97 :
名無しSUN:
中世温暖期という幸福な時期が過ぎ去った後に何がやって来るか
調べれば調べるほど恐ろしくなってきます。
まず気候の変動はゆっくりと穏やかに起こる訳では無い事です。
中世の温暖期から小氷期に変わって行くとき
突如としてその変化が現れました。
とくにその変化は高緯度地方にまず強く表れますので
自分としては日本より高緯度にあるヨーロッパ方面に注目しています。
ヨーロッパの主要都市は、日本よりも遙かに高緯度にありますが
温暖です。それはメキシコ湾流から吹く暖かい風が
その気候を保っているからです。
その状況はこの様に書かれています。
中世温暖期500年にわたりヨーロッパは暖かく安定化した天候に恵まれ
一時の寒い年はあれども毎年夏になると黄金色の日射しが
降り注ぐ長い夢のような日々が続き豊かな実りがもたらされた。
日々の労働は厳しかったが不作の年はあまりなく
人々は神は自分たちにほほえみかけているだろうと
心から信じていただろう
しかし
98 :
名無しSUN:2011/07/08(金) 10:42:55.95 ID:ESEhtizA
その前触れは嵐という言葉が出てきます。
雨が降り続くと言う記述が目に付きます。
嵐とは低気圧の発達であり、その後ろには寒気の流入を予想されます。
雨が降り続くというのは、ブロッキング高気圧の存在を感じ取れます。
色々な記述を読んで行くと、絶え間ない北極からの寒気の放出という形を
取るのでは無いかと言う事が、間接的に読み取れるのです。
(ヨーロッパの歴史の記述より推測)