フリーターら支援 ジョブ・カード制度来月スタート
2008/03/23
職業訓練の履歴などを記載した証明書を発行し、フリーターらの就職を支援する「ジョブ・カード制度」が、四月からスタートする。
政府の「成長力底上げ戦略」の柱の一つで、関西では松下電器グループが職業訓練プログラムを実施する。
同制度はフリーターや母子家庭の母ら「職業機会に恵まれなかった人たち」(大阪労働局職業安定課)に、企業での実践的な
職業訓練と教育訓練機関での座学を経験してもらい、職業能力を証明するジョブ・カード(評価シート)を交付して就職を後押しする。
関西で訓練実施事業所となるのは、松下電器産業の社内分社「パナソニックAVCネットワークス社」(門真市)とグループ会社
「パナソニックエレクトロニックデバイス」(同)の二社。それぞれビデオ・音響機器組立工、電子部品検査工を十人ずつ募集する。
訓練期間は四月十四日から七月三十一日までの約三カ月半。日額六千六百五十円の賃金が支払われる。
職業訓練の参加希望者は、事前にジョブ・カードに職務経歴、学習歴、取得資格などの必要事項を記入。ハローワークでキャリア
コンサルタントの面接を受け、職業キャリアを形成する上での課題や希望を整理する。
大阪府内では門真、大阪東、梅田、大阪西、阿倍野、淀川、枚方の七カ所のハローワークで四月二日まで申し込みを受け付ける。
ジョブ・カードの様式は厚生労働省のホームページで入手できる。
大阪日日新聞
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/080323/20080323002.html