1 :
名無しSUN :
2006/10/04(水) 00:11:55 ID:/jGyWnJw
2 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 00:12:50 ID:/jGyWnJw
みんなが楽しそうにあの人の周りを回ってるの見て、いいなぁって思ってた。 ここはとても寒くて、でも私はこんなだし、でも…さびしくて。 いつのまにか、こっそり私も回ってた。みんなみたいにうまくいかなかったけど。 見つかっちゃった時は少し恥ずかしかった。でも、うれしかった… みんなが私に気づいてくれた。ここは寒いけど…もう寒くなかった。 私はもう、一人じゃないんだって。そう思えた。 でも…やっぱりいけない事だった。みんな今まで騙してゴメンね。やっぱり私には資格がなかった。 今まで私を仲間にしてくれて、ありがとう。 みんなにたくさんのあったかい思い出をもらったから、私はそれで十分です。 どうか、私が勝手に回ることをゆるしてください。 うまく回れるように、今も頑張っています。 そうしたら、もしかしたら、また… それは絶対にない。頭ではわかってる。でも、そうせずにはいられない私を、どうかゆるしてください。
3 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 00:13:46 ID:/jGyWnJw
太陽「おい、おまいら!!夕食ができますた。リビングに集合しる!」 土星「詳細キボーヌ」 太陽「今日はカレーですが、何か?」 地球「カレーキターーーーーーーーー」 火星「キターーーーーーーーーー」 木星「カレーごときで騒ぐ奴は逝ってヨシ」 太陽「オマエモナー」 土星 --------終了------- 地球 --------再開------- 火星「再開すなDQNが!それより肉うpキボンヌ」 太陽「ジャガイモうp」 木星「↑誤爆?」 地球「タマネギage」 土星「ほらよ肉>家族」 火星「神降臨!!」 地球「タマネギage」 太陽「糞タマネギageんな!sageろ」 地球「タマネギage」 木星「タマネギage厨uzeeeeeeeeeeee!!」 太陽「ageって言ってればあがると思ってるヤシはDQN」 冥王星「イタイ家族がいるのはこの家ですか?」 太陽「氏ね」 土星「むしろゐ`」 地球「タマネギage」 火星「地球 、 必 死 だ な ( 藁 」
4 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 00:19:12 ID:/jGyWnJw
で、さっそく上げてしまいました('A`)
5 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 00:21:31 ID:OvifZJ+J
6 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 00:24:16 ID:ny4ea+3U
スレ立て乙
7 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 00:25:27 ID:PrT6pDdq
>>1さん乙〜
8 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 00:25:34 ID:4rotOfnR
9 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 00:39:01 ID:3+y1NfBg
板違い
10 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 01:16:46 ID:x4lc8ik3
11 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 01:32:49 ID:IsFvS7GV
12 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 01:42:58 ID:/jGyWnJw
13 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 01:45:11 ID:kraKIjOw
何このクソスレ
14 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 02:08:25 ID:inAI5yBA
15 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 02:18:37 ID:FOWBKEVW
冥王星はここでも排斥されるのであった。 だがそれがいい。
16 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 06:58:59 ID:DXe+DHn1
17 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 07:52:59 ID:DXe+DHn1
18 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 08:45:48 ID:IQdhr7Yc
19 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 11:00:51 ID:ac2zYcZw
20 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 15:48:50 ID:ePvfnLQo
いつの話題だよ・・・それに板違いにも限度ってもんがあるだろ 失せろ。気持ち悪い。
21 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 19:09:04 ID:99AqezLe
>>1 巣に帰れ
ここは馬鹿が騒ぎに来る所じゃない
22 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 19:10:45 ID:3+y1NfBg
165 名前:ホシュ 投稿日: 2006/10/04(水) 18:53:39 [ pA7mw2jU ] ま、程度の低い煽りは想定の範囲内。 つーか何処に立てても同じ反応だと思うぜ? 全然反芻してないぜ!(・∀・)アヒャー
23 :
名無しSUN :2006/10/04(水) 19:54:52 ID:dgzdtH/E
本当に天体気象板に立てたのかwwwww GJwwwwww
24 :
名無しSUN :2006/10/05(木) 01:43:24 ID:njFR95pb
ようこそ天文気象板へ。 オレは天気板の住人だが、例のまとめサイトだけは見ていたぞ。 激しく板違いではあるが、俺的にはコソーリ心から歓迎していたりするw でも、冥王星関連の大漁の無駄スレがやっとスッキリしたばかりだしな。 嫌がってる奴も多そうな気がしなくもないw てか、本気でココを本スレにするの?
25 :
名無しSUN :2006/10/05(木) 02:29:55 ID:DmKHNAt0
>>24 割と冷静に反応してもらえて泣いた。
俺は巣に帰った方がいいと思うんだよなあ。
ここの住人の人達とは気質が違いすぎるから、きっとうざいだろうなとw
案の定の反応だし。
26 :
名無しSUN :2006/10/05(木) 02:43:41 ID:0Dx9FiM7
ここは一応、学問理系のカテゴリーなんだよね
2ちゃんの伝統的には行き場所がなかったら、難民あたりがいいと思う
まあ、個人的にはもっと変なスレあるからどーでもいいけど
VIPってだけで嫌がる人もいるから困りものだ
それに
>>22 みたいな発言をすると心象悪いよ
難民
http://aa5.2ch.net/nanmin/
27 :
名無しSUN :2006/10/05(木) 13:03:11 ID:KJ9dLhy/
まぁ、でも天文板っぽいアプローチの仕方はあると思う 惑星の擬人化を、いかに、実際の惑星の性質に沿った設定にするか、とか
28 :
名無しSUN :2006/10/05(木) 21:20:50 ID:9xlJyOLL
旧来の惑星では設定が古過ぎる。 冥王星以外に、カロン、エリス、サンタ(2003EL61)、 イースターバニー(2005FY9)ぐらいは出せ。
29 :
名無しSUN :2006/10/05(木) 21:59:51 ID:jlEoi/jh
実際の惑星の性質に沿った設定か・・・
30 :
名無しSUN :2006/10/05(木) 22:45:37 ID:W0bdgNW0
31 :
名無しSUN :2006/10/05(木) 23:21:39 ID:kdsM+e2R
32 :
名無しSUN :2006/10/06(金) 00:39:06 ID:ieApEvEM
33 :
名無しSUN :2006/10/06(金) 01:58:27 ID:lT8+W+zc
冥王星
34 :
名無しSUN :2006/10/06(金) 08:23:33 ID:Iz56/Cuj
サンタとイースターバニーってまた擬人化しやすそうな愛称だなw
35 :
名無しSUN :2006/10/07(土) 18:53:56 ID:U0Mu8d8t
VIPに立て直したら?
36 :
名無しSUN :2006/10/07(土) 21:16:19 ID:BN2yiib3
立て直してもアレが発動したら元の木阿弥 いたちごっこだな
37 :
名無しSUN :2006/10/07(土) 22:09:28 ID:jdgzutK4
萌えキャラのスレじゃない真面目なスレだってかっちり明記しとけば馬鹿も近寄りがたくなるだろ
38 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 02:19:54 ID:mInai9em
ゲーム絵とか見る限り萌えじゃんと思ったが
39 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 03:15:00 ID:PY4lz8aM
40 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 03:21:16 ID:PY4lz8aM
30 名前: 1 投稿日: 2006/10/08(日) 01:43:52.52 ID:pGDIQkYE0 『真冬に君と』 地球「寒い寒イ寒ぃ」 火星「軟弱者!それでも男なの!?」 地球「いや、男とか女とか関係無く寒いモンは寒い、風邪引く、帰って寝たい」 そう、今は12月、冬まっさかりだ、ちなみに現在気温は-14℃ 俺じゃ無くても寒がるって、しかもシャツ一枚 地球「そもそもなんで俺がお前のランニングに付き合わされなきゃなんないんだ、冥とでもやってりゃいいだろ」 火星「それじゃ冥が風邪引いちゃうじゃない」 地球「俺なら風邪を引いてもいいのか」 火星「?何当たり前の事言ってんの地球」 わぁい、これって差別じゃね? 火星「ほら、文句ばっか言ってないで行くよ!はいっ、いっちにっ、いっちにーい!」 どうしてお前はそんなに元気なんだ、体温俺より低い筈だろ 火星「ふぁいっおー!ふぁいっおー!ほらっ地球も声出しなよー!」 地球「ふぁいおー、ふぁいおー」 火星「声が小さーい!」 あぁもうこうなったら開きなおってくれるわ 地球「ふぁいっおー!ふぁいっおー!」 火星「なんだーやればできんじゃーん♪」
41 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 03:22:30 ID:PY4lz8aM
31 名前: 2 投稿日: 2006/10/08(日) 01:44:22.56 ID:pGDIQkYE0 誰がやらせてると思ってんだコンチキショウ しばらく走って、公園のあたりで一回休憩する事にした 火星「んーっ!いい汗かいたねー」 地球「寒い苦しい凍え死ぬ」 火星「もー情けないなー」 何とでも言え、お前とは鍛え方か違うんだ 火星「はい、タオル」 地球「おう」 火星に渡されたタオルで汗を拭く、このままじゃ本当に風邪を引いてしまう 地球「なぁそろそろ帰らないか?もう朝飯もできてるだろうし・・」 火星「うそっ!もうそんな時間!?」 公園の時計はきっちり7時30分を指している、ちなみに俺達が家を出たのは5時きっかり 火星「地球、帰るよ!早くしないと天にご飯全部食べられちゃう!」 地球「な、なんだってー!?急ぐぞ火星!俺の朝食が危ない!」 岐路を急ぐ、あの不思議魔女娘天王星に朝食が食い尽くされない家に――――!
42 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 03:23:41 ID:PY4lz8aM
32 名前: 3 投稿日: 2006/10/08(日) 01:45:20.20 ID:pGDIQkYE0 太陽「あら二人とも、お帰りなさい」 地球「ただいま太陽姉!飯まだ残ってる!?」 太陽「さぁ・・・天王星ちゃんが二人の分も食べてなければ残ってるんじゃないかしら?」 火星「アウトか?セーフか!?」 火星がキッチンの扉を開ける、そこには――――! 頬にご飯粒を付けた不思議少女と空っぽになった食器セットが二つ残っていた 地球「お、俺の・・・朝食が・・・」 ちゃんちゃん。 期待させといてこんなんでごめんなさい(^ω^)
43 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 03:26:50 ID:PY4lz8aM
44 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 03:27:22 ID:PY4lz8aM
45 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 03:34:47 ID:PY4lz8aM
豪快にあげちまったスマン('A`)
46 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 04:09:24 ID:9imW3+dp
おk、次回からはあまり目立たないようにsage進行でマターリいこうぜ
47 :
ホシュ :2006/10/08(日) 05:16:02 ID:PY4lz8aM
48 :
名無しSUN :2006/10/08(日) 22:37:19 ID:YRZn58jX
>>37 空気読めないとかよく言われない?大丈夫?
49 :
名無しSUN :2006/10/09(月) 03:29:05 ID:yZoPfuAT
半月ぶりに冥王星スレきたお。まさかこんなとこに移住してたとは しかしとてつもない過疎っぷりだなwwまた半月後くるお
50 :
名無しSUN :2006/10/09(月) 19:26:40 ID:oX/9alH2
毎日きてるおww
52 :
名無しSUN :2006/10/11(水) 23:54:56 ID:LTakV0H6
>>51 Sugeeeeeeeeeeeeeeee!!!
毎回楽しみにしておりますwwww
53 :
名無しSUN :2006/10/12(木) 03:00:30 ID:w+qouUKZ
>>51 また凄いのがきましたねwwww
GッッッッッJ!!!!!!!!
54 :
名無しSUN :2006/10/13(金) 00:19:17 ID:W8p3/off
flashって難しい? それともマンドクセなんですか? 興味あるんだけどなぁ。
>>54 ムービーだけならそう難しくもないけど、やっぱ時間と根気がいるな
あとクオリティは素材が命、というのを最近よく実感するorz
FlashのWEBサイトにまで手を伸ばそうとすると、これはもうプログラミングの分野
まぁ、難しいかマンドクセかだとマンドクセだがwwwwww
56 :
名無しSUN :2006/10/13(金) 11:31:13 ID:N5yOyWyN
GJ! 手間暇かけて作った物にこんなこと言うのもなんだが、 短くてキリッとしているところが良い。 感動しました
57 :
名無しSUN :2006/10/15(日) 06:24:48 ID:MUxUBMj1
58 :
名無しSUN :2006/10/15(日) 07:28:40 ID:8kQRUln1
59 :
名無しSUN :2006/10/15(日) 10:37:53 ID:MDIIAvVT
60 :
名無しSUN :2006/10/15(日) 12:03:33 ID:GWF86qFY
61 :
名無しSUN :2006/10/17(火) 07:05:21 ID:eU7J+ub8
誰かss投下してよ(´・ω・`)
学校にいるとペンタブ使えないからFlashの作業出来ない… だからSS書いてみるお!!!!!(^ω^)
63 :
名無しSUN :2006/10/17(火) 18:02:45 ID:4mGhG8WI
期待sage
すまない。かーずSPのFlash大全買っちゃって今まで延々と観賞してたんだ(´・ω・`) 当然のようにSSはほぼ白紙なんだ。しかも無駄にシリアスな話しか思い浮かばない なんか悔しいから今日はSS仕上がるまで寝んwwwwww
http://pluto.no.land.to/cgi/uploade/src/up0192.txt どうにか書き上げたが、長文書きの俺はSS書けねぇorz
つわけで予想外に長くなったからスレに投下できね
あと無理矢理だが脳内設定「高校生バージョン」を使用しますた
高1:月・冥王星
高2:火星・地球・土星・天王星
高3:木星・水星・海王星・金星
というような感じ(あくまでも哀英雄事件発生時の学年)
つっても、全キャラ出てないけど(´・ω・`)
明るいSSを期待してたなら正直スマンかった
俺、こんなんしか書けねんだorz
66 :
名無しSUN :2006/10/18(水) 15:03:13 ID:PGD6iVrs
67 :
名無しSUN :2006/10/18(水) 15:04:08 ID:PGD6iVrs
やっちまった・・sage忘れ('A`)
68 :
名無しSUN :2006/10/18(水) 22:57:55 ID:qnVOxNq5
69 :
名無しSUN :2006/10/18(水) 23:16:14 ID:EWBHtywb
70 :
名無しSUN :2006/10/20(金) 08:42:25 ID:i+lAmVjv
>>65 遅くなったけで、GJ!ですよ(・∀・)b
71 :
名無しSUN :2006/10/20(金) 23:03:26 ID:pxY792d4
72 :
名無しSUN :2006/10/20(金) 23:29:26 ID:8YPrPTtv
73 :
ホシュ :2006/10/21(土) 19:49:19 ID:Oe9r/hu9
流石にブラウスだけじゃ寒いもんなw
74 :
名無しSUN :2006/10/22(日) 06:37:09 ID:q5VMJMSS
今週の絶望先生をやっと読めたんだが冥王星が名前出てた 今回のテーマは「中身とタイトルがあってない作品」 で、色々な作品を中身のままのタイトルにしようって流れになって 済 太陽系第9惑星→矮惑星 ってなってた。改めて見て凹んだorz
75 :
名無しSUN :2006/10/23(月) 00:50:14 ID:04xzGz9+
VIPで死ね
76 :
ホシュ :2006/10/29(日) 11:00:24 ID:+pbxQQQ3
VIPのほうでスレたってたのか(´・ω・`) 見事に寝過ごしたよ。
77 :
名無しSUN :2006/10/29(日) 14:29:26 ID:lndtT5fo
78 :
名無しSUN :2006/10/29(日) 17:52:07 ID:AOlXQnZj
VIPを学問板に持ち込むな。 死ね
79 :
名無しSUN :2006/10/30(月) 14:30:19 ID:X7zdarXv
>>75 >>78 詩ね言う奴賀詞ね
冥王星関連の他のクソスレよりはマシ。
萌えのみなさんは、責任を持ってスレ消化してください。
80 :
名無しSUN :2006/10/30(月) 14:55:26 ID:bzJeOBU6
VIPPERに責任とか求めてる時点で逝かれてるw 糞スレと比べてマシって何の意味がある発言ですか?
81 :
名無しSUN :2006/10/30(月) 15:04:31 ID:X7zdarXv
>>80 面白がって乱立したスレはほんとにほとんど意味なかったが
このスレは板違いとはいえ、一応目的を持っている。
82 :
名無しSUN :2006/11/01(水) 23:42:46 ID:J0N7g4P8
83 :
名無しSUN :2006/11/02(木) 07:16:02 ID:feWcytvt
>>82 GJ!!!速攻で壁紙にした。THX!!!
84 :
名無しSUN :2006/11/03(金) 23:29:18 ID:mLmdtQ5l
85 :
名無しSUN :2006/11/04(土) 10:07:01 ID:6KQR8MNH
86 :
名無しSUN :2006/11/04(土) 15:05:17 ID:qpmTC/ND
87 :
名無しSUN :2006/11/05(日) 03:27:47 ID:NwaDO2AY
88 :
名無しSUN :2006/11/06(月) 19:16:07 ID:TKs9eZuk
>>87 GJ!!
初代さんがいる限り俺は何度でも萌えることができる
ゲーム製作の進行も分からずVIPのスレにも立ち会えず
日々冥王星への意識も薄れそうになっても
あなたが投下してくれる度に萌えるよ。いつもありがとう
89 :
名無しSUN :2006/11/06(月) 23:23:26 ID:ZRtPYCp+
90 :
名無しSUN :2006/11/06(月) 23:37:39 ID:dIiXu37D
91 :
名無しSUN :2006/11/08(水) 22:38:23 ID:YGwo4iOT
92 :
名無しSUN :2006/11/08(水) 22:48:46 ID:3E18aad+
>>91 GJ!!です!!
この前の月食の時みたいにだれか撮影してうpしてくれんかな
93 :
名無しSUN :2006/11/09(木) 18:30:17 ID:I9UfjPWM
94 :
名無しSUN :2006/11/09(木) 18:32:39 ID:I9UfjPWM
sage忘れた…。つってくる ∧||∧ ( ⌒ ヽ ∪ ノ ∪∪
95 :
名無しSUN :2006/11/09(木) 18:35:33 ID:Z4mN0dn9
>>93 一番上のリンクの画像を見ておっぱいだと思ってしまった俺末期orz
96 :
名無しSUN :2006/11/09(木) 19:04:02 ID:n2Gj8Fvu
天体の大きさはおっぱいの大きs(ry
97 :
名無しSUN :2006/11/10(金) 23:02:46 ID:iC1ZOgXE
98 :
名無しSUN :2006/11/12(日) 04:30:08 ID:kfJVcWLG
99 :
名無しSUN :2006/11/13(月) 10:45:50 ID:zYvMKAr3
100 :
名無しSUN :2006/11/13(月) 16:23:28 ID:71ZX+px+
101 :
名無しSUN :2006/11/13(月) 21:44:34 ID:qe34VzgH
あつーい
102 :
名無しSUN :2006/11/13(月) 23:30:25 ID:aFcFNLbh
ガニメデ喫茶のほうにあったんだけど サイエンスZEROで太陽系の新常識っていうのをやるみたいだね
103 :
名無しSUN :2006/11/14(火) 02:07:15 ID:VsL6Hr0F
11月18日 19時〜 NHK教育 サイエンスZERO ZEROスペシャル・太陽系最新事情
104 :
名無しSUN :2006/11/14(火) 16:27:04 ID:3n+ML+A/
その時間にVIPで立てようか
105 :
名無しSUN :2006/11/17(金) 03:20:47 ID:kLGsikKf
106 :
ホシュ :2006/11/18(土) 03:56:31 ID:S2KQ2N8l
ガニメデいったら落ちてた(´・ω・`) 仕方が無いのでこっちでいうか。 お前ら今獅子座流星群きてますよ!
107 :
名無しSUN :2006/11/18(土) 09:38:22 ID:lzqxJuNf
サイエンスzeroはそれに合わせたのかな?かな?
108 :
名無しSUN :2006/11/18(土) 11:58:54 ID:ou+8zW1c
|_・)
>>106 ⊂ノ …避難所アッタ。まとめから…。
109 :
名無しSUN :2006/11/19(日) 04:04:08 ID:zeUa/Hvt
110 :
名無しSUN :2006/11/19(日) 04:13:04 ID:Lc2ZHscw
>>109 GJ!こっちは曇ってるから見えないんだぜ…
111 :
北落師門 :2006/11/19(日) 13:32:43 ID:Dr+9ruIU
最近夜曇ってて何にも見えないし(泣
112 :
名無しSUN :2006/11/20(月) 13:54:48 ID:7FqKSg6w
113 :
名無しSUN :2006/11/24(金) 21:57:15 ID:+h++AbKr
114 :
名無しSUN :2006/11/25(土) 08:54:13 ID:WUgQDvUX
>>113 なんかその絵ほのぼのしていいな。
これからもその絵で天文ニュースをやってくれないか?
115 :
名無しSUN :2006/11/25(土) 21:36:53 ID:OUJS1U4U
116 :
名無しSUN :2006/11/25(土) 23:58:12 ID:tV+GNUmE
117 :
名無しSUN :2006/11/26(日) 00:22:37 ID:JxMJE3I1
118 :
名無しSUN :2006/11/26(日) 05:19:32 ID:5T+SfIgl
119 :
名無しSUN :2006/11/26(日) 12:20:08 ID:1kZ6riOK
120 :
名無しSUN :2006/11/26(日) 19:52:42 ID:BBvRv/dG
121 :
名無しSUN :2006/11/26(日) 19:56:58 ID:BBvRv/dG
122 :
名無しSUN :2006/11/26(日) 19:59:49 ID:bQY7OULY
123 :
名無しSUN :2006/11/26(日) 21:00:42 ID:3Pbp4smx
今度は大根か。韓国でも魚作りすぎて撒いてたし、作りすぎはいくないおw だから、惑星が増えないように定義を強固に守ったのは正解w
124 :
名無しSUN :2006/11/27(月) 20:28:45 ID:3RAfptGB
125 :
名無しSUN :2006/11/27(月) 22:49:26 ID:52ixHW9f
126 :
名無しSUN :2006/11/30(木) 10:22:10 ID:/E8RPARk
127 :
名無しSUN :2006/12/03(日) 00:37:00 ID:fsNk/OJe
128 :
名無しSUN :2006/12/04(月) 04:21:02 ID:Iwqp7r6w
冥王星含む太陽系の擬人化には絵師の腕も含め感動した
129 :
名無しSUN :2006/12/07(木) 21:53:41 ID:LER1w7rn
130 :
名無しSUN :2006/12/08(金) 21:14:41 ID:4TBAhjwL
――――それは小さな、そう、ほんのちっぽけな幸せだった 淡い闇の眠る、広漠とした大海ですれ違う稚魚の群れ 未熟な鱗が照り返した日の光が、瞬く間に沈黙の中へ飲み込まれるように 世界の片隅で呼吸を始めた邂逅は、ゆっくりと、別離の影を引き連れて 遠く、彼らの時を刻んでいた…… 引き合うように、惹かれ合うように 示し合うように、確認し合うように 育んできた友情、絆――そして愛情を 運命に従い、摂理に頷き、必然だと諦めて 抗うことを忘れれば、賢く生きることは容易い 世界は、出会いと別れで飽和している 忘却を甘んじて受け入れることは造作も無い 連綿と繰り返す作業、堆積するだけの思い出 万物は流転する――形無きものであろうとも 風化するように、変化するように 溶けるように、消えゆくように しかし、人々が歯牙にも掛けないたった一つの別れを前に これから訪れるであろう幾千幾万の別れを前に、彼らは全力で抗った 突きつけられる運命の刃、傷つくのは生きている何よりの証 零れ落ちる砂時計を両手で掬うように、小さくとも大きな幸せを守ろうと それは小さな、そう、ちっぽけでも大きな幸せだった―――― ――忘れないでください、私がいたことを―― プラネットはーと
131 :
名無しSUN :2006/12/08(金) 23:19:24 ID:8jXer5Ys
>>130 鳥肌が立った
きっともう多くの人は忘れてるんだろうな…
132 :
名無しSUN :2006/12/09(土) 13:59:36 ID:6T0Tqx3L
>>129 GJ!!!
ところで、
「私、なんかね、知らないうちに濡れちゃうらしいのよ」
というのはどうですか?
・・・ダメですか。
133 :
名無しSUN :2006/12/11(月) 04:11:18 ID:kM43PvtH
>>130 発売日いつなんだ!?欲しくなって来たYo!
134 :
名無しSUN :2006/12/16(土) 01:40:24 ID:vjPrgQ3u
木星さんは実は元レディースで、呪燈汰亜(ジュピター)というグループのリーダーだった。 当時の仲間でグループの四天王と呼ばれていたイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという 四人の取巻きがいる。 っていう設定を所望。
135 :
名無しSUN :2006/12/16(土) 09:27:39 ID:G/JZmwqd
>>134 で、宇宙怪獣に特攻するのはいつですか?
