83 :
57:
太陽活動の低下が成層圏により影響を与えると考えるなら
極地が先行して寒冷化すると予想します。
それも極地にある極渦にまず影響を与えると予想します。
極渦とは、北極および南極の上空にできる、大規模な気流の渦のことです。
周極渦、ポーラーサイクロン、北極低気圧、南極低気圧とも言います。
両極の地上は極高圧帯で気圧が高いのですが、上空に行くと、
対流圏界面を越えるあたりつまり成層圏領域に
強い西風の循環を伴う低気圧が現れます。
これが極渦です。
その強さは冬の時期に最も強まり、夏の時期にもっとも弱くなる構造を持っています。
つまり冷たくなると強まり、暖かくなると弱まると考えて良いでしょう
南極の極渦は、常に南極点付近に中心がありきれいな円形をしています。
極渦の極大時には成層圏で低温が観測され、
南半球では極夜ジェット気流がきれいな円形をしており、
低緯度と高緯度の間で熱の輸送が起きにくい構造となっております。
これは南極の特異構造なのですが、これにより極渦が強ければ
寒気をため込みやすくなるので北極よりも寒冷化は
南極で先行して現れるのでは無いかと予想しております。
84 :
名無しSUN:2011/07/05(火) 16:13:30.30 ID:LsQjt52Q
極渦は以下にあるように成層圏に存在しています。
成層圏下部の200hPa=上空約12〜16km付近では季節変化が小さいものの、
成層圏中部の30hPa=上空約20〜25kmでは季節変化が非常に大きく、
夏は逆に高圧になり極渦は弱まります。
つまり夏は日照の熱によってこの渦は弱まるのですが、この太陽活動の低下により
成層圏領域は優先的に寒冷化するので、あまり弱まらなくなると予想され
寒気をため込みやすくなると予想します。
以上から予想されることは寒気の持続的放出が起こるようになり
それは偏西風の大蛇行をもたらすようになると予想されます。
それは単なる寒冷化では無く、熱波を伴う場合も出てきます。
赤道付近は暑いですが、極はより冷たくなるので
その温度差埋める活動により異常気象が出てくると予想します。
現在太陽は極大期に向かっていますが、それが低調に終わってしまうと
はっきりとこの現象が出てくるのでは無いかと思っています。