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504:04/08/06 01:30 ID:VZfDg/bP
「う、うぐおおおぉ!」
さすがの氷王星といえども、当面の反撃の手段を失ってされるがままになるしかなかった。
しかも、ティタニアに吹き付けられる炎のせいで、氷王星は再び蒸発を始めていた。
あたりにもうもうと水蒸気の煙が立つ。
(ど、どうすればいいんじゃ!、こんなところで負けるわけにはいかぬ! どうすれば・・・)
「ハハハハハ! これが僕たちの火と水のカクテルアタックです。 ご賞味あれ。w」
「愛し合う夫とでなければ、こんなに息は合いませんことよ。w
わたくし達の愛がたっぷり込められた極上のカクテルを、どうぞ召し上がれ。w」
今回の投下はここまでです。
今後はできるだけ週一回のペースで投下するようにします。
(エアコンを買ったので、ようやくストーリーが考えられる状態になりました。
仕事などのほうはまだいろいろと大変ですが、なんとか頑張って続きを
書いていきたいと思っています。)
たいへん投下間隔があいてしまったので、ご心配をおかけしました。m(__)m
そして、本当に申し訳ありませんでした。m(__)mm(__)mm(__)m
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
乙ですー
氷王星危うし! さあどうやって危機を脱するでしょうか?
@援軍が来る
Aどちらかの浮気をばらして、夫婦ゲンカをさせる
B水蒸気をもっと立てて煙幕がわりにして逃げる
「私はAかな。だって最古の星でしょ、色んな秘密も知っていると思う」
『竹下景子に1万点!』
さあ3択の女王の答えは合っているでしょうか?
保守
木星「ああ!!ど、土星!あっ!あっ!い!いくううぅぅ!!!」
土星「ああああ、あんたあああ!!!」
ドピュッ!ドピュ!
十月十日後・・・・・・
土星に二人の可愛い子供が見つかりました。
>>939 >土星に二人の可愛い子供が見つかりました。
ぶっちゃけ岩っころだけどなあ。
で、作家サンはどうしたのー?!
ヽ(´_`)ノ マターリ待ちませう
木星さんの大赤斑の中には隠し子がいるという噂を聞いたのですが…
ほ
し
まんこ
うねん
おまんこ。
「勝手に外伝」です。
お久しハマチです〜〜〜ぅ
やっと時間が出来ましたので明日にでも書き込みしま〜〜〜〜〜す。
正伝との整合性に難のある出鱈目な話ですので、細かいツッコミは勘弁してください・・・ネ。
:○〜〜〜〜〜〜 ←これってヘビに見えませんか? (← この人・・・意味不明)
また、語らせてもらおう。 − 太陽への忠告 −
太陽に意識が戻り始めた。その眼に最初に映ったのは超高速で遠のいて行く
ラセツ達であった。
複雑な想いの中で、彼女は彼女の意識に入り込んで来た言葉を思い出していた。
−−−−−−−
太陽よ!時間が無い!話だけを聞け!気持ちはわかるが手を出すな!
これは太陽系が、安定期を迎える為に必要な事なのじゃ。理由は三つある。
一つ。小惑星帯で離合集散を繰り返している大小の沢山の星達を早く取り除かないと、
いつまで経っても太陽系の中を隕石や小惑星がうろつくからじゃ。
あの星達は木星の重力の影響で、決して一つの惑星にまとまる事はできない。
しかし、お互いの影響で安定した軌道を保つ事も出来ない。
一時的に、太陽系全体が大混乱するが長い安定期の為に我慢するのじゃ。
二つ。この時期に、各惑星は戦う事を覚え、戦いを知る必要がある。
太陽系外には、太陽系に侵入しようと目論んでいる悪しき輩達がいるのじゃ。
その連中が侵攻してきた時に、戦い知らない惑星達では太陽系を守れない。
だから、この時期に戦いを覚えるが事が必要なのじゃ。
三つ。憎しみを背負う者が必要なのじゃ。戦う星達の全ての憎しみを一身に背負い、
消えて行くものが居れば、太陽系から憎しみは消える・・・。
また、語らせてもらおう。 − 古の星 −
太陽は引き続き言葉を思い出していた。
