一人で天体観測してると怖くない？　その2.1

俺も昔に似たようなことに遭遇したな。
夜中、観望地からの帰り道、本当は朝まで現地で車中泊してから、温泉浸かって
帰ろうと思ったのだが、懐をみたら2000円もないｗ
しかもガソリンが残り少ない、残り100kmなんとかして維持していかないと思って走っていた。

田舎の中心街の国道を走っていたら、信号のある脇道から一旦停止（点滅赤信号）を無視して
車の頭を突き出してきた車に遭遇した。
前にも一台車が走っていたが、その車も、俺の車もその車をかわしてそのまま
走っていったが、その該当車も俺の後ろを続いて走ってきた。
前の車はゆったりと走っているので、追い越し禁止に従ってゆっくりと走っていたが、
やがて片側2車線になり、前を走る車は左側へ、追い越す車は右側車線へ出た。
後を走る車も同じように右側を後ろについて走ってきた。

続く

続き

後の車が速く走りそうだったので、左側車線に移動して進路を譲ったのだが、
後の車も同じように車線変更してきて、しかも車間距離をびっちりと詰めて走ってくる。
煽られる理由が分からない、気持ち悪くなったので、道も良いし民家もない山道なので、
速度を上げて振り切ろうと速度を上げた。しかも後ろの車も速度を上げてくる。
そしてハイビームを浴びせてくる。ますます訳が分からない。
トンネルを抜け下り坂のカーブが続く道でなんとか引き離したが、
その先の信号が赤でしかも前に車が停まっている。止む無しにその後に着いた途端に
信号が青に変わり発進していった、その隙をついて追いかけてきた車が追いついて
停まっている俺の車を追い越し進路を塞がれた。
そして黒い車から、ガタイの大きな運転手が降りてきてこちらに向かってきて窓ガラスを
叩いて何やら言ってきた。

長くなるスマナイ続く

続き

そのガタイのごついおっさんの腕には刺青が見える。
窓を開けて話を聞くと「お兄ちゃん、速度出しすぎやで」
「お兄ちゃんの速度出しすぎのせいでな、俺の車の窓ガラスに
小石が飛んできて傷がはいったんや、弁償してくれないか？」
と風体に似合わず丁寧な口調で言ってくる。

とり合えず、脅すようなそぶりはないので話だけ聞いてみることにした。
車を近くの広場に停め、その傷が入ったガラスを見せてもらうことにする。
すると、米粒ぐらいの大きさの傷が確かにあったのだが、
こんな真っ暗な深夜で、小石が飛んできてどこに傷がついたなんて
分かるわけがない。しかも速度を上げて車間距離を詰めてきたのは
そっちの方・・・。

すまない続く

続き

相手の方の車にはあと3人乗っている。ぱっと見た目普通の人には見えない。
運転手の方は「この車は人からの借り物だから、すぐに直さないといけない。
この傷弁償してくれないか」と詰め寄る。
こちらは「じゃあ、事故ということで保険で直しますので、警察に連絡しましょう」
と言うと相手は、「そんなことしたら、兄ちゃんの速度超過がばれて違反切符切られるぞ」
と訳の分からないことを言い出してきた。
速度違反が自己申告では成立するはずがないからだ。
相手の様子から見ると、明らかに警察に関わりたくないと感じ取れたので、
あくまでも保険で直す、警察に届けると一点張りで攻める。
相手も
「知り合いが死んで早く行かないといけないから、修理代をこの場で渡せば済むこと」
と今行っている事と支離滅裂なことまで言ってくる。
話が進まないので、お互いの連絡先を交換して、その場を散会したが
こちらはその後最寄の警察署に直行して、事の顛末を話した。
対応した警官も「あきらかにお金が欲しさでやってるな」と理解して、何かあったら
連絡するように言われた。

数時間後、相手から電話が掛かってきた。しかし警察に連絡した旨を伝えると
「そこの警察に行ってみる」と言った後、ずっと音沙汰なしで事なきを得た。
早く帰りたいのに、つまらない事で抑止させるような、ああいう腐った人間が
いるんだって事を初めて思い知らされた事件であった。

終わり。長文連投すみません。みなさんも夜の走行は気をつけましょう。