136 :
1/3 :2006/12/17(日) 03:06:56 ID:znXyg9UQ
汽車から降りて、ホームに立つ。 駅とは言っても石を積み上げて作ったホームにベンチが一つ置いてあるだけで、待合室も改札もない。 周りには何も無く、ただ土の地面が広がっていて、次第に地面は草に覆われていき、やがて森になる。 この駅の名は「太陽系」。オリオン腕最果ての地。 ベンチに座って待つこと数分、自動車が走ってくるのが目に入る。土煙をあげて走ってくるその車は 話に聞いていた通り白くてポンコツで、ベンチに座る私の前にまで来ると速度を落とし、止まる。 私は立ち上がってホームを降り、車に向かって歩く。 運転席のドアが開くとジーンズの足が差し出されて地面を踏み、Tシャツを着た女性が少し癖のある長い髪をかき上げながら立ち上がる。 こちらを見る眼鏡の奥の瞳が微笑み、 「地球さんね?私は木星。ようこそ太陽系へ」 トランクに私の荷物を放り込むと、木星さんは後部座席のドアを開けてくれる。 「どうぞ」 「どうも」 木星さんは綺麗な人で、背も高いのでつい気押されて私は妙な返事しかできない。第一印象が非常に重要、というような話も聞くが、 正直言って今の私にはあまり余裕がない。そのまま車内に上半身を乗り込ませたところで、後部座席の奥に若い、と言うか幼い女の子が座っているのに気づく。 「こんにちは」 と言ってその女の子は微笑み、私の横に体をくっつけるようにして座る。小柄なその女の子は上目遣いで、 「初めまして、お兄ちゃん」 「水星ちゃん、それ、やめたほうが良くない?」 ドアの閉まる音がして、木星さんが運転席からこちらを覗き込む。 「よ、よろしく」 私は状況がよく飲み込めず、その女の子と木星さんを交互に見る。木星さんは 「水星ちゃん、ほどほどにね」 と言うと笑みを残して前を向き、ギアを入れ、アクセルを静かに踏み込む。車が動き出し、窓の外の景色が流れ始める。 気がつくとその女の子、水星さんが腕にしがみついてきて、 「よろしくね、お兄ちゃん」
137 :
2/3 :2006/12/17(日) 03:07:33 ID:znXyg9UQ
「お兄ちゃんはどこから来たの?」 「まあ、その辺。近くだよ」 なついてくれるのはうれしいのだが、この女の子、水星さんをどう扱ったらいいのか判らない。困って目を上げると、 フロントガラスにぶら下がるルームミラーの中の木星さんと目が合う。木星さんは、 「どうしてアルファ・ケンタウリじゃなくてここへ?」 「アドバイスされたんですよ。太陽系のほうがいいって先生が」 「どの先生?」 「バーナード先生です」 「ああ」 眼鏡の向こうの瞳が微笑む。 「それなら、間違いないでしょう」 「ねえお兄ちゃん」 水星さんが腕を引っ張る。 「水星ちゃん、そろそろそれ勘弁してあげたら?」 「えーなんでー」 「地球さんはいい人みたいだから」 「いい人ならいいじゃない」 木星さんの苦笑がミラーに写る。私はこのやり取りの意味がつかめない。依然として腕を引っ張っている水星さんの顔を見てみると、 上目遣いの視線を返してくるが、どうも見た目ほど幼くはないようだ。そういえば、女性の年齢は、顔ではわからないが首筋を見ればわかる、とか。 すると水星さんは突然手を離し、前を向いて座りなおしてしまう。ついお肌を観察してしまった私の視線が変だったせいかもしれない。 「あ、ごめんね」 一度目を伏せ、呼吸を整えると水星さんは、 「お兄ちゃんは何歳なの?」 「大体46億歳ぐらい」 それを聞いて水星さんは少女とは思えないような意味ありげな笑みを浮かべ、前を向いてしまう。 「ほんとはねー、私もそのぐらいなんだー」 「えっ?」 私が驚いても水星さんは前を向いて笑ったままで、私は助けを求めるようにミラーの中の木星さんを見る。 木星さんは私の視線に気がつくと複雑な笑みになり、 「水星ちゃんは見た目が若いから、無差別に妹のフリして相手の反応を楽しむ癖があるのよ」 そんな癖は聞いたことがない。
138 :
名無しSUN :2006/12/17(日) 03:08:09 ID:znXyg9UQ
「本当は太陽さんが迎えに来れれば良かったんだけど」 木星さんはハンドルを戻しながら、 「ちょっと出かけててね」 「別に問題ありませんよ」 「なんだか変なのもついてきちゃったし」 「変なのって、私のこと?木星ちゃん?」 「「ちゃん」づけはよして」 「わかったわよ」 水星さんは頬を膨らませる。少し間を置いて、念を押すように木星さんは、 「太陽系は、基本的に静かないいところだから」 「変わってる人多いけどね」 「水星ちゃんはそんなこと言える立場じゃないでしょう」 「へいへい」 今や水星さんは頭の後ろで手を組み、足を投げ出して座っていて、さっきまでの妹っぽいところは全くない。 「ごめんなさいね。私がもう少し大きければ、太陽さんみたいになれるのに」 私は少し不安になる。太陽系は本当に私に合った場所なのだろうか?先生は大丈夫だ、と言ってはいたのだが。 「ちょっと耳貸して」 水星さんが腕をつつくので、私は体を傾ける。水星さんが私の耳に手をあてて、 「木星ちゃんは心配性なの。だから、太陽系のみんながあなたをうまく受け入れられるかどうか、気にしすぎてるのよ」 ちゃんづけだ。 「あんまり心配しないで。みんないい人たちだから」 そこで私は気づいた。不安なのは私だけではないのだ。木星さんも太陽系のみんなも、いつも自信満々なわけではないのだ。 私のことも含め、何かしら心配事を抱えているのだ。 私は水星さんから体を離して、木星さんに話しかける。 「太陽系の皆さんは、どんな感じですか?」 ミラーの中の木星さんは安心したかのように息を吐いて、 「悪い人はいないけど、常識人は私と太陽さんぐらいなもので」 「ちょっとそれどういう意味なの?」 水星さんは身を乗り出してそう言うけれど、私のほうを向いて微笑むと、ウィンクをひとつ、投げてよこした。 幼い妹のように見えて、それは姉のような微笑みだった。
139 :
名無しSUN :2006/12/17(日) 03:09:58 ID:znXyg9UQ
>>138 は「3/3」です。
レスのタイトル入力ミスりました。
すみません。
140 :
名無しSUN :2006/12/17(日) 04:03:59 ID:R7rsNMrB
141 :
名無しSUN :2006/12/17(日) 16:29:16 ID:7hXRbH93
これは続きを期待して待ってろってことですよね。よね。
142 :
Flashの人 ◆EVE/CGo7P2 :2006/12/17(日) 23:06:02 ID:Y+//sLMt
143 :
名無しSUN :2006/12/18(月) 10:07:42 ID:Zkp36zX1
これは期待せざるを得ない
144 :
名無しSUN :2006/12/27(水) 23:45:28 ID:IoWlIynN
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
145 :
名無しSUN :2007/01/01(月) 00:02:49 ID:wE6E7cr2
本年も 冥王星を ヨロシクね
146 :
名無しSUN :2007/01/02(火) 07:38:44 ID:7BOivxGF
冥王星「…やっぱりそうなの 私のことずっとそう思っていたんでしょう 自分より劣るかわいそうな天体だと 」 海王星「それは…」 冥王星「優しい言葉をかけたことも手をかけてくれたことも私を哀れんでいただけ 上から見下ろして満足していたんでしょう」 海王星「違う…」 冥王星「自分が上だと…自分は天文学者に愛されていると そう思って私を笑っていただけなんでしょう」 海王星「それは違うわ… 違う… 私は…」 冥王星「うるさい! …嫌な女。少しばかり恵まれてうまれただけなのに たまたま大きく作られただけなのに… 私の存在なんて、あなたにとっては自分の価値を高めるだけだった 」 海王星「違うわ! 私はせめて、IAUの新定義のもとで幸せに暮らせるようにと思って…」 冥王星「それが私を馬鹿にしているといっているのよ! 私を惑星と認めてくれてなかった!」 海王星「…だってあなたは! 」 冥王星「あなたみたいな天体、惑星になれるわけがない! 」 海王星「矮惑星のくせに・・・」 冥王星「・・・なんですって?」 海王星「作りかけの・・・ 矮惑星のくせに」 冥王星「!」 海王星「矮惑星!!」
147 :
名無しSUN :2007/01/03(水) 14:52:44 ID:XVYDGQi7
148 :
名無しSUN :2007/01/03(水) 19:28:29 ID:NzECNTJv
149 :
名無しSUN :2007/01/03(水) 23:44:22 ID:6Pu9LXcB
テラ修羅場w
150 :
ケレス :2007/01/05(金) 19:53:37 ID:QJ+CFrbw
冥王星より私の方が惑星に相応しい
151 :
プルート :2007/01/06(土) 04:39:57 ID:s7DHSSQN
・・・私より激しく小さいくせに。
152 :
名無しSUN :2007/01/07(日) 13:49:08 ID:+j/+IbO8
大塚愛
153 :
名無しSUN :2007/01/07(日) 21:58:42 ID:azGAFGBA
「矮惑星」って暫定的な訳語で、 英称は"dwarf planet"って言うのね。 80年近く冥王:プルートに化けてたのが、 実は森の小人:ドワーフだった‥‥ なんてのもメルヘンチック。
154 :
名無しSUN :2007/01/09(火) 00:34:59 ID:pcym1IG/
保守
155 :
名無しSUN :2007/01/10(水) 15:42:41 ID:ek3USdH6
まぁ、矮星は結構前からdwarfだったからな。 暫定のまま通例になるんだろう。
156 :
名無しSUN :2007/01/10(水) 23:15:56 ID:UnD7Pc/S
157 :
名無しSUN :2007/01/10(水) 23:23:17 ID:ECzMX9fO
>>156 ちょwwwwwwただの露出狂wwwwww
158 :
名無しSUN :2007/01/11(木) 13:11:51 ID:mqmJrUOt
なにやってんだwwwww
159 :
名無しSUN :2007/01/11(木) 13:15:02 ID:oV4SDuZH
ダークマター タイーホ
160 :
名無しSUN :2007/01/11(木) 23:35:58 ID:8Gl+y9C7
l ・ω・`)
161 :
名無しSUN :2007/01/12(金) 02:02:03 ID:+238D5y5
ダークマター? ちんちん♪
162 :
名無しSUN :2007/01/18(木) 18:57:45 ID:8nIExkiK
163 :
名無しSUN :2007/01/31(水) 07:59:51 ID:fZYSjVl0
ガ板落ちたね
164 :
名無しSUN :2007/02/02(金) 18:27:01 ID:jxZmJqon
ケロロスレから記念カキコ
165 :
名無しSUN :2007/02/02(金) 19:04:48 ID:OWK22QOk
ケロロみたいに署名運動でもやるしかないのかw
166 :
名無しSUN :2007/02/03(土) 04:27:11 ID:gu8h0FvU
落ちたものだと思っていて、新スレも立たず、もうどうしたらいいのかというときに気づいた。 板更新するの忘れいてた/(^o^)\ナンテコッタイ 二月だけどあけおめなんだからね!
167 :
名無しSUN :2007/02/03(土) 05:24:18 ID:gu8h0FvU
未踏の地で奏でる音は、美しくとも寂しさが寄り添う。 この場に聞く者がいたのなら、それは違ったものになったであろう。 それでも少女は誰の耳にも届かない音を紡ぐ。 いつかこの音が、あの人達に、あの人に、届くことを願って。 美しい旋律が乾いた風に掻き消されても、何度でも何度でも。 ――少年は大好きだった。 清澄な森の中で聞こえるその鳥の声が。生まれて初めて美しいと思えるものだった。 大事にしたかった。近くにいて欲しかった。自分だけのものにしたかった。 そして捕まえた。 鳴き声を閉じ込めて家に持ち帰り、大切に育てた。しかしその鳴き声はだんだんと汚れていった。 いつしか鳥は鳴かなくなり、動かなくなった。 少年は知ることになる。殺したのは自分のエゴだと。 美しいものは、あるべきところにあるから美しいのだと――。 諦めるには早く、言い聞かせるには言葉が足りない。 願うには頼りなく、見つけるには広く、先へ進むには足取りは鈍い。 しかし、反故にするにはあまりに重い。 「ここにいたい」と泣きじゃくる少女に、少女の美しさがくすんでしまわないように突き放したのは自分だ。 「きっとまた見つける」と無責任な約束を、自分にも相手にも押し付けた。 でも少女は笑ったから。きっとどこかで美しい旋律を奏で続けているだろう。 だから少年は歩く。音を目印にして。別れを出会いに変えるために。 ――聞こえますか? 私はずっと待ってます―― プラネットはーと
168 :
名無しSUN :2007/02/04(日) 01:03:51 ID:v8HWhRf1
>>167 GJ
今ここチェックしてる人どれくらいなんだろ
169 :
名無しSUN :2007/02/04(日) 01:19:51 ID:nrKFejqO
170 :
名無しSUN :2007/02/04(日) 03:53:05 ID:nuZQ4/HO
171 :
名無しSUN :2007/02/04(日) 20:10:52 ID:qELtVdaD
172 :
名無しSUN :2007/02/04(日) 20:56:37 ID:6hAgR0sg
録画したケロロを見て不覚にも涙してしまった。
173 :
名無しSUN :2007/02/05(月) 02:44:27 ID:Vwj5pwCV
ケロロでなんか冥王星の話題でもでたん?
174 :
名無しSUN :2007/02/05(月) 02:55:44 ID:b58O1cvQ
175 :
名無しSUN :2007/02/06(火) 00:35:18 ID:t61vmagS
176 :
名無しSUN :2007/02/06(火) 08:22:20 ID:EQ51Dx2v
>>168 亀だが俺はJaneで見てるから更新があればここを覗いてる
更新がなければまったくだ
177 :
名無しSUN :2007/02/06(火) 10:41:25 ID:XxZjexSb
一日一回の巡回時に確認してるよ。
178 :
名無しSUN :2007/02/13(火) 00:33:26 ID:ienq/x9B
ここの存在する意味は果たしてあるんだろうか と、思ってしまった。 14日には初代さんが何かやってくれると期待
179 :
名無しSUN :2007/02/13(火) 00:46:44 ID:q5DPdVeH
180 :
名無しSUN :2007/02/13(火) 00:59:04 ID:ienq/x9B
181 :
名無しSUN :2007/02/13(火) 01:54:37 ID:Po7Tp/gY
182 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 15:31:31 ID:fcfcli2p
>>178 = =
= 初 そ =
ニ= 代 れ -=
ニ= (仮).で =ニ
=- な. も -=
、、 l | /, , ニ .ら. ニ
.ヽ ´´, r : ヽ`
.ヽ し き 初 ニ. ´/小ヽ`
= て っ 代 =ニ _,,..,,,,_
ニ く. と.(仮) -= .、, ,,, 、,, ./ ,' 3/⌒ヽ-、_ 、 ,, @
= れ.何 な -= 、, /l. /____/ n ヽ|ノ,,
ニ な も ら =ニ @ ,,, 、,,  ̄,, ̄ ̄ ̄ ̄,, ̄ ,,, 、,,
/, い ヽ、 ヽ|ノ 、、, ,, 、,, , " ,, 、、, ,,
/ : ヽ、
http://pluto.no.land.to/cgi/uploade/src/up0226.jpg
183 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 16:03:34 ID:AbmcczrT
>>182 初代ktkr!!
保存したwwwww
チョコほしー
184 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 16:37:50 ID:OZryVgtE
>>182 うはwwktkrwwww
よもや俺の戯言が聞き入れられるとは…
ありがとう初代さん!
185 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 19:38:24 ID:fcfcli2p
186 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 19:52:18 ID:OZryVgtE
187 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 20:07:21 ID:AXDX5WAj
188 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 20:52:11 ID:fcfcli2p
189 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 21:07:58 ID:OZryVgtE
>>188 G J
まさか、全員集合しちゃうのか…?
初代さんガンガレ
190 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 22:13:48 ID:fcfcli2p
191 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 22:17:08 ID:8P3jtqPd
何という神スレ
192 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 22:18:15 ID:AXDX5WAj
後1時間40だ!!dkdkhrhrwktk
193 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 22:23:11 ID:OZryVgtE
イイヨイイヨー
194 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 22:25:27 ID:AbmcczrT
これは目が離せないwwwwwwwwwwww wktk
195 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 23:11:52 ID:fcfcli2p
196 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 23:19:21 ID:OZryVgtE
>>195 乙!久々にこのスレに活気が戻って嬉しかったw
お礼を言わせてくれ
ありがとう
197 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 23:24:13 ID:AbmcczrT
>>195 乙!チョコの無い俺に活気が戻って嬉しかったw
お礼を言わせてくれ
ありがとうw
198 :
名無しSUN :2007/02/14(水) 23:26:46 ID:AXDX5WAj
>>195 おやすみ!!最後が俺の大好きな金星で嬉しかったw
お礼を言わせてくれ
ありがとうw
199 :
名無しSUN :2007/02/15(木) 08:58:15 ID:XD61DD2t
久々キテタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
>>195 THX!!!!!ありがとおおおおおおおおおお
200 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 00:25:41 ID:ICbAKNR5
こ、これは出遅れた感……。
201 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 05:39:56 ID:ICbAKNR5
自分でも、興奮しているなぁと思う。 携帯電話を掴んでいる手が小刻みに震えているのはその証拠だ。 「やっべ……チョコ貰っちまった……っ!」 そう。貰ってしまったのだ。自分には縁が無いと思っていたバレンタインデーに、チョコを。 動悸がする。誰かにこの危機を伝えたいくらいだ。 落ち着きを知らない心音と携帯電話の発信音を聞きながら、俺はさっきまでの出来事を思い返す――。 まだまだ寒気が我が物顔で常駐しているこの土地は、しかしこの日だけは異様な熱気が渦を巻く。 想い人にチョコをあげようとする女の奇怪な行動。冷静さを無理に演じようとする男の不審な態度。 決意、期待、親愛、喜悦、絡み合う想いはチョコという形を成して、人間関係の相関図に線を入れる。 しかし一方で、その相関図から漏れる人間も出てくるわけだ。所謂、チョコが貰えない負け組み。 高密度な思惑が輻輳する学校から、太陽壮に帰るまでの俺がそれであった。 「あ、地球、おかえりー」 「ただいま」 居間でぼけーっとテレビを見ていた水星は、俺に気付いて声をかけた。 「んんー? あまり落ち込んでいないところを見るとチョコを貰ったのかー?」 「……いや貰ってないけど」 「ふーん……その割にはあまり落ち込んでないようだけど」 「はっ、最初から貰えないと思っていたからショックは受けないし。つーか貰ったことなんてないし。 今更貰えなくてもショックなんて……ショックなんて……ううっ」 変な汁が出た。 「ぷぎゃーっ! なになに、地球貰ったこと無いの? しかも泣いてるし、ぷぎゃぷぎゃぷぎゃーっ!」 こいつ殺すぞ……。最近インターネットを使い出して人を馬鹿にする方法が異常に上手くなりやがって。 頭の悪そうな煽り方だが、馬鹿馬鹿しいとわかっていても腹立つな……ぷぎゃーって……。
202 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 05:40:55 ID:ICbAKNR5
「く……っ」 我慢だ。男のヒステリーはみっともない。 「あれあれ? 涙目でどうしたの?」 肩を震わせる俺の周りを、トントンと爪先で床を叩きながらリズミカルに回る水星。 「て、てめぇ!」 切れた。 「ぷきゃーーっ」 俺の怒声を追い越す勢いで走って逃げていく水星を見送って、俺はソファーに倒れこんだ。 「きゃー」じゃなく「ぷきゃー」と言って逃げいていくあたり、あいつは煽りの天才だ。 あいつの誕生日にBカップの下着でもプレゼントして『あれ? 大きかった? ぷぎゃーっ!』と 言ってやる。楽しみにしておけよ水星め。 「び、Bカップの下着がどうしたの……?」 「へ?」 起き上がると、そこには後ろ手を組んだ冥王星がいた。 「えっと……Bカップの下着って……」 「は、え? 俺、何か喋ってた?」 「う、うん……」 思っていることを口にしていたのか。今度から気をつけよう。 「Bカップの下着って……」 「ああ! いや違うぞ、ちょっと変な夢を見ていたんだ。断じて下着について夢想していたわけではない」 いつもの冥王星ならここで『そっかぁ』と納得してくれる。 「そっかぁ。ふふ、地球君もそういう夢を見るんだ」 「ま、まあ男ですから」 一人でぶつぶつを下着がどうのと呟いていると思われるよりも、寝言とした方が遥かにマシである。 「地球君も男の人だもんね……じゃあ、やっぱり……その、男の人はバレンタインデーにチョコ貰うと嬉しい?」 「ま、まあ男ですから」 「そ、そか。じゃあコレ……あげる」 そう言って冥王星は、背中で隠していたチョコを少しだけ恥ずかしそうに俺へと向けた。
203 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 05:41:53 ID:ICbAKNR5
「うぇ? お、俺に?」
コクッと頷く冥王星。突然のことに慌てふためく俺。
降って湧いたイベントに戸惑っている俺を見た冥王星は、ちょっと意地悪そうに微笑んだ。
「いらない?」
>>182 「いいいいいいります!」
卒業証書を受け取るような構図で、俺は生まれて初めてのチョコを手に入れた。
嬉しさと恥ずかしさで茹った頭で辛うじてお礼を口にすると、冥王星は居間を出て行った。
「も、貰ってしまった……」
両の手に確かにある質量。これは夢ではない。
「ももも、もしかして冥王星って俺のこと……」
「義理だよ?」
唐突な声にビクッと身を竦ませる。いつの間にか逃げたはずの水星が部屋の入り口から顔を覗かせていた。
「ぷぷ、本命のはずないじゃーん」
「ば……わ、わかってるよ!」
だよな。本命のはずないよなあ。まあしかし。
「良かったじゃん、初チョコおめでとー」
そう、ありがたいことだ。ありがたいのは確かなのだが、水星に言われると馬鹿にされている気分だ。
「んじゃほい、二つ目おめでとー。モチロン義理ね」
「んぁ?」
見ると水星がチョコを俺に差し出してきた。
「す、水星?」
今日何度目の疑問符を出しただろうか。さっきから上擦った声しか出していない。
「だから義理だってば。ほい」
>>185 「あ、ありがとう……」
「手作りじゃないけどそこは本命じゃないってことで納得してねん」
義理であることを強調して水星はさっさと消えていった。
204 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 05:42:47 ID:ICbAKNR5
「ううむ……一体今日は何なんだ……悪いことが起きそうだ」
と独ごちる俺の顔は、きっとどこかの福の神様のように緩みきっていただろう。
そうだ、今日から日記を書こう。今日という日を未来永劫のものにせねば。
一人思案に暮れていると、『ただいまー』と遠くから誰かが帰ってきた声。あれは火星の声だ。
「おっと、火星さんじゃないですか。今日もかっこいいよ!」
「な、なんだよ気持ち悪いな……チョコを貰えなくて気でも狂ったのか?」
いつもならここで言い返す俺だが今はそんなことをしない。今の俺は世界で一番優しい人だから。
火星はにんまりしている俺を怪訝そうに見て、テーブルに置かれた二個のチョコに気付いた。
「ええっ! ち、地球……何も自分で買うこと……」
「買ってねぇよ! 貰ったんだよ!」
「そ、そうなのか……いや驚いた。まさか地球が貰うとは……」
「俺も驚いたくらいだからな」
「でも困ったなぁ。地球にも協力してもらおうと思ったのに」
よく見ると火星は大きな紙袋を持っていた。
「なあ火星、その手にあるのは……?」
ポリポリと頬を掻く火星の仕草で思い出した。こいつ、女子から人気あるんだよな……。
「まあ……地球の想像通りというか……」
「凄い量だな……十個や二十個ってレベルじゃねーぞ……」
こんなの一人で全部食べたら、間違いなく尿の代わりにチョコが出る。
「月達にも協力してもらうさ。甘いの好きだからな」
そう言って居間を出て行こうする火星はふと思い出したように、
「ああ、地球にはこれあげる」
>>188 とチョコを寄越してきた。
反射的に受け取ってしまったものの、こういう気持ちが篭ってるものを俺が貰ってもいいのだろうか。
例えそれが女の子同士の禁断の関係でも。
「あー……ありがたいけど火星が貰ったものだしやっぱり」
「それ貰いもんじゃないから」
そう言い残して自室へ戻っていった。
205 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 05:43:39 ID:ICbAKNR5
まあ……。火星の言葉だし深くは考えないでおこう。
俺も着替える為に部屋へ戻ろうと居間を出ると、海王星が音もなく近寄ってきた。
「ん……」
広げた掌の上には綺麗に包装された小箱。
「ん?」
これくれるのだろうか。
「ん……」
>>190 「ん」
「ん」
箱を受け取りお互い頷き合うと、海王星は幽鬼の如き足取りで自分の部屋へと戻っていった。
これチョコなんだろうけど、変な秘薬とか入ってるかも。何か怖いなあ。
部屋へ戻り四つのチョコを机に並べ、様々な角度からチョコを眺めること数分、ようやく冷静になってきた。
「やっべ……チョコ貰っちまった……っ!」
それもいきなり四つ。これは刺激が強い。ああ、また頭が茹ってきた。冷たい水でも飲んで落ち着こう。
キッチンへ行くと金星がいた。
「あら地球、丁度良いところに」
「太陽さん以外がキッチンにいるのは珍しいな。何かあったのか?」
「今日は知っての通りバレンタインデーということで、私もチョコを作ってみたのです。ですが作ってから
渡す人がいないことに気付いてしまって……」
なるほど渡す人がいないというのは金星らしい。誰かに惚れている金星なんて想像できないもんなあ。
「そ、それで、捨てるのも勿体無いので、それなら地球にあげようかと思いまして……」
「えっ、いいの?」
「か、勘違いしないでくださいませ。手作りですけど別に好きとかそういうものでは決してありませんから!」
「いや……それはわかってるけど……」
「そ、それならいいのです。それでは少しだけ待っていてください、すぐ仕上げますので」
再びキッチンへと向き直り、ハート型のチョコの上にトッピングしていく。
「できましたわ。さ、どうぞ召し上がってください地球」
>>195 ずずいっ! とやけに真剣な顔で迫られた。
「あ、ありがとう」
206 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 05:45:11 ID:ICbAKNR5
うう……これは恥ずかしい。 「どうです地球?」 いつもなら金星にチョコを貰っても何ともないのに、今日に限ってチョコの味がわからない。 「ど、どうですの? もしかしてまずかったかしら……」 「いやそんなことないって! すごく美味しいよ!」 「そうですか……良かった」 安心したのか金星は柔らかく笑った。改めて見なくても、やはり金星は美人だった。 そしてバレンタインデーに金星の手作りチョコを食べていると思うと、頭が沸騰しそうだよぉと 街へ飛び出して叫びまわりたい衝動が湧き上がる。 「ふふ。地球、頬にチョコが付いていますわよ」 金星は俺の頬に人差し指を滑らせて、すくったチョコをどうしようかと一瞬だけ逡巡したあと、 「はいっ」 と俺の口元へ人差し指を挿し込んできた。 「ん、んんっ!」 「残すのはダメですわ、ちゃんと全部食べてもらわないと」 ちゅっと音を立てて指を吸うと、金星は満足したように微笑んだ。そして俺の胸元にしな垂れ、耳元で囁く。 「楽しみにしてますわ……ホワイトデー」 煮え滾る思考に冷や水を浴びせかけ、金星はキッチンを出て行った。 そしてようやくこのとき、俺はことの重大さに気付いて部屋へ駆け戻ったのだ。 ――携帯電話の発信音が途切れ、声が聞こえてきた。 「あ、あの! バイト募集してませんか! 来月までにまとまったお金が必要なんですけど! え、今は募集してない? そこを何とか! …………くそっ! 切りやがった!」 金星へのお返しが安く済むはずがない。かと言って他の四人と金星へのお返しに差をつけるわけにはいかない。 やられた。 「貰っちまったよ……チョコ……」
207 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 05:55:49 ID:ICbAKNR5
反省はちょっとしてる。
208 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 07:52:51 ID:Yz2ZoWiA
209 :
名無しSUN :2007/02/16(金) 08:38:49 ID:JfUSFq6l
210 :
名無しSUN :2007/02/17(土) 01:51:33 ID:G8hBAVuE
>>208 どう見ても天王星です、本当にふじこorz
そういえば以前も間違えたような/(^o^)\
211 :
名無しSUN :2007/02/17(土) 07:48:07 ID:jl2wr/wR
あぁぁ!!!なんてこった!!!14日来てればチョコもらえたのか 今年も0記録更新してしまったぜorz 初代さん遅ればせながらありがとうございます。癒されました
212 :
名無しSUN :2007/02/17(土) 07:49:27 ID:jl2wr/wR
ageてしまった・・・すまん吊ってくる('A`)
213 :
名無しSUN :2007/02/21(水) 21:24:32 ID:IdsANZIH
なぁ、ゲーム製作ってどうなってる?
