太陽・黒点について語ろう

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854ビルケランドおやじ ◆Tg7Sw8BdNonm
このスレには貼り付けてなかったので貼り付けますw
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          2020年から太陽活動が沈静化、ミニ氷河期到来か
          http://rocketnews24.com/?p=105101

 天文物理学者の最新の発表で、2020年ごろから最大10年間、太陽の活動が停滞期に入る
ことが明らかにされた。 専門家は、これにより地球に「ミニ氷河期」が到来すると予測している。

 さらに地球を脅かす温暖化現象にも歯止めがかかる可能性が指摘されており、それらの説を
立証する機会を前に多くの科学者や天文学者が胸を高鳴らせているようだ。

今回発表を行ったのは、アメリカ国立太陽観測所の研究チーム。彼らは、現時点で観測されいる
太陽の3つの変化が、近い将来の活動の停滞を示唆していると主張。

ちなみに以下がその3つの変化である。
・太陽黒点の減少
・太陽コロナと呼ばれる太陽周辺の散乱光の減少
・太陽表面のジェット気流の消失

 いずれも11年ごとに変動する太陽の活動サイクルによって増減する現象であるが、今回予測
される活動低下のレベルは1645〜1715年の「マウンダー極小期」以来。因果関係は立証されて
いないものの、当時地球は著しい寒冷期を記録しており、今回のサイクルにおいても、
ミニ氷河期が訪れる可能性はかなり高くなっているようだ。
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855ビルケランドおやじ ◆Tg7Sw8BdNonm :2011/06/18(土) 11:27:26.59 ID:MaGgVmt3

 なお、前サイクルで活動がピークだった2001年時は、太陽フレア爆発や太陽嵐も頻繁で、活発な
活動を促す太陽黒点も毎日のように観測されていた。これらにより、衛星電波や通信ネットワーク
にもたびたび障害が起きていたそうだ。

 太陽フレアは今月初めにも観測されたものの、2008年に新しいサイクルに入ってから太陽の活動は
とてもスローだ。太陽黒点を発生させるはずの磁場も極めて弱く、このまま行けば、2020年に始まる
次のサイクルのピークが遅れるか、もしくは活動の規模がとても小さいものになるという見方が強まって
いる。

 科学者の中には、地球の温暖化現象は、化石燃料の使用などによる人間の活動に起因するもの
ではなく、太陽の活動によるものだと主張する少数意見もあり、場合によっては地球温暖化に歯止め
がかかる可能性もささやかれている。

 仮に温暖化の進行が滞れば、ほっとできる反面、極寒の日々が続けばまた新たな問題が発生する
ことだろう。いずれにせよ、宇宙の営みにはさからえないのだが、太陽が平穏になるに伴って地球にも
穏やかな未来が訪れることを願いたい。

▼太陽活動の源となる磁場を示すグラフ。2001年のピーク以降、値が低下しているのが分かる

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856名無しSUN:2011/06/18(土) 11:30:13.89 ID:0ezIStGJ
ミニ氷河期なら農業への悪影響が怖いな。
食料の奪い合いになるかも。
そこまでひどくならない?
857ビルケランドおやじ ◆Tg7Sw8BdNonm :2011/06/18(土) 12:32:23.95 ID:MaGgVmt3
>>856

 >>そこまでひどくならない?

 食料・エネルギーの奪い合いが起こり、民族が大移動しますw

858ビルケランドおやじ ◆Tg7Sw8BdNonm :2011/06/18(土) 12:50:01.62 ID:MaGgVmt3
太陽オタクを自認するならナショナルジオグラフィックの元記事を読みましょうw
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               太陽が極小期に突入する3つの証拠            June 15, 2011
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110615001&expand#title

 太陽の内部、表面、上層大気を調べた3つの研究が、次の太陽周期は大幅に遅れるという
予測を出した。さらに、まったく訪れない可能性もあるという。通常であれば、次の周期は
2020年前後に始まる。

 各研究のデータを総合すると、太陽活動が異常なほど低下する「極小期」に間もなく突入する
可能性がある。1645〜1715年のマウンダー極小期以来の活動低下になるかもしれない。

◆黒点が力を失う

 太陽の表面に見える暗い低温の点「黒点」は、磁場の活動が激しい領域を示している。
地球がすっぽり入るほど大きな黒点も存在する。

 何世紀も前から、太陽磁場の強弱の判断に利用されてきた。1800年代には、黒点が約11年で
増減を繰り返す周期的変化が確認された。現在は24期にあたり、2013年ごろに太陽活動が
最大になる見込みだ。

 アメリカ国立太陽天文台(NSO)のマット・ペン氏らは最近、アリゾナ州キットピークにある
マクマス・ピアス望遠鏡で、13年以上続けられた黒点の観測データを分析した。その結果、
右肩下がりで減少を続けている傾向が明らかになり、さらに続けば25期に入っても磁場活動は
黒点を生み出すほど強くならないだろうとペン氏らは考えている。

「黒点はどんどん明るくなっている」とペン氏は述べる。「データから判断して、24期の太陽活動は
23期の半分の強さになるだろう。次の周期では、黒点が姿を消すかもしれない」。
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859ビルケランドおやじ ◆Tg7Sw8BdNonm :2011/06/18(土) 12:51:05.20 ID:MaGgVmt3

◆太陽の“ジェット気流”、コロナの磁気現象も不活発

 同じくNSOのフランク・ヒル氏らは、日震学の手法で太陽周期を観測している。この手法では、
太陽内部の音波が引き起こす表面の振動から内部構造を推測する。

 ヒル氏らは特に、太陽の表面下に隠れた“ジェット気流”、いわゆるねじり振動を追跡している。
この流れる物質の帯は両極付近で発生し、赤道に向かって移動する。磁場を生み出す役割の
一端を担うと考えられている。

 黒点は表面下の帯の進路に沿って発生する傾向があり、帯が赤道に近づくと太陽活動が
激しくなることが多い。そのため、太陽周期の有効な指標となり得る。「24期のねじり振動は
1997年に発生した」とヒル氏は話す。「よって、2008〜2009年には25期の流れが発生して
いるはずだが、いまだ確認されていない」。

 ヒル氏によると、データを見る限り、25期の始まりは2年ほど遅れた2022年になる可能性がある
という。さらに、25期が始まらない可能性さえある。
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860ビルケランドおやじ ◆Tg7Sw8BdNonm :2011/06/18(土) 12:52:21.88 ID:MaGgVmt3

 NSOで太陽の薄い上層大気「コロナ」の研究を率いるアメリカ空軍のリチャード・アルトロック氏も、
コロナの磁気現象が明らかに変化していることを確認した。

 コロナの磁場が両極に向かって急激に動く現象は黒点の増加と関係している。磁場が太陽の
北緯・南緯で約76度に達するころ、太陽活動が最大になる。この動きは、太陽が磁場を“一掃する
”現象とも関係している。新しい磁場が形成され、新たな太陽周期が始まる前兆だ。

 ところが、現在の動きはスピードが遅く、2013年に最大を迎える太陽活動は非常に弱い可能性が
ある。新たな太陽周期の始まりも遅れ、場合によっては訪れないかもしれない。
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 これら3つの証拠は25期が不発に終わることを強力に示唆している。
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 3つの研究成果は、ニューメキシコ州ラスクルーセスで開催されているアメリカ天文学会の会合で
6月14日に発表された。

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