517 :
名無しSUN:
甲府のパターンは本当に極端ですな
いつもありがとうございます
518 :
名無しSUN:05/02/09 17:38:36 ID:NGZqTMI/
今日は図書館に寄った序でに昔の新聞の縮小版を眺めてました。
1984年1月〜2月、1969年3月などの。
いやあ〜、面白かったです。気象とは関係ない記事の写真でも雪化粧してるしw
1984.1.26(毎日新聞)
「珍しく皇居のお堀が十九日の大雪からすでに一週間も凍っている。・・・」
ってありえないww。全面結氷らしいしw
1984.2.19(毎日新聞見出し)
「大雪 うんざり5回目」
羨ましい...
1969.3.12(日経新聞見出し)
「しつこい寒気団”台湾坊主”がいたずら」
同日(毎日新聞見出し)
「台湾坊主大荒れ・・・”雪戦争”」
この頃は、普通に「台湾坊主」って使われてたんですね。
1984.1.19(毎日新聞)
「積雪量23区に厚く、多摩に薄く」
ってのもありました。低温ならではですね。
十九日午後八時の積雪(都建設局調べ)
多いのは、
足立区25.5cm 品川区23.5cm 豊島区23cm 武蔵村山25cm
東村山24cm 八王子23cm 立川23cm
少ないのは、
町田18cm(午後3時に22cm) 青梅18.5cm 五日市18.5cm
だそうです。
区部は軒並み21cm以上、檜原では午後3時の20cmが最高と書かれてありました。
520 :
目低愚老爺:05/02/09 21:28:08 ID:VHLJG3BN
>クズミンさま
ようやく本調子に戻りつつありますので超亀自己レスですが482の補足を〜
葉木は行政区域としては熊本県八代郡泉村で標高930mですが、1963.2.4には
民家に物損を与える雪崩が発生し、「災害」として記録に残る限りでは最南端
での事例とされております。
なお、日別の降水量は1日から30.6,19.2,13.2,31.3,78.6,82.1,41.3,44.4,
115.2,45.9,48.4,60.5,53.8,75.3,156.7,36.1,21.7,41.5,14.7,21.6,12.1,
26.9,20.0,19.5,12.5,12.3,19.6,12.2,12.4,12.1,12.3 以上合計1204.0
ちなみに無降水の日はゼロでありますので、日付は略させていただきました。
レスが滞りっぱなしですが、雪スレの方での約束を果たしておりませんので、
過去寒波への本日の書込みはこれにて〜m(__)m
521 :
目低愚老爺:05/02/11 23:36:47 ID:pbuz2Y3J
かめれすですが、1940年と1945年の両年の低温、特に東北地方のを論じるなら
水沢緯度観測所のデータを落すわけにはいかないと思います。
何故なら商売上移転が有り得ない?という点で、殆どの気象官署に優って理想的と
もいうべきデータだと思いますので〜^_^;
ちなみに1902〜1960の第一位の低温は、45.1.28-21.7℃、続いて40.1.22の
-21.5℃となっております。
他に1940年1月の岩手県下の低温では、福岡1.25-23.0℃、沢内1.21,22-20.5℃
一ノ関1.22-17.0℃、千厩1.21-21.3℃といったところ。
1945年1月の岩手県では、荒屋1.27-21.5℃、軽米1.27-24.8℃、岩泉1.22-20.0℃
一ノ関1.28-18.0℃、千厩1.26-21.0℃など2月を省いても両者甲乙付け難いですね。
ところが日本海側の秋田県などをみると1940年の場合は影が薄くなるのに対して
1945年は-20℃台の区内観測所がやはり多くて、原因的にちょっと興味深いです。
522 :
名無しSUN:05/02/12 00:39:52 ID:hl/YbGH7
1980年一月
福井県大野郡和泉村は、豪雪孤立!自衛隊出陣。
福井市で240cm 積雪。
523 :
名無しSUN:05/02/12 01:32:11 ID:12/eF1FK
皇居の水、1988年1月にも凍ったような・
524 :
目低愚老爺:05/02/12 18:45:51 ID:3z/+Igzr
>>521 水沢の気温の記録について補足しますと、「東北の気候」1951年3月刊行では
1902年1月以降の極値として1936.1.24に-22.6℃になっていますが、その後