214 :
Fの人@出先 :2007/02/22(木) 10:44:12 ID:GkKposGj
>>213 年明けからこっち、個々で連絡は取り合うものの全員集まる機会がない
みんな忙しいみたいだ。俺もだがorz
まぁ、来週になったら修羅場モード解除できそうです
他のメンバーはもう忘れてるのだろうか…
見てたら現状の報告plz
215 :
七@発狂 :2007/02/22(木) 17:50:47 ID:Q7lIzIjA
これから引越し先を決めつつ身元整理しつつ会社からの課題をこなしつつ実家にも(ry 働く前からニートになりたくなってきたぜフヒヒww
216 :
まと(ry :2007/02/22(木) 23:26:22 ID:+u4bFBGd
同僚が突然退職したんで2人分の仕事まわってきて、あひゃってますw 早く人来ないかなぁ・・・。 とりあえず更新ちぇきはしてるから呼べば出てきますw
217 :
K(ry :2007/02/24(土) 23:01:13 ID:ZyDohRJb
まだ人がいてくれたことにびっくりしている俺がいた。
218 :
名無しSUN :2007/02/25(日) 18:26:02 ID:lrpoqghn
>>217 他の冥王星泡沫スレに比べると中身があるからなw
219 :
名無しSUN :2007/03/01(木) 22:59:02 ID:WkRgI2qV
220 :
名無しSUN :2007/03/02(金) 00:23:00 ID:ByK3jMSt
>>219 初代さんキター!
春もキター!
GJ!
221 :
名無しSUN :2007/03/02(金) 01:32:37 ID:t6QZFhin
222 :
名無しSUN :2007/03/02(金) 20:00:42 ID:BkOGgsR0
>>219 初代氏GJ!!
ところで、聞いた話によると
スパロボWにて冥王星の扱いが酷いとか・・・・・
辛いなぁ・・・・・・
223 :
名無しSUN :2007/03/02(金) 21:40:37 ID:GrNEkjhN
224 :
名無しSUN :2007/03/03(土) 03:41:18 ID:ceA4coHU
>>223 なんのことかさっぱりわからんかったがなるほどそういうことかwww
毎度ながら仕事早いっすwwwGJ!!
225 :
名無しSUN :2007/03/03(土) 04:21:00 ID:lo3tsgfr
>>223 こんな時間に見つけてニヤリとしてしまったw
GJ!
226 :
Fの(ry :2007/03/04(日) 01:19:55 ID:L1bc8/YM
毎度毎度初代さんGJすぐるぜ! いくら描いても納得できずにゴミ箱にポイしてしまう俺とは大違いだぜ! なんかすげー情けなくなった上にしばらく暇なので、Flashとか作ろうと思う 何か「こんなん作ってほしい!」とかいうのある?
227 :
名無しSUN :2007/03/04(日) 10:59:29 ID:FegFy2GQ
228 :
名無しSUN :2007/03/04(日) 22:46:37 ID:VijeKGPV
>>226 水星 「金星さんと土星さんでお嬢様対決」
木星 「またそんなくだらないことを」
土星 「生まれとか血筋では金星さんが本物のお嬢様でしょう?」
金星 「土星さんだっていいご両親をお持ちだと思うわ」
天王星「・・・んあ?」
火星 「別にどっちでいいよ、そんなの」
冥王星「あのぅ、それでは、おしまいでいいですよね?」
水星 「胸で比べたら土星さんの圧倒的な勝ちよね」
その後、太陽さんと海王星さんが帰ってきて場を収めるまで修羅場は続いたという・・・・・
みたいなやつを希望。
229 :
Fの(ry :2007/03/05(月) 05:45:36 ID:xPdFdeSO
230 :
名無しSUN :2007/03/05(月) 12:29:13 ID:h544A3Ww
>>229 ktkr
いつか是非長編を見たいぜw
d&GJ!
231 :
名無しSUN :2007/03/05(月) 13:25:12 ID:mrsU3D/1
232 :
Fの(ry :2007/03/05(月) 19:15:05 ID:xPdFdeSO
233 :
名無しSUN :2007/03/05(月) 19:38:24 ID:yir++VbE
>>232 手足の手抜きがアレだけど、面白い。
土星農民にはワラタ。
234 :
名無しSUN :2007/03/05(月) 22:20:17 ID:mrsU3D/1
235 :
名無しSUN :2007/03/06(火) 00:02:12 ID:EJcxiGc3
236 :
Fの(ry :2007/03/07(水) 05:26:13 ID:+cpIxhqy
237 :
名無しSUN :2007/03/07(水) 14:41:52 ID:U0BNwZQY
>>236 GJwwww
敵は数決まってるのね、慣れてくると意外と難易度低いのな
お疲れ様です
238 :
名無しSUN :2007/03/07(水) 15:46:51 ID:XDRLvAbK
やりこみたくてもやりこめない、言いようのないお預け感がたまらないぜw
239 :
名無しSUN :2007/03/07(水) 15:48:52 ID:N0XXbaEO
通常弾とバリアー、レーザーが離れてて一々指を離さないといけないのがつらい 通常弾がエンターならよかった、もしくはZ、X、Cに並べるのがよかった 他は特に文句はないぜ、GJ!!
240 :
名無しSUN :2007/03/07(水) 17:14:06 ID:XDRLvAbK
次のステージまだー?(・∀・ )/Π☆チンチーンポポ
241 :
Fの(ry :2007/03/07(水) 18:18:04 ID:+cpIxhqy
>>240 今作ってたりするから怖い
土星ファイヤーの次は海王星ブレードでいこう
ついでに操作キーも若干変更するぜ
242 :
Fの(ry :2007/03/07(水) 21:06:11 ID:+cpIxhqy
243 :
名無しSUN :2007/03/07(水) 21:38:36 ID:N0XXbaEO
やばいwwwこれは楽しいwww バリアとレーザーは同時に出せないのは仕様ということがわかった
244 :
名無しSUN :2007/03/07(水) 22:17:33 ID:0gWxBeUd
245 :
Fの(ry :2007/03/07(水) 23:04:35 ID:+cpIxhqy
>>244 アーアーキコエナーイ
なんかY座標指定で上下は制限できるんだが
X座標指定で左右制限すると画面の端から動けなくなるんだ
修正できそうなら後々修正する
できなさそうなら仕様にする
246 :
名無しSUN :2007/03/07(水) 23:21:43 ID:XDRLvAbK
無駄に楽しいwwwww
247 :
Fの(ry :2007/03/08(木) 01:09:02 ID:9tDkY8EK
248 :
名無しSUN :2007/03/08(木) 13:13:16 ID:F4oclbLG
冥王星の難易度タカスwwwwwwwww
249 :
名無しSUN :2007/03/08(木) 18:00:18 ID:NlVIV6ry
これなかなか面白いなwwwww 最初ゲームオーバーでタイトルでゆとり世代にはきついwwwと思ったけど やってるとやっぱそれくらいでちょうどいいな 敵残り1機とかのgdgd感は少しあれかなー… つうかクオリティ高いよwwwww 乙でしたw
250 :
Fの(ry :2007/03/08(木) 20:10:02 ID:9tDkY8EK
http://www5.pf-x.net/~planetheart/flash/shurting.html さすがに太陽系全員をぶち込むと容量が悲惨なことになる気がするので一旦打ち止め
今回の変更点
・天王星マジック!実装
・タイトル画面を変更
・敵オブジェクトの差し替え
天王星ステージは仕様が若干異なるので、簡易説明を読むと幸せになれるかもしれない
以下、あんまり必要ない攻略のコツ
ステージ1:土星FIRE!
・バリアの使い時を見極めれば楽勝だぜ
・通常弾よりバリアで待ち構えれば楽
ステージ2:海王星BLADE!
・撃ち下ろしでどれだけ敵の数を減らせるかがミソ
ステージ3:冥王星COOL!
・貫通効果のあるはうっとむぎゅ?でどれだけの(ry
・あたり判定は小さいが、避けるよりバリアで迎撃しよう
ステージ4:天王星MAGIC!
・浮遊オブジェクトはわざわざ狙う必要なし。邪魔ならば消すくらいの感覚で
・影には一定の行動パターンがある。進路上にバリアを置いて離脱すれば大ダメージの悪寒
・至近距離からの通常弾の連射速度は凄まじい
全体通して言えるポイントとしては、初手でどれだけの数を消せるかが決め手
さて、次は何作ろうか
251 :
名無しSUN :2007/03/08(木) 21:30:08 ID:1FpRME+w
やべぇwwwマジ楽しいwwwGJだ!! 天王星むずかCwwwクリアできたのまだ一回だけだwww まあ、不用意に近づきすぎなだけだがな にしても海王星のステージが一番好きだなぁ 音楽も好きだし撃ち下ろしが爽快すぎるwww 次回作楽しみにしてるぜwww
252 :
名無しSUN :2007/03/08(木) 23:30:35 ID:F4oclbLG
これ楽しすぐるwwwwwwwwwwwwww 最後の連射は鬼wwwww
253 :
Fの(ry :2007/03/09(金) 12:31:14 ID:p1SKBBUl
結局ネタもなかったので天王星の後にもう一つステージを作った 天王星をノーミスクリアすると遊べるので是非ともがんばってくれ キャラは秘密。 武装は ・通常射撃 ・徐々に広がる広範囲バリア(発動遅め) ・ボム の3つな 最終変更点 ・天王星の雷撃の仕様を若干変更 ・ステージ4の難易度上昇(浮遊オブジェクトの数と動き) ・ラストステージ実装 雷撃はヒット後に敵が即消滅するようになったので近距離でも破裂に巻き込まれなくなったはず
254 :
名無しSUN :2007/03/09(金) 17:17:47 ID:VtwmMySz
>>253 とりあえず全ステージやってみた
全クリの後タイトルへ戻る機能はなし?
あと全ステージで技A→技B→技Aでチャージ時間キャンセルできるのはバグ?
感想
ステ4が普通に難易度高くて面白かった。
あと全クリの演出が普通に好き。
何よりお疲れ様といいたいw
255 :
Fの(ry :2007/03/09(金) 18:48:37 ID:p1SKBBUl
>>254 全クリ後のタイトルバックは何となくつけてないだけなんで、つけてみようか
技のキャンセルは隙あらば修正しようと思ってたのがとうとうバレたか、といった感じ
現在別のアプローチで修正を試みてるが、現状では連打不可だけかな…
何にせよ、楽しんでもらえたなら作った甲斐があるってもんだ
256 :
Fの(ry :2007/03/09(金) 21:15:52 ID:p1SKBBUl
よし…これで最終更新 ・チャージゲージの実装 ・チャージキャンセルが出来ないように修正 ・オールクリア後のタイトルバック機能 ・ラストステージ自機のチャージ時間を若干増加 他に何かあれば報告よろしく
257 :
名無しSUN :2007/03/09(金) 22:24:04 ID:VtwmMySz
修正と聞き再チャレンジw 個人的に気になったのはOPED含めて音楽が全部ループしないことかなあ 実験的に4面で時間かけてみたら音楽止まって淋しかったw ただ普通にプレイする分にはあの長さなら問題ないと思います。 キャンセルなしだと難易度が上がっててあせったwww 特に二面の打ち下ろしが意外と長いのね どんどんクオリティ高くなってて感動したw お疲れ様でしたー
258 :
名無しSUN :2007/03/13(火) 15:54:39 ID:9iTH/Px+
「エリスとセレス」と「アリストテレス」って似てる そんなことを思った今日の昼休み
259 :
名無しSUN :2007/03/14(水) 23:57:31 ID:b1qwjR+W
今日ようやくラストステージにたどり着けたぜ 最後の人があの人だったとは、しかも性能鬼みたいに高いしwさすがだぜwww 職人さんお疲れさんでした!
260 :
名無しSUN :2007/03/15(木) 00:03:51 ID:eMO0dZ+V
天王星からガチ過ぎてワロタ
261 :
名無しSUN :2007/03/15(木) 22:01:32 ID:7wiqb+AE
これは難しいw
262 :
Fの(ry :2007/03/20(火) 18:34:23 ID:ciUBf3Y6
なにも することが ない 吐き気を覚えるほどに暇だ。誰か助けれ
263 :
名無しSUN :2007/03/21(水) 14:53:15 ID:E/3H8dBC
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007032100196 2007/03/21-13:35 冥王星は「準惑星」=新分類の日本語表記を決定−日本学術会議小委員会
日本学術会議の小委員会は21日、国際天文学連合(IAU)が昨年8月に開いた総会で決めた
冥王星の新分類「ドワーフ・プラネット(Dwarf・Planet)」について、
日本語では「準惑星」と表記することを推奨すると決めた。
仮訳の「矮(わい)惑星」は推奨しない。
4月に開く同会議の幹事会での承認を経て、正式決定する。
264 :
1 :2007/03/22(木) 02:11:26 ID:eIw5M3GO
暇だから雛祭りの日に書き始めて今まで放置してた未完成SS投下する こんな時間だし、多少長くてもいいよな 「む…?」 目を開く。 木目の天井が見えた。 「やべ…寝過ごした」 枕もとの目覚まし時計を見やると、短針と長身が仲良く寄り添っていて、ついでにそいつらは文字盤の12を指差していた。 本日3月3日。全国的に土曜日。土曜日とあらば学校も休みだ。 ゆとり教育サマサマです。 私服に着替えてから洗面所へ直行。寝癖をざっくりと整える。 洗面台にはところ狭しと瓶やらスプレーやらが並んでいた。 さすがに女だらけの学生寮。化粧品その他諸々の数たるや尋常じゃない。 こういう時、男ってのは便利なもんだと痛感するね。 「しっかし、こういうもんは他人の目につかない所にしまえよな…」 何気なく銀色のスプレーを手にとってみる。 蓋には油性マジックで「天王星」と名前が書かれてあった。 ミミズがのたうちまわったような字だ。ある意味ヤツには似合っている。 「へえ…天も何気にこういうの使って…って殺虫剤じゃねえか! しかも市販されてないヤツ!!」 いつだったかネットで見たことあるぞ。確か五木さん(国民的害虫のマイナーな通り名)を瞬間冷凍するとんでもない代物だ。 ちなみに開発に成功したというニュース以降、続報はまったく見かけない。 「たっだいまー!」 と、絶妙なタイミングでやかましい挨拶が飛んできた。 この声は水星だ。部活にでも出ていたんだろう。 なんとなしに玄関まで出迎えに行ってやることにした。 「あ、地球じゃん。どーせ今起きたばっかで、顔洗ってたら私のかわいい声が聞こえてきたから脊髄反射的に出迎えとかそんなとこでしょ」 なんつー頭してんだ、コイツは。全面的に大正解じゃねえか。 …何故かはわからんが負けた気分だぞ。 だが水星ごときに負けを認めるのは俺のプライドが許さん。 「おかえりなさいませ。ご飯にしますか? お風呂にしますか? それとも…」 つーわけでベタベタの冗談で華麗に誤魔化す俺。クールだぜ。
265 :
2 :2007/03/22(木) 02:12:00 ID:eIw5M3GO
「そだなー…ひとっ風呂浴びながらお前を肴に一杯やるぜ!」 全部かよ。 「わはははは、こやつめ」 無表情に笑うという高等技術を披露しながら、非常に掴みやすい位置にあるツインテールの片方をぐいぐいと引っ張ってやった。 俺のためにあつらえたとしか思えない高さだ。そこだけは評価してやる。 「ははは、こやつめ」 水星は満面の笑みで俺の腹めがけてパンチを連打。 挨拶みたいなもんだ。冗談の延長。本気じゃないから痛くもかゆくもない。 「あ、地球寝癖直ってないじゃん。だらしなー」 「マジで? どこよ?」 「おねーさんが直してやろう」 このナリで年上だってんだから世の中理不尽極まりない。 水星は俺の頭上目指して右手を伸ばした。 俺のちょうど目の前で手の平がひらひら揺れた。 「………」 「………」 互いに無言。気まずいというより、若干こっちが恥ずかしい。 水星は何かに気付いたらしい。足をごそごそとやった。 よくよく見れば、コイツはまだ靴も脱いでいない。 元々の低身長に加えて玄関の段差補正まで加われば、そりゃ当然俺の頭になんか届くわけもなかった。 「……よし」 靴も脱いだ。廊下にも上がった。今度は届く。水星は気合を入れてもう一度手を伸ばす。 戯れに上半身を仰け反らせてみる。水星の手は俺の前髪あたりで止まった。 「……む」 どうやら意地になったらしい。 水星は俺の肩に左手をかけ、爪先立ちで寝癖を直す作戦に出た。 しかし残念なことに、俺の背筋にはまだまだ余裕がある。 つーわけで、更に仰け反ってやった。 しかしこの状況、傍から見れば結構間抜けだよな。 腰突き出した男にすがって必死に手を伸ばすロリっこ。 間抜けっつーか、シュールだ。むしろ哀れだ。ロリっこが。
266 :
3 :2007/03/22(木) 02:13:02 ID:eIw5M3GO
密着してる割にまったくと言っていいほど膨らみを感じさせない胸板(とあえて言う)がなお哀れだ。 「……く!」 とは言えど当の本人は必死。 「……ふっ」 なので鼻で笑ってやった。 「ふざけんのもいい加減にせんかぁ! ドタマかち割んぞコラァ!!」 「ぐぇ!?」 思い切り突き出していた俺の腹に、水星の左ストレートがめり込んだ。 クリーンヒット。なんと美しい。ドタマとか言いながら腹なあたりが色々と美しい。 「そうそう、最初からそうやってればいーんだよ」 腹を押さえてうずくまる俺を見下ろしながら、水星はバシバシと乱暴に頭を叩く。 「テン…メェ…」 「うわ、白髪見つけた。抜いちゃえ!」 ぷちっと鋭い痛みが走った。 「抜くなよ! 増えるだろうが!」 「おせーよバーカ!」 「ンだとコラ! テメーのも片方ちょん切ってまっすぐ歩けねえようにすんぞ!!」 膝をついたままの体制でツインテールの片方をがっしりと掴む俺。 「乙女の髪を猫の髭と一緒にすんなっ!」 同じく俺の髪を乱暴に握る水星。 あえて擬音で言うなれば「ガルルルルル!」ってな感じだ。 要するに一触即発。 「あらあら、何だか賑やかね」 そこに颯爽と太陽さんが現れた。 エプロンをつけているところを見るに、今まで昼飯でも作っていたのだろう。 「賑やかなのはいいけど、喧嘩はダメよ?」 困ったわぁ、とぼやきながらニコニコ笑う太陽さんは、何というか偉大である。 「だって地球がからかったのが悪いんじゃん!」 「先に手ェ出したのはお前だろうが!」
267 :
3 :2007/03/22(木) 02:13:48 ID:eIw5M3GO
しかし両者一歩も引かず。 当たり前だ。この緊迫した状況で太陽さん一人の声に仲直りなど、 「…潰しますよ?」 『マジすみませんでした!』 これが俗に言う処世術である。 * その日の昼飯は、やけに空席が目立った。 天は未だに眠りこけているので不在。 ため息一つ残してソレを起こしに行った海も不在。 火星は友達と遊びに出かけているらしく外食。 土星はせっせと農作業に勤しんでいるが、きりのいいところで中断して戻るとのこと。 多分一通りの仕事を済ませるまでは戻ってこないだろう。 土星が野菜にかける熱意はホンモノだ。おかげでこうして美味い飯にありつける。 そんなワケで、食卓を囲んだのは俺と水星、木星、金星と冥の五人だけだった。 太陽さんは後で食べるらしい。正直ちょっとホッとした。 しかし先程から対面に座る金星の視線が痛い。 飯食ってる時にジロジロ見られるのは何か居心地悪いぞ。 「…頭が悪いわね」 「お前言うに事欠いて第一声がそれかよ!」 鋭いツッコミに、何故かまったく関係ない冥がビクッと反応した。ちょっと罪悪感。 「あら、ごめんなさい。ひどい髪ね、と言いたかっただけですわ」 隣で水星がニヤニヤ笑っていた。くそ、金星の(間違いなく意図的な)暴言より腹が立つ。 「水星に寝癖直してもらったらこうなったんだよ」 「木を隠すならーって言うじゃん。寝癖隠すならボサボサヘアーの中。これ最強!」 水星は得意げに胸を張った。バカは幸せそうでいい。 「あ、なるほど」 「真に受けんな、冥…」
268 :
5 :2007/03/22(木) 02:14:25 ID:eIw5M3GO
対照的に、冥は天然な割に苦労性だ。 バカはバカでも方向性と程度が違うだけでこうも人生観変わるもんらしい。 「はあ…。こんな日くらい、少しは女性の目を気にしなさい。ただでさえ自己管理が甘いんだから」 木星のため息もここ最近聞き飽きた感があるな。その原因はあまり考えたくない。 「こんな日…って、今日何かあったか?」 「雛祭り、ですよ」 ああ、そう言えばそうだっけか。男の俺には縁が薄い行事だから気付きもしなかった。 「女性の健やかな健康を祈る日なんだから、少しは気を使いなさい」 「…すまん」 木星様は健やかに成長なさっていらっしゃる。どこがどう、という質問は野暮だ。 「そうそう。ただでさえ地球にはデモクラシーってもんが無いんだから」 「それを言うならデュラクシールではなくて?」 ツッコミを装ってボケを重ねるな。コンボで点数加算されたりしねえぞ。 大体、水星の「デモクラシー」はまだ何となくわかるが「デュラクシール」はさすがにコアすぎるだろ、金星。 「デリカシー、ですよね?」 冥の控えめな訂正に、金星は赤面した。 「…頭悪ぃな」 「な、何よ。そういう地球はわかっていたのかしら!?」 「少なくとも超魔装機と繊細さとを間違えるほどハッピーな思考回路なんざ持ってねぇよ!!」 「まー何はともあれ、地球はもっと私らを敬え」 きれいにまとめようとしてんじゃねぇよデモクラシー。 「女性の健やかな健康を祈る日、か…」 木星は非常に健やかに成長している。 金星もそれなりに健やかだ。 冥は…まぁ、これから成長するしな。 水星は……。
269 :
5 :2007/03/22(木) 02:15:43 ID:eIw5M3GO
「まじまじと見てんじゃねー!!」 「健やかな成長…か」 「繰り返すな!哀れみこめるな!同情するなっ!!」 「まぁ祈っといてやるよ」 つーか祈る必要があるのは水星一人だ。 「今地球が何考えたか完ッ全にわかったね! 地球の祈りなんかいらねー!!」 …哀れだ。 「また随分と賑やかだな…局所的に。こんな日なんだ、水星は少し落ち着くことを学んだ方がいい」 と、ようやくお目覚め(と言っても七割近く意識は閉じているが)の天を引き摺りながら、海王星が姿を見せた。 「人の身体的欠陥をネタにされて落ち着けるかーっ!」 いや、別に俺何も言ってないし。 「そこで落ち着いていられるのが気品というものだ。金星を見習え」 優雅に食後の紅茶を楽しんでいる金星は…なるほど。確かに気品がある。 しかしそれは海王星が数分前にここに来ていれば絶対に言わなかった台詞だろう。 「気にすることじゃないよ」 いつの間にか水星の背後に回っていた天が、ぽんぽんと励ますように水星の肩を叩いていた。 「……むしろ需要はある」 「複雑なフォロー入れてんじゃねー!!!」 水星は哀れだった。 -------------------------------------------------------------------- 続き書く気力が出来たら書くかもしれない あと水星のキャラが色々違うけど気にしない とりあえず完
270 :
名無しSUN :2007/03/22(木) 04:06:44 ID:V0yDUtIj
水星バロスwwwwww ボケ担当なのか…w 乙ですw 冥王星が準惑星になって感動した
271 :
名無しSUN :2007/03/22(木) 11:54:20 ID:RTIIHHf1
272 :
名無しSUN :2007/03/22(木) 20:32:29 ID:dbjqcKtg
水星さんGJ
273 :
名無しSUN :2007/03/23(金) 21:38:15 ID:LZVOGijy
274 :
名無しSUN :2007/03/26(月) 15:25:04 ID:BCQJY8uK
金星 「あれさ、グランドクロス?おまえ参加する?」 木星 「うぃ」 火星 「参加」 地球 「一応いまんとこ」 海王星「あー・・・あれなぁ・・俺公転周期微妙にあわねぇんだよなぁ・・・」 水星 「マジ?」 天王星「周期なげーと大変なんだよなぁ」 土星 「だよな、そっちどーよ?」 冥王星「いや、おれ・・・」 金星 「どしたん?」
275 :
名無しSUN :2007/03/26(月) 15:25:59 ID:BCQJY8uK
冥王星「その、おれ・・・無理なんだ・・・」 海王星「なんで?周期だいじょぶっしょ?」 冥王星「そうじゃなくて・・・」 水星 「なになになに、まさか自転がらみ?あらあらあらきてんじゃねーこれ、うはww」 冥王星「はは・・・そうじゃないよ。そうじゃなくて・・・俺やめるんだ」 木星 「うん?」 冥王星「……惑星・・・止めるんだ」 一同 「…」 海王星「そんな事言うなよ、今までだって 一緒に遣ってきたじゃないか!」 冥王星「でも、もう決まった事らしいから・・・」 海王星「なんだよ、誰がそんな事決めたんだよ!」
276 :
名無しSUN :2007/03/26(月) 15:28:34 ID:BCQJY8uK
冥王星「いや、なんか内側のほうで…」 水星 「内側って そんな……」 火星 「俺たちは別に…なぁ、」」 海王星「じゃあ誰だよ、言ってみろよ!」 一同 「…」 海王星「ダンマリかよ、しらばっくれやがって、冥王星!お前も悔しくないのかよ!」 冥王星「そりゃ、悔しいけど…」 海王星「それならガツンとやってやれよ、今度の軌道交差時に 俺も力貸すからさ」 冥王星「スイング… バイか…、でもダメだよ それだとお前の軌道が…」 海王星「だって お前… 昔はもっと内側に居たし もっとでかかったじゃねぇかよ!」 冥王星「やめろよ、昔の話だから……」 水星 「何の話だ?」 金星 「kwsk!」
277 :
名無しSUN :2007/03/26(月) 15:30:10 ID:BCQJY8uK
海王星「初めこいつは、火星の外を回ってたんだよ、」 木星 「ああ、そうだったな、」 火星 「急に飛び出して行ったから 心配したんだよ、いや ホントに心配したんだって」 海王星「コイツ傷つき易かったから、大きな重力の板挟みに 耐えられなかったんだ…」 冥王星「でも、あの場所は好きだったんだよ!太陽も良く見えたしさ… たまに木製に引っ張られる感じも 嫌いじゃなかったんだ・・・」 土星 「だから今でも 欠片が残ったままなのか…」 一同 「……」 木星 「戻って…… みるか…」 冥王星「えっ?」 木星 「お前にその気が有るんだったら 俺のガニメデをくれてやるよ、一緒なら 大きさの件も問題無いだろう、なぁ地球、」 某スレの、数人の連投をまとめた物ですが、 海王星が無茶をしそうで、気になって仕方がありません、誰か続きをお願いします
278 :
Fの(ry :2007/03/30(金) 01:54:09 ID:HTVb3tlm
SSぶった切って申し訳ないが、そろそろ突っ込まんとダメかなーと思われるので真面目な話 ゲーム制作、どうするんだ? 辞めるなら辞める。続けるなら続けるで方向性決めないと、このまま消化不良で終わるのは正直イヤだぜ 俺としては完成させたいから、いい加減具体案を考えることにした 参加可能な奴だけでも集まって制作チーム再編成しないか? スタッフが不足するようなことがあれば再募集もかけようと思う 一応、スタッフの内訳と大まかな制作スケジュールは考えてみたんだが 現状の人員でどの程度参加可能かを聞きたい 具体案は書くにはあまりにも長くなるんで、先に参加出来るメンバーだけ確認したいんだが… 参加するぜ!って奴がいたら反応くれるとハッピーだ
279 :
名無しSUN :2007/03/30(金) 02:02:50 ID:JjdI/vKH
>>278 何か手伝えることがあればいいんだけど
俺に特にすごい技能がないので簡単なことしか出来ないっす。
それでもなんか手伝えることがあったらいくらでも手伝うよーw
ちなみに現スタッフには入ってないです。
280 :
Fの(ry :2007/03/30(金) 02:46:24 ID:HTVb3tlm
>>279 いつかは踏まないといけない地雷だったけど、反応怖いな…
でもまぁ寝る前にちょっとだけ…
とビクビクしながら更新したらレスがあって心底安心した
まだアイデア段階だけど、シナリオとかグラフィックとかでメイン1人+サブ数名って構成で
チームを組めばいいかなーと考えてたので、人手はあるだけでもありがたいぜ
先の先の話になるとデバッグとかで人数必要だし、単純に意見もらえるだけでも有難い
この流れで人が集まるといいな
281 :
名無しSUN :2007/03/30(金) 21:08:18 ID:3fTAON4Q
できることは何もないが応援はしている
282 :
初代(仮) :2007/03/30(金) 23:11:35 ID:izMCytVF
またVIPでなにかやりたいな ゲームもなんか形にしたいけど 自分が無力なのがしょんぼりです 協力できることがあったらなんでもおk
283 :
名無しSUN :2007/04/01(日) 01:07:43 ID:+CAsJ3ky
エイプリルフールですね そんなことは置いといて個人的な意見を一つ。 今の現状のままゲームとか形にするのって少し難しいと思うんです。 今までのスタッフさんたちがどこまで進めてたのか知りませんので確実に、とは言えませんけど。 ですがこことかを見てる限り現時点だとスタッフも足りずって感じだと思うんですよ 実際に形にしようと思うとこのままでは難しいんじゃないかなあ、と思います。 今の天文板での進行じゃあ新しいスタッフも増えないでしょうし。 だったらどこか別のもう少し活気のあるところで人を集めてみてはどうでしょうか? VIP発ですしVIPでもいいと思います。 もっと適切な板があるならそこでもいいでしょう。 今から人を新しく増やすってのも嫌悪感があるのもわかるんですけど 皆さん御一考いただけないでしょうか? でもまあこういうときってどこ行けばいいんだろうねえw
284 :
Fの(ry :2007/04/02(月) 02:05:16 ID:27X2sS8G
>>283 ぶっちゃけ、俺は完全に外から新しいスタッフを入れる方向でスケジュールを考えてる
それにスタッフを募集する時はVIPにスレも立てたいな
ただ現時点では旧スタッフの生存確認と続投確認の必要があるから、先に天文板の方で告知を出した次第だ
…つっても、意外に旧スタッフからのレスが無くて切ないんだがorz
だから初代氏のレスは心底嬉しいぜ
285 :
名無しSUN :2007/04/02(月) 04:11:21 ID:O/f0A9Zq
>>284 その場合いままでの設定とかは流用するのか?