−−−−−−−
現在、小惑星帯には大規模な迎撃部隊が集結しつつある。
ラセツ達は、そこで生き絶えるかも知れない。
結果はわしにもわからない。しかし間違いなく云える事は、戦いが大きければ
大きい程、長い安定期を迎える事を出来ると云う事じゃ。
くどいが、今の激痛に耐えなければ、永遠に安定は来ないぞ。
平和を祈る気持ちは良くわかるが、少なくとも今の太陽系には善悪の境は存在しない。
今まで永い間に渡って星の営みを見てきたが、それが宇宙の真理なのだ。
わしは、今は亡きジュピアンやサターニオンより先に生を受け、誕生から最期まで
見守っていた。同じ星系で暮らしていたよしみで、残されたジュピターやサターン
の行く末も見守る事となった。、
わしは、太陽系の外周を誰にも気付かれないように周っている。
土星になる前のサターンに気配を気付かれた事もあったが、もう覚えていないだろう・・・。
名前を名乗ろう、わしの名前は『氷王星』 ・・・古の星じゃ。
また、語らせてもらおう。 − 胎動 −
超高速で太陽から離れつつあるラセツ達は束の間の静かな時間を迎えていた。
先頭の大型衛星『ジョカ』は、いろんな話題を持ち出して他の2星を笑わせる一方で、
水星に体当たりをしたカロリスを思い出していた。
超大型衛星『ラセツ』はジョカの話を聞いては笑いながら、自分が戦う意味を
考えていた。
最後尾の小型衛星『フェーベ』は笑い話を聞きながら、土星を思い出していた。
−−−−−−−
その頃、ラセツ隊の予想進路上の小惑星帯には、戦闘衛星が集結を完了しつつあった。
大型衛星6
中型衛星12
小型衛星24
その数、実に計42星に及んだ。
・・・木星の為に決して一つの惑星に成れない星達が、木星の為に集結するとは、
なんとも皮肉な事である。
−−−−−−−
木星は小惑星帯に布陣した防衛隊に全幅の信頼を置いていたが、万が一に備えて
決戦兵器の完成を急いでいた。
使わないで済むなら、使いたくないと祈りながら・・・。
−−−−−−−
土星はラセツ達が出撃した後、次第に憎悪心が薄れゆく事を妙に感じていた。
−−−−−−−
・・・静かに流れる時間の中で、戦機だけが熟しようとしていた。
また、語らせてもらおう。 − 星満つる時 −
ラセツ隊は小惑星帯に急速に接近しつつあった。
その頃、小惑星帯では集結した各星が、将星の指揮の元で配置を完了していた。
防衛隊では、大型衛星の一つが将星となって全軍の指揮を執っていた、その名を
『スサノオ』と名乗り、大型衛星6星の中でも最も大きかった。
そして、ついにお互いに望見できるところまでラセツ隊は接近した。
スサノオはラセツ隊に叫んだ。
「ここを死地と定めて戦うか、土星に逃げ帰るか選択しろ!」
ジョカが返した。
「他に選択の余地は無いのか?」
スサノオは言い切った。
「我々が居るからには、他に選択の余地は無い」
ラセツが微笑みながら言った。
「私はここでは死なない。だけど土星にも帰らない」
即座にスサノオは指揮下の全軍に発令した。
「全軍攻撃開始!」
大型衛星の大型隕石弾、中型衛星の中型隕石弾、更に小型衛星からの小型隕石弾が
大量にそして一斉に発射され、見る見るうちに闇の中に光が広がり始めた。
「ああ、星が満ちていく」・・・ジョカの言葉だった。
また、語らせてもらおう。 − 光幕 −
ラセツ隊も即座に攻撃を開始した。
ジョカは、進路上に大型隕石弾を収束発射し、進路を確保しようとした。
ラセツは、散式金属水素弾を前面全体に発射し、所定の位置で爆発させて
大量の薄片で弾幕を張り、襲ってくる隕石弾を防ごうとした。
その一方で、一撃必殺の徹甲弾を次々と発射した。
フェーベはジョカとラセツの援護攻撃を始めた。
−−−−−−−−
瞬く間に、ラセツ隊とスサノオ隊の間に光が入り乱れながら満ち、巨大
な幕となった。
太陽系生誕以来、もっとも美しい光景だったと言っても過言では無い。
そして刹那の時の後、お互いの光の幕が相手に届いた。
−−−−−−−−
光の幕はスサノオ隊を襲い、中型衛星3・小型衛星5が撃破され戦場を離脱した。
