道内、大荒れ 佐呂間で暴風雨、平地で雪も 2006/11/11 23:42
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061112&j=0022&k=200611115360 発達中の二つの低気圧が一つにまとまり、北海道に近づく影響で、道内は十二日明け方から夜にかけて暴風が吹くほか、
太平洋側東部を中心に大雨が降るなど大荒れの天候となる見通しだ。同日午後からは日本海側やオホーツク海側の平地で
雪が降る恐れもあり、竜巻被害を受けた網走管内佐呂間町若佐地区では十一日、復旧作業にあたる住民が不安を募らせた。
札幌管区気象台によると、予想される最大風速はオホーツク海側で二二メートル、太平洋側東部で二○メートル。
太平洋側東部とオホーツク海側南部では一時間に五○ミリの非常に激しい雨が降り、
十二日午後六時までの二十四時間雨量は一五○−二○○ミリに達するとみられる。
暴風雨が予想される佐呂間町若佐地区では十一日、竜巻に飛ばされた屋根部分などを覆うビニールシートを
固定するなどの作業も応急工事と並行して行われた。二階建て住宅の玄関と一、二階のガラスが竜巻で割れ、
板を張って応急措置している瀬戸竹安さん(76)は「雨より風が不安。あの日から、ちょっと風が吹いても気になり、
二階で寝ているが落ち着かない」と話していた。
低気圧の影響で十一日午前七時四十五分羽田発新千歳行きの北海道国際航空(エア・ドゥ)が離陸時に被雷。
乗客百五十一人、乗員六人にけがはなく、新千歳空港に到着した。
このほか乱気流発生などのため道内発着の六便が欠航し、約八百七十人に影響が出た。