そうなると新スタッフに納得させなきゃいけないから難しい気もするんだ。
正直新スタッフ募るのって会社じゃない俺らがやると新しく作りなおすに近いものがあると思う。
根本にある方向性だけは変えないでほしい。
いざとなったら規模を小さくしたほうがものの出来はよくなるかもしれないね。
その分スタッフも少数精鋭ですむわけだし。
何にせよ出来る限りは協力するよ。
286 :
Fの(ry :2007/04/03(火) 02:31:12 ID:fybKjZBj
>>285 シナリオ関係の設定はライターさんが続投してくれるとのことなので問題ない
キャラと絵はまとめサイトのイメージを前提に描いてほしいところだが、それも続投か再募集かで多少変わってくると思う
あと根本は意地でも貫き通すぜ。それに関する俺の気合はガチだ
287 :
名無しSUN :2007/04/03(火) 04:37:58 ID:YCEcyNyx
>>286 それを聞いて安心したw
再募集になればキャラも多少変わるかもしんないですね
その分キャラの練り直しでよくなる可能性はあるけどw
288 :
七 :2007/04/04(水) 19:16:28 ID:XJ+x3DN6
引越ししたばかりのアパートから隔離されて、いきなり見たことも無い別なアパートに幽閉されますた。会社に。 隙を見て100キロ離れた我が家に逃げ帰ってきて、すっっごい久しぶりにネットしてます。 当初の予想通り、やはりゲーム製作にはほとんど参加できないようです。 次にネットができるのは三週間後になるだろうし、チームらっしゅるは再編成した方が良いやもしれませんなあ。 しかしまぁ、シナリオの骨格と方向が決まった時点で、もう私のやることはほぼ無くなったようなものだけれど。 スタッフロールにエロSS担当という役職で名前が流れればいいなあと思いつつ、遠くから応援しております。 ああ……このあとの流れすら確認できないというのは痛い。 それでは、また時間があったらSSを書かせてもらいにくるにょろ。 金星と月は俺の嫁。
テラフォーミングしてた頃が懐かしい。 新しいチームが出来ても、なんらかの形で製作の応援なり出来ればいいな、と思う次第。 残念ながらメインの絵かけるほど暇がないのです、はい(´・ω・`) ちょこちょこスレを覗いて活性化のため応援絵描きますね。 名前は名無しに戻しておきます。 それでは。
290 :
元ホシュ :2007/04/06(金) 20:27:49 ID:jpp81VbE
地球では色々と議論されているが 当の冥王星は何も知らず、遥か遠くでくるくると回りながら ダンスを楽しんでいるんだよな。
291 :
Fの(ry :2007/04/07(土) 16:44:10 ID:4Zg9w1dK
スタッフと個々に連絡を取り合った結果、シナリオライターは継続してくれることになりました と、いうわけで今後の予定なんぞを書いてみる まずはスタッフの内訳 総合 ・企画ディレクション&ゲームデザイン&WEB広報:俺 シナリオ ・メインシナリオライター:1人 サブシナリオライター:若干名 グラフィック ・キャラクターデザイナー&メイングラフィッカー:1人 サブグラフィッカー:若干名 ・バックグラウンドデザイン:若干名 サウンド ・BGM&SEデザイン:若干名 プログラム ・メインプログラマ:1人 サブプログラマ:若干名 大まかにこんな感じで考えてる シナリオ、グラフィック、サウンド、プログラムで個別にチームを組んで、総合的にまとめる数名を別枠に組む形な ディレクションは言いだしっぺだし、俺がやる。WEBも最初から俺がやるって話だったから継続 あと各チームにメインスタッフを1人置いて、その補佐にサブを数名配置すれば意見もまとまりやすくていいかな、と シナリオとか絵に関しては一貫性も必要だしな 各スタッフの役割と予定に関しては↓
292 :
Fの(ry :2007/04/07(土) 16:45:52 ID:4Zg9w1dK
ディレクション:要するにまとめ役
WEB広報:WEBサイトのデザインと運営(
http://www5.pf-x.net/~planetheart/ )
企画:コンセプトメイキング(何を中心に据えるか。何を訴えたいのか)具体的な作品のイメージを考える
ゲームデザイン:企画と大体一緒
メインライター:シナリオとゲーム内テキストの作成
サブライター:メインライターのアシスト。シナリオの基部構想を練る原案チーム
キャラデザ&メイングラフィック:立ち絵・イベントCG等のゲーム内キャラクターを描くメインの絵師
サブグラフィック:彩色、キャラデザ原案など。メイングラフィッカーのアシスト
バックグラウンドデザイン:企画案に沿った背景のイメージを作成
おそらく人員がいないor不足すると思われるため、構図やイメージを考える・探す
いざとなればフリー素材があるさ
BGM&SEデザイン:BGM・SEの制作。こちらも人員不足に陥ると思われるので、そのイメージを考える。またはイメージに合った素材を見繕う
メインプログラマ:プログラムを組む人
サブプログラマ:プログラマの補佐。分業とか出来るもんかはちょっとわからん
こんな感じか
出来ればフルに揃えて制作したいところだが、間違いなく人員は不足すると思う。特に背景とサウンド周り
俺個人はシナリオ、プログラム、彩色くらいまでのカバーには回れるが…要は募集してみないとってところだな
次に制作スケジュールに関して
日程まではさすがに決定しきれないので、大まかな流れだけ書いておく
293 :
Fの(ry :2007/04/07(土) 16:46:27 ID:4Zg9w1dK
ゲームデザイン・企画立案 全体と総合チームでゲームの根幹になるイメージ(構想)を作成 世界観・作品全体のバックグラウンドイメージなど 以後はほとんど各チームが独自に動くことになる プログラム・ゲームの仕様を作成 解像度とか推奨スペックとか。メジャーなゲームよりも格段に小さくなると思われる プログラムの基部についても決められると理想的 シナリオ・プロット作成 キャラクターの設定 コンセプトに基づいたフローチャート的な簡易案を作成 グラフィック・キャラクターデザイン キャラ自体はある程度固まったイメージがあるので、ラフなキャラクターのデザイン案を作成 シナリオ・字コンテの作成 本格的なものでなくてもいいので、シチュエーションを絞ってプロットに肉付けしていく グラフィック・基本素材の作成 キャラクターの基本立ち絵などを作成。シナリオ班と足並みを揃えて作業すればいいかな 字コンテの制作に合わせてイベントCGの枚数やシチュエーションを揃える シナリオ・テキスト作成 字コンテを元にゲーム内テキストを作成 グラフィック・イベントCG等の作成 字コンテを元に必要な立ち絵、CGの補充 プログラム構築 上がってきた素材を元に随時ゲームの本体を作成 デバッグ 不具合の有無をチェック 完成 みんなハッピー
294 :
Fの(ry :2007/04/07(土) 16:54:39 ID:4Zg9w1dK
定期的に打ち合わせの席を設けて進行具合の調整を図る 再編成する場合、企画段階から打ち合わせを開始するので準備期間は若干長めになる 本制作の際はシナリオ・グラフィック班の間で随時連絡を取り合うようにして足並みを揃える 総合班は全体の進行具合を確認し、打ち合わせの指揮を取りつつ具体的な構想を組み上げる プログラム班は素材が出揃うまでの間他の班のサポートに回ってもらえると有難い 長くなったが、基本的な企画の内容はこんな感じだ 既にライターさんには少しずつ作業を進行してもらってる つーわけで、再募集をかけるスタッフは ・キャラデザ&グラフィック ・プログラマ ・BGM・SEデザイン ・バックグラウンドデザイン この4つだ 絵師だけは何としても確保しないと話が進まないので、最優先で募集をかけたい 逆に言えば、それ以外は人がいなくても何とかなると思う プログラムは俺も出来ないことはないし、音楽と背景はフリー素材なんかで補えるから で、肝心の募集方法は現在考え中だ VIPにスレ建てて募集をかけるのが一番だけど、細部をどうしたものか…
295 :
ナガラ :2007/04/07(土) 20:42:32 ID:bhUOKbsG
296 :
名無しSUN :2007/04/07(土) 21:25:47 ID:B9vIs5CG
>>295 なんか鳥肌が立ったな・・・
ぎ、ギャラクターの秘密基地か!
297 :
名無しSUN :2007/04/08(日) 00:55:06 ID:1G9FpkhQ
298 :
名無しSUN :2007/04/08(日) 01:48:38 ID:jdyXQp8T
299 :
名無しSUN :2007/04/08(日) 01:56:57 ID:1G9FpkhQ
300 :
Fの(ry :2007/04/08(日) 15:06:13 ID:OHaeMzBT
>>295 土星SUGEEEEEEEEEE!!!
ゲーム制作参加は全力で歓迎するぜ!
むしろこんなに早く絵師さんが見つかって戸惑ってる俺ガイル
連絡手段とかも調整しないとな…。IRCなりメッセンジャーなり
>>297 さり気なく土星の頭が六角形なところにワロタ
youtubeで聞けるのはいいんだけど、「火星」の映像はどうにかならんもんかね
自分で作り直したいくらいだぜ。曲は好きだから裏で流すにはいいけど
301 :
Fの(ry :2007/04/10(火) 01:49:14 ID:I8dLaijf
まとめの避難所にあるゲーム制作スレにメッセンジャーのアドレス書いといたぜ
ゲーム制作に参加したい人は登録よろしくってことで
メッセンジャー持ってない人はこっち(
http://messenger.live.jp/ )でDLしような
頼むから悪用はするなよ?
302 :
名無しSUN :2007/04/26(木) 22:56:04 ID:BH/snah0
私は周る たとえ光が当たらなくても 私は周る たとえ人の目が向かなくても 私は周る たとえ人に忘れられても 私は周る 私はそれしかできないから 私は周る 周り続ける 冥 思いつきで書いた、反省も後悔もしている 皆メッセでわいわいやってるのかな?
303 :
名無しSUN :2007/04/27(金) 21:57:48 ID:jI8F2xb/
久しぶりに書き込みがあると嬉しいな
304 :
ナガラ :2007/04/28(土) 13:47:04 ID:FBSKOmAI
名乗っといて放置してしまってすみません。 直後に超多忙になってしまいました。 現在各キャラの服装や見た目の細かい特徴を、まとめて絵で表現する、 つまりキャラ設定書を作るべく考えているのですが、 主に服装なんかでネタがないとうか資料不足で困っています。 例えば冥たんは簡素なキャミソールワンピですが、裾やストラップの ディテール(フリルとかリボン)が決められなくて困っています。 あとは靴とか、とにかく身につけるもの一般で。 そこで、避難所に「参考資料収集スレ」を立てましたので 参考になりそうな画像のリンクを貼ってくださいませんか? 2次元でも3次元でも構いません。 よろしくお願いします!
305 :
名無しSUN :2007/04/29(日) 08:20:59 ID:++6iLh6U
306 :
名無しSUN :2007/04/29(日) 19:11:18 ID:7vwL9E4f
「対外報告(第一報告):国際天文学連合における惑星の定義及び関連事項の取扱いについて」
ttp://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t35-1.pdf (日本学術会議:平成19年4月9日)より抜粋
提言1.dwarf planet(IAU決議5A(2))について
* 少なくとも適切な概念整理が進むまでの当面の間は、学校教育をはじめ社会一般においては、
この用語・概念を積極的に使用することは推奨しない。
* 上記を踏まえつつ、社会的要請などからdwarf planetの日本語での表記が必要な場合は、
「準惑星」と表記することを推奨する。
提言2.TNOについて
* エッジワース・カイパーベルト天体、カイパーベルト天体、TNOと従来呼ばれてきた天体及び
天体群を表す日本語名称として、「太陽系外縁天体」を推奨する。太陽系に関する記述であることが
明白である場合は、単に「外縁天体」としてもよい。
提言3.small solar system bodies(IAU決議5A(3))について
* 「小惑星」「彗星」等現在使われている用語との関係も含めて将来整理されることを念頭に置きながら、
当面の使用に適した和名を付与するべきである。
* 以上の方針を前提に、small solar system bodiesの日本語名称として、「太陽系小天体」を推奨する。
提言4.冥王星が代表するTNO(=太陽系外縁天体)内の新しいサブグループ(決議6A)の名称・
取り扱いについて
* このサブグループの日本語名称として、最初に発見された天体である冥王星にちなむ
「冥王星型天体」を推奨する。
307 :
Fの(ry :2007/05/01(火) 18:06:08 ID:QGqNabWB
こちらもちょいと立て込んでますが メッセには大抵上がってるんで、気になることとかあれば随時聞いてくれておkですぜ
308 :
名無しSUN :2007/05/05(土) 15:42:00 ID:hhwITRkQ
309 :
名無しSUN :2007/05/06(日) 20:31:09 ID:wtUP2Vqg
310 :
名無しSUN :2007/05/08(火) 21:33:31 ID:5t/xU3Lo
age
311 :
名無しSUN :2007/05/14(月) 00:20:12 ID:bGRxDHD+
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070514k0000m040087000c.html 学術会議:冥王星除外紹介するポスター作製 授業で活用も
冥王星を惑星から除外した国際天文学連合(IAU)の新定義を紹介するポスター(A1判)約3万枚を作製し、
全国の小中学校に配布することを13日、日本学術会議の検討小委員会(海部宣男委員長)が決めた。
縮小版も作製し、授業などで活用してもらう。同小委は「太陽系の天体は冥王星の外側にも多数あり、
従来の教科書の記述より広がっていることを知ってほしい」としている。
ポスターでは「水金地火木土天海」の八つの惑星の姿を、互いの大きさが分かるようにして紹介。
海王星や冥王星より外側にも多数の天体(太陽系外縁天体)があり、
このうち直径や質量がある程度大きい球形の天体を「冥王星型天体」と呼ぶことなどを解説する。
一方、IAUが決めた冥王星の分類名「ドワーフプラネット」の和名として
学術会議が決めた「準惑星」という用語は、ポスターには使わないことにした。
基準にあいまいさが残っているためで、同小委は、IAUに「準惑星」の定義の再考を求めることも検討している。
ポスターは、日本天文学会などの協力を得て、夏ごろまでに作製する。
毎日新聞 2007年5月13日 20時41分 (最終更新時間 5月13日 21時53分)
312 :
名無しSUN :2007/05/23(水) 22:42:13 ID:qTMI6uYz
313 :
名無しSUN :2007/05/23(水) 23:26:05 ID:IigmdVto
>>312 混浴なら是非一緒に入らせていただきたいな
GJです
314 :
名無しSUN :2007/06/10(日) 15:45:27 ID:bhaXOL6s
久々にシューティングしようとしたら消えとるがな
315 :
名無しSUN :2007/06/15(金) 17:12:37 ID:pvBa56Hu
316 :
名無しSUN :2007/06/15(金) 17:29:45 ID:w6FlJC9c
冥王星、また「降格」=エリスより軽いと判明−米天文学者 【ワシントン14日時事】昨年8月の国際天文学連合(IAU)総会で 太陽系第9惑星の地位から準惑星に降格された冥王星の質量が、 近年発見された準惑星「エリス」よりも小さいとの計算結果を 米カリフォルニア工科大学の天文学者マイク・ブラウン教授らが発表した。 米天文学協会が14日明らかにしたところによると、同教授らは ハッブル宇宙望遠鏡などで観測したエリスの衛星ディスノミアの軌道上の動きから、 エリスの質量は冥王星の1.27倍と計算。エリスの直径は冥王星よりやや大きいと されてきたが、質量も上回っていることを突き止めた。冥王星は質量の比較でも、 準惑星グループのトップの座に立つことができないと判断されたわけで、 「第二の降格」(ロイター通信)といわれている。 ブラウン教授はエリスの発見者。その発見は冥王星が惑星なのかどうかの 論争を巻き起こす引き金になった。
317 :
名無しSUN :2007/06/18(月) 20:44:14 ID:EseV6Nt5
マジキモヲタきめー! 早く冥王星消えてくれー
318 :
名無しSUN :2007/06/19(火) 19:42:22 ID:5GE6Hx3U
冥王星は今日地球に一番近いよ
319 :
名無しSUN :2007/06/19(火) 19:46:54 ID:uo9h/yEI
320 :
名無しSUN :2007/06/19(火) 23:24:25 ID:KZFj8ieS
321 :
名無しSUN :2007/06/19(火) 23:31:09 ID:JsOGPdoV
>>319 元々嫌いだったけどもっと嫌いになった
ほんと氏んでくれねーかな、こいつ
322 :
名無しSUN :2007/06/20(水) 10:59:02 ID:Hogd9M1Z
>>319 逆に少し興味もったな俺
キチガイかよマジで
323 :
名無しSUN :2007/06/20(水) 12:03:23 ID:wzRt0jHT
324 :
名無しSUN :2007/06/20(水) 12:49:07 ID:yS4lc5xy
325 :
名無しSUN :2007/06/20(水) 15:36:55 ID:wzRt0jHT
326 :
名無しSUN :2007/06/20(水) 16:35:32 ID:+MOTNYZz
どこのキチガイだよ…
327 :
名無しSUN :2007/06/20(水) 16:46:35 ID:QjrW6p+C
もはや頭が弱いとしか思えない
328 :
名無しSUN :2007/06/20(水) 20:43:33 ID:K+y2yRex
実はツンデレなんだよ
329 :
名無しSUN :2007/06/21(木) 21:02:37 ID:93pHJsZ/
しょこたんはなんでこんなに冥王星に敵意を持ってんの?
330 :
名無しSUN :2007/06/21(木) 21:08:38 ID:BrAi9phX
>>329 しょこたんは、子供の頃から、
「何で軌道が傾いてるのw」
「何で海王星の軌道の中に入るのww」
「外惑星はみんな巨大なのになんで小さいのwww」
「ほんとに惑星なの?惑星じゃないんじゃね?」
と、常々思っていたのが、天文学会で正式に認められて、
自分が思っていたことが正しかったと調子に乗っています。
331 :
名無しSUN :2007/06/21(木) 21:28:24 ID:BrAi9phX
332 :
名無しSUN :2007/06/21(木) 22:52:13 ID:93pHJsZ/
>>330-331 なるほどサンクス
少なからず以前から天文に興味を持ってたんだね
しょこたんといっしょに天体観測にいきたいお(^ω^)
333 :
名無しSUN :2007/06/22(金) 12:13:35 ID:ufsTcTQr
つーかキチガイだけど 汲み取れるものがちゃんとあるから ちょっと興味引くわ
334 :
名無しSUN :2007/06/22(金) 12:18:32 ID:buT3SJU2
つか、この性格・・・まさに2ちゃん向けw この板に密かに常連として隠れていたりしてね。 冗談ではなく、本当にいそうな気がするが。
335 :
名無しSUN :2007/06/22(金) 12:51:01 ID:e288gQDM
336 :
名無しSUN :2007/06/22(金) 12:58:08 ID:WeD6ZkNS
337 :
名無しSUN :2007/06/22(金) 14:36:23 ID:PkyThopn
何百年も惑星として居られたツケがどっときた てのは間違ってる様な気がする。
338 :
名無しSUN :2007/06/22(金) 17:09:11 ID:ghogVyUn
「惑星かどうかも危ぶまれるような中途半端な存在」より「最初の外縁天体」 の方がよほどすっきりして立派に思えるのは洩れだけなんだろうか。
339 :
名無しSUN :2007/06/22(金) 20:52:01 ID:n60hIt+M
340 :
名無しSUN :2007/06/23(土) 00:14:08 ID:gB11V3G5
おー手が届く前にさんの新作だ。 騒動当時に公開された冥王星追悼が気に入ってたんだ。
341 :
名無しSUN :2007/06/25(月) 15:24:29 ID:GDYqxlor
コサキンのラジオで、おしん役の小林綾子が、 「冥王星は降格されて可哀想だ」といっていたぞ。 誰かさんと違ってやさしいなあ。
342 :
名無しSUN :2007/06/25(月) 16:57:40 ID:k9PCDOYd
343 :
名無しSUN :2007/06/25(月) 17:45:39 ID:Iydarmzr
降格されても愛してるよ、冥王星。
344 :
名無しSUN :2007/06/26(火) 01:47:45 ID:WwCkEIQX
俺が愛していればそれで良いと思う
345 :
名無しSUN :2007/06/29(金) 14:16:08 ID:3TJqJJDn
ヲタきんもーっ☆
346 :
名無しSUN :2007/07/15(日) 10:39:38 ID:ZENQVbeY
347 :
名無しSUN :2007/07/17(火) 17:30:37 ID:XeH6PxKr
>>346 久々のGJ!
