>>238 >もしかして、長焦点反射って精度との戦い?
精度と言うか、長い筒共通の、たわみと強度の妥協点の戦い。
長い筒は、多段式ロケットの燃料みたいなもので、
たわまないような丈夫な材質が良い→丈夫な材質は重い。自重でたわむ。→
たわまないような もっと丈夫な材質のものを→もっと重くなって自重で(以下繰り返し。
15センチF10あたりが限度かと。
天文台クラスの赤道儀に載せるなら、20センチF10もありでしょうけど。
経緯台+部分赤道儀にして、たわみを一方向のみ対応で済ませる手もあるけど。
パラボラニュートンの欠点は、「コントラストが低い」これにつきる。
市販品でも、以下の方法でコントラストがグッと上がる。
1)鏡筒内部、接眼部の反対側に植毛紙を貼る。
2)ドロチューブと(ついていれば)延長チューブの内側に植毛紙を貼る。
(10センチF10で36.4ねじ込みドロチューブの場合、ドロチューブ斜鏡側に
25ミリ=斜鏡径の穴を開けた絞りを付けるとモアベター。ただし、
超広角接眼レンズを使ったときに周辺減光があるかも)
3)接眼部が鏡筒の開口部に近い場合は、内側に植毛紙を貼ったフードをつける。
(あまり長いと逆効果)
4)鏡筒のお尻付近内部にも植毛紙を貼る。
5)斜鏡、主鏡のコバや枠をつや消し黒で塗る。
光学オタは5にのみ注目しがちだし、マニアは「スパイダーを細く」とか言うけど、
それ以前に、実は1と2の方が ずっと効果があるのだ。
自作、または半自作の場合、「一回り太い筒を使う」という手もある。
15センチで鏡筒径230ミリとか。
筒内気流は、昔の西村製みたいに、主鏡付近に開閉可能な窓をつけるとか。