将来の海面上昇6メートルにも 予測超えると米チーム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060324-00000032-kyodo-soci 地球温暖化でグリーンランドや南極の氷床が解けて起こる
海面上昇のペースはこれまで考えられていたより速く、
将来的には現在より6メートルも高くなる可能性があるとのシミュレーション結果を、
米大気研究センター(NCAR)やアリゾナ大などの研究チームがまとめ、
24日付の米科学誌サイエンスに発表した。
チームは過去の堆積(たいせき)物分析などから、
地球が温暖だった13万年前ごろの間氷期の気候や海面の高さを推定。
コンピューターを使った気候や氷床のモデルと組み合わせ、氷の融解が海面上昇に与える影響を予測した。
その結果、2100年には北極の夏の気温は、前回の間氷期と同様に3−5度程度上昇。
海面上昇は100年間で1メートル以上と、現在のペースを大きく上回る速度で進み、
将来的には4−6メートル程度に達する可能性があるとの結果が出た。
(共同通信) - 3月24日7時20分更新