その一方でラセツ隊でも、ジョカに数発の隕石弾が命中し、少なからずの被害を
受けた。ラセツには夥しい数の命中弾があったが被害は皆無だった。
遠距離でお互いに一撃を加えた後、ついにラセツ隊は小惑星帯に突入した。
また、語らせてもらおう。 − 激闘 −
小惑星帯突入後のラセツ隊は、縦横無尽の戦いを見せた。
徹甲弾を受けて内部から破壊される星。
意思に反する同士討ちにより消えゆく星。
大量の金属水素の薄片を受けて切り刻まれる星。
ラセツ隊に接近する星たちは、大小を問わず次から次へと破壊された。
そして、破壊された星たちの破片が大量に漂いながら、小惑星帯から広がり始めた。
しかしラセツ隊も大きな損害を受けていた。多勢に無勢、それは必然と言わざるを得ない。
まず、フェーベが原型をとどめないほど破壊された。ラセツは瀕死のフェーベに
手を差し伸べて、自らの体に取り寄せ着地保護した。
ジョカも累積した被害により戦闘力を失い、そして意識が遠のき始めていた。
ラセツは擦り傷程度の被害を受けていたが、戦闘力を損なわれることは無かった。
将星スサノオは、自隊の被害の余りの大きさと今だに無傷のラセツに驚き、決心した。
残存する大型衛星1、中型衛星4、小型衛星11にラセツに対する体当たりを命じると共に、
自らもラセツに向かい始めた。
ジョカは遠ざかる意識の中で、敵の将星スサノオに怒りの言葉を発した。
『手段を選ばぬ奴!統率の外道が何をする!』
そしてジョカ自身はスサノオに対して、最後の力を振り絞って真一文字に進み始めた。
また、語らせてもらおう。 − ・・・なぜ? −
ラセツは、スサノオに向かって突き進むジョカを見つけ、思わず叫んだ。
『いけない!ジョカ!』
ラセツは、意識を失い返答をしないジョカに咄嗟に力を加えて進路を変えた。
それは、敵を次から次へと同士討ちさせた、あの力と同じものだった。
ジョカは、ラセツによって体当たりを免れ、戦場を離脱させられた。
ジョカの進路上の遥か向こうには、偶然であるが一つの惑星があった。
その惑星とは、まだ衛星を伴なう前の地球であった事を、ここに伝えよう。
ラセツがジョカに注意を向け力を与えた直後、さすがのラセツにもスキが
発生した。
スキをついて中型衛星2・小型衛星2が、ほぼ同時に体当たりを敢行した。
超大型の戦闘衛星で金属水素を身に纏っているとは言え、被害は大きくクレーター
が生じた。しかし、戦闘力は充分に残っており、戦意も衰える事は無かった。
そんなラセツを見てスサノオは問うた。
「なぜ戦う?単に土星のためだけに戦っているのか?」
美しき白磁の肌に傷を付けられたラセツは、なおも微笑みながら答えた。
『産まれる前に見ていた夢のために戦う』
「なぜ、そんな理由で戦う?なぜだ!」
また、語らせてもらおう。 − 小惑星帯突破 −
ラセツは、スサノオに言った。
「私は憎しみを背負い、戦う為に産まれた来たのよ」
その言葉と同時に、スサノオに対して散式金属水素弾と徹甲弾を送り込んだ。
表面を切り刻まれ、内部を破壊されたスサノオに、激しい苦しみが襲って来た。
スサノオに対する苦しみはそれだけでは無かった。なんと太陽へ突入するべく、
強制的にコースを変えられたのだった。
その後、苦しみと憎しみに満ちながら、スサノオはその最後を迎えたという。
−−−−−−−−−
ラセツは、なおも残存する小型衛星たちに、諭すように声を掛けた。
「もう戦いは止しなさい。」
セレス・パレス等の残存衛星は恐怖に包まれながら、静かに頷いた。
そして、小声で呟いた「太陽系の羅刹」・・・と。
−−−−−−−−−
ついに小惑星隊を突破したラセツではあったが、表面に大きな傷を受けた他に、
見えない影響も受けていた。その影響が姿を表すのは、まだ先である。
また、語らせてもらおう。 − 最終決戦兵器 −
小惑星帯を突破したラセツは一路木星に向かっていた。
ラセツは自分自身の体に着陸させた仮死状態のフェーベに独り言のように語った。
勿論は返事は期待していなかったが・・・。
私ね、産まれる前に夢を見ていたの・・・。