とは言えもう過ぎた後かww
348 :
名無しSUN :2007/07/19(木) 10:56:42 ID:2adu3gVl
349 :
名無しSUN :2007/07/22(日) 09:40:49 ID:UIW28NIh
星ゅ
350 :
名無しSUN :2007/07/31(火) 11:42:29 ID:YQidB8cx
ここも廃れたな と言いつつ保守
351 :
名無しSUN :2007/08/01(水) 20:42:45 ID:KH8+bl8r
352 :
名無しSUN :2007/08/14(火) 07:44:33 ID:t9dSNo4U
353 :
名無しSUN :2007/08/14(火) 10:56:50 ID:VIs7n6fQ
354 :
名無しSUN :2007/08/14(火) 18:29:04 ID:w1adnSaQ
355 :
名無しSUN :2007/08/14(火) 18:31:17 ID:T7alAa6I
>>352 いつもありがとん。あんたの絵なんか癒されるんだよねえ。
356 :
名無しSUN :2007/08/19(日) 22:24:31 ID:QtJFFRJD
357 :
名無しSUN :2007/08/20(月) 13:41:16 ID:vHp/xrpU
また冥王星がらみで飛行機事故 1994年4月26日 墜落時の時間に冥王星0度 旧名古屋空港で中華航空機墜落264人死去 生存7人 2006年8月24日 冥王星惑星から格下げ 2006年8月27日 コムエアー旅客機墜落乗員乗客50人中49人死去 2007年8月20日AM10:40頃 冥王星と火星がオポ、土星、火星、とグランドグロス 那覇で中華航空機炎上
358 :
名無しSUN :2007/08/20(月) 21:23:13 ID:QVe+dA8X
359 :
名無しSUN :2007/08/21(火) 11:03:15 ID:WBqUhClR
>>358 おろおろしてる冥王星を想像して萌えたwwwGJww
これは冬コミに期待
360 :
名無しSUN :2007/08/22(水) 10:38:13 ID:uWrNN4Pn
361 :
名無しSUN :2007/08/24(金) 12:37:41 ID:1/hQQYzP
今日で降格1周年か
362 :
名無しSUN :2007/08/24(金) 21:35:08 ID:hE70v5Eo
363 :
名無しSUN :2007/08/24(金) 22:00:29 ID:wMnqGWU7
1スレ目からずっと張り付いてたがもう1年なのか…早いもんだ
364 :
名無しSUN :2007/08/25(土) 00:12:02 ID:eCsIi97v
365 :
名無しSUN :2007/08/25(土) 09:13:26 ID:PzRYPuLT
366 :
名無しSUN :2007/08/25(土) 22:29:31 ID:bNLzWlOL
hosyu
367 :
名無しSUN :2007/08/26(日) 03:06:47 ID:CL0cwgmf
一年かぁ。 誰か久々にSSうp。
368 :
名無しSUN :2007/08/28(火) 08:06:07 ID:zx5Ly6z1
そして今日は皆既日食。
369 :
名無しSUN :2007/08/28(火) 08:55:35 ID:ys/v5bJv
370 :
名無しSUN :2007/08/28(火) 20:20:23 ID:9Ln+SHfL
371 :
名無しSUN :2007/09/01(土) 00:48:16 ID:luMmFwCs
何という東鳩…
372 :
名無しSUN :2007/09/01(土) 03:44:10 ID:IXmU0oSr
373 :
名無しSUN :2007/09/01(土) 05:51:19 ID:luMmFwCs
>>372 俺はまずARIAのほうが思い浮かんだんだww
374 :
名無しSUN :2007/09/02(日) 09:04:16 ID:372GqEiC
375 :
名無しSUN :2007/09/02(日) 19:37:51 ID:EUNTQVNy
時が経つのは早いな…毎度毎度GJです
376 :
名無しSUN :2007/09/07(金) 09:24:39 ID:3usAM7pT
「かつて地球が生まれたばかりで火の玉だった頃、 太陽系では冥王星にだけ知的生物が息づいていた」 ケーブル放送でお馴染みの特撮番組の中で、敵役の宇宙人はそんなことを嘯いた。 そのフレーズがいやにひっかかったので、誰かが点けたままほったらかしにしたテレビ画面に俺は傾注した。 見れば、なんてことの無い物語。 宇宙人はヒーロー物に付き物の有象無象の侵略者で、追い詰められたが最後、 怪人の轍において禁じ手である巨大化をやらかして、結局は光の巨人に討伐されてしまった。 いつも通りの筋書き。それこそ古典となったステレオタイプ。 今のようなお昼時には相応しい、お子様が視聴するにはお誂え向きの勧善懲悪。 普段ならその定型振りに安心するのだろうが、 今日はその宇宙人の発した、どこかロマンチックな一言に心が渦巻いていた。 火の玉の地球と、彼方の星。 それは太古なんて常套句はあつかましいぐらいの原始。 惹かれて、気侭に空想が飛んでいく。 だが連想される映像は白々しいCGの宇宙ではなく、何故だか去年の夏の記憶だった。 丘にかかる夜空。 ある友達がまだここにいた日々。 ここにはもういない、彼女との思い出。 一緒に見た真夏の空には、あの星がまだ煌いていた。 「おぅ、地球」 幻像は一瞬だけちらついて、すぐ現実にかき消された。
377 :
名無しSUN :2007/09/07(金) 10:00:52 ID:3usAM7pT
「ん、あぁ」 返した挨拶は不意の為か、抜けた調子だった。 相手は気の知れた寮生。 「そうだ、テレビ点けっぱなしでいくなよ。 うちはただでさえ電気食うんだからな。 夏場なんか尚更なんだから、節電を心がけろよ、火星」 「む、わり」 言いながら、冷房のリモコンのボタンを連打しているのだから話にならない。 「今、テレビ見てる?」 言うが早いか、今度はテレビのリモコンに手を伸ばす。 「見てないけど」 やはり応答する前に録画は再生されているわけで。 勇ましい音楽と影画のようなシルエットのオープニング。 「いい年こいた女の子がそんなもの見てるなよ…」 「何でさ。わざわざ毎週予約録画までしてあるんだぜ、これ」 道理で妙な局にチャンネルされていたわけだ。 特にすることも無いので、呆と二回目を眺めてみる。 宇宙人は禿げた猿を歪めたような顔で繰り返す。 地球が火の玉だった頃、冥王星にだけ知的生物がいた。 ソースは悪性宇宙人。事の真偽なんぞ定かではないが、 彼の星には引き合いに出されるだけの知名度が、放送当時はまだ残存していた。 「火星」 教科書からある星が消えた。 そんな些細なことで、多くの人がその光に背を向けた。 だがあの星の事を覚えていることが、とても大切なことな気がして。 誰が忘れたとしても、俺たちだけは。 「冥王星って覚えてるか?」 冥王が退位した一巡の四季。新約された七夕の日。
378 :
名無しSUN :2007/09/07(金) 14:30:18 ID:CYbCWoTf
379 :
名無しSUN :2007/09/07(金) 18:04:11 ID:+NPvhyHq
380 :
論理的虚構 ◆vWilh8Qklc :2007/09/16(日) 17:33:33 ID:i5bVp/Ae
>冥王星「みんな・・・私は太陽系が大好きだよ」 このわたしの淫乱肉奴隷になるならば、昇格させてやる!
381 :
論理的虚構 ◆vWilh8Qklc :2007/09/16(日) 17:38:49 ID:i5bVp/Ae
382 :
名無しSUN :2007/09/16(日) 19:06:02 ID:5teSUHA7
もうみんな冥王星の存在なんか忘れてるよ。
383 :
名無しSUN :2007/09/17(月) 01:18:30 ID:xkgbG2yN
384 :
名無しSUN :2007/09/17(月) 04:47:17 ID:AMiRhR9c
すいきんちかもくどってんおめこ
385 :
名無しSUN :2007/09/28(金) 17:56:29 ID:GnemGL3H
ookklij
386 :
名無しSUN :2007/10/05(金) 20:38:22 ID:giX4HHJZ
kome
387 :
名無しSUN :2007/10/29(月) 01:05:15 ID:OLKSZXWc
388 :
名無しSUN :2007/10/29(月) 08:48:52 ID:RwroIc1x
おお?初めて見る画風だ 何かやれやれって感じでかわいいなwwGJww 中国の画像が一瞬グロに見えた
389 :
名無しSUN :2007/10/30(火) 22:02:34 ID:5NGK2KNU
390 :
名無しSUN :2007/10/31(水) 15:18:44 ID:ALsm06q4
391 :
名無しSUN :2007/11/01(木) 00:01:34 ID:EVnmSwyY
そろそろ保守りますよ
392 :
名無しSUN :2007/11/04(日) 00:06:47 ID:pzV59YfZ
私が彼らの死を聞いたのはもう六十年も前になる。 彼らは皆、病気や事故ではなく天寿をまっとうしたという話だ。 あの時、私は何を祈ったのだろうか。何を祈りたかったのだろうか。何を祈ればよかったのだろうか。 宇宙での亜光速移動は、惑星に留まり続ける人と比べて時間の流れが大きく違う。 ――ウラシマ効果。不可逆性のタイムマシンのようなものだ。 私が故郷へ帰星したとき、すでにこの星では八十年もの時間が経過していた。 一方、私はほんの数年でしかない。 短かった紫色の髪の毛が腰まで伸びた。身長も伸びたし、体つきだって、きっと、たぶん、マシになった。 なんて言ったら、水星お姉ちゃんはきっと大騒ぎするんだろうな。 今更なんの意味も無い想像をして、少しだけ笑った。 「そうだ、お墓参りしなきゃ」 宇宙への出発前に教えてもらった、太陽さんが懇意にしていた弁護士さんの事務所を訪ねてみた。 すでにその弁護士さんも他界していたが、その息子さんが私のことを知っていた。 「いやぁー……こりゃあ驚いた。てっきり親父の冗談か何かだと思っていたのに。 いやいやいや、まさかこんなベッピンさんが来るとはねぇ」 「あの、えっと、恐れ入ります……」 「話に聞いてた通りだよ。うんうん。紫色の絹のよう髪で、白いワンピースによく似合う天女だって伝え聞いてるが、 話半分に聞いていたらこれだもんよ。話どおりじゃないか。空から来たのかい?」 「いえ、あ、一応そうですが、元々はこの星の生まれです」 「ほぁー。いやいやいや。ふーん。ああそうだ! お茶も淹れないでワシときたら。すんませんなぁ」 「あの、どうぞお構いなく。それよりもお墓参りをしたいのですが……」 「そうかい、そうかい。そうだもんなぁ。太陽さんと一緒に過ごした人だったんだもんなぁ。いやぁあの人はずっとワシの憧れで、 あいやすんません、どうでもいい話でしたな。今地図を書きますんで待っててください」 太陽さんを知っている人がいて、私は初めてここがあの頃と地続きなんだなぁと思い知った。 ここが、あの頃からずっと続いている現実なんだなぁと思い知らされた。 何かが込み上げてきそうだったので、土星お姉ちゃんに貰った麦藁帽子を目深に被って、ぎゅっと目を瞑った。
393 :
名無しSUN :2007/11/04(日) 00:09:14 ID:pzV59YfZ
「ここです。わかりますかな?」 「はい。ありがとございました」 「ああーっと! そうだそうだ、これも預かってるんだ」 そう言って弁護士の息子さんは、金庫から封筒を取り出して、私にそれを渡した。 「権利書です……太陽壮の。貴方の好きにしてください、との言付です。今でもあの家は貴方の帰りを待っておりますよ」 呼吸が止まった。麦藁帽子を被っていて良かった。きっとみっともない顔をしていたに違いない。 「思い出に締め付けられることもあるだろうけど、それでもきっと貴方にはあの家が必要だと思いますよ」 ほら、お行きなさい。そう言って息子さんは私の背中を押してくれた。ああ、この人はわざを明るく振舞ってくれていたんだ。 ありがとう。もう一度そう言おうと思ったけど、うまく唇が動いてくれなかった。 私はそのまま地図に記された場所へ向かった。お墓は広い共同墓地だった。 身寄りのいない人がここで弔われる。誰にも家族はいなかったのだろうか。そう思いながらしばらく歩いた。 「見つけた」太陽さんのお墓だった。 ――我ら 金星 木星 水星 地球 火星 土星 天王星 海王星 冥王星 月 の母 太陽 ここに眠る 静かな墓地に、ぼたぼたと音がした。大きな涙の粒が、とめどなくとめどなく、溢れてくる。 何がこんなに悲しいのだろう。太陽さんの死を悼んでいるのだろうか。取り残された自分が可哀想なのか。 わからない。ただ、涙が止まらない。 太陽さんの墓石の隣には金星さんや土星さん。皆のお墓が順々に並んでいた。 そういえば一度もお姉ちゃんって言えなかったな。何で今更になって気づくんだろう。馬鹿な私。 そして太陽さんから一番遠い場所で眠るのがあの人だった。 恐らく、彼が他の人たち全員の最期を看取ったのだろう。どんな気持ちで看取ったのだろうか。 彼のお墓だけが、何も記されていなかった。記す人がいなかったのだろう。 置いていかれて寂しくなかったのだろうか。教えてほしい。 私が強く生きていくことができるためにも教えてほしい。教えてくれないなら……傷をつけちゃえ。 ――冥王星の最愛の人 地球 ここに眠る すぐに消えてしまうだろう。それでも、墓石に薄く傷をつけた。何も教えてくれない彼への恨み言だ。 今なら言える。
394 :
名無しSUN :2007/11/04(日) 00:09:49 ID:pzV59YfZ
「広すぎるよ……」 太陽壮は広すぎた。思い出が無言で横たわっている。息が苦しくなる。 ああそうか。思い出に締め付けられるって言葉はこういうことか。こんなに苦しいことなんだ。 嗚咽を飲み込んだ。辛くても私にはここが必要なのだと信じて。 以前、何度も何度も建替えをしようと私たちは言った。そのたびに太陽さんはちょっと困った顔をしていた。 今ならその気持ちがわかる。お金なんかじゃない。この柱に壁に床に、傷にも、思い出が染み込んでる。 もしかしたら太陽さんは、私と同じようにここで暮らして、私と同じようにここを託された人なのかもしれない。 だからあんなにも太陽壮を愛し、そしてここで暮らす人たちを愛したのだろう。 所詮、想像だ。でも、確信がある。あの人はもう一度家族を作って愛したかったのだ。 だから私ももう一度。愛された分だけ愛さなければいけない。 「おばあちゃん眠いのー?」 縁側の揺り椅子で、まどろみから戻るとカロンが私の膝元に寄りかかっていた。「ちょっとだけ眠いかなぁ」 「うんとねー、タイちゃンが意地悪するのー」 二年前に両親が事故で亡くなり、引き取った子供がカロンだった。随分と長い間塞ぎこんでいたが、 ここ一年くらいでようやく笑うようになってくれた。人懐っこい笑顔だ。 私と似ている。私も笑うまでに随分と長い間かかった。 「それはいけないねー。今度おばあちゃんが『めっ!』しておくよ」 「うんー!」 そう言って庭の向こうへ走っていく。その姿が、瞼に溶けていく。不思議なまどろみに落ちていく。 最近、昔のことを思い出すことが多い。ああ……そろそろなのだろうか。声が聞こえる。 「出るところ出ちゃって! 冥の裏切り者!」「ほら水星。落ち着きなさい」 いつか願った声。言葉。何よりも愛おしい人たち。水星お姉ちゃん。金星お姉ちゃん。 「おかえりなさい冥ちゃん」「美味しいご飯を食べようか。私が育てた大根たちが待ってるよ」 相変わらず優しい声。太陽お母さん。大根楽しみです。土星お姉ちゃん。 「髪、伸びたな。綺麗になった」 そっぽ向いてそんなこと言わなくても良いじゃないですか。 「あーっ! 地球の奴照れてるぅ!」 「うっせー! あー……なんだ。おかえり!」 「……ただいま。みんな」
395 :
名無しSUN :2007/11/04(日) 00:10:35 ID:pzV59YfZ
「おいカロンしずかにしろー。おばあちゃん寝てるんだから」 「ほんとだ。あれ? ねぇタイちゃン、おばあちゃん泣いてるよ。どこか痛いのかな」 「違うよバカだなー。痛いならこんな風に笑わないじゃないか。きっとアクビだよ」 「そっかー。じゃあ向こうで遊ぼう」 子供達は駆けていく。 無邪気な笑い声が遠くなる。 少女もまた駆けていく。 いつかの声が近くなる。 風が空へと舞った。形の無いものを運ぶように。 了
396 :
名無しSUN :2007/11/04(日) 00:17:27 ID:pzV59YfZ
二レスでまとめようと思ったのに、なぜこんなに長く……。
よくわからないけど\(^o^)/オワタ
>>387 俺の嫁を勝手に描くとは……ッ!!
GJだ。
>>389 久々に初代さんの絵を見たw
沁みるから困る。
397 :
名無しSUN :2007/11/04(日) 22:15:21 ID:G04oQpPd
398 :
名無しSUN :2007/11/06(火) 23:28:46 ID:AZPYUPho
GJ
399 :
名無しSUN :2007/11/16(金) 14:48:47 ID:d9IfJ9h0
あげ
400 :
名無しSUN :2007/12/02(日) 01:15:47 ID:g2OiXG2G
hosyu
401 :
名無しSUN :2007/12/21(金) 09:41:55 ID:96hoxaOi
h
402 :
名無しSUN :2007/12/23(日) 03:16:01 ID:r/AxcfkV
403 :
名無しSUN :2007/12/23(日) 20:17:05 ID:UCXsptzt
404 :
名無しSUN :2007/12/23(日) 20:43:38 ID:51kD8jb1
>>402 通り過ぎるまで俺のコンパートメントへおいで。
406 :
名無しSUN :2007/12/31(月) 22:45:32 ID:MwWHjhLG
407 :
名無しSUN :2008/01/01(火) 00:46:28 ID:6hzg+AIT
冥たんファミリーとこのスレのみんな、あけましておめでとう
408 :
名無しSUN :2008/01/03(木) 19:28:08 ID:lgtWvRdO
皆様お久し振りです あけましておめでとうございます 2006年9月28日深夜にSSうpして以来多分スレに来ていなかった某SS職人です 続き物っぽいSS投下していたのに突然消えてしまいすいませんでした。。。 当時スレが混沌としていたことで熱意が薄れたのと、新スレが発見できなかったことで 諦めてしまったのが主たる要因です でも、今まで冥王星のこととあのスレに居た仲間達のことを忘れたことはありません 正月休みでひさびさにまとめサイトを覗いてみて、やっとここの存在に気付きました 過去ログを読み返してみて、そして今でもイラストを投下してくれている初代さんの 絵を見て、まだ自分の気持ちは当時のままであることを実感しました 冥王星が惑星から外された事実は覆しようが無いけれど いつまでも忘れないために、俺はまたSSを書きたいです いや、書かせて下さい ではまた近いうちに。。。
409 :
名無しSUN :2008/01/04(金) 16:53:04 ID:HrukY+DU
天文・気象板だし、天文学的スケールでおk 待ってるよ。
410 :
名無しSUN :2008/01/10(木) 01:53:29 ID:K/d6WL/g
冥たんから年賀状こないな・・・いつも何年も遅れて届くけど・・・
411 :
名無しSUN :2008/01/27(日) 17:03:07 ID:m5TNsrdI
新華社総合:欧米の天文学者が23日に発表したところによると、 巨大な小惑星が29日に地球の近くに飛来するが、衝突の危険はないという。 米国航空宇宙局(NASA)は「この小惑星は直径約150-600メートル。 同程度、もしくはそれ以上の大きさの小惑星で、これ以上地球に接近するものは、 2027年までは現れない」としている。 この小惑星の名前は「2007TU24」。 グリニッジ標準時の29日午前8時34分(日本時間29日午後5時34分)に、 地球からわずか53万4000キロの地点を通過するという。 ネタが宙から降ってきたw
412 :
名無しSUN :2008/01/27(日) 17:34:33 ID:m5TNsrdI
冥が準惑星になってから、もう随分と月日が流れた。 惑星の面々はいつもと変わりない日常を送っている。 月ももちろん一緒だ。 珍しく大雪の降り積もったある冬の日。 太陽荘の前に差し掛かった二人だったが・・・。 月「おにいちゃん!あぶn」 地球「・・・へ?」 ??「はわわわわわわわっ!!!11!」 地球「うわ!ちょ!!??」 何を急いでいたのか、小柄な少女が地球に向かってスライディングしてきたのだ。 雪道でつまづいたのだろう。 地球とニアミスしたかと思えばすんでの所で門柱にしがみついた。 ??「すすすすすいませんっ!」 月「ちょっと!危ないでしょ!どういうつもり!?」 地球「まぁまぁ・・・月」 語気を荒げる月を制して地球は少女に近付いた。 地球「大丈夫?ケガはないかい?」 ??「ははははい〜・・・すすすいまs」 少女は弱々しく声を細めながら頭を下げた。 月「もう・・・女の子には優しいんだから・・・っ」 地球「いやいや、大事には至らなかったんだし」 月「危なくサードインパクトの危機だったっていうのに?」 地球「おまwww大袈裟だろwwwっw」 二人のやりとりを聞いていた少女はハッとしたように顔を上げた。 ??「あ、あのあのっ!ここは太陽荘ですか!?」 地球「え?そうだけど?・・・君は?」 ??「す、すいません!申し遅れました!ワタシ、こういうモノですっ!」 差し出された名刺。 二人は彼女の名前と所属する機関の名前を見てゾクリとした。 得意小惑星2007TU24 哀英雄広報部 惑星担当
413 :
名無しSUN :2008/01/27(日) 17:36:46 ID:m5TNsrdI
>>412 間違えたw
得意小惑星×
特異小惑星○
414 :
名無しSUN :2008/01/27(日) 21:35:20 ID:mAdsbBY0
SSGJ やっぱりスレ更新したときレスが増えてると嬉しいな
415 :
名無しSUN :2008/01/29(火) 14:58:05 ID:aLkHQv0I
416 :
名無しSUN :2008/01/30(水) 16:49:43 ID:2fb1qM24
417 :
名無しSUN :2008/01/31(木) 08:49:42 ID:iVhZd+uF
>>415 かわいそうだ・・・準惑星代表で冥王星スペシャルをきぼんぬ。
418 :
名無しSUN :2008/02/01(金) 15:45:59 ID:ZKOQM3Dt
地球と月の前に現れた「哀英雄」所属の少女。名前は2007TU24。 彼女は太陽荘に、そしてそこに住む惑星達に何か用がある様子だった。 地球「哀英雄が、今更何の用なんだ?」 冥王星と自分を引き離した組織、哀英雄に不審を抱く地球。 言葉の端々から刺々しさがにじみ出てしまうのを抑えきれない。 TU24「え・・・と、あの・・・」 態度が一変した様子に気付いたのか、少女は口ごもった。 月「・・・はっきりしなさいよね」 TU24「す、すいません・・・実は半月ほどこちらに厄介になることに」 地球「え?」月「なに・・・それ・・・?」 二人はそれぞれに驚いた。 何故小惑星である2007TU24が太陽と惑星達の住まいである太陽荘に? 地球「説明はあるんだろうな?」 TU24「も、もちろんです!いきなり居候できるほど私達も不躾ではありませんから!」 月「ふぅん・・・どうだか・・・」 地球よりさらにトゲのある態度の月。 地球「じゃあ太陽さんはこの事を・・・?」 TU24「ええ、存じていらっしゃる筈ですが」 地球はふぅんと考え込む様な仕草をした。 月「おにいちゃん、ちょっと私太陽さん呼んでくる」 地球「ああ、頼む」 月はダッシュで玄関の方へと駆けだしていった。 地球「なあ、2004TU24」 TU24「あ、長いのでTU24でいいです」 地球「十分なげえよw あのさ・・・冥に・・・冥王星には会ったことあるか?」 TU24は首を横に振った。 TU24「すいません・・・私の軌道は内惑星系までのものですから・・・」 地球「あ・・・そうなんだ・・・」 TU24「私の故郷はアステロイドベルトなんです」 地球「冥は・・・
419 :
名無しSUN :2008/02/01(金) 16:10:15 ID:ZKOQM3Dt
地球「冥は・・・ そう言いかけて地球は冥王星の出生が原因で準惑星になったことを思い出す。 地球「―――― ッ・・・!」 TU24「ど、どうされましたっ!?」 地球「いや・・・・なんでもない・・・なんでも」 苦虫を噛み潰したような貌は、どう見ても言葉とは対照的だったが TU24はそれ以上触れることをしなかった。 月「おにいちゃん」 気が付くと月が地球の傍らに立っている。 地球「あれ?太陽さんは?」 月「とりあえず上がってもらってちょうだいだってさ」 彼女は不満足そうにつぶやく。 地球「あ、そう・・・・・ってことだから、上がってもらおうか」 TU24「あ、はい」 二人の後に続いて少女はおずおずと門をくぐる。 月・・・「おにいちゃん」 地球の耳元に小声で囁く月。 地球「ん?」 月「私は・・・私はここに居てもいいんだよね・・・?」 地球「は?何言ってんだよ」 月「なんでもない!」 月はひらりと地球の前に飛び出して、そのまま玄関の中に消えた。 地球「変な奴だな・・・」
420 :
名無しSUN :2008/02/01(金) 16:35:43 ID:ZKOQM3Dt
夕飯前の家族会議、いや太陽荘会議とでも言うべき集まりにて。 太陽「じゃ、そういう事で、今日から一緒に暮らしてもらうことになりました!」 地球「ちょwww説明ねーじゃんwwwwww」 火星「おいおい!なんなんだよそれ!?」 本気で太陽の説明は無かった。 ブーイングを上げる二人以外の惑星達も困惑を隠しきれない。 太陽「後は若いキミタチのコミュニケーション能力に期待します!」 地球「はぁ!?」 しかしニッコリと輝ける太陽の恵みの前に惑星達が抗う術もない。 木星「まぁ、ここでどうこう言っても始まらないわ・・・またゆっくりお話ししましょ」 水星「そうそう!若さでカバーよ!若さで!!」 海王星「姉さん・・・」 水星「な、なによう!?」 地球「はぁ〜・・・ま〜た太陽さんに押し切られちゃったよ・・・参ったな・・・月?」 地球はちょっと違和感を覚えていた。 いつもならブーイング要員である月が、まだ一度も言葉を発していないからだ。 月「・・・え?」 ハッとしたように顔を上げる彼女。 地球「どうしたんだよ、なんか変だぞ?」 月「え?えへへ!なんでもない、なんでもないよ!ささ、ご飯食べよ!」 地球「(分かり易い奴だな)まぁ、いっか」 月は食事をしながらTU24を観察していた。 TU24は時折、地球を気にする様に目線を送っている。 その目が何を思う目なのか、月には分からなかった。 しかし、不安な思いだけは彼女から消えることがなかった。 暗雲が下弦の月を包む様に、彼女の心もまた、陰る。 そしてそれは、彼女が抱える大きな矛盾を投影しているかのようでもあった。
421 :
名無しSUN :2008/02/01(金) 18:07:39 ID:Z1LInL4Y
↑興味持った。続きを待っています。
422 :
名無しSUN :2008/02/02(土) 15:30:19 ID:mwei8q6I
>>421 ありがとう
続きは鋭意作成中ですw
ところで今月米国の偵察衛星が落ちてきますねw
月「お兄ちゃん!頭の上に虫が飛んでる!」
地球「へ?・・・う、うわっ!!ハチだ!!やめれwwwww」
月「キャーーーーッ!!虫キライ!!!」
地球「ちょwwwっwwっうぇwwにげんなwwwwww」
月「小惑星が衝突するよりマシでしょ!!きゃあっこっちくんなバカ兄貴!!」
地球「ひでえwwwwわ!刺される!刺されるって!!!!1111!1」
火星「
>>402 にガクブルだったアタシの気持ちを思い知れ・・・フフフ」
423 :
名無しSUN :2008/02/02(土) 18:21:16 ID:DTqbLmC+
>>422 そこでSL9で痛い目にあった木星が一言。
木星「・・・あんたらかわいいもんねえ。痛いのは最初だけよ。数重ねる毎にきもちよくなるものよ」
そう言うネタはだめ?
