道内 低気圧接近、積雪60センチも 2007/01/07 00:15
東日本の太平洋沿岸を北上している低気圧は六日夜、発達しながら三陸沖に達し、
道内は道南、道央を中心に風雨が強まった。札幌管区気象台によると、
七日から八日にかけて道内全域で大荒れの天気となる見通しで、大雪や強風のほか、
潮位が高くなる大潮とも重なることから高潮にも厳重な警戒を呼びかけている。
三陸沖の低気圧は七日朝までに、日本海側にあるもう一つの低気圧とまとまって勢力を増し、
七日から八日にかけて北海道を通過。中心気圧は台風並みの九六○ヘクトパスカルに達し、
昨年十月に道東を中心に大きな被害をもたらした低気圧に匹敵する規模になる見通し。
同気象台によると、降り始めから六日午後九時までの雨量は、登別市で五二ミリ、
渡島管内知内町で四○ミリ、千歳市で三四ミリ、胆振管内白老町で二六ミリに達した。
七日はオホーツク海側や太平洋側東部を中心に大雪となり、七日午後六時までの二十四時間降雪量は、
多いところで六○センチに達する見通し。風も強くなり、最大風速は陸上で二○−二五メートル、
海上や岬で二八−三○メートル。海は大しけとなり、波の高さは七−一○メートルとなりそうだ。
低気圧の影響で、新日本海フェリーは六日、小樽発舞鶴行きと苫小牧発敦賀行きの二便を欠航にした。
七、八の両日も計七便が欠航となる。
また、函館市の「函館山ロープウェイ」は六日、強風のため、始発から終日、運転を取りやめた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070107&j=0022&k=200701067323