉛めっき鉄板の屋根が崩れ落ちた。
場内にいた観客18人のうち、逃げ遅れた同市内の会社員(28)が屋根の下敷きに
なって両足に1週間のけがをした。
大雪のためガラ空きで、異常な音がし始めてから崩れ落ちるまで5分間近くあり、
大半の客は外へ逃げて無事だった。
また、同市上恩方町の小川養魚場付近の納屋では、積雪70cmを越す春の湿った
大雪の重みに屋根が耐えきれず全壊した。

神奈川県厚木市戸田では、同日午後零時10分ごろ、県道と並行に立っている東京電力
の6万6000ボルトの高圧送電線の鉄塔(高さ80メートル)4本が約1キロに
わたって次々に倒れた。この事故で、県道を走っていた乗用車に鉄柱が直撃、運転して
いた同県高座郡寒川町、会社員棚橋伸一さん(28)は胸の骨などが折れ重傷を負った。
付近の住宅にも鉄柱や送電線(直径35ミリ)が当たり民家の屋根や神社の本堂など
26棟の各一部が壊れた。

浦和市内でも、自転車置き場の屋根が崩れ、中にいた主婦(30)が下敷きになって
大けがをした。
東京電力によると、雪の重みによる送配電線の切断やショートなどのため、神奈川県で
正午ごろ、停電し始めたのを皮切りに、首都圏で被害が相次いだ。

停電のため、浄水場の送水ポンプがストップし、鎌倉、相模原市などで断水になった。
東京都内でも、調布、府中、小金井などの各変電所が午後3時から3時半にかけて断線
や電柱の傾く事故が起きて送電できなくなり、午後6時過ぎまで調布市内でほぼ全世帯
にあたる5万世帯が停電したのをはじめ、府中、小金井市など各地で停電が相次いだ。
33名無しSUN:2012/03/07(水) 22:53:18.15 ID:/quyBFfv
遅れた警報、盲点…東京の雪観測網 郊外は大雪でも大手町は雨 (1986年3月25日新聞朝刊)

積雪9センチ。大雪となった23日の東京の積雪記録に、首をひねった人が多かった。
同じ23区内でも、郊外では、すねまで埋まるほど積もった。
しかも、郊外で、このような大雪になってから、気象庁は初めて大雪警報を出した。
だが、この時、気象庁のある大手町では、まだみぞれで、積雪はゼロだった。
警報は、いわば「大手町向け」になってしまった。

気象庁は、かなり発達した低気圧が関東南岸を通ることを、22日から、ほぼ正確に
読んでいた。ただし、天候は雨を中心に考えていた。前日に出した低気圧情報の
「関東の一部では雪に変わる恐れもある」との表現からもうかがえる。
大手町で、雨が雪に変わったのは午前11時57分である。ところが、世田谷区など
では、午前2時半ごろには、すでに屋根がうっすらと白くなるほど、雪が降っていた。
この9時間もの時間差が、今回の雪の特徴でもある。23日の東京の気温は、常に1度
前後。降ってきた雪が雨に変わるのか、雪のまま降りそそぐのか、微妙な気温だ。
地域によって、1−2度はいつも違う。これが時間差をつくり出した、といえる。
気象庁の黒沢真喜人予報課長はいう。「雪ではなく、雨の区域がどう広がるのか、
を検討していた。結局は、雪の区域が広がった」
大雪警報は、東京の平野部の場合、積雪が20センチを超すと予想される時に出す。
その数時間前に出すのが理想とされている。気象庁がこの日、東京に警報を出したのは
午前11時50分だった。大手町で雪に変わる7分前だ。
しかし、八王子市役所の観測では、その10分後の正午に、積雪は既に18センチに
達しており、その後も積雪は増え続けた。

東京には、雨量などを計るロボット気象計が10カ所に置かれているが、積雪は測れない。
雪か雨かの判別は、レーダーでもできない。
そこで気象庁は、降雪が予想されると、八王子市役所や消防署などに電話で問い合わせる。
これを参考に、警報や注意報を出す。しかし、瞬時に全域の積雪がわかる機械との差は大きい。
気象台、測候所、ロボット気象計、レーダー、気象衛星。網の目のように張りめぐらされた
気象庁の観測網の中で、東京の「雪観測」は盲点になっている。