424 :
名無しSUN :2008/02/02(土) 21:03:57 ID:RGdgdNkT
>>423 上には上が居ることを忘れてたw
でもガス惑星には痕が残らないからねえ・・・
水星「っへ・・・へっくしゅん!!!」
425 :
名無しSUN :2008/02/03(日) 08:59:42 ID:uI8T2mvB
>>424 >でもガス惑星には痕が残らないからねえ・・・
水星「シミにならなくていいわね。あたしなんてニキビ跡がひどくって」
木星「でも、大赤斑なんてのができちゃって・・・もう300年消えないのよ。最近小白斑なんてのも増えちゃって・・・」
426 :
名無しSUN :2008/02/03(日) 14:28:02 ID:+KB278vH
>>425 天王星「わ〜お二人とも大変ですね〜♪私は大昔に後ろからひっぱたかれて
リングがいっぱい出来ただけで済みましたから〜♪」
水星・木星「・・・ゴクリ(いや・・・倒れてるから!そのまま横倒しになってるからッ!!)」
427 :
名無しSUN :2008/02/03(日) 15:36:06 ID:+KB278vH
食事の後、みんなが冷静さを取り戻したのを確認すると、木星がTU24にいくつかの質問をした。 そこで分かったのは取るに足りない事実。 TU24が所属する哀英雄の広報部とは、哀英雄の活動を一般に周知させる部署だということ。 今回太陽荘に来たのは太陽系全体に関する「不定期監査」の一環だということ。 不定期監査とは、何らかの事情で太陽系の状況を把握する必要がある場合に行われるということ。 木星「それでいきなりここへ来たって訳ね」 TU24「い、いえ、いきなりといっても私がここへ来ることは昨年から決まっていたんですが・・・」 地球「でも俺達は知らなかったんだぜ?」 木星「おそらく・・・太陽さんは不必要に不安を煽りたくなかったんじゃないかしら」 金星「まあ、それも一理ありますわね・・・でも、何日か前にでも教えてくれなくては余計に混乱を招きますわ」 それを聞いて木星は苦笑する。 木星「そこはホラ、太陽さんの性格だから・・・ネ?」 火星「あ〜〜〜〜わっかる・・・忘れてただけとかか」 地球「その辺は似たもの同士ならではのシンパシーがある訳か・・・」 火星「・・・・・・おい、誰が何だって?」
428 :
名無しSUN :2008/02/03(日) 15:37:17 ID:+KB278vH
火星が地球の頸をキめているのを尻目に、木星は更なる質問を被せる。 監査が必要な「何らかの事情」とは一体何なのか。 しかし、詳しい内容についてはTU24も知らないという。 彼女が行うのは日々の状況を日報として報告すること。 そして滞在終了と同時に最終的な報告書を提出すること。 地球「なんだよ・・・めちゃくちゃ怪しいじゃねーかw」 TU24「でも報告書の様式は至極まっとうな内容ですよ、怪しいところなんてありませんからっ」 水星「ふんふん、じゃあその報告書とやらの記入内容は見せてもらえないのかね?」 TU24「すいません・・・それはちょっと規則で・・・」 水星「そかそか・・・まぁ気にすることはないよ♪」 水星は何故だかニヤニヤしている。彼女はこの状況を楽しんでいるかのようだ。 木星「あ、そろそろお風呂の時間ね・・・とりあえず今日は解散しましょ」 惑星達が解散していく中、月は最後まで残っていた。 地球「あれ?どうした月、部屋に帰るぞ?」 月「・・・・・いい、もう少しここに居させて」 地球「・・・・・・・・・・・・・分かった」
429 :
名無しSUN :2008/02/03(日) 15:38:58 ID:+KB278vH
食堂に一人残った月。 携帯を見つめ、それを弄る訳でもなく、ただ、ぼうっとしている。 「あらあら、月ちゃんどうしたの?」 声を掛けてきたのは太陽だった。 月「太陽さん・・・私・・・冥ちゃんの気持ちが今になってよく分かるんだ・・・」 太陽「???」 思いがけない吐露に、太陽も真意を掴みかねる。 月「今日、TU24が来て、太陽さんに伝えた時のこと、覚えてるよね?」 太陽「ええ、もちろんよ、ついさっきのことですからね」 月「あの時私、酷いこと言ったよね・・・」 太陽「・・・そう、そのことで・・・」 太陽はようやく月の考えていることを理解した。 時間は少し遡って、TU24の来訪を月が太陽に伝えに行った時のこと。 月「太陽さん!ねえ太陽さん!?」 太陽「あらあらどうしたの月ちゃん、大騒ぎして」 月「大変なのよ!哀英雄から来た小惑星がここに住むって!!」 太陽「あら・・・そうだったわね」 月「やっぱり知ってたんだ!どうして早く教えてくれなかったのよ〜?」 太陽「ごめんなさいね、私またドジっちゃったわね」 彼女は悪びれずに下をぺろっと出して見せた。 月「お茶目顔してもダメなんだから〜!でも教えてもらってたら私は絶対反対だったよ」 太陽「あら?どうして?」 月「太陽荘には惑星以外住んじゃダメなんでしょ?それなのに今更哀英雄が小惑星を送ってくるんなんて!」 冥王星が太陽荘を後にせざるを得なくなった原因は、準惑星降格によりここに住めなくなったこと。 それを決めたのは哀英雄。その組織がこともあろうに小惑星を半月とはいえ住まわせるとは。 月の主張はそういうことだった。 太陽「でもね、月ちゃん・・・こいうこと言うのはちょっと酷かもしれないんだけど」 月「何?」 太陽「それは・・・・貴女も同じ事じゃないのかしら」
430 :
名無しSUN :2008/02/03(日) 15:44:17 ID:+KB278vH
太陽の言葉が月の胸に突き刺さる。 暖かい日差しの源が100万度を超えるコロナであるように、太陽の核心を突く一言もまた、月の心を灼き焦がした。 しかし平静を装う彼女。 月「そ・・・そうよね!あはは、忘れてたよ!私も惑星じゃないんだった」 だが心の中に渦巻くのは、どす黒い奔流。 惑星じゃないから、だけではない。 兄妹に接近する小惑星が気にくわなかった。それが一番の理由だった。 でも、自ら撒いた地雷を、自分の足で踏みつけてしまった。 兄妹だから気にならなかった区別。 惑星と衛星という、越えられない壁。埋められない溝。 じゃあわたしは―――――――― ――――――なぜ、ここに、いるのか。 そして食堂に話しは戻る。 太陽「月ちゃんは自分のこと、あまり気にしないでいいのよ?」 月「でも、でも、おかしいよね!?冥ちゃんが出て行ったのに、私は最初からここにいるんだよ?」 思いがけず感情が溢れ出す。 冥王星が出て行ったことに対して湧いた二つの想い。 悲しみと、―――安堵。 矛盾する想いは月の陰と陽を物語る。 そしてそんな自分に対して、彼女は幻滅していた。 太陽「あなたはそれでいいの、月ちゃんは月ちゃんなんだから」 月は太陽の言葉の意味を理解できなかった。 しかし上辺ではうなずき、そのまま食堂から出て行った。
431 :
名無しSUN :2008/02/03(日) 16:13:24 ID:uI8T2mvB
>>430 なんか冥王星がいとおしくなった。
月が地球の衛星と言うだけで親しいのなら、
縁あって惑星に入っていた冥王星は大切にしたいね。
惑星に入れなくてもいいから。
432 :
名無しSUN :2008/02/08(金) 10:52:07 ID:10+gsM5b
wktk
433 :
名無しSUN :2008/02/14(木) 19:55:52 ID:t1cFT6J1
434 :
名無しSUN :2008/02/14(木) 20:03:51 ID:kvxSMEeh
( ´,_ゝ`)プッ
435 :
名無しSUN :2008/02/14(木) 20:30:21 ID:GYEm4634
人いる?
436 :
名無しSUN :2008/02/14(木) 20:35:38 ID:t1cFT6J1
はい
437 :
名無しSUN :2008/02/14(木) 21:01:17 ID:GYEm4634
ごめん更新してなかったから↑気づかなかった いつも応援してます。それだけごめん
438 :
名無しSUN :2008/02/15(金) 08:14:23 ID:ASU2Dw97
>>433 初代さんGJ
冥たんチョコありがとう!
あったかそうな服装で何より。
439 :
名無しSUN :2008/02/16(土) 23:18:26 ID:UAq9O0+g
>>433 今年も初代さんの絵が見れてハッピーです
gj!
440 :
名無しSUN :2008/02/17(日) 17:25:58 ID:MFvRlk3x
441 :
名無しSUN :2008/02/18(月) 17:02:31 ID:CGAL6pJO
442 :
名無しSUN :2008/02/19(火) 10:22:33 ID:7xkHVaZ7
>>433 >>441 イイヨイイヨー
そういえば
>>201 から一年経つのか……。
ここともすっかり疎遠になってしまったが、また何か盛り上がりたい気分だ。暇だし。暇すぎるし。
と人生の負け犬が申しております。
443 :
名無しSUN :2008/02/20(水) 17:34:14 ID:03lv0YVG
>>441 鉛筆描きでちょっとピンボケ(失礼)な所が
何だか「在りし日の肖像」みたいで切ないな…
GJです
SS続き書いたのにPCに規制が・・・(´・ω・`)
444 :
名無しSUN :2008/02/23(土) 13:03:10 ID:/rP8+2vC
地球の部屋の前。控えめにノックをするTU24の姿。 TU24「あのぅ・・・地球さん?」 地球「な、なんだ?俺に何か用?」 TU24「少しだけお時間よろしいでしょうか?」 地球「・・・・・それも監査とやらの一環なのかい?」 TU24「 いえ・・・ 」 妙な間。 地球はこの特異小惑星に心を許していない。 許せる筈もないのだが。 地球「じゃあ、何なんだよ?」 ドア越しの会話は要領を得ない。 地球は立ち上がり、ドアへと向かった。 TU24「冥王星さんのことで、ちょっと」 地球「!?」 彼女は、その、名前を口にした。 地球「な、なんだよ?昼間は会ったこと無いって・・・!」 TU24にはドア越しでも地球の明白な動揺が伝わってくる。 TU24「中に入ってもよろしいですか?」 微かに舌打ちの音が聞こえ、ドアは開かれた。 地球「・・・入れよ」
445 :
名無しSUN :2008/02/23(土) 14:38:07 ID:/rP8+2vC
TU24「お邪魔します」 地球「狭いから座るところなんてないぜ」 TU24「構いません、どうせ通りすがりの小惑星ですからね」 地球「変なところで卑屈になるなよ・・・ で、冥がどうしたんだ?」 平静を装ってはいるが、地球の態度は動揺を隠し切れていない。 TU24「彼女が今、どこにいるかご存じですよね?」 地球「ああ、知ってる 哀英雄の施設に入っている それがどうした?」 TU24「もしかしたら、お会いになれるかも知れません」 地球「( ゜д゜ )・・・・・・。」 TU24「あの・・・?」 地球「え?何だって?も、もう一回言ってくれ」 TU24「ですから・・・冥王星さんと直接お会いできる事になるかも、と」 地球「え?え?え? それって、どういう???」 すっかり取り乱す地球。 TU24「カオスですね・・・・」 地球「なななななんでっで、会える?あえる?冥に?・・・・・ええええっ!?」 TU24「そうですよ、その可能性が有り得るという話しをお伝えしたかったんです」 地球「マジか!?マジなのか!?」 TU24「はい♪」 彼女はニッコリと微笑んで見せた。
446 :
名無しSUN :2008/02/23(土) 15:07:04 ID:/rP8+2vC
しかし。
447 :
名無しSUN :2008/02/23(土) 15:41:59 ID:/rP8+2vC
地球「いやいやいや!待て!そんなに旨いハナシがそうそうあるもんか!」 TU24「え?・・・・あの・・・・・」 地球「まさかそのハナシを餌にして、俺に取り入ろうって魂胆じゃないだろうな!?」 TU24「非道いですぅ・・・そんなコトしても私にはなんのメリットも無いじゃないですか」 地球「その笑顔の裏に隠れる腹黒い思惑が・・・」 TU24「そんな、陰謀説にも程がありますよ〜」 地球「うぅ、くそっ・・・冷静な判断ができねぇ・・・ポールシフト寸前の勢いだぞこりゃ」 TU24「・・・組織には、腹黒いと言われても仕方ないのかも知れませんけど」 地球「!? ちょっと待て まさか そのためにアンタはここへ」 TU24は静かに頷いた。 地球「説明は、あるんだろうな」 地球の言葉で、彼女はにわかに表情を硬くする。 TU24「貴方だけには、お話しするつもりでした」 地球「何故俺だけに?」 TU24「必要だからです 貴方の力が」 地球「それってどういうk」 TU24「冥王星さんは今、長い眠りに就いています」 地球「?・・・・・ッ!!なんだって!?」 TU24「正確には冷凍睡眠に近い状態です それも冥王星さんの能力の様ですが」 地球「・・・なんで?・・・なんでなんだ!!!???」 TU24に詰め寄る地球。悲痛な叫びは喉を擦れさせた。 TU24「落ち着いてください!彼女は眠っているだけです!」 地球「でもお前らが!お前らが冥をそんな風にしたんだろうがッ!!!!!」 地球はTU24の片腕を掴む。 TU24「痛ッ!」
448 :
名無しSUN :2008/02/23(土) 16:00:08 ID:/rP8+2vC
ガチャッ! 「おい!一体何の騒ぎだよ!?」 勢いよくドアが開かれ、火星が地球の部屋に怒鳴り込んでくる。 室内にはTU24の腕を掴んで今にも組み伏せようとしている地球と、少し服が乱れ苦悶の表情を浮かべるTU24。 火星「な、な、な、なにしてんだーーーーーーッ!!!!」 地球「ちょ、ま、待て!!ちg」 バキィィィッ!!!! TU24「済みません・・・私の話し方が良くなかったんですよね」 火星「いや・・・アタシも早とちりが過ぎたっていうか・・・」 地球「感情的になって力に走ったのは俺だ・・・女の子に掴みかかるなんて、どうかしてた」 誤解が解けて反省会ムードの三人。 だがそこへ、話しを更にややこしくする要員が現れる。 月「おにいちゃんは悪くないよ TU24が余計な事言うからだよ」 地球「つ、月」 月「大体おにいちゃんだけに秘密の話しをするなんて、魂胆見え見えだよ どう見ても」 TU24「で、でも、私は 地球さんに良かれと思って」 月「じゃあ他のみんなはどうでもイイって言うの?何も知らずにアンタに従ってればイイって言うの?」 TU24は言葉を返せない。 火星「月〜〜〜もうその辺にしといてやれよ〜〜〜」 月「火星は黙ってて!・・・おにいちゃん、迂闊に信じちゃダメよ そいつ、哀英雄の小惑星なんだから」 地球「月!」 月「もっとも、わたしは単なる衛星ですけどね! 自分の力で太陽系を回ることもできない!」
449 :
名無しSUN :2008/02/23(土) 16:35:33 ID:/rP8+2vC
ぱしん! 地球「お前!!バカか!?」 地球が月の頬をひっぱたいた。 火星「おい!地球!?」 さっきまで早口でまくし立てるように喋っていた月の動きが一瞬で止まる。 地球「てめえの癇癪にッ・・・周りまで巻き込んでんじゃねーよ!!」 余りにも的を射た一喝。しかしそれは、何かを哀れむような響きに聞こえた。 月「・・・・な、なんで・・・・」 瞬時に紅潮する月の顔。その双眸からは堰を切ったように大粒の涙が溢れ出す。 兄は、無言で妹の顔を見据えた。彼の表情は、怒りではなく、慈悲の表情ともとれる。 月「も、もう知らないッ!! バカ兄貴!! 氏ね!死んじゃえ!!」 いたたまれなくなった様に、その場から駆け出す月。 火星「あ!ちょっ!待t」 火星の制止を振り切って開いたままのドアから廊下へ飛び出す。 すると月が通り過ぎたそのドアの脇からひょっこりと、水星が顔を覗かせた。 水星「んむ ここはおねいさんに任せといて♪」 地球は目で、「頼む」と、伝える。 そして次の瞬間には水星は月の後を追って廊下の奥へと消えていた。 地球「悪かったな・・・その、」 TU24「済みません 私が何か和を乱す原因になってしまっているようで」 地球「まあ、仕方ないさ・・・ところでさっきの話しの続きだけど」 TU24「はい」 地球「やっぱりみんなの前で話すべきじゃないかと思う 俺達は・・・冥も含めて家族同然だから」 TU24「! はい・・・分かりましたっ」
450 :
名無しSUN :2008/02/24(日) 11:22:07 ID:di1ZF4/O
>>449 >地球が月の頬をひっぱたいた。
のちのエイトケン盆地である。
>瞬時に紅潮する月の顔
こうして月の海ができました
>地球「やっぱりみんなの前で話すべきじゃないかと思う 俺達は・・・冥も含めて家族同然だから」
ウンウン
451 :
名無しSUN :2008/02/26(火) 17:36:51 ID:zBotPw2e
うおおおおおおおおおおおおいマジか!!! 冥王星スレ続いてたのか!? 俺はかつてVIPの冥王星スレに入り浸ってた者なんだが、なんだか無性に冥王星スレが懐かしくなって探してみたんだ まさかこんなところで続いてたなんて
452 :
名無しSUN :2008/02/26(火) 17:38:14 ID:zBotPw2e
初代さんの絵まである……もう泣きそうだ
453 :
名無しSUN :2008/02/27(水) 00:57:52 ID:P9lB+MjI
水差して悪いが上げると変なのが湧いたらアレだから基本はsage進行な ひっそりまったりしようぜw
454 :
名無しSUN :2008/02/27(水) 07:13:16 ID:00fFKOMD
あい、心得た。 上の方では結構本格的にゲームの話とか進行してたみたいだけど、今どうなってるんだ?
455 :
名無しSUN :2008/02/27(水) 10:32:05 ID:4chALsWD
ここは学術板なので本来このスレのほうが異端。だからsage ゲームの話は完全に止まってるかなあ。
456 :
名無しSUN :2008/02/27(水) 22:31:19 ID:otMY4wJd
457 :
名無しSUN :2008/02/28(木) 00:29:01 ID:DHHIRZ6i
458 :
名無しSUN :2008/02/28(木) 11:37:46 ID:Upq7X5oz
459 :
名無しSUN :2008/02/28(木) 11:46:59 ID:X0MN/wSC
>>451 あ、正月の俺がいるw
SSに復帰した甲斐はあったみたいかな〜
しかしもう既にSSじゃなくなってる件…
460 :
名無しSUN :2008/02/28(木) 23:10:49 ID:iyJiOt6v
しかし惑星Xとかホントに発見したらどう名前つけるのかね。 安易に神戸大学「冥王星」とか付けないでほしいよ。旧冥王星がなんか可愛そうだわ。
461 :
名無しSUN :2008/02/28(木) 23:57:22 ID:X0MN/wSC
やっぱ雷王星でしょw
462 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 00:26:58 ID:sW9TBA/R
>>457 かわいいwwテラGJ
しかしカロンとか随分懐かしいものを出してきたなw
463 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 00:51:19 ID:Q/NgY7FC
やっぱお前らニュースの「惑星X」見てここに戻って来たクチなのか?
464 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 01:03:16 ID:yGbKuNaJ
惑星Xの女の子を激しくキボンヌw
465 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 12:11:46 ID:hHFR2znt
466 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 14:32:47 ID:ypfGkila
467 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 18:10:06 ID:b/XZlhO6
>>465 gjです!
>>466 月タソ一つくだしあ(*´д`*)ハァハァ
自ら流れぶった切って惑星XがらみのSS書いてみようかなw
468 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 18:15:44 ID:b/XZlhO6
あ、そうそう
>>450 学術板的解釈ありがとうございますw
本文にはあまり絡められないので、そういうレスは個人的に非常に嬉しいです
469 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 19:04:45 ID:sW9TBA/R
470 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 23:03:29 ID:ypfGkila
471 :
名無しSUN :2008/02/29(金) 23:50:10 ID:f2/U9m5G
グッジョブ!
472 :
名無しSUN :2008/03/01(土) 10:03:57 ID:Xk1/kX4t
>>470 なんと早速取り入れて頂けるとは・・・GJです!
473 :
名無しSUN :2008/03/02(日) 14:26:23 ID:/sKtz/Vp
みんな一番好きな惑星は誰?
474 :
名無しSUN :2008/03/02(日) 16:45:07 ID:fq9zKSKm
木星かな(メガネ的な意味で
475 :
名無しSUN :2008/03/03(月) 18:35:16 ID:f5b5c/Cx
泣こう そして書き込もう 冥王星と太陽系の仲間たちの事を思いながら
476 :
名無しSUN :2008/03/03(月) 21:39:58 ID:apgJDRhh
俺は土星が一番好き
477 :
名無しSUN :2008/03/03(月) 21:53:27 ID:TUPMsrUl
どうして冥王星じゃないんだよ!!!
478 :
名無しSUN :2008/03/03(月) 22:01:22 ID:apgJDRhh
他の惑星もみんな好きだよ!!
479 :
名無しSUN :2008/03/04(火) 11:02:10 ID:eV+iW807
いや、月が好きだ。
480 :
名無しSUN :2008/03/04(火) 19:31:42 ID:UX3AvMHt
最内郭惑星バルカンたんの出番はまだですか?
481 :
名無しSUN :2008/03/09(日) 01:11:18 ID:k1PwpzKt
泣いた!5日間も書き込みが途絶えていることに泣いた!
482 :
名無しSUN :2008/03/10(月) 12:29:35 ID:jbLYoI1A
地球「あれ?火星、ここんとこ姿見なかったよな?」 火星「外合だったんだよ それくらい気付けよな・・・常考」 地球「じゃあ金星は?」 金星「内合ですわ すぐ隣に居たじゃありませんの」 地球「太陽さんが眩しくて見えなかったのか・・・」 金星「おほほほ!むしろ輝いて居るのはこのヴィーナs」 地球「あれ?海王星は?」金星「ちょっと!!」 海王星「・・・うしろ」 地球「ビクッ!! あぁ・・・衝だったんだな」 火星「でも水星が居ねえんじゃねーか?」 金星「おかしいですわね・・・確か私と同じく内合に近かった筈では」 水星「みんな〜!私ここだよ〜っ♪」 地球「ちょwwwwwあれwwwwwww」 水星「日面通過〜〜〜〜〜!!!」 惑星「見えねーよwwwwwwwwww」 冥王星「なんだかみんな楽しそう・・・グスン」
483 :
名無しSUN :2008/03/11(火) 14:58:30 ID:mKex08l0
楽しそう…冥たんも入れてやれw
484 :
名無しSUN :2008/03/13(木) 01:53:10 ID:mw6gqijy
冥王星「わたしがここに来たのは約248年前・・・」 ???「どうしたのですか、冥」 冥王星「ゼn・・・・・エリス・・・あなたは557年ぶりだったよね」 エリス「なぜこんなところに・・・? 近日点はもうとうに過ぎているのに」 冥王星「昔、見たんです・・・エリスよりも遠くに居る、私の仲間を」 エリス「EKBOですか・・・ 我々の仲間はまだまだ多いと聞きますが」 冥王星「海王星を摂動させるにはまだ多くの質量が必要だと」 エリス「私や冥だけでは・・・」 冥王星「役不足ということです」 エリス「しかし・・・!」 冥王星「いいんですエリス 惑星Xはロマンですから!」 エリス」「ロマン・・・意味が分かりません」 冥王星「空気嫁wwwwww」
485 :
名無しSUN :2008/03/13(木) 11:03:10 ID:H8b34/B2
>>484 現在わかっている星だけでは解決できない海王星を摂動させる謎の力は、
冥王星の隠された力だけれど、惑星Xのロマンを与える余地として胸にしまっているだけなのだと。
それはそれで冥たんをものすごい神格化できそうだなあ。
486 :
名無しSUN :2008/03/13(木) 22:27:18 ID:XrKLumeX
冥王星「今まで黙っていてごめんなさい… 実は私、彗星だったの」 地球「は…ッ!? いきなり何を」 冥王星「試しに私を太陽さんの側に近付けてみて下さい 体が蒸発して、綺麗な尾を引き始めるでしょうから」 地球「そんなこと、出来る筈無いだろ!!」 冥王星「いっそそうして、太陽系の塵芥になってしまえば…」 地球「冥… 例え惑星じゃないって言われても、お前は太陽系の一員…いや…俺達の家族だ」 冥王星「地球くん…」 地球「何AU離れてても、離心率が高くても、俺達は太陽さんの重力に引かれて回りあう仲間じゃないか」 冥王星「うん………」 地球「そして俺達は、お互いに引かれあっている」 冥王星「そう…だよね…わたし…私が何だって、関係なかったんだね…ごめんね…!」 地球「冥・・・どんな事があっても…俺は見てるからな…太陽系が銀河の塵になる、その日まで」 冥王星「私も見守ります…太陽系外縁天体の代表として…そして、温かな青い惑星を愛する者として…」 惑星X「ふふふ…ニヤリ」
487 :
名無しSUN :2008/03/15(土) 02:58:12 ID:rxw/BW+K
488 :
名無しSUN :2008/03/15(土) 10:01:56 ID:U+1Bont2
>>486 大物の存在がちらり、つづく・・・の王道パターンだな。
大丈夫、主人公は味方に支えられて成長しどんどんそういうのを撃破するのだ。
って冥王星ここに来て成長かよw
489 :
名無しSUN :2008/03/15(土) 21:57:30 ID:vN6LrpPp
期待させておいて続かないというのも俺の王道w 妄想力膨らむっしょ? 地球「今頃冥は何してるのかな・・・ そうだ!ハッブル〜!?」 ハッブル宇宙望遠鏡「なんすか?いま忙しいんすけど?」 地「ちょっと冥王星を見たいんだけど」 ハ「覗きっすかw 悪趣味っすねwwwwww」 地「ちげーよwww 今何してるか知りたいだけだよ」 ハ「何って・・・公転軌道上に居るだけっすよ」 地「いいからちょっと見せろよ」 ハ「ちょwwwいくら俺でも冥王星なんて遠すぎですって」 地「カロンの食でアルベドが変化して地表面の明暗は分かるんだろうが」 ハ「そりゃそうっすけど・・・次の食まで待って下さいよ」 地「じゃあ次はいつ?」 ハ「ググれwww」
490 :
名無しSUN :2008/03/16(日) 09:04:33 ID:JkAkBasW
太陽のおかげで地球という奇跡的な惑星の生態系ができたわけだけど 今日、日曜日も太陽系の地球だからできたルールだし 太陽ってどうしてできたの?