「岩手県気候誌」1966年3月刊行では、同じく1902年以降の統計であるのに
ベスト10にも入っていないので疑問値と思われますが、一応カッコつきで〜
その他主な寒波のあった年の記録は、1902年は2.13-16.6℃、1904年は1.7-20.2℃
1922年は1.30,2.7-17.7℃、1931年では2.12-16.9℃となっております。
525 :
クズミン:05/02/20 09:17:44 ID:6SrqlSNt
>>520 >>521 >>524 目低愚老爺様
最近 超多忙及びパソコンの具合が芳しくないので、超亀れすになって
しまいました
泉村の降水量は本当にびっくりしました。日降水量156.7mm??九州にも雪国
があったのですね。
水沢は、確かに商売上移転がありませんね〜。自分の持っている資料では、
1936-40の最低気温の極値は1936.1.24の-22.6℃になっています。
1940年の秋田を見てみると、少数派ながら以外に低温が出ている観測所も
あったので、
生保内-24.5℃(40.1.10) 鷹ノ巣-23.0℃(40.1.21) 下岩川-24.0℃(40.1.21)
526 :
クズミン:05/02/20 09:45:06 ID:6SrqlSNt
>>506 遅くなりました。
1966年1月の道南の記録的寒波については、詳細に書いてある本がなかったです。
ただ一行「道南は記録的な寒波で、観測所で低温の記録を更新」とだけ・・
1966年1月20日最低気温
渡島支庁 八雲-18.0℃ 大沼-22.5℃ 松前-14.5℃ 木古内-17.0℃
国縫-19.7℃ 鹿部-15.4℃ 白神-10.5℃ 大野-19.3℃
函館-17.9℃ 森-14.9℃ 鉛川-17.9℃
檜山支庁 大成-15.5℃ 青苗-13.1℃ 奥尻-16.0℃ 今金-22.8℃
熊石-14.2℃
日高支庁 目黒-21.5℃ 幌泉-15.5℃ 日高-26.4℃ 静内-23.4℃
カンキベツ-30.5℃ 浦河-15.5℃ 御園-26.5℃
胆振支庁 早来-32.3℃ 苫小牧-18.6℃ 厚真-25.6℃ 洞爺-22.9℃
浜厚真-25.0℃ 大石-20.2℃
527 :
目低愚老爺:05/02/20 21:51:34 ID:JX6Vdyyb
>>525,526クズミン様
お疲れ&ご災難で大変でしたね〜^_^;
さて1963年1月の泉村の降水量なんですが、資料にはそう記入されているものの
同じ泉村の久連子では当日の降水量は30mmとなっているのと、当年の月降水量の最大
は8月の944.4mmが採用されているので、少々気になるところです。(葉木と久連子
では直線距離で17〜18km離れていますが・・・)
老生が国土総合開発の資料から見つけた、1945年姫川流域の水文調査資料では、
1月23日の日降水量120mmの等雨量線が東西12km南北10km程度の拡がりをもっており、
100mmの線は東西方向で軽く20kmを超えていますので、葉木で156.7mm久連子30.0mm
は、寒波による降水としては少し差が有り過ぎる気がしないでもありません。
秋田県の区内観測所の最低気温資料のアップ乙です。(^O^)
521のコメントは、あくまで参照資料(今回は「秋田縣気象65年報」)掲載分で極値
を占めているものだけについての意味ですので、過去寒波の情報をより詳しくという
点でクズミン様のフォローに感謝です。(^_-)-☆
ちなみに、同資料では秋田、十和田、岩見三内、刈和野、花館、角館、横手、増田
沼館、湯沢、院内、矢島、象潟、本荘、船川、能代、鷹巣、阿仁合、大館、小坂、
花輪、五城目の各地点についてピックアップされております。
水沢は移転を考慮しないで済む点はいいのですが、極値がどちらなのか判断に苦しむ
ところです。
一応安全策として「よりあり得べき数値」(最低気温の場合は高い方、最高気温の
場合は低い方)を採用しておくのが無難だと思い-21.7℃を優先しました。
なお画像BBSのある気象サイトに、いくつか初出の資料をうpしておりますのでよ
ろしければご覧ください。(↑の姫川流域の1.23日の降水量分布図も、長野・新潟
両地方気象台関係者の手になるものとして信頼性は十分ですので、ご希望でしたら
うpさせていただきます)