それはね、夢の中に老人が出てきて私に言うの。
「戦いなさい。憎まれなさい。遠慮なんかしなくて良い。
戦えば戦うほど、憎まれれば憎めまれるほど、その後の太陽系全体に
長い安定と幸せが訪れる。
だから、幸せの使者にふさわしい美しい姿を与えよう」
何度も出て来て、いつも同じ事を言うのよ。すごく変な夢よね・・・。
−−−−−−−−−
そして、ついにラセツは木星圏に到達したが、その衛星群は完全に沈黙していた。
何ら抵抗となり得ない事を悟った木星が、戦いを禁じたのだった。
もう少しで最外縁の衛星軌道に達しようとしている時、木星の表面に深紅の巨大な輝きが見えた。
「いったい、あれは何?」
ラセツが呟いた瞬間、深紅の巨大な輝きから眩くばかりの怒涛の光とエネルギーが放たれた。
木星の最終決戦兵器『大赤斑砲』が発射された瞬間である。
また、語らせてもらおう。 − 破壊 −
漆黒の闇の中を巨大な光とエネルギーが咆哮し、絶大な破壊力がラセツを襲った。
小惑星帯戦で発生した4箇所のクレーターを中心に、白磁の肌が裂け
剥がされていった。
そして、金属水素の皮膜を失った所から、次々と白熱しガス化した。
ようやく光の流れが消えた。
実に表皮の約30%を失い、見る影を失ったラセツが姿を表した。
激痛に耐えながらも、ようやく耐えきった痛々しい姿だった。
そして、自分自身に言い聞かせるように言った。
「ここまで来たけど、もう終わりね。」
実は小惑星帯戦で体当たりをされた時に減速したので、木星への突入速度が限界
まで低下していた。そして今、大赤斑砲の攻撃を受けた事により、更に減速し
当初の目的を達成する事が不可能になったのだ。
このまま突入しても、木星は少し軌道が外に移動するだけで、ラセツ自身は単に
木星に吸収され、質量が増加した木星は余計に強くなる事は明白であった。
それでは、木星に利する事になるだけである。
・・・それは、絶対に避けなければならない。
また、語らせてもらおう。 − 回避 −
木星は大被害を受けながらも接近してくるラセツに対して、大赤斑砲の再発射の準備を始めた。
当初の目的を達する事が出来ない事を悟ったラセツは、即座に二つの動きをした。
一つは、着地させていたフェーベを母なる星である土星に向けて放った事である。
「あなただけでも帰って・・・」と、一言だけ声を掛けながら。
そして、もう一つは傷ついた体の一部に、自身に内包するトリチウムを集中させた事である。
束の間の静寂が流れた後、大赤斑砲が再発射された。
巨大な光の中で、ラセツの表面で超巨大爆発が発生した。
太陽系では太陽だけが許されていた核融合反応による爆発であった。
なんとラセツは、大赤斑砲のエネルギーを利用して、先に集中させていたトリチウムに
核融合を起こさせて、その反動で進路を変えて、木星への突入を回避したのだった。
大赤斑砲の破壊力と自らの核融合爆発により、ラセツは甚大な被害を受け意識を失った。
ただ、強靭な体は辛うじて破壊を免れていた。
また、語らせてもらおう。 − 戦いの終わり −
ラセツは甚大の被害を受け意識不明のまま木星圏を去ろうとしていた。
木星はラセツの凄まじさに畏敬の念を抱いた。
そして、自身の各衛星に叫んだ。 「土星から来た美しく偉大な戦士に敬礼!」
自らも敬礼をしながら見送った。
−−−−−−−
フェーベ・・・その後。
土星に向かっていたフェーベはその後、土星圏に達した。
土星圏では、超高速で戻ってきた原型をとどめていないフェーベを、驚きながら
そして喜んで迎えようとしていた。
しかし、余りの高速の為に元の軌道に戻す事はおろか、回収する事さえ困難であった。
土星は決断し、タイタン等の各衛星に指示した。
「止むを得ない。逆公転コースにて回収する。進路上に星間ガスを流し減速させよ!」
全力をあげての捕捉作業の結果、ついにフェーベは回収され帰還した。
出撃した4衛星のうち唯一帰還したフェーベは、その後意識を回復し詳細を報告した。
その話を聞いた土星は語った。「すべての憎しみと罪を背負わせてしまったのね、