491 :
名無しSUN :2008/03/16(日) 18:17:08 ID:Noh6+c2e
492 :
名無しSUN :2008/03/16(日) 19:10:44 ID:jk7zb19R
ずっと今まで黙っていたのですが、一つだけ聴いてほしいことがあります。 少し前に「消えたリンゴの謎」というスレッドがあったと思うのですが、 あれは「リンゴ=冥王星」のなぞなぞだと思うのです。 冥王星の自転軸が、はじめは公転面に垂直だったのが、徐々に傾いていって、 そして太陽系惑星から「消えた」ということだと思うんですね。 いかがでしょうか。ちなみに私は出題者ではありません。
493 :
名無しSUN :2008/03/16(日) 20:00:43 ID:gN2IL4Pd
∩___∩ | | ノ\ ヽ | / ●゛ ● | | | ∪ ( _●_) ミ j 彡、 |∪| | J / ∩ノ ⊃ ヽ ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ /
494 :
名無しSUN :2008/03/17(月) 21:52:31 ID:glcpu+N+
月は、夜のアーケード街をふらふらと歩いていた。 昼間とは違い、開いている店は少なく、その代わりに若者達がたむろしている。 その月の後方、距離をとりながら忍び足で後を追う水星。 水星「月ちゃん・・・そんなにふらふら歩いてたらあぶないおぢさんに声掛けられちゃうよ」 と独り言を言いながらニヤニヤしている彼女。 ??「ちょっとちょっと」 その背後から誰かが声を掛ける。 水星「はい??」 ??「君いくつ?こんな時間に何してるの?よ、良かったらおぢさんとカラオケにでも・・・(*´д`*)ハァハァ」 水星「うはwww私かよwwwwwww」 キキーッ・・・ ガチャ スタ スタ スタ スタ 「失礼。 姉に何か用でしょうか」 水星「ありゃりゃ・・・・・海王星ちゃん」 颯爽と自転車で登場した海王星は、おぢさんを鋭く尖ったナイフの様に睨み付けた。 大暗斑の如く暗く落ち込んだ闇の底の様なその目には、、もはや殺気すら籠もって見える。 おぢさん「ひッ!? い、いや!なんでもない!なんでも!」 そそくさと退場するおぢさん。 水星「目で殺すとはこの事ね」 海王星「姉さん・・・・そんな格好で出歩いては、どう考えてもこうなる事は分かっているでしょうに」 水星「う〜ん・・・月ちゃんを思う心の余り、自分の事をすっかり棚に上げてしまっていたのだよ」 海王星「そういうのは棚上げとは言いません」 水星「それにしてもよくココが分かったねぇw」 海王星「トリトン号(チャリ)で急いで追いかけましたから、大体の方向は・・・というか姉さん速過ぎです」 水星「バスなんて停留所毎に止まるんだから、楽勝♪楽勝♪」 海王星「・・・! 姉さん。 月が」 水星「うん、忘れてないよ もうちょっと泳がせてみようかね」 海王星「・・・・・単に姉さんが楽しみたいだけなのでは・・・・・・」
495 :
名無しSUN :2008/03/17(月) 21:55:27 ID:glcpu+N+
駅前。広場の噴水。その傍ら、ベンチに腰掛ける月。吐く息は白い。人はまばら。水銀灯は仄暗い。 月「(どうして、あんな事を言ってしまったんだろう)」 自問自答。いや、答えは出ない。分かっていても分かりたくない。 月は星のない夜空を見上げた。 夜の街に照らされ、低く垂れ込めた雲は、オレンジ色に霞んでいる。 月「(もう、何も分かんないよ・・・・・・っ)」 絶望感に苛まれると、また、涙が滲んでくる。 その頬に、ひとつ、水の粒が落ちた。 月「あ・・・め・・・・・・?」 正確には、それは水滴では無かった。 上空の水蒸気が寒気により凝結して結晶化し、冷やされたままの状態で地上へ到達したもの。 月「冷たいな・・・・もう、どうでもいいや・・・」 しかし、降り始めたものに呼応するように、周囲の空気も一段と冷え込みを増していった。 思わず身震いする。しかし、今はどこにも行けない。 だが、視線を落とした月の視界に、誰かのつま先が見えた。 月「! おにいt あ・・・・・」 水星「少しは懲りたかい?」 水星はニコニコと月の顔を見下ろしている。その隣には無表情の海王星。 月「見てたんだ・・・もう、ほっといてよ」 海王星「月、姉さんはお前を心配して」 水星「まあまあ、いいんだよっ 若い内は色々と悩むものさ」 月「水星ちゃんには分からないよ 私の悩みなんて」 水星「ん・・・確かにそうだ 月ちゃんの心の中身までは私には見えないからね」 月「だったらなn」 水星「だから余計な事は考えなくて済むでしょ?私は月ちゃんを保護しに来ただけだよ」 月「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 水星「別に何を話せとは言わないし、解決してあげるとも言わない 月ちゃんが無事でいてくれれば、それで」
496 :
名無しSUN :2008/03/17(月) 21:58:02 ID:glcpu+N+
雪は止んでいた。だが道端や塀の上、ポストや街路灯の笠にはうっすらと白いものが降り積もっている。 その中を三人は太陽荘に向かって歩いていた。 先頭を歩く水星。その後ろをややうつむき加減の月。その横には自転車を押しながらの海王星。 水星「いや〜寒い寒いとは思っていたけど、やっぱりまだまだ真冬だねえ」 海王星「姉さんでも寒いとか感じる事があるんですね」 水星「な、なによそれ どういう意味よう!?」 海王星「いえ、姉さんはいつも元気ですから・・・他意はありません」 水星「いつもながらなんかひっかかるわねぇ・・・・・ま、いいけど」 海王星「冥王星なら・・・もっと寒さには強いと思いますけど」 水星「あ〜冥ちゃんはね〜 すごく寒い所で生まれたからねえ・・・でもなんでアナタが胸を張ってるのよ?」 海王星「・・・え? そんな風に見えましたか?」 水星「まあ、気持ちは分かるわよ アナタが一番冥ちゃんに近しい存在だったんだし」 海王星「でも、私が居たから冥王星は遠い存在のままだった」 水星「違うでしょ・・・アナタがそこで冥ちゃんを止めていなかったら、多分もうこの世に冥ちゃんは存在してないわよ」 海王星「そうでしょうか そうであれば私は嬉しいのですが」 水星「月ちゃんだってそう思うよね!」 月「ひゃ!?」 水星「ひゃ??」 月「ごごごゴメンナサイ こっちに振られると思って無くて・・・」 水星「いやあ 月ちゃんにならわかるかなぁと思ってね」 月「私は・・・・・・・おにいちゃんにとっての重荷でしかないから・・・・」 水星「なんで、いきなりそう思うのかな?」 月「衛星としては大きすぎる私がおにいちゃんに負荷をかけ続けていること・・・」 水星「それはお互い様だよ 月ちゃんだって地球に引っ張られているじゃない」 月「でも、私はワガママで、いつもおにいちゃんの周りでうろうろして、その度に地震とか、津波とか・・・」 水星「でも、アナタはずっと、地球に顔を向け続けているよね」 月「・・・・・・・・ うん・・・」
497 :
名無しSUN :2008/03/17(月) 22:03:20 ID:glcpu+N+
水星「だったら目をそらすな 海に写ったアナタの顔は 偽物なんかじゃないんだから」 月「え・・・・・?」 急に厳格な顔つきになった水星の態度と言葉に面食らう月。 しかし。 水星「なんちゃってね 偉そうなこと言える立場じゃないしwww」 今のは芝居でしたと言わんばかりにわざとらしく、またいつもの表情に戻る。 でも月の心には水星の言葉が深く染みこんだ。 月「そっか・・・ そうなんだ・・・ 私は私なんだ・・・」 水星「ん? 何か解決の糸口は見い出せたかい♪」 月「ん〜〜〜〜 分かんない♪」 そう言いつつも、その表情は朧月の照らすが如く、柔らかくなっていた。 需要無いかも知れませんが続きは来月になると思います
498 :
名無しSUN :2008/03/18(火) 00:37:28 ID:pVUEIZ2j
GJ! 需要あるある!続き期待してます
499 :
名無しSUN :2008/03/19(水) 22:41:09 ID:5hSgpnXO
>>498 ありがとうございます
ちゃんと完結出来る様に頑張ります
500 :
名無しSUN :2008/03/21(金) 21:41:34 ID:TaAkfKtb
GJJJJJJJJJJJJ〜!星
501 :
名無しSUN :2008/03/21(金) 22:57:38 ID:dFMVo8P8
土星「なにやら近場の惑星系で大気に有機物を含んだ惑星が見つかったらしいですね〜」 地球「え?マジで!?…大根とかニンジンは!?」 木星「なんで野菜が出てくるのよ…」 土星「大気中にメタンが含まれてるらしいですよ〜」 地球「え〜!?それじゃあタイたんとかわんねーじゃんw」 土星「タイたんとは違いますよ〜 なんでも、表面温度は千度くらいあるらしいですから〜」 金星「それは暑いですわね」 水星「かなり暑いよねぇ」 地球「あんたらが言うと説得力あるわなwww」 木星「・・・何か忘れてないかしら…?(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)」 土星「(にっこり)」 地球「うわ!?負の波動を感じるッ!?」 金星「木星…土星… 生温い温暖化しか知らない地球ごときには所詮分からない世界の話しですわ」 地球「うわwさりげなく今不謹慎な事言わなかったか!? でも金星が言うとヤバイな…」 ??「■_■■■■■■__!!!!」 地球「あ…なんかコレヤバイ… タイたんじゃねーの…?」 土星「メタンの海で泳ぐのも、たまには気持ちがいいかも知れませんよ♪」 タイたん「■■■■■_■■__♪」 地球「スイマセン、生温いまんまでいいです、スイマセン」 冥王星「ふう… こっちはずっとシバレてるべさ…」
502 :
名無しSUN :2008/04/02(水) 01:42:13 ID:T8EGt49A
月「保守」 地球「する必要ねーよここではw」 月「でもなんか寂しいしさ・・・」 地球「なんでだよ」 月「新月に近付くと・・・ね」 地球「また新しい月が始まるだろが」 月「そっか・・・そうだね」 地球「ほら、みんな見てるぞ」 月「分かってるって! 冥ちゃんに負けないんだから!」 地球「なんだそれw」 月「えへへ♪」 見え見えだとは思いますが作者は月スキーw でも冥タンは大事な本編は明日から再開します
503 :
名無しSUN :2008/04/02(水) 22:26:26 ID:fFqJyvux
月「ごめんなさい」 太陽荘の食堂。地球とTU24を前にした月は、そう言って頭を垂れた。 地球「うん」 TU24「もう いいんですよ」 月「私が言いすぎたの だから ごめんなさい・・・」 地球「充分反省してるみたいだから、こいつのこと、許してやってくれないかな」 TU24「許すとか・・・私にも非があると思いますし・・・ホントにもういいんですよ?」 地球「よし、じゃあこの話はここで終わりだ 建設的な話し合いに移ろうぜ?」 TU24「はいっ!」 月「・・・うん!」 地球「と言っても、もう夜も遅い 詳しい話し合いは明日に持ち越そうか」 TU24「分かりました 皆さんにもきちんと話せるように準備しておきます」 TU24と別れ、地球と月、自室への帰り。 月「おにいちゃん?冥ちゃんの事なのに、いいの?」 地球「え?何がだよ」 月「すぐにでも話し合おうぜ!・・・って言うかと思った」 地球「ああ、実はあれからまたちょっと話しを聞いてさ すぐにどうにか出来る問題でもないらしいから」 月「どういうこと?」 地球「だからそれを明日話し合うんでしょーがw」 月「知ってるんでしょ ちょっとは教えてくれてもいいじゃん!ケチ!」 地球「お、その調子だなw いつもの月だ」 月「・・・・・・・さっきは、ごめん わたし おにいちゃんに酷いこと言った」 地球「気にすんなってwバカとか氏ねとかハゲとか妹に罵られるのはバカ兄貴の特権だからなwww」 月「ちょwハゲは言ってないしwww でもホントごめんね・・・私、おにいちゃんが一番だかr」 地球「ん??何か言ったか???」 月「////な、何でもないっっ!耳悪いんじゃないのっ!? おやすみっ!!!」
504 :
名無しSUN :2008/04/03(木) 01:21:05 ID:v3XcFjOB
地球が月と別れ、自室のドアを開けようとした時、視界の端に水色のツインテールが入ってきた。 水星「妹も帰ってきて、めでたしめでたしかな♪ ・・・なーんてね」 地球「水星・・・ありがとう でもその気味悪い笑みはやめてくれ」 水星「いやいや・・・ キミを見ていると楽しくてしょうがないのさ♪ 今にもここを飛び出して行きたそうじゃない」 地球「ぐ・・・バレバレですかそうですか・・・」 水星「分かるよ 伊達に50億年も付き合ってないさw」 彼女はそう言って、不敵に口の端を吊り上げた。 地球は、先ほどまでのおちゃらけた態度が嘘のように静まる。 地球「あの時も、俺は何も出来なかったから・・・ 今度は、チャンスを逃さない」 水星「でも焦りは禁物だよ 急がば回れ♪ 公転軌道のショートカットは出来ないんだからねw」 地球「うん いい例えだ」 水星「よし、いい顔になったじゃないか 男前だぞ♪」 そう言って彼女は、手の平で地球の頬をぺちぺちと叩く。 地球「やめてくれよ照れくさいw」 水星「ふふふ おねいさんが、ちゅーしてやろうか?」 彼女が微笑を浮かべながら唇の端をちろりと舐めると、童顔な筈の表情が、一瞬にして妖艶さを醸し出す。 地球「ばっ////ばっかやろう!!!」 水星「何を慌てているんだよwww本気にするなよw」 地球「っっーーーーーッ!!!!1!! もう寝る!!」 水星「はいはい ・・・あ、ちょっと待って!」 地球「まだなn」 ちゅ 水星「おやすみのキッスを忘れてたよ♪」 地球「!?qあwせdrftgyふじこlp;@:「」 水星「ふふはははw おやすみなさい童貞くんwwwwww」 ポールシフト寸前の地球を尻目に、意気揚々と手を振り去っていく水星。 唇に残る感触を確かめながら、しばし呆然と廊下に立ちつくす地球。 ここに、太陽系小悪魔伝説が再来した。
505 :
名無しSUN :2008/04/04(金) 23:29:01 ID:OSIYtBVD
人が居なくて寂しいなぁ・・・ でも気にせず投下を続けようか
506 :
名無しSUN :2008/04/04(金) 23:30:14 ID:mckHnm4S
見てるぞ
507 :
名無しSUN :2008/04/04(金) 23:30:24 ID:OSIYtBVD
「何をそんな所にボーッと突っ立っておりますの?私の通行の邪魔ですから、お退きになってくださいます?」 水星の去った廊下で、自室前に立つ地球に背後から声を掛けたのは金星だった。 地球「な、なんでもねえぜよ?」 金星「ちゃんと日本語で喋ってくださいませんかしら?」 地球「わ・・・悪かったな・・・退けばいいんだろ」 金星「おーっほほほ! 愚民は愚民らしく、通路の端っこで高貴な私n」 地球「おやすみー」金星「ちょっと!!」 地球「なんだよ・・・」 金星「何か色々あったらしいですわね? 私すっかり蚊帳の外で、状況が把握出来ていないのですけれど!?」 彼女は腰に両手をあてて、不満げな表情を向ける。 地球を問いつめるように前屈みになった拍子に、金色の縦ロールが揺れた。 地球「これから説明しろってか・・・?明日ちゃんとやるから、今夜は勘弁してくれないか?」 彼は、濃厚な疲労の色をわざとらしく顔に表して訴えた。 だが金星は、心底苛ついた表情をしながら地球に近付いた。 金星「月のことですわ 一体何があったんですの?」 と、何故か小声で耳打ちする様に言う。 地球「それについてはもういいの! 妙な詮索すんなって」 金星「妙でも詮索でもありませんわ! このままでは埒があきませんわね!」 地球「ちょ、お!?おいっ!?」 金星はおもむろに地球の手首を掴むと、廊下を歩いてぐいぐい引っ張っていく。 たどり着いたのは金星の部屋の前。 彼女はドアを開け、地球を自室に放り込んだ。 金星「本来であれば愚民が足を踏み入れることは万死に値する行為ですが、今回だけは特別に許可します!」 地球「別に入室の申請はしてねーよwwwww なんなんだよ急に!?」 金星「だから!月のことだと言っているではありませんかこのたわけ」 地球「たわけって・・・・ったく、しょーがねーな・・・」 金星「月は私にとっても妹の様な存在ですわ それを気にするのは当然ではありませんこと?」 地球「はいはい・・・分かってます分かってます 素直に月が可愛いから面倒見たいって言えよ」
508 :
名無しSUN :2008/04/04(金) 23:31:22 ID:OSIYtBVD
金星「べ、別に月が可愛いからとかじゃなくって!地球と似通った境遇で生まれた惑星として、衛星である月を・・・」 地球「お前には衛星が無いからな 妹が欲しかった気持ちも分かるよ」 金星「だーかーらー!!私は太陽系の一員として月のことを・・・」 地球「もういいよ・・・話す、話すから・・・」 地球は今日、月にあった出来事を一部始終話しだす。 その間金星は、静かに彼の話を噛みしめるように聞いていた。 地球「・・・とまぁ、大体こんなトコだな・・・満足したか?」 金星「・・・・・分かりました お手数お掛けいたしましたわね」 地球「いえいえ〜、お嬢様のためですからw」 金星「彼女も・・・色々と思い詰める所がある様ですから」 地球「まぁ・・・可愛がってくれれば、俺も嬉しいよ なんだかんだで金星になら安心して預けられるし」 金星「////わ、わたくしは別にそれほどの・・・地球ほどわ、で、ありませんし」 急に顔を紅潮させて戸惑う金星。 地球「日本語で喋れwww それにしても意外に質素な部屋だったんだな」 彼は金星の部屋の中をぐるっと見回した。 金星「どういうことですの?」 地球「もっとほら、お嬢様っぽく、お姫様ベッドがあったりとか、西洋の甲冑とか飾ってあるのかとw」 金星「そんな訳ないじゃありませんの! 余計な飾りは高貴な血には不要ですから」 地球「あーそうw ま、いいや これ以上いると処刑されかねんから、もう帰るぞw」 金星「そ、その通りですわ!二度と生きてこの場所には入れないと思いなさい!」 地球「マジかよwww じゃあ、おやすみ」 地球は立ち上がりドアを開ける。 だがもう一度振り返ろうとした瞬間、着ていた上着の裾を きゅっ と掴まれた。 金星「あ、あの・・・ありがとう・・・・・ごめん、ね」 そこには顔を真っ赤にして俯く金星の姿。 美しく輝くヴェールに包まれた素顔が、温室効果に晒された灼熱の大地であるように、激しく紅潮する彼女。 地球「あ、ああ・・・じゃあ、また明日な」 裾を掴む感触が、静かに消えていくのと同時に、地球は金星の部屋を出て行った。
509 :
名無しSUN :2008/04/04(金) 23:32:27 ID:OSIYtBVD
510 :
名無しSUN :2008/04/04(金) 23:33:34 ID:mckHnm4S
511 :
名無しSUN :2008/04/04(金) 23:54:40 ID:OSIYtBVD
地球が自室に戻れたのは日付が変わる寸前だった。 彼は机の引き出しから一通の手紙を取り出す。 それは、冥王星が哀英雄に収容されてから届いた手紙。 「これからは、B134340として生きていきます。」 あの時感じた憤り。そして無念の想い。自戒の念。後悔。 全てはそこに端を発したこと。 一度は収束したかに思える事態ではあったけれど、根本的な解決には至っていなかった。 そして今のこの状況。 これは果たしてチャンスなのか。これで何かが変わるのか。 まだ何も分からない。 ただ、はっきりしているのは、動き出さなければ何も始まらないという事実だけ。 携帯を取り出し、待ち受けを見る。 そこには微笑んだ冥王星の姿。 この笑顔を取り戻せるなら、どんな鉄火場でもくぐり抜けてやろう。 運命を塗り替えられるなら、どんな戦場でも生き残ってやろう。 エネルギー危機だろうが、温暖化だろうが、もう関係ない。 両極の氷が消え失せて、全ての海洋が砂漠と化しても、関係ない。 どんな姿になっても、 惑星。 ならば―――――――― 地球は自らに内包された「破戒の衝動」に身震いする。 それは、誰もが望まないだろう最後の手段。 地球だけに行使する権利が与えられた、宇宙の理。 それが持つ意味の恐ろしさに、地球は再び身震いした。
512 :
名無しSUN :2008/04/05(土) 00:03:59 ID:UU3NeUkx
こないだ「人工少女3」というエロゲを買ったんだが、3D映像の女の子の外見を自在にカスタマイズできる代物なんだ それで需要さえあれば惑星たんたちを作ってうpしようと思うんだが果たして需要はあるだろうか?
513 :
名無しSUN :2008/04/05(土) 01:47:57 ID:oQFvcrGi
みんな大好物に決まってるじゃないか
514 :
名無しSUN :2008/04/05(土) 17:15:53 ID:TSrefvKO
あるあるあるある
515 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 00:49:09 ID:MylnnPcC
創作物を作る人はみないい人なのですよ〜〜。
516 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 04:24:59 ID:zZqsogtq
>>512 wktkして待ってますよ!
PCの規制がハジマタ\(^O^)/
続きの投下がかなりめんどくなる羽目に…orz
517 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 13:42:11 ID:TjyAvd4/
518 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 19:36:26 ID:zZqsogtq
>>517 これはGJ!!
顔はみんな同じだけどw
ふいんき(ryがほぼイメージ通りです!
519 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 19:41:33 ID:zZqsogtq
――――朝。 眩しい日差しが室内に差し込んでくる。 階下から微かに漏れてくる、朝食の仕度の音と匂いで地球は目覚めた。 昨日に起きた、嵐のような一連の出来事の疲れが、未だ思考能力を妨げている。 とりあえず、いつものように部屋を出て、いつものように洗面所へ向かった。 途中、既に着替えて何かの仕度をしているTU24に出会う。 地球「・・・・・おはよ・・・・・・」 TU24「おはようございます! ・・・・あの?」 地球「・・・・・ん?」 TU24「朝・・・・弱いんですか?」 地球「・・・・・ん〜・・・・」 聞いているのか理解できているのか分からない曖昧な返事。 TU24「今夜、皆さんにお話ししますので」 地球「・・・ん?あ、あぁ・・・そうだな、ごめん」 地球はやっと言葉の読解力を取り戻したように頷いた。 TU24はホッとしたように表情を明るくする。 TU24「それじゃあ私はこれで」 地球「朝、早いんだな」 TU24「ちょっと今日は、事情があって職場の方へ戻ります あ、もちろん夕方までには戻りますので」 職場、という単語に微妙に反応する地球。 地球「ん、分かった 頼んだぜ」 一礼して去るTU24を見送った地球は、再び洗面所へ向けて歩き出した。
520 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 19:44:21 ID:zZqsogtq
洗面所には、既に先客が居た。 火星「(しゃこしゃこしゃこ)ぅい〜、ふぉはよぅ、ひふゅう(しゃこしゃこ)」 地球「おはよ・・・歯ぁ磨きながらしゃべんなよ・・・(しゃこしゃこ)」 火星「(しゃこしゃこ、ぺっ)まぁ気にすんなって・・・」 地球「今日は朝練は無いんだな・・・(しゃこしゃこ)」 火星「ん・・・ふあぁ(がらがら〜ぺっ)お前アレからどうしたんだよ 月は帰ったって聞いたけど」 地球「(しゃこしゃこ、ぺっ)帰ったよ TU24にも謝って、・・・それだけだ」 火星「・・・・・(じ〜〜〜っ)」 地球「いや、なんなんだよその目は(がらがら〜ぺっ)」 火星「なんか隠してるだろ 態度が不審だね」 地球「お、お前には関係ないだろ」 火星「ほほ〜っ? じゃあアタシじゃない誰かさんには関係あるってことですかね??」 地球「うるさい黙れどっか行け」 火星「ふうん・・・まぁいいさ・・・・・・ 便所行ってくる」 火星は歯を磨き終えると洗面所の隣のトイレに入っていった。 地球は大きく溜息を突いて、腰をかがめて顔を洗い出す。 洗い終わってタオルに手を掛けようとした瞬間、かがめたままの腰に、誰かが腕を回してきた。 地球「うひぃっ!!??」
521 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 19:47:10 ID:zZqsogtq
慌てて顔を上げて鏡を見ると、そこには水色の小悪魔が。 水星「おはようおにいちゃん♪ 今日も朝から元気だねwww」 地球「だ、だ、だ、誰がおにいちゃんか!? つか、誤解を招く発言はやめれ!!」 水星「フヒヒヒヒ〜w じゃあね〜♪」 リアクションを返す暇もなく、一瞬にして走り去る水星。 火星「・・・・・お前ら朝から何やってんだ?」 いつの間にか、背後からそれを呆然と見ている火星。 地球「な、なんでも無いッ!! からかわれてるんだよ!」 火星「何慌ててんだよ・・・ ま さ か ・ ・ ・ 」 彼女は思いっきり怪訝そうな顔で地球を見る。地球は場を繕う様にゴシゴシと顔を拭く。 地球「さ、メシ食いに行くぞ〜」 火星「なんだかねぇ・・・・・」 洗面所を出た二人の前に、ちょうど通りかかった影。 金髪の縦ロールがくるりと振り返った。 金星「あ、あら、お二人とも、おはようございます」 地球「・・・お、おう」 変に取り繕う金星と、微妙にぎこちない地球。 火星「オッス金星 てかな・・・地球・・・お前、あからさまに・・・」 地球「ささ!朝食を摂りにいくでござる!」 火星「なんだかねぇ・・・・・」
522 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 19:50:48 ID:zZqsogtq
食堂では、テーブルの上に惣菜や食器が並べられ、朝食の仕度が着々と進められようとしていた。 太陽は奥の厨房で、そして木星と月がかいがいしく準備をしている。 木星「あ、おはよ〜三人とも」 月「おにいちゃんおはよっ 金星と火星もおはよう!」 それぞれに朝の挨拶を交わすと、三人も混じって朝食の準備を整えた。 まだ来ていなかった他の惑星達が加わり、全員で「いただきます」をしてから食事が始まる。 木星「おかわりしたい人は言ってね〜」 地球「今食べ始めたばっかりじゃんw」 火星「おかわりッ!!!」 地球「うわっ!!なんだこいつ!!??」 水星「おかわりッ!!!」 地球「なッ!?食い方まで早いのかよ!!」 木星「はいはい なんで急いでるのか知らないけど、良く噛んで食べてね」 水星「やだねえ木星ちゃん 私は茶碗がこん〜っなに小さいから早く食べられるだけだよ」 火星「・・・・いや、それ絶対みんなと同じだし・・・・」 木星「あ、こら〜 天王星ったらまた食べながら寝てるし! 海王星、ちょっと起こしてあげてよ」 天王星「むにゃむにゃ・・・う〜〜〜ん・・・これ美味しいよ〜♪」ZZZ 海王星「む・・・夢でも朝食を・・・」 地球「うぐ、ぷぷっ!」 木星「地球、よそ見してたらこぼすわよ あ!ほら〜もうっ」 月「も〜、おにいちゃんって子供みたいなんだから!」 木星「ふう、相変わらずの朝食風景よね・・・・」 溜息を突く木星の隣で、太陽が微笑む。 太陽「あら、でも結構木星ちゃんも楽しそうじゃないかしら?」 それを聞いて木星は苦笑する。 それは、確かに、的を射た一言であったから。
523 :
名無しSUN :2008/04/06(日) 22:52:50 ID:zZqsogtq
ここで悩みがひとつ この後の展開で、水星以外の月を含んだ惑星達が登校する描写があるんですが、 全員同じ学園に居る設定がいいのか、いくつかに分かれている設定がいいのか 本題には絡まない部分ですが、どちらも面白そうなんでみなさんの意見を参考にしたいです
524 :
名無しSUN :2008/04/09(水) 07:55:57 ID:6KIX0eOY
全員同じよりは、一人二人は別の学校ってほうが妄想の幅が広がるなー 「ちょっとあんたの制服貸してよ、私もそっちの学校に行ってみたい」 「うちの学校ってなぜか進学に力を入れてるのよね……」 「そっちの学校の制服って可愛いよね」 他色々。妄想が膨らみます。
525 :
名無しSUN :2008/04/09(水) 12:21:58 ID:I3D7bwm1
うーん、同じ学校でも制服は自由派。
526 :
名無しSUN :2008/04/09(水) 18:22:26 ID:/ehUlL+x
そもそもみんな学生さんなのか? 明確に学校の制服っぽいのを着てるのは水星と海王星だっけ
527 :
名無しSUN :2008/04/09(水) 20:16:56 ID:aoyPLEw2
>>523 です
制服の話題ばかりでワロタwww
ビジュアル面に関してはそっち方面の職人さんにお任せしますw
校内でのキャラ同士の絡みは少なくなるけど、別の学校っていう設定がいいでしょうかね?
