大気汚染 16     

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事件[事故・災害][地震・津波・地球科学]
【東日本大震災】長野県栄村で地震で多発、「潮汐」引き金 地殻変動と重なる 産総研分析
産経新聞 3月19日(月)14時16分配信
 長野県栄村の周辺で東日本大震災後に多発した地震は、月の引力などの影響で潮が満ち引きする潮汐
(ちょうせき)が引き金で起きたとみられることが、産業技術総合研究所の分析で18日、分かった。
発生時刻と潮汐のリズムに極めて高い相関があり、大震災による地殻変動と潮汐力が重なって誘発されたと
みられる。
 産総研の雷興林(らいきょうりん)主任研究員は、大震災以降の約2カ月間に長野県北部で起きたマグニチュード(M)3以上の142回の地震を分析。栄村で震度6強を観測した大震災翌日の地震(M6・7)を含む
全体の約50%が、潮汐と関係していたことを突き止めた。
 潮汐は月の引力などによって海面が周期的に上下変動する現象で、地球内部の岩盤も同じ影響で上下に
伸縮している。雷主任研究員によると、潮汐と関係がある地震は世界の約5%で、今回はこの10倍に相当
する前例のない高さという。
 一連の地震は地盤が下がる干潮や、下がる速度が最大のときに集中して発生。長野県北部には、マグマ
から出たガスや液体が岩盤の隙間に高圧でたまっている「流体だまり」が多数あるとみられ、この場所が潮汐力で
押されて周囲の岩を破壊、断層を刺激して地震が起きたと推定している。
 大震災の誘発地震は火山周辺で多発しており、同じ仕組みの可能性があるという。栄村の震度6強の
地震は死者3人、全半壊約200棟の被害となり、現在も約160人が仮設住宅などで避難生活を送っている。