いつかは、私も憎しみと罪を背負うために戦うわ・・・そうしないと悲しすぎる・・・」
また、語らせてもらおう。 − 癒しの星 −
ラセツ・・・その後。
ラセツは意識不明のまま土星公転軌道上に達した。母なる土星の姿は無かったが、
何かがラセツの意識を刺激したのだろう。
ラセツの傷だらけの頬に涙が流れ始めた。
私に彼女を抱きしめる術があるならば、彼女を抱きしめてあげたかった・・・。
−−−−−−−
その後、ラセツは太陽系外周に達した。
そこで、彼女はある星の近傍を通った。その星の名は「氷王星」。
氷王星は意識の無いラセツに語った。
運命とは言え、辛かっただろう・・・。
すまんな。過酷な運命を押し付けてしまって・・・。
すっかり傷ついてしまったのぅ・・・、良くぞ耐えたものだ。立派だよ。
そして優しく傷を癒し始めた。
また、語らせてもらおう。 − 予言 −
氷王星はラセツの傷を癒しながら引き続き語った。
お陰で、太陽系に永い平和と幸せの時間が来る事が約束されたよ。
ゆっくりと休んでおくれ。本当にありがとう・・・。
ところで、勝手なお願いがある。
おそらく何十億年間は平和と安定が続くであろうが、必ずや太陽系に危機が襲って来る。
それは、間違いなく太陽系の外からやって来る。
太陽系の総力を挙げて戦っても、防げるかどうかわからない敵じゃ。
その時は、太陽系を守る為に戻ってきて、一緒に戦ってくれないだろうか?
すまんな、こんな事までお願いしてしまって。
・・・ラセツは、その言葉を夢の中で聞いていた。
そして氷王星の軌道を離れ、更に太陽系外周へ向かった。
傷ついた体を回復させながら、長い夢を見続けるために・・・。
また、語らせてもらおう。 − 太陽系幼年期の終わり −
その頃、太陽系の各惑星には大変動が訪れていた。
創世時代の混乱期を過ぎて、ようやく落着いて来たと思った矢先に、小惑星帯から
飛来してくる大量の小惑星や隕石が襲い始めたのだ。
岩石型の惑星や衛星には、新たなクレーターが穿たれた。
太陽やガス型惑星に吸収されたものや、新しい惑星となったものもいた。
中には木星や土星の新衛星になったものもあった。
・・・木星を逆公転している「アナンケ」等は、この時に捉えられた星である。
極めて少数であったが、太陽系外周の誰も知らない軌道を得たものもいた。
この大変動の後、太陽系は今の姿となり何十億年にもわたる安定期を迎えた。
太陽系は幼年期を終えたのだ・・・。
−−−−−−−
私は私自身の薄れた記憶から紡ぎだす言葉をすべて語り尽くした。
−−−−−−−
「外伝」・・・完
乙〜!
凄い長文乙だけど、暇だなーーw
『乙』・・・ありがとうございます。
暇じゃないんですよ〜。(苦笑)
事情があって作文するような状況じゃなかったんですよね。
やっと数日間の時間が出来たので、無理矢理その中で収まる話にして完了させました。
(今を逃すと、12月中旬までペケ)
時間があれば、本当はもっと長い話にしたかったんですが、少し残念です・・・。
時間が無いとは言いつつ、休日限定で簡単なレスは可能なんですが・・・ね。
正伝さん・・・整合性の無い部分&話の展開の邪魔な部分があったらごめんなさい。
正伝も今週中にあげます。m(__)mm(__)m
どうでもいいことだと思うけど、次スレいらんの?
必要だと思う。
>1さん・・・どう思います?
972 :
名無しSUN:04/09/05 13:21 ID:LahsCtbT
このスレageます
誰もいない・・・
ウンコチンコマンコブッブッブーー
976 :
名無しSUN:04/09/10 14:01 ID:/puQ0aZA
人がいないのに立てる必要があったのか?
物語を完結させるために必要
残り20で物語が終わってしまったらどうするの?
大慌てで埋め工作しても意味ないどせ
新スレが既にあるので、このスレをとにかく埋めてしまおう!
とりあえず新スレに人が移るまで埋めずにおきましょーか?
982 :
名無しSUN:04/09/11 19:08:33 ID:EV5vchxb
10001
このスレはもう永久にふめふめ
早く倒せよ。