金星はお嬢様学園、土星は農業高校、みたいなw
>>526 一応、VIPスレ当時からの俺設定では
@水星は長女で唯一学校を卒業しているが、制服(に似た服?)を常に着用
A金星、地球、火星、木星、土星は3年生
B天王星、海王星、月は2年生
C冥王星は地球の三つ下
という感じでした
528 :
名無しSUN :2008/04/10(木) 00:02:08 ID:/ehUlL+x
それ見てふと気になったんだが年齢順は太陽系の並び順と同じなのか? 絵のイメージが定着してるから、たとえば水星が木星より年上とか言われてもしっくりこないんだが……
529 :
名無しSUN :2008/04/10(木) 11:51:36 ID:WnEvHPZ5
>>528 SFなんかではよく木星は太陽系の長男とか表現されるな。
530 :
名無しSUN :2008/04/10(木) 12:49:41 ID:EsWjCcaf
まあ設定の好みなんて人それぞれか 俺の場合は地球が出てくるSSはちょっと敬遠しちゃうし
531 :
名無しSUN :2008/04/10(木) 13:27:08 ID:PA6j21bc
>>528 水星に関しては外見と中身のギャップがあったら面白いかなとw
基本、当時に出た意見の中からチョイスしてできた設定です
だから月以外は敢えて年齢=並び順を選びました
木星に関しては確かに姉的要素がふんだんにあるんですが
それについては性格付けでカバーしています
>>530 人それぞれの好みの最大公約数に合わせていくのは大変ですねw
よければ地球が出てくるSSを敬遠しちゃう理由をkwsk
532 :
名無しSUN :2008/04/10(木) 18:27:26 ID:EsWjCcaf
>>531 いやー、女の子ばっかりだったらほのぼのコメディでも、男が入るとラブコメ風味になるじゃない
それが悪いと言うわけじゃないんで気にせずSS頑張って下さい
533 :
名無しSUN :2008/04/10(木) 20:05:42 ID:PA6j21bc
>>532 なるほど・・・
元々あったerg的要素を重視し過ぎたのかな
地球の立場は、冥王星を愛おしく思うスレ住人の代行者というイメージでした
貴重な意見ありがとうございます
ほのぼのなSSも書いていこうかな
長編の合間にある1レス限りのSSもほとんど俺ですからw
534 :
名無しSUN :2008/04/10(木) 21:22:05 ID:G6u3/TZx
>>533 を見習って俺も何か書くお!
でも明日以降から頑張るお!
535 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 00:28:36 ID:Q5EB2nTq
536 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 04:48:56 ID:ejI7eUon
なん・・・だと・・・? 一日一行しか進まないよ!
537 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 07:28:56 ID:ejI7eUon
「報告を」 「……ハ、はイ……」 「報告をッ!」 「は、ハッ! 第一、及び第二、第三部隊は私ヲ残し全滅しマシタ!」 「そんなことは見ればわかる! なぜ太陽系などという辺境の奴らに全滅させられるのだ!」 「も、申し訳ごザイまセン……!」 「奴らはそれほどの数だったというのか? それほどの武力を持っていたというのか!? 一体どれほどの軍勢だったというのだ! 報告をしろ第三部隊隊長!」 「た、タった一人に、ヤられまシタ……」 その言葉に会議室は騒然となった。 「……ばかな、ありえん」 「奴は……アア、奴は、化け物でス! あンなの、ミみ、見たこトナい!」 彼は取り乱していた。 目の前にずらりと並ぶ上官たちに気圧されているわけではない。 果てしなく続く階級の、その頂上に君臨する総司令官を前にしていたからでもない。 そこに喉がついている奇跡を何度も確かめるように、彼は自分の喉を何度も掻き毟っていた。 「あれは――」 虚ろな目で語りだす。太陽系へと侵攻した先ほどのことを。
538 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 07:29:28 ID:ejI7eUon
簡単な任務だった。未開の地を文明の利器でもって制圧するだけの、そう、軍事演習にもならない任務だった。 投石しかしてこない類人猿を、爆撃機で掃討するようなものだと誰もが思っていた。 「敵影確認しました。数は一、これは……変なマントと帽子を身につけています」 「拡大して全兵士に転送しろ」 「はい」 直後、右目に備え付けられた擬似視野へと立体映像が転送された。するとそれを見た兵士のほとんどが声を上げて笑い出した。 「ワハハハハ! こいつはいい! 魔女さんがお待ちだ! ワハハハ!」 「まさか何億年前も前に廃れた魔術信仰を、な、生で、ぶはっ、生で見れるなんて、ギャハハ!」 警戒などありえない。油断するなと言う方がどうかしている。 あまりにも滑稽すぎる敵の姿に、隊長という肩書きを持っている男ですら失笑を漏らしてしまった。 「ふっ……これでは意思の疎通すらできるかどうか」 「どうします?」 「意思の疎通ができるほどの知能は無かった。上にはそう伝える」 一つ咳払いをし、彼は命令を下す。 「全員突撃!」 それが悪夢の始まりであった。
539 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 07:30:09 ID:ejI7eUon
女。いや、少女と呼ぶべきだろう。 完全武装した兵士たちが、そのたった一人の珍妙な衣装をまとった少女に向かって走り出した。 津波が砂の城を飲み込むようなものだ。悲劇も惨劇もありはしない。ただの物理法則のような蹂躙。 が。 先頭を走る男の頭が、きれいに消失した。頭部の消えた身体はそのまま七歩進んだところで倒れた。 その後ろを走っていた男は、全身がサイコロの大きさへと刻まれた。不思議と血は出なかった。 ある男は皮膚の内側にあるものがすべて溶け、ある男は臓器がすべて引っくり返り、ある男は全身に数千の風穴が開いた。 「……あ?」 間抜けな声をあげたのは突撃命令を出した男だった。目の前で何かが起きている。しかし何が起きているか理解できない。 「……あ?」 そう声を出して、脇にいる情報処理隊長へと目を戻すと、ちょうど全身の骨がきれいに取り出されているところだった。 肉の塊が音を立てて崩れていく。 「……ああっ!?」 一歩後ろへよろけた。何かが背中にぶつかった。それが地面だと認識したのは、遠くに故郷の星が瞬いていたからだった。 転んだのか、転ばされたのか、それすらも理解できなかった。
540 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 07:31:18 ID:ejI7eUon
男の視界に真っ黒い影が入ってきた。目だけがくり貫かれたように、鈍色を帯びていた。 「おまえが一番えらい人か」 「……あ、が?」 「ん? 違うのか? じゃあ――」 いつの間にか喉元に突きつけられている杖の先端。そこに少しだけ力が加わった。 「そうです! 私です!」 「声が大きい」 少女はそう言うと同時に、杖を地面まで突き刺した。男の喉に通り道が一つ増える。 「――――げッ! アアアアアアアッ!!」 「うるさいってば」 杭のように打った杖を、ぐりぐりと掻き回す。 これ以上騒いだら更に酷い目にあうだろうと、男は思考の失いかけた頭で辛うじて察知した。 「なんでこんなことした」 問われても、喋られるわけがない。 「こら、黙るな」 とうに頚椎など粉砕されている。 頭と身体がくっついているのは、離すまいと必死に頑張っている千切れかけの繊維のおかげだ。 「おまえ、なかなか強情だな。地球みたいな奴だ。うりうりうり」 男は激痛の中で見る。少女の瞳に、場違いなほど楽しそうな色が浮かぶのを。 気を失うような激痛と恐怖。しかし、なぜか意識だけははっきりとしている。 そして肉片となった兵士たちの言葉を思い出すのだった。 ――魔女。
541 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 07:32:15 ID:ejI7eUon
「ふう、久々に面白かった」 二時間、彼女は男の体を弄り倒した。 拷問などではない。普通なら即座に死んでしまうものは拷問とは呼べない。 「よし、帰っていいぞ。喉は自然とくっ付く。お前うるさいからここじゃくっ付けない」 少女は杖を軽く持ち上げて、ちょん、と男を突いた。 「気づいたら、私は、自分の家に帰ってきていました!」 騒然としていた会議室は、今は男の悲鳴のような声しか響いていない。 喋っているうちに、声の出し方を思い出しのだろう。先ほどよりは幾分だけ発音が良くなっていた。 「……ばかな」 「そ、そして、その魔女は最後にこう言いました」 「なんだ」 男はごくりと唾を飲み込む。今にも飛び出してきそうな怖気と共に。 「おまえたちは――ぐ、が」 「どうした!」 突然、白目をむいた男の口から少女の声が漏れる。 『おまえたちは運が良い。私だから全員痛みを感じずに消えた。 これが火星なら、全身の骨が破砕する痛みで発狂していただろう。 これが海王星なら、指先からミリ単位で切断される痛みを味わっただろう』 これには、さしもの総司令官も尻餅をついた。 『太陽さんなら、徐々に血液が沸騰していっただろうし、 地球なら……地球なら……うん、お前たちは私で運が良かったな』 言い終わると男は崩れ落ちた。 「総司令官、ど、どうしましょうか」 「……た、太陽系には、関わるな」 「……はい。記録のほうは、どうしましょうか」 「好奇心は己を殺す、か。忘れたほうが良い。太陽系など無かった」 「そ、そうですね」
542 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 07:33:12 ID:ejI7eUon
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 , ─ヽ ________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ |_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________ ||__| | | \´-`) / 丿/ |_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/ |__|| 从人人从. | /\__/::::::||| |_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/|| ────────(~〜ヽ::::::::::::|/ = 完 =
543 :
名無しSUN :2008/04/14(月) 07:41:46 ID:ejI7eUon
ほら、以前Fの人が作ったゲームあったじゃない……? 最初はあれを書こうと思ったんだ……。あんな感じの。 そしたらなぜかこんな風に!落としどころもわからなくなってしまったよ! 出直してくる\(^o^)/
544 :
名無しSUN :2008/04/16(水) 01:57:58 ID:G9IHI5SK
>>543 いやいやGJ
よもやそういう展開に持って行こうとはw
ハートフルラブコメのほほん展開にばかり気を取られ過ぎていたみたいです
これはこれでいい刺激になりました
545 :
名無しSUN :2008/04/18(金) 00:01:21 ID:VXhFPHBQ
以下、いきなり最終回w
546 :
名無しSUN :2008/04/18(金) 00:01:45 ID:VXhFPHBQ
「ほら、ここが初めて会った場所だよ」 その薄闇に浮かび上がるのは幾千、幾万という花弁の乱舞。 「俺達が邂逅を果たすには、これ以上ない舞台だな」 現世の春を謳歌する、常世の黎明。 そこで、出会った。 「こんな夜も、悪いものじゃないでしょ?」 彼女はそう言って、屈託無くわらう。 背後には闇を纏い、それを覆い尽くすかのように流動するのは。 「朝は二度と来ないんだぜ?」 「分かってる!・・・でも、こうしてまた、ふたりで会えたじゃない」 なぜか、なみだが、でた。 「それが・・・全ての破戒の上に成り立つものだとしても、か」 彼女も、泣いていた。 「でも、それでも」 言葉が詰まる。 精一杯の強気で、渾身の強がりで、乾坤一擲に発した言葉は。 「みんな・・・私は太陽系が大好きだよ」 乱舞する花弁は蒸散した太陽の残骸。 覆い尽くす闇に流動するのは骸と化した惑星達。 焼けた鉄と成った、かつて水の惑星と呼ばれた星は、それでもやはり惑星だった。 「・・・あぁ、分かってる どうなっても、冥を愛すると誓ったから」 「地球くん・・・私には、もう、こうすることしか出来ないけど・・・」 二人の距離が限りなくゼロに近付く。 「もう・・・終わりにしようか」 宇宙の片隅の、ちっぽけな恒星系で起きた最期の衝突。 しかしそれは。 いつか誰かが感じた、全てを凌駕し心を飲み込み、艶やかな美を放つ夜桜が散るかの如く。 すべての煌めきを そこに内包していたのだ。
547 :
名無しSUN :2008/04/18(金) 00:02:32 ID:VXhFPHBQ
〜糸冬 了〜
548 :
名無しSUN :2008/04/19(土) 23:41:09 ID:C53bzZj4
まだ終わらんぞい。もうちょっとだけ続くんじゃぞい。 よし、これで無限に続けられる。
549 :
名無しSUN :2008/04/20(日) 17:13:24 ID:D8gyhSxI
久々にきたけど500越えたんだな
550 :
名無しSUN :2008/04/27(日) 20:04:25 ID:QgKSq5cl
保守
551 :
名無しSUN :2008/04/29(火) 12:52:55 ID:PMxp2COw
ageんな 保守sage
552 :
名無しSUN :2008/04/29(火) 21:02:13 ID:1y+LEA2y
え?
553 :
名無しSUN :2008/05/05(月) 22:49:29 ID:3YHOk9o1
〜 再 開 〜
554 :
名無しSUN :2008/05/05(月) 23:11:18 ID:3YHOk9o1
「いってきま〜す!」 水星を除く他の面々は、登校のためにそれぞれ太陽荘を出て行く。 惑星の中でも、金星、木星、土星、天王星は違う学校で、その他は月も含めて同じだ。 水星「いってらっしゃ〜い♪」 太陽と、既に学生ではない水星が玄関で見送る。 地球「なあ、前から疑問だったんd」 水星「世の中には知らなくていいこともあるんだよ♪」 地球「ぐ・・・っ・・・」 機先を制して質問を阻まれた地球はぐうの音も出ない。 火星「お〜い置いてくぞ地球〜!」 火星の声に振り向き、それじゃあと手を振りながら玄関を飛び出した。 それと入れ替わる様に木星と金星が玄関に出てくる。 長身の木星はちょっと古風でオーソドックスな紺のセーラー服だが、スタイルの良さがそれを地味に感じさせない。 金星は上品な装飾が施された濃緑色のブレザーを優雅に着こなしている。 水星「はふぅぅ・・・いつもながら素敵だわっ・・・マイシスタ〜達よ ////」 木星「水星姉さんもいつも可愛らしいわよw」 水星「やだも〜木星ちゃんってばお世辞が上手なんだからぁ〜 ////」 金星「(ついていけない・・・)ほら、さっさと行きますわよ!・・・って、土星はどこに行きましたの?」 金星は周囲をきょろきょろと見回す。 土星「すいませ〜〜〜〜ん!」 奥からゴシック調の黒い制服を着た土星がバタバタと走ってくる。 土星「す、すいません!少し畑をいじっていたら時間に遅れてしまいまして・・・?みなさんどうかしましたか?」 彼女は自分に注がれる周囲の視線が明らかにおかしいことに気付く。 そして必死で笑いを堪えている事にも。 水星「っぷ・・・・ぷぎゃ〜!!!土星ちゃんそれ!頭!!」 木星「どれだけ慌ててたのか知らないけど・・・ふふふっw 土星らしいわね」 金星「まったく・・・相変わらずですのね」 金星までもが苦笑いしている、その原因とは・・・
555 :
名無しSUN :2008/05/05(月) 23:14:22 ID:3YHOk9o1
土星「え?え?なんでしょうか?」 木星「あなた、学校にまでそれかぶっていく行くつもり?」 木星の一言で土星は自分の頭の上に乗っている物体にようやく気付く。 そう、彼女の頭には畑いじりの時にかぶる麦わら帽子が乗っかったままだったのだ。 途端、耳まで真っ赤になる土星。 その麦わら帽子を水星が背伸びしてひょいと取り上げた。 水星「ほら、これは私が部屋に戻しておくからさ」 土星「あ、ありがとうございます水星姉さん////」 金星「ほら、行きますわよ」 金星の言葉に促されるように二人も靴を履いて玄関を出て行った。 三人は学校こそ別々だが方向は一緒だったので、いつも同じ時間に太陽荘を出るのだ。 水星「さて・・・そろそろ眠り姫を目覚めさせる王子様の参上だねぇw」 彼女はにんまりとしながら門の外に視線を向ける。 と同時に自転車のブレーキ音と豪快に上がる土埃。 海王星と彼女の愛馬トリトン号が、軽快に門柱をドリフトでかわしながら入場してきた。 海王星「姉さん、天は?」 水星「まだ起きてこないにゃ〜w」 その言葉に溜息を突きつつ、自転車のスタンドを立て、太陽荘に入る海王星。 しばしの間の後。 「おきろ〜〜〜〜!!!!」「ふぎゃ〜〜〜!!??」どったんばったん! 「早く着替えろ!!」「うぅぅぅぅぅうううう」ばたっ!がらがらがら・・・・ 水星「海王星ちゃんも大変だねえw 毎日朝練のあとにまた帰宅して天王星を起こしに来るんだから」 太陽「私が起こすからって言っても、手出しは無用の一点張りなのよねぇ・・・」 水星「好きにやらせてあげればいいでしょw あそこまでアクティブな海王星ちゃんを見られるのはこの時だけだしw」 海王星「歩きながら寝るなぁぁぁぁあああああ!!!!!」
556 :
名無しSUN :2008/05/05(月) 23:17:10 ID:3YHOk9o1
時間は少し戻って。太陽荘を後にした地球、月、火星は学校に向かって歩いていた。 昨夜の雪が嘘のように空気は緩く、街路樹の朝露が輝く穏やかな朝だ。 地球「なあ 火星?」 火星「ん?どした?」 珍しく地球から何かの問いかけがあることに多少の違和感を感じながらも火星は返事をする。 地球「TU24のこと・・・どう思う?」 彼は余り表情を作らず、前を向いたままで問いかけた。 真意を図りかねながらも、火星は一考する。 火星「一言で言えば、不安、だな」 地球「そう、か」 火星「もう少し突っ込んで言えば」 地球「・・・ん?」 火星「お前が一人で抱え込んでいるものは、多分同じようにみんなも思ってることだぜ?」 その言葉を聞いた地球は、初めて表情を変えた。 それは、 安堵。 地球「そか・・・・・わりぃ、お前にまで気ぃ遣わせてた」 火星「らしくねえなぁ〜、太陽系第三惑星ともあろうお方がw」 地球「いや、関係ねえしwww ま、ありがとう」 お互いに苦笑いしながら冗談めかして軽いパンチを繰り出す二人。 その様子をまた、苦笑しながら見つめる月が居た。 地球「お!?あれは!!」 三人の脇を猛スピードでトリトン号に乗った海王星が通り過ぎていく。 火星「いつもの朝の光景か・・・」 月「天王星ちゃん、今日は起きれたのかなぁ・・・?」 地球「いや・・・多分・・・・」 火星「無理だろうな・・・・」 風を切って遠ざかる海王星の後ろ姿を眺めながら、本日何度目かの、苦笑い。
557 :
名無しSUN :2008/05/07(水) 01:21:24 ID:Kjfkry3D
金星「じゃあわたくしはここで」 駅前のバスターミナルで彼女は他の二人に別れを告げた。 ここから三人は別々の経路になる。 金星の通う学校は名門で知られるお嬢様学園。 育ちの良い良家の娘さん達が集まる女子校だ。 学園行きのバスに乗り込むなり、周りの生徒達が声を掛けてくる。 生徒1「金星さま、おはようございます!」 生徒2「金星さま、今日もお綺麗ですね////」 金星「おはようございます皆さん、今日はいいお天気ですわね」 金星が言葉を発しただけで下級生同級生問わず、生徒達はにわかに高揚する。 そんな特別扱いを、毎日のように受けているのだ。 (太陽荘が気楽でいいですわね・・・それにアイツならこんな特別扱いは・・・・・・!?っつっ・・・・っ!?) そこまで考えて思考が停止した。 自分は今、一体ナニを考えていたのか。 生徒1「金星さま?どうかなさいましたか?」 心配げに彼女を覗き込む生徒。 金星「な、なんでもないですわ!ちょっと、考えごt・・・いえ!今日の課題について考えていましたのよ(にっこり)」 あくまでも優雅に取り繕う金星。どう考えたって怪しいのだが、生徒達は彼女に対して盲目だった。 生徒3「流石は三年連続のミス学園ですわ・・・とても敵いません」 生徒4「私達と競べることすら出来ないレベルの存在なのよ・・・」 生徒1「ス・テ・キ・!////」 すまし顔をしながらも、心の中では大きく溜息を突く金星。 しかしこれもまた、彼女の日常に過ぎない。 大きな溜息の理由は・・・彼女を翻弄する誰かの存在に他ならないのだから。 (認めませんわ・・・あんな奴にこの私が・・・・っ) と、思考を開始したとたんによぎる誰かの顔と声。 そんな葛藤が、学園前にバスが停車するまで繰り返されるのであった・・・。
558 :
名無しSUN :2008/05/07(水) 01:38:10 ID:Kjfkry3D
以下に木星のパートが続きますが、もしかすると違和感があるかも 太陽荘では穏和でまとめ役なお姉さん的立場ですが、学校ではアクティブで自由奔放な感じになります まとめでも意見が統一されていませんでしたので、思い切ってハジケさせていただきましたw
559 :
名無しSUN :2008/05/07(水) 01:42:45 ID:Kjfkry3D
木星は駅から徒歩で十分ほどの場所にある私立校に通っていた。 商業科をメインとするこの学校は、就職率が高いながらもハイレベルな教育で知られた伝統ある学校だ。 校門をくぐるとすぐに同級生が駆け寄ってくる。 ??「もっくせ〜い!おっはよ〜♪」 木星「おはようイオ!どうしたの?テンション高いねw」 ????「おっす木星!あのさ〜こいつ昨日カリスト君に告ったんだって!!」 木星「あ、エウロパ!嘘〜?マジで?それでそれで?どうだったの!?」 イオ「えへへへへへへへw」 エウロパ「このニヤケ顔見てやってくだせえな・・・そりゃ潮汐力でガスも噴出するってーの!」 木星「こ〜いつ〜!隅に置けない奴め!!」 そう言ってイオの脳天の辺りをこづく木星。 イオ「痛いイタイ痛い!木星、位置高いタカイ高い!潰れる!重力で潰れる〜」 ありがち(?)な女子の盛り上がりの最中、そこに近付く一人の男。 ??「なんだよ朝っぱらから騒がしいな・・・」 木星「!・・・おはよ、ガニメデ 今日は早かったんじゃない?」 木星は不敵な笑みを浮かべてその男、ガニメデを見つめた。 ガニメデ「心がけから変えていかないとお前には勝てないってことに気付いたんだよ」 木星「あらら、随分気付くのが遅かったんじゃないかな?」 ガニメデ「くっ・・・よし!木星!今日一本目の勝負だ!!」 イオ「い、いきなり!?」 エウロパ「アンタも懲りない男よねぇ・・・」 木星「ふふ・・・、受けて立つわ!」 ガニメデ「こっからダッシュして先に教室に入った方が勝ちだ! エウロパ!スターター頼んだぜ!」 エウロパ「またアタシかい・・・ はい、れでぃ〜〜〜〜〜」 木星はイオにバッグを渡し、スタートダッシュの態勢をとった。 エウロパ「GO!!」どひゅううっっ!!! もの凄い勢いで飛び出していく二人。
560 :
名無しSUN :2008/05/07(水) 01:53:03 ID:Kjfkry3D
校門から正面玄関に向かって走っていく二人を周囲の生徒達は、またか、という眼差しで見ている。 ガニメデ「今日こそ負けねえぜ!俺には秘策があるんだ!!」 木星「喋ってる暇があるならもっと早く走ってみなさいよ!」 走る速さでは木星の方がガニメデを一歩以上リードしていた。 玄関に入り、靴箱に突進する二人。 ここで上靴にいかに早く履き替えるかが勝負のポイントになる、のだが。 木星「!?っ・・・・無い!?上靴が無い!!」 木星はハッとしてガニメデの方を見る。 彼はニヤリと嗤っていた。 木星「ガニメデ!!お前!卑怯だぞ!!!!」 物言わず上靴に履き替え教室に向かうガニメデ。 木星「そうか・・・このために早起きを・・・」 その時後を追ってきた二人が叫んだ。 イオ「木星!負けないで!!」 エウロパ「あんな奴に負けるな木星!!」 木星「分かってる・・・絶対私は勝つよ!」 その時、ちょうど登校してきた同級生、カリストの姿が目に入った。 木星「!?・・・・(ニヤリ)イオ!アンタのダーリンちょっと借りるよ!」 カリスト「え?・・・え!?ええっ!?」 猛ダッシュで階段を上がり二階の教室の前まで来たガニメデ。 背後に気配が無いのを確認して悠々とドアに手を掛ける。 (遂にこの時が来た!三年間虐げられてきた俺の無念が今、遂に晴らされる時がッ!!) ガラガラーッ ガニメデ「おはよう皆の衆!!今日はとても天気が良くてきもt」木星「気持ちいいよねえ」 そこにあるのは信じ難い光景。 華麗なる謀略で置いてきぼりにしたはずの太陽系第五惑星が、目の前の教卓に肘をついて悠然と立っている。 ガニメデ「あれ?・・・・・おや?」 木星「覚悟はいいかい?・・・坊や?」
561 :
名無しSUN :2008/05/07(水) 01:57:41 ID:Kjfkry3D
つかつかと迫ってくる木星の姿には鬼気迫るものがあり、 女子でありながらクラス一の長身でもある彼女に見下ろされると類い希なる重圧を感じてしまう。 ガニメデ「あうあうあー」 木星「ハイソが汚れちゃったじゃないの・・・弁償してよね」 ガニメデ「ぐっ・・・また負けたのか俺は・・・ で、でもどうして!?」 木星「この教室が正面玄関の真上にあるってことは知ってるよね?」 ガニメデ「あ、あぁ・・・・・・・・ま、まさか・・・!?」 木星「通りすがりのカリストに手を借りて、玄関ポーチの上によじ登ったのよ・・・ そして窓から侵入w」 ガニメデ「なっ!?なんつー常識外れな!?」 木星「え?反則技使ってまで勝とうとする誰かさんには言われたくないわねえ」 ガニメデ「すいませんでした」 木星「と言うわけで早く上靴返してくれる?」 ガニメデ「わ、分かったよ・・・」 ごそごそと懐から上靴を取り出すガニメデ。 木星「ちょwww猿wwwwwwww」 ガニメデ「折角だから匂いもチェックさせてもらったからな」 ばっち〜〜〜〜ん!!!! ガニメデ「ぎゃあっ!!??」 木星「この変態!!変態!!変態!!変態!!」 暴風のように暴れ出す木星を引き留めるのに必死なクラスメイト達。 イオ「はぁ〜あ・・・こういうのも愛情表現って言っていいのかなぁ?」 エウロパ「歪んだ愛情だけどね・・・」 カリスト「あれはあれでいいコンビだと思うんだけどなぁ」 イオ「私達よりも〜?」 カリスト「え?いや、ははは」 エウロパ「おのろけはどっかあっちでやってくれ」 木星「も〜ぅ、なんで私ってこんな役回りばっかりなのよ〜!!」
562 :
名無しSUN :2008/05/07(水) 11:21:35 ID:hcjRYz5J
学校ktkr 今後も期待しています。