【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part38【ISAS】

このエントリーをはてなブックマークに追加
8名無しSUN
【『はやぶさ』の現在までの”道のり”と主な”工学的成果”】
2003/05/09--M-V-5ロケットにて打ち上げ
  宇宙用リチウムイオンニ次電池をバッテリとした宇宙機は世界初
2003年末----太陽面フレアの影響で太陽電池パネル効率僅かに低下
  (上記の影響で2005/6月到着予定が2005/9月中旬となる)
2004/05/19--イオンエンジンと地球スイングバイとの併用に成功(世界初)
2005/02/18--太陽から最遠点到達(太陽系最遠に到達した電気推進装置となる)
2005/07/31--リアクションホイール故障(3基中1基)
2005/09/12--小惑星”イトカワ”にランデブー(ゲートポジション)、光学複合航法を実証
2005/09/30--ホームポジションまで降下
2005/10/03--リアクションホイール故障(3基中2基が故障となる非常事態に)
2005/11/12--ミネルバ投下(しかし、イトカワ表面にとどめることできず)
2005/11/20--世界初、”月以外の天体”地球圏外天体からの離陸に成功(試料採取の可能性あり)
2005/11/26--小惑星”イトカワ”へのタッチ&ゴーに成功(試料採取の可能性は低い)
2005/11/26--姿勢制御系にトラブル(スラスタ2系統共に全滅)
2005/11/28--通信不能となる。翌29日に通信復旧(ビーコン回線復旧)。
2005/12/06--弾丸が発射されたことを示すデータ確認できず
2005/12/08--再び通信不能となる。明けて2006/01/23に通信復旧(ビーコン回線復旧)
9名無しSUN:2010/01/31(日) 15:09:13 ID:YmPn8Grt
2006/06〜2006/09--過放電状態のバッテリに微弱電流で充電を行う
2007/01/18--試料容器のカプセル収納・蓋閉め運用が完了
2007/02  --この頃、リアクションホイール Z 軸、太陽光圧、イオンエンジンでの三軸制御技術を獲得
2007/04/25--14:30からの運用をもって帰還フェーズ入り
2007/10下旬--イオンエンジン C 、リアクションホイールを停止(意図的な停止)
2009/01下旬--リアクションホイール再始動、三軸制御確立。
2009/02/04--イオンエンジン再起動。残る軌道変換量は約 400 m/s
平成20年度中--イオンエンジンのみでの姿勢制御プログラム実装2009/08/13--メモリエラーによりエンジン自律停止。太陽電池発電量の都合から待機
2009/09/26--エンジン再起動
2009/11/04--中和器の劣化によりイオンエンジンD自律停止
2009/11/11--イオンエンジンAB 複合モードでの運用開始。残軌道変換量 200数十 m/s


(本文長すぎです。となったので、次スレまでにテンプレ考えておこう。)
10名無しSUN:2010/01/31(日) 15:10:42 ID:YmPn8Grt
はやぶさが成し遂げた記録と功績の一覧

2003年05月 電気推進エンジンを世界で初めて3台同時運転。
2004年02月 イオンエンジンを搭載した宇宙機としては、世界で最も太陽から遠方に到達。
2005年09月 日本の惑星探査機が、史上初めて他天体へのランデブーに成功。
        史上最も小さい天体へのランデブーに成功。
2005年11月 日本の惑星探査機が、史上初めて他天体への軟着陸に成功
        小惑星への軟着陸は、ニア・シューメーカーが小惑星エロスに軟着陸して以来2例目
        世界で初めて小惑星からの離陸に成功
        月以外の天体において、着陸したものが再び離陸をなしとげたのは、世界初
        史上最も小さい天体への軟着陸、離陸
        小惑星表面を史上最も詳しく観測 
2006年05月 「はやぶさ」プロジェクトが米国 National Space Society の Space Pioneer Award 受賞
2006年06月 日本の惑星探査では初めて米科学誌「サイエンス」特集号として発表される。
2006年07月 第45回日本SF大会、星雲賞自由部門に「はやぶさプロジェクト」を選定
2006年11月 「機体が着陸した最小の天体」として、ギネス記録に認定される。「ギネス世界記録2007」に掲載
2007年03月 ISASビデオ『「はやぶさ」の大いなる挑戦!』が
        第48回科学技術映像祭:科学技術部門で文部科学大臣賞受賞
2007年04月 「はやぶさ」プロジェクトチームが「平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」受賞
2007年07月 「はやぶさ」イオンエンジン論文が米国航空宇宙学会最優秀論文賞受賞
2007年09月 「はやぶさ」イオンエンジン論文が国際電気推進学会最優秀論文賞
2008年02月 (JAXAの科学功績全体として)米国宇宙財団のジャック・スワイガート賞を受賞
2008年05月 「はやぶさ」搭載電池論文が電気化学会論文賞受賞
2008年05月 「はやぶさ」ビデオ「祈り」が WorldMediaFestival 部門別銀賞受賞
2009年08月 「はやぶさ」搭載 μ10 をベースとしたイオンエンジンが海外展開へ