昨夜の9918不知火台風のカキコに、多くのご意見ご感想ありがとうございました。
わたくし個人的には、ちょうど私の妻が当時22〜24日鹿児島に旅行中であったこともあり刻々と
現地のもようを伝えて貰い、南九州にとって有史に残る台風であったことを認識しました。
過去、枕崎台風(上陸時916)、ルース台風(上陸時944)、6420台風、近年では9313号上陸時 930 50mなどがありますが、
この9918不知火台風は風の強さでは戦後最大クラスの暴風を南九州にもたらしたと言えます。
>>153 かんちゃん ◆さまへ
おっしゃるとおりです。
一部ソースなど不足の部分を補わせて頂きます、また観測地点など誤記もありましたので補足します。
以下に原文のママ掲載します。
『鹿島村の最大瞬間風速83・9メートル 福岡管区が”認知”』
台風18号が最接近した9月24日に薩摩郡鹿島村役場で観測した最大瞬間風速について、福岡管区気象台は6日までに、「計器に異常は見られず、正しい数値と認められる」と判断した。
県内では、名瀬測候所で1970年8月に記録した78・9メートルがこれまでの最大値。今回はそれを5メートル上回っている。ただし鹿児島地方気象台は「気象台や測候所の観測ではないため、気象台の記録データとしては扱わない」としている。
83・9メートルは24日午前3時42分、鹿島村役場の屋上に設置した風速計が観測。鹿児島地方気象台はデータや現場の状況などを福岡管区気象台に報告、同管区気象台は風速計の記録用紙などを分析していた。
――――――――――――――――――――・・・――――――――――――――――――――
県内各地で計測された、最大風速、瞬間最大風速は歴代1、2位の記録となった。さらに驚くなかれ観測機器の許容範囲を超えてしまったところもあつた。
>>197 通りすがり さまのご指摘にありますとおり上陸時の記録はそのようになっておりますが、
下記に南九州最接近時のデータを記載しますが、9119リンゴ台風を越える勢力で各地に被害をもたらしたと言えます。
さらに台風の勢力はデータに現れない部分も多く、特に一番の違いは、
9119号は発生してから2週間後の上陸でピークも北緯20度以南であったこと、
( 9119号最大時 18.00 131.40 09/23/06Z 130 - TYPHOON-4)
この9918号は発生したのが比較的近海で急速に発達しピーク時勢力の翌日に接近したこと、
( 9918号最大時 26.30 127.10 09/22/12Z 140 - TYPHOON-5)
九州南部最接近時の比較
9918不知火台風 9119りんご台風
30.20 128.60 09/23/12Z 110 - TYPHOON-3 30.00 127.60 09/27/00Z 100 - TYPHOON-3
31.80 129.40 09/23/18Z 110 - TYPHOON-3 32.30 129.20 09/27/06Z 95 - TYPHOON-2
9918コース
http://weather.unisys.com/hurricane/w_pacific/1999/BART/track.gif 9119コース
http://weather.unisys.com/hurricane/w_pacific/1991/MIREILLE/track.gif わたしの認識では以上のデータの上でも南九州が被った被害の大きさからしても、あえて比べるならば9119よりも格上の台風であったと思っております。
ただしあくまでも強い台風であったか否かは、被害を被った各地方ごとの判断であり又どこに基準を置くかで異なるところでもあります、
比較自体があまり無意味なことかも知れませんね。 自己ハンセイ スマソ 鬱