宇宙開発・天文イベントレポスレ2

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445名無しSUN
(小惑星探査の意義)
イトカワの成分は隕石と同じだが、汚染されていない。
地球は小惑星の固まりだが、液体なので、重い成分は中心に集まっていて掘り出すのは困難。
何故サンプルがイトカワ由来のものか分かったかというと、
サンプルの成分とはやぶさの観測結果から導かれたイトカワの成分が同じだったから。
「そもそも宇宙空間に、サンプルになるようなものはありませんし」
地球には石英や岩石があるが、それがどこから来たのかは分からない。
学校では『分からない』ことは教えない。
では地球にある石英や岩石はどこから来たのか、それを不思議に思うことが出発点。
小惑星は太陽系46億年の化石。我々はそのサンプルを得た。
次はC型の小惑星を狙う。イトカワとは似て異なる小惑星。
水のある星もある。例えば土星の月エンセラダス。表面は氷に覆われていて、その裂け目も観測されている。
だが丸い星なので、中身は溶けていて熱い。深海と同じ環境なので、生命もいるかも。但し探査は困難。

(はやぶさについて)
本体380キロ、化学燃料70キロ、イオン源60キロ。
太陽電池パネルを全部含めても6メートル×6メートルの小さい機体。
「これでイトカワ表面に30分も座っていた訳だが大丈夫だったのかと聞かれるが、
座ったのは赤道部分ではなく極に近い部分で、地球で言うと夕方のような環境だったので助かった」
命名の由来は鳥のハヤブサ、我々が鹿児島に通うのに使っていた特急ハヤブサ、
そして漢字の隼の形から。
「サンプラホーンがあり、大小のアンテナがあり、太陽電池パネルがあり、
そしてイオンエンジンの噴射も4本あります。何千年前か知らないけど、
この漢字を考えた人は先見の明があるなと。正に探査機のための漢字だなと(笑)」