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名無しSUN:
<関東地方はもはや雪国 2032年2月2日16:05>
先月末に伊豆諸島を980hPaで通過した南岸低気圧は、1月だけで6個目のとなり北の丸公園では新たに40cmの
新雪が積もった。6個の低気圧が東経140度を通過した時点での平均気圧は984hPa、1度の通過で東京地方に平均
30ミリ強の降水となっている。これが全て雪で降っているのであるから、2月2日現在の積雪深が都内の所々で1mを越え
ているのも極々自然である。降水量の多い横浜や房総半島内陸部では大人の背丈を越える地域もある。
かつて、冬季の温帯低気圧は日本海を発達しながら北東進しオホーツク海で最盛期を迎えていた。
しかし今年の低気圧のコースを平均すると沖縄本島付近で発生し、1日半で30hPa以上中心気圧を下げ関東沖で閉塞段階を
迎えている。低気圧が去っても北東の風が卓越し日照時間は少なく真冬日を脱することも難しい。北西風が乾燥した青空を
もたらす時代はもうやってこないのかもしれない。
まれに本州上に上陸するコースをとる低気圧もあるが、内陸の冷気がドーム状の強固な高気圧を形成する関東平野に
おいては地上付近にプラス気温の暖気はほとんど入らず、西湘や外房の一部で雨に変わる程度である。
低気圧の墓場だった千島付近にはバイカル湖付近で1080hPaに達するシベリア高気圧から枝分かれした
1055hPaの高気圧が停滞し、日本付近の季節風は北から北東風となることがほとんどとなった。
新潟県が日本一の豪雪地帯と呼ばれていたのは2010年代まで、近年では山陰地方が最大の豪雪地帯となり、
発達した低気圧に近い関東地方が山陰に次ぐ多雪地帯となっている。
いっぽうで高気圧に覆われ続けることとなった東北北部や北海道では極端に降水量が少なく・・・