流星群統一スレ Part8

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834名無しSUN
ペルセウス座はだいたい赤緯+45度あたりを占める北天の星座で、流星群γPerseidsの輻射点はさらに
北の赤緯+58度と比較的高め。北斗七星の二重星ミザールよりもわずかに北なので、北斗七星が見えない
南半球だと厳しいですね。このポイントは日本だと周極星のエリア。

Wの形をしたカシオペア座と、ぎょしゃ座カペラを結ぶラインの中央からカシオペア寄り、二重星団のやや
東あたりが輻射点で、ココを中心に流星が飛び出しているように見えるポイントで、それの見かけの高度は
観測地の緯度によって異なる。輻射点は、天頂〜頭の真上に近いほど、暗い流星もまんべんなく観測
できるということで、高いほうが望ましいとされる。

今年のペルセウス座群の極大は8/13の朝08時(日本時間)で、月は8/13が新月という絶好の条件。
観測は8/12(日曜日)の深夜から、8/13(月曜日)未明にかけてになるから、この極大が6時間ほど早まれば
最良の条件となる。極大の現われ方にもいろいろあるけど、その日その時間にしか流れないという
意味ではなく、また極大予報システムや計算者によっては±8時間ほどの幅はザラにあるから、
天文薄明が始まる午前3時半以前の段階で、多くの流星を堪能できる可能性は大きい。

できれば、日本時間の朝08時という極大時に、まだ真夜中で高緯度のエリア、つまりヨーロッパ北部あたりが
観測値としては望ましいわけだけど、むろん晴れていないと流星は見られないから天